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29話 作戦会議
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「やっぱり連射できないことが弱点だと思うんだよ」
「確かにそうですね……元々は護身用ですから」
酒場の端のテーブルで、ロッカと魔銃の改良について話し合ってどれくらい時間が経っただろうか。
「これってどうにかなったりするか?」
「そうしたらここを拡張して、複数の弾を入れられるようにすれば……でも、そうすると重量が……」
「うぅっ……」
「あ、ヴェインさんっ! モルダーさんが起きたみたいです」
昼をとうに過ぎて夕方が近づく頃、酒場の隅で休ませていたモルダーがようやく目を覚ましたらしい。
ロッカが席を立って、マスターに水を貰いに行った。
「ふぅ……参った参った。飲み比べで負けたのは久しぶりだ。しかもあんな小さな子に負けるなんてな⋯⋯」
「ロッカの前では小さいなんていうなよ? 気にしてるらしいからな」
「へいへい。しかしあの小さな体でよくもまあ……」
「言ったそばから!」
モルダーは青白い顔で「悪い悪い」と言うと、唸りながら胸をさすった。
頼むからこんなところで酒を戻すのはやめてくれよ。
「はいどうぞ、モルダーさん」
「ああ……すまんな」
ロッカから受け取った水を飲んで一息ついたか、モルダーは息を深く吐いた。
「で、何を聞きたいんだ?」
「ティアローズという子についてだ。そもそも誰が彼女を連れ去ったんだ?」
「ああ、それなら簡単だ。ディアロという大司教だ。奴はその子の祖父にあたる男だな」
ようやくティアを拐った奴の名前が分かった。これで一歩前進だ。
「そういえば枢機卿と大司教って違うんですか?」
「厳密にいえば細かくなりすぎるからな……簡単に説明すると、大司教の中から教皇に選ばれた七人が枢機卿だ」
「じゃあ大司教よりも偉いってことですね」
「偉いなんていえば俗っぽすぎるが、まあ概ねそんな理解でいい」
モルダーは自分がその立場にあるというのに、尊大さを微塵も感じさせない様子でそう答えた。
そんな俺の考えに気付いたか、彼は悪戯っぽい顔で笑う。
「ま、俺は自由を愛している変人と呼ばれているからな」
聞いたところによれば、どうやら彼は現教皇の息子らしい。
息子とはいっても血縁関係はないようだが、それでもかなりの立場にあることが伺える。
「それなのにどうして冒険者を?」
俺がそう聞くと、モルダーはたちまち渋い顔を作った。
「なんていうかな⋯⋯俺は昔から特別だった。聖力も飛び抜けていて、教皇の息子になり、あっという間に枢機卿だ」
「順風満帆に見えるが?」
「そこに俺の意思はなかったんだ。全て流されるまま、まるで書かれた物語の登場人物みたいに役割だけを演じていた。自分の人生なのに、自分で選択したことがひとつもない。それが……嫌になったんだよ」
モルダーは悲しげな瞳をしたかと思えば、すぐ取り繕うように笑う。
「ま、要するに遅めの反抗期ってやつだ」
そう言いながら酒を注文したので、即座にキャンセルして果実水に変更した。
オレは酒を飲んでいる方が調子いいんだがなあ、と言うがまたぶっ倒れられたらたまらない。
「ヴェインといったか。お前たちも冒険者なんだろう?」
「ああ。だからかアンタのその気持ち、分からんでもないよ」
俺も狭くて閉ざされた村が嫌で飛び出したクチだしな。
行動理念は近いといってもいいくらいだ。
「で、そのディアロという大司教はなぜティアを?」
「元々、彼女は聖女になるべく育てられた。しかし、女神様から授かったのが聖職者とは程遠い"封術士"というジョブでな。彼女を担ぎ上げていた勢力や両親は彼女を捨てたんだ」
「捨てたって?」
「まるで居なかった存在のように捨てたんだよ」
胸糞の悪い話だ。
それからの彼女は、市井で封術士としての仕事や冒険者をして暮らしていたらしい。
