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人類の存続
2-20
しおりを挟む「お久しぶりです、クロード様。」
クロードの前で淑女の礼を取るこの女…クロードもそれに気付いた帝達も何故居ると訝しげに女を見た。
何も知らない楓だけは笑顔を作っていた。
「本日のご婚約…お悔やみ申し上げます。」
ニッコリと笑うこの女、ミレイユだ。
後に控えていた貴族達がざわめき出す。
「貴女はオズワルドに接近禁止命令が出ていた筈ですよ?」
「承知しておりますわ。しかし、クロード様がご婚約なさると聞いていてもたっても居られませんでしたの。でももう失礼致しますわ。」
踵を返す瞬間ミレイユは楓キッと睨んで去って行った。
「クロード?今の人は…」
「後で説明します。」
楓に向けられた視線は間違いなく嫉妬の目だった。
楓は何となく察した、彼女はクロードの事が好きだったのだろうと。
♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
遡ること数ヶ月前…
「コンナノミテオモシレエノカヨォ?」
「お黙りなさい!」
ミレイユは部屋に篭もりずっと大きな球体を見ている。
目を離さずずっと凝視している。
「あの女許せませんわ!!クロード様は私のものなに!!」
「ナァ?アノオンナケシテヤロウカ?」
「えっ!そんな事出来ますの?!」
「アァ、デキル。タダシ、オマエハオレニナニヲサシダス?」
「私の命ですわ!私が死んだら貴方に私の命を差し上げますわ!!」
「ケッケッ…ケイヤクセイリツダ、アノオンナハダンダンヨワッテイクダロウ。ソノウチシヌ。」
ミレイユはほくそ笑んだ。
球体からは男女の情事の声が響く。
そこにはクロードと楓が交合う姿が映し出されていた。
「あぁ…私もあんな風にクロード様に抱かれたい…ねぇ、良いでしょ?」
ミレイユは火照った顔で後ろにいる存在を見た。
「シカタネエナ…」
「あぁん!!クロード様!!いいっ…あぁぁぁん!!」
「ヨクブカイオンナダナ。」
「クロード様…あぁ…来ちゃいますわ!!あぁぁぁん!もっと!もっとですわ!!あぁぁぁん!!」
ミレイユはそれから只管嬌声を上げた。
「マダイレテナイゾ?」
「煩いわよ!話さないで!私は今クロード様に抱かれているのだから!!」
「チッ!」
いきり立った物をミレイユの小さな蕾に宛てがう。
真っ黒な凶器の様に太くデカい物を一気にミレイユの中に沈めればミレイユは悲鳴を上げる。
「いやぁぁぁぁあ!!苦し…大き過ぎますわクロード…様あぁん!」
律動を始めるが小さなミレイユに全て収まりきらない。
黒い存在はそれでも無理矢理ミレイユに捩じ込む。
「かはぁっ!!」
ミレイユが仰け反るとそのまま腰を掴み激しく律動を始める。
「いやぁぁぁぁ…こんなの、おかしくなっちゃ…あぁぁぁ!!」
1時間後…
「良いですわ、良いですわクロード様!!
はァん私イッちゃいますわ!!あぁぁぁんあぁぁぁんもう駄目…いっ!…あぁぁぁぁぁあ!!」
ぐったりと精に塗れベトベトになっているミレイユを黒い存在は冷たく見下ろしていた。
人を抱くのは悪くない、しかしこの娘は我儘だし色気も持ち合わせていないのでそろそろ飽きてきていた。
「ケイヤクハナサレタ、オレハイク。」
ピクピクと痙攣するミレイユを放置して黒い存在は消えた。
ミレイユが何も考えず黒い存在に頼んだのは呪いだ。
人を呪わば穴二つとは良く言ったものだ。
楓は呪いを受けた、これがクロードの逆鱗に触れる事になる。
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