『ブリーフスキル』実は最強でした

なまぱすた 気味磨呂

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ギルド大国

宮殿~追いかけっ子~

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はぁはぁ、何でだよ。何で逃げても逃げても追いかけてくるんだよ!」

ブリーフマンは宮殿に入った途端剣士の修練場に間違って入ってしまいこのような事態になってしまったのだ。黄色いブリーフを使い逃げた筈なのだが逃げ切ったと思ったら横からまた大群が押し寄せる。今もなんとかまいたのだがあの大群はいつ何処から押し寄せて来るか分からない。俺は注意を張り巡らす。

「いたぞ! あそこだ!」

また見つかってしまった。くそ、どうする? 此処で攻撃魔法を使うのは気が引ける。だとしたら、この水色のブリーフで。

「眠れ ブリーフ」

だがMPが足りない。

「あーー! さっき黄色ブリーフ使ったんだった。やばいよ! 逃げろっっっ!」

俺は慌てて逃げようとするのだが二人はなかなか動こうとしない。

「ブリー、落ち着いて」

ピナは冷静に俺の手を握りしめ魔力を回復してくれる。

「なぜ逃げる? お前はいつもこうなのか? 情けない。剣士としてどうかと思うぞ。だがこんな事に付き合っていればいつか私の思う剣が?うーーん、興奮する!」

アイギスさんは落ち着いているのか分からない。だが魔力が戻った今もう一度水色のブリーフ魔法を使う。

「眠れ ブリーフ」

すると穏やかな空気が流れバタバタと倒れていく。そして隣のアイギスさんもまた眠っている。全くこの人はなにをしてるんだよ。初めて出て来た時のあの格好いい感じは何処にいったのやら。

 俺はアイギスさんを担ぎまた宮殿をとぼとぼと歩き出した。宮殿は広く何処に何があるかなど全く分からない。その為手当たり次第扉を開けているのだがどれも個室ばかりだ。

「おい、ブリぼう離せ」

ようやくアイギスさんが目を覚ました。

「あ、すいません」

「まぁいいさ、早く王の所へ行くのだろ?」

「はい」

するとアイギスさんが詠唱を始める。そうかこの人エルフだもんな。呪文使えて当たり前か。

「導け!」

その言葉と同時にアイギスさんの目が金色になる。どうやら何かが見えているらしい。俺はアイギスさんに連れられどうにか階段を見つけた。俺は階段を登りようやく次の扉にたどり着く事ができ、内心大喜び。ありがとう、アイギスさん。

 目の前の大きな扉。これは今までの部屋とは違う雰囲気が出ている。此処に王が? 俺は扉に手をやりギイっと開ける・・・そこには沢山の魔導師が…

「うわーーーー!何でだよ。こんなのありかよ!」

「落ち着いて!」

「落ち着け!」 

ダブルで怒られた。全くなんでこの二人はこんなに冷静なの? もう冷静すぎて俺凍っちゃうよ?

 俺は二人に待っていろと言われたので部屋の外で待っている、いや見張っている! そんな事はどうでもいいとして中の二人が心配だ。俺達は王に喧嘩売りに来た訳では無いのだからあまり目立つ事はしたく無いのだが……その心配ももう遅いらしい。二人に呼ばれ部屋に入ったが一瞬にして飛び込んでくる荒れた部屋。血とかついてるし、どんだけ凄惨な戦いを繰り広げたらこうなっちゃうんですか? まぁでも女の子二人に守られた俺が言えた義理ではないが。

 剣士の大群を眠らせ、魔導師をボコボコにしてしまった俺達はもう宮殿のお尋ね者らしい。当たり前っちゃ当たり前なのだが・・・俺王に喧嘩売りすぎ。そして今は次の行き先を阻む者達をこてんぱにしながら宮殿をほつき歩いていた。なぜこてんぱか? それはピナの聖霊魔法により感知したら即攻撃だからだ。ピナの聖霊魔法にやられる衛兵さん達が気の毒だ。

「それにしても広いなー。アイギスさんもう一回あの呪文使えないんですか?」

「すまぬ、あの技は一日一度きりなのだ」

アイギスさんが使った魔法は天の贈り物といい莫大な魔力を消費する代わりに一度だけ自分の願いが叶うらしい。ならなぜそれで剣を探そうとしないのかと聞くとそれでは面白みが無いからと返って来た。多分この人は根っからの冒険者なのだろうな。

 俺達は同じ所を行ったり来たりしてようやく階段へとたどり着いた。ここはもうダンジョン並みに複雑だ。それだとモンスターが衛兵だな。可哀想。
 俺は階段を駆け上がり次の扉に手をかける。嫌な感じしかしないが。俺は勢いよく扉を開いた。

ギィと扉が開く。

そこには・・・

後書き
何とか書き上げる事が出来ました。
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