いつかまたおなじ空のしたで

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3人でごはんを食べ終わってからベッドを直した。
私の唾液とか色々な液体とアリアの血でカピカピのぐちゃぐちゃだったからだ。
毛皮でガードしていたから床やベッド自体はきれいなまんまで良かった。
新しいシーツに変えたベッドにアリアを寝かせて服を着せる。
トリスがお気に入りで寝巻きにしていた、虫の糸から紡いだ生地で出来ているすべすべの服だ。この生地の服は柔らかくって着心地が最高だ。
すうすうと寝息を立てているアリアの傍で、私は樽に無造作に突っ込んであったアリアにくっついていた魔鋼の板とか金具とかを物色していた。
これは体の中身をみんな作ってあるんだ。
並べてみてよく分かった。
どういう仕組みなのかわかんないけど、アリアの体の中身はほとんど魔鋼技術で作られていた。
これ、人を1人全部作れちゃうんじゃない？っていうくらいの感じがする。
私はあとでトリスに伝えられるようにがんばって形とか雰囲気とかをノートに書き留めた。
「上手ーっ！」
レヴィが隣にきて褒めてくれる。
「トリスに教えてあげないとだからね？」
「！？。うん！たしかに！」
レヴィがうなづく。
「トリスは頭いいからなー、、」
「そうだよねー」
私達は足を投げ出して「はあー」ってため息をついた。
もぞ。
ぴくりとする私達。
がばっと起き上がってベッドの傍に寄る。
「うぅ、、」
「アリア！？」
ぱちり。
「あ、しぃ、、れび、、」
目を覚ましたアリアが言う。
しいれびってなんだよ。
「アリア。もうちょっと寝てて、おばさん呼んでくる」
それだけ言って、私はロビーに駆け降りた。