『ブリーフスキル』実は最強でした

なまぱすた 気味磨呂

文字の大きさ
16 / 41
温泉街

道中

しおりを挟む
 目を覚ますと目の前にはピナの顔がありびっくりして跳ね起きた。

「ふー。心臓止まるかと思った。てかピナあざとすぎです」

それにしても気持ちのいい朝だ。思わずラジオ体操踊っちゃうぜ。先ずは手足の運動から。

「1、2、3、4」

最後は深呼吸。吸ってー吐いてー。ラジオ体操を一通り終わらせたブリーフマンはテントに戻りもう一度眠りに就こうか迷ったがやっぱり寝られなかった。それにしても昨日の出来事は一体何だったのだろう。ブリーフマンはもう一度ステータスカードを取り出して確認するとあの馬鹿げたステータスが消えて、いつもの軟弱・貧弱なステータスに戻っていた。

「どういうこと?」

ステータスは戻っていた。が魔王の恩恵と神々の宿敵は残っている。

「昨日の事は何処までが本当で何処までが夢だったのか分からないな」
___________________________________

 ブリーフマンはピナと朝食を終えまた旅立った。

「ブリー、なんかいる・・・」

「あぁうっすらだが感じてるよ」

「・・・でもブリーの敵じゃない」

それはどうかな。俺はもうピナより低い軟弱・貧弱に戻っているのだから。でもブリーフマンは戦った。ブリーフマンは新作の赤ブリーフを取り出し、あのださい台詞を詠唱した。

「燃やし尽くす豪快な炎弾 爆裂し此処に炎火の咆哮を上げよ ブリーフ」

え、何?俺こんな詠唱知らないよ。そんな事言ってる場合じゃないって。いきなり詠唱通りの豪快な炎が空中に現れそのままモンスターのいたと感じた場所へと降り注いだ。

ドゴーーーン

 同時にすごい音がなった。これは流石に不味い。新作ブリーフこんなにも強いなんてな。ならこの青の新作ブリーフがあればこの火と相殺されてこの火は消えるよな。ブリーフマンは新作の青ブリーフを取り出す。そしてあの詠唱だ。それにしても詠唱はださいし、ブリーフを頭に被るってのもださいよな。そんな事はどうでもいい、早くしないと

「逆流する水神の咆哮 永劫の反逆者打ち倒し此処に唸りを上げよ ブリーフ」

グゴゴゴゴゴゴ

地響きが起こった。どんどん迫って来る。

「なんかやばい気がするのだが・・・」

 物凄い水いや海が迫って来る感じだ。その詠唱通り逆流して。つまり津波が俺達に迫って来ているのだ。

「「うわーーーーーー」」

「な、なんでこうなるんだよーー」

「・・・ブリーが悪い」

「否定出来ないのが悔しい」

「・・・ピナの勝ち」

「どや顔で言われましても今の何処に勝負要素あったの?」

「・・・知らない」

ブリーフマンは黄色ブリーフを取り出した。ちなみに今度は、旧版だ。

「黄色い閃光 ブリーフ」

雷で全身を纏い、神速(カン○ル)擬きで逃走。やっと逃げ切れた。が、1つ気になる点がある。なぜ俺はあんなにもブリーフ魔法を連発出来たのか。ステータスカードを取り出し、見てみる。するとあの時ほど馬鹿げたステータスではないが少しだけ上昇している。だが一段落つくと何事も無かったかのようにスーッとステータスが元に戻った。

「なるほど。このスキル魔王の恩恵は敵の強さによってステータスが上昇するんだな。てことはあのドラゴンは相当強かったのか!?」

「・・・ブリー・・行こ」

「そうだな。てか本当に俺達は旅が出来るのか?」

「・・・ブリーが問題起こさなければ」

「いや、そうなんだけどさ。ってその間は何!」

ということでブリーフマンとピナのハチャメチャな旅が幕開けした。

「はあー。この世界救うどころか普通の旅をする事も夢のまた夢だな…」



しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ペット(老猫)と異世界転生

童貞騎士
ファンタジー
老いた飼猫と暮らす独りの会社員が神の手違いで…なんて事はなく災害に巻き込まれてこの世を去る。そして天界で神様と会い、世知辛い神様事情を聞かされて、なんとなく飼猫と共に異世界転生。使命もなく、ノルマの無い異世界転生に平凡を望む彼はほのぼののんびりと異世界を飼猫と共に楽しんでいく。なお、ペットの猫が龍とタメ張れる程のバケモノになっていることは知らない模様。

スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜

かの
ファンタジー
 世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。  スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。  偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。  スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!  冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!

異世界配信〜幼馴染みに捨てられた俺を導く神々の声(視聴者)

葉月
ファンタジー
コルネ村で、幼なじみであり恋人でもあったユリアナと、ささやかな幸福を分かち合って生きていたロイド。 だがある日、ユリアナは女神の愛子として目覚め、国王の命により王都へと連れ去られる。 突然、日常を奪われ、運命に引き裂かれたロイドは、抗う術も持たぬまま、否応なく大きな流れへと呑み込まれていく。 これは、奪われたものを取り戻すため、そして理不尽な運命に抗おうとする、一人の少年の物語である。

悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる

竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。 評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。 身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。

神に同情された転生者物語

チャチャ
ファンタジー
ブラック企業に勤めていた安田悠翔(やすだ はると)は、電車を待っていると後から背中を押されて電車に轢かれて死んでしまう。 すると、神様と名乗った青年にこれまでの人生を同情され、異世界に転生してのんびりと過ごしてと言われる。 悠翔は、チート能力をもらって異世界を旅する。

魁!断筆姉さん!!

西洋司
ファンタジー
「異世界ファンタジーは、日本政府が仕掛けた『機密解除』への布石だった――!?」 1999年、東京・江古田。 美大卒、無職、貯金なし。 大藪英子(おおやぶ・えいこ)は、異世界を描き続ける絵描き見習い。 バイト漬けでカツカツの生活の中、人生を賭けた公募に落選し、彼女はまさに「断筆」の瞬間を迎えていた。 そんな絶望の淵に現れたのは、謎の「後援者」と噂されるスーツ姿の公務員・斎木茂吉。 彼が提示したのは、あまりに荒唐無稽な国家機密だった。 「政府は異世界に関する機密解除を行います。そのために、あなたに『本物の異世界』を見て描いてほしいのです」 導かれた先は、現実の異世界「ヤムント国」。 これは、筆を折った一人の女性絵描きが、国家規模のプロジェクトに巻き込まれ、本物の異世界を「記録(アート)」で無双していく物語。

異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました

雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。 気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。 剣も魔法も使えないユウにできるのは、 子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。 ……のはずが、なぜか料理や家事といった 日常のことだけが、やたらとうまくいく。 無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。 個性豊かな子供たちに囲まれて、 ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。 やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、 孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。 戦わない、争わない。 ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。 ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、 やさしい異世界孤児院ファンタジー。

処理中です...