彼女の露出が高い服装は、女一人で生き抜くための処世術というのもあるだろうが、神殿への意趣返しという側面もあったかもしれない。
「でも、それならなんで今になって連れ戻すんだ? それも強引な手段で」
「さあな、何らかの使い道を思いついたんだろうよ。交渉したが断られて強硬手段に出た、とかそんなところだろ」
「使い道って⋯⋯ティアローズさんは物じゃありませんよっ!?」
ロッカの怒声に、モルダーは口の端を歪めて肩をすくめた。
「別にオレがそう思っているって話じゃない」
「それは⋯⋯分かっていますけど」
「ま、そう思うんだったらお前らが助けてやれよ。その為に来たんだろ?」
「もちろんそうしますよ! ね、ヴェインさん?」
俺は頷きを返すが、これからの行動に悩んでいた。
大神殿を正面突破するのは難しいだろうから、やはりモルダーの力を借りるしかない。
「だが俺たちだけじゃ難しいかもしれない。手を貸してくれないか?」
俺がそう切り出すと、モルダーは水のグラスを弄びながら考え込んだ。
「……難しいな。オレが動けば、どうしても目立ってしまう。いや、待てよ」
モルダーは何かを思い出したように指を鳴らす。
「明日の晩に、新教皇選出に向けての会議がある。その間なら、大神殿の警備は手薄になる」
「なるほど、忍び込めってことか」
「ああ。ディアロの奴も会議に出席するはずだからな。奴の留守を狙えば、彼女を助け出せるかもしれん」
これは好機だ。だが、問題もある。
「大神殿の中で彼女がどこにいるかなんて分からないぞ」
「それなら任せておけ」
マスターにナプキンを貰うと、懐から取り出したペンで図形を書き始めた。
これは⋯⋯神殿の見取り図か。
「⋯⋯で、この廊下を真っ直ぐ行って3つ目の部屋がディアロの私室になっているはずだ」
はず、というのがちょっと不安なんだが。
そう口に出すと、モルダーはバツの悪そうな顔をする。
「しばらく顔を出していないからな……。だが、ディアロの奴は几帳面だ。部屋を変えることはまずないと思う」
「分かった、じゃあそれを信じてみるよ」
「とにかく、チャンスは明日の夜だ。あとは――」
モルダーは話合いを終えて立ち上がると、懐から小さなペンダントを取り出した。
「これを持っていけ。大神殿の奥には“封印結界”があって普通に入ったら弾かれるからな。あとはオレの関係者だという証明にもなる」
「ありがとう、モルダー」
「礼には及ばん。カゴに閉じ込められて自由のない鳥はあまりに不憫だからな」
モルダーが去ったあと、残ったのは強烈な酒の匂いと、一枚の見取り図だけだった。
俺は拳を握りしめる。
ティア、今度は俺たちが君の檻を壊す。
必ず――自由を取り戻させてやるんだ。
「確かにそうですね……元々は護身用ですから」
酒場の端のテーブルで、ロッカと魔銃の改良について話し合ってどれくらい時間が経っただろうか。
「これってどうにかなったりするか?」
「そうしたらここを拡張して、複数の弾を入れられるようにすれば……でも、そうすると重量が……」
「うぅっ……」
「あ、ヴェインさんっ! モルダーさんが起きたみたいです」
昼をとうに過ぎて夕方が近づく頃、酒場の隅で休ませていたモルダーがようやく目を覚ましたらしい。
ロッカが席を立って、マスターに水を貰いに行った。
「ふぅ……参った参った。飲み比べで負けたのは久しぶりだ。しかもあんな小さな子に負けるなんてな⋯⋯」
「ロッカの前では小さいなんていうなよ? 気にしてるらしいからな」
「へいへい。しかしあの小さな体でよくもまあ……」
「言ったそばから!」
モルダーは青白い顔で「悪い悪い」と言うと、唸りながら胸をさすった。
頼むからこんなところで酒を戻すのはやめてくれよ。
「はいどうぞ、モルダーさん」
「ああ……すまんな」
ロッカから受け取った水を飲んで一息ついたか、モルダーは息を深く吐いた。
「で、何を聞きたいんだ?」
「ティアローズという子についてだ。そもそも誰が彼女を連れ去ったんだ?」
「ああ、それなