うちの総帝様は最強なのだが如何せん天然で…

凪 冬夜

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惑星エルリス

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クラディスの部屋に行くと丁度メイド長がクラディスの世話をしている所だった。
メイド長は恰幅の良い女性で実は執事ノリチャードの奥さんでもあります。

「あらあらクロード坊ちゃんお帰りでしたか。」

「はい、さっき帰りました。出直しましょうか?」

「大丈夫ですよ、もう終わりましたから。さっき眠った所です。」
俺は何時もクラディスが眠った頃に会いに来る。
少し男が怖い様で少しだが反応する。
眠っているクラディスは本当に俺と似ている。
クラディスの髪を退きクロードは眉を下げる。
未だにクロードはクラディスに負い目を感じていた。
もっと早く気付いて居れば今頃クラディスは笑って居たかもしれないと。

「クラディス…ごめんね。」
それを言うとクロードはクラディスの部屋を後にした。
久しぶりに自室に戻ったクロードはソファーに深く座ると目頭を押さえ溜息を吐いた。

「クロード~。どうしたのかしらぁ?そんな顔をしてぇ。明日そんな顔で私をエスコートしないで頂戴~。」

「ルナ、ミハイル公爵家を少し調べて来て貰えますか?」

「ミハイル公爵家?何故かしらぁ?」

「少し気になる事があるんです。ミハイル公爵家から父さんに手紙が来て俺の誕生日の夜会は何時と。」

「ふ~ん。良いわぁクロードの頼みだものぉ。直ぐに戻るわぁ。」

「お願いします。」
ルナは窓から飛び立った。
クロードは窓を閉めるとシャワールームに向かった。
熱いお湯を頭から被り、サッと洗ってガウンを羽織るとドライをかけて乾かす。
ルナはどんな情報を持ってくるのでしょうか?

ーコンコン…

「どうぞ。」

「どうした?浮かない顔をしてるぞ?」

「同じ言葉をラファイにも返しますよ。」
ラファイは顔を顰めた。
まだ夜会に出る覚悟が出来ないらしい。

「ラファイ、ミハイル公爵家を知っていますか?」

「ミハイル公爵家?名前位しか知らねえなぁ。」

「ですよね…」
ラファイらしいとクスクスと笑う。

「それがどうしたんだ?」

「今回の夜会、ミハイル公爵家から催促の手紙が父さんに来たんですよ。そのせいで俺達は夜会に出る羽目に…」

「消すか?そいつ…」
どうしましょう、ラファイの背後に物凄い怒りの炎が見えます。
流石、焔帝ですね…ってそうじゃありません。

「消しちゃ駄目ですよ!公爵家ですよ、幾らラファイが王族でも…」

「大丈夫だ、証拠が残らない程消し炭にしてやる。」
俺は証拠とかそんな事を言ってるんじゃないんですが…余程夜会が嫌なんですね。

「殺れるなら俺が既に殺ってますよ。今ルナにミハイル公爵家を探って貰いに行って貰ってますから、それから考えましょう。」
ラファイは納得いかない様な顔をして俺の向いのソファーにドカッと座った。

「夜会なんぞ令嬢達は絡んで来るわ臭いはウザイわでいい事なんて一つもねえ。」

「俺は夜会とか社交界は初めてなので未知でしすね。」
そんなクロードをラファイはジッと見る。

「何ですか?」

「いや、お前マジで気をつけろよ?」

「どうしてですか?例え命を狙われても俺は強いですよ?」

「そうじゃねえ!戦闘の事を言ってるんじゃねえよ!幾ら強いお前でも男を狙う女豹と化した令嬢達には敵わねえよ。俺も無理だ。」
女豹…ですか。
クロードは前に学園に編入した時を思い出し、ゾッとした。
まさかアレが夜会でもあるんでしょうか?

「クロードが何を考えてるか想像は付くが、学園の時の比じゃねえぞ夜会は。いいか?夜会や舞踏会は言わば年頃の貴族の令息や令嬢の恰好の見合いの場何だよ。」

「何ですって?!夜会とはそんな恐ろしい場だったんですか?ルナを女避けに付けて正解でしたね…」

「あぁ、ルナ様ならお前に近寄る令嬢を蹴散らしてくれるだろうよ。」
クックックと笑うラファイ、笑い事じゃないんですけどね。
夜会は明日ですし。
そこにルナが帰って来た、ルナの顔は怒りに染まり今にも爆発しそうだった。

「ど、どうしたんですルナ。凄い顔をしてますよ?」

「凄い顔にもなるわよ!!」

「ミハイル公爵家はどうでしたか、ルナ様。」

「あら、ラファイも来ていたのぉ?どうもこうと無いわよー!!夜会の件はミハイル公爵家の娘が父親に頼んだのよ。クロード、貴方に近付く為にね?」
思ってもいない事を言われクロードは目を見開いた。

「どうして俺何ですか?俺より父さんに近づいた方が利益があるでしょう。」

「鈍いな…」

「鈍いわね…」
二人に同じ事を言われクロードは首を傾げた。

「ミハイルの娘がクロードに惚れてるのよ!!滅多に姿を現さないクロードに業を煮やした娘が父親を使って強行手段に出たのよ!!もう、鈍いわね!!クロードはもう少し自覚しなさい!!」
これは良く母さんからも言われるが何を自覚しなければならないのかクロードは分からないでいた。

「でも俺はミハイルの娘を知りませんよ?会った事もないんです、気持ち悪いですね。」

「クロード学園に行った事があるそうね?」

「はい、ラファイと一度。」

「貴方のクラスに居たらしいわよ?ミハイルの娘が、一目惚れですってよ?父親なんて既成事実を作ってしまえばこっちのものだガッハッハッて言ってたわよ!!キィーーーーーー!!許せない!!あの親子消してやろうかしら?私のクロードに手を出したら痛い目に会うのよ。」

事実?位はうちの方が上ですが、同じ公爵家です。うちに寄生してあちらに何のメリットが?」

「クロード、俺は頭が痛いよ…」

「私もよ…まぁ、夜会中は全力でクロードを守るわ…」

「俺も寄生される前ににげますよ!」
何か勘違いしているクロードを見てラファイもルナも頭を抱えた。
夜会は大丈夫だろうか?
かなりの不安を残し夜は更けていった。


_______________________________________

人物紹介イラスト付きでしたいのですが、イラストが間に合ってません。
今はラファイを書いている途中です。
出来上がったら是非見て下さい。
一日二回更新出来たら良いと思ってます。
宜しく御願いします。
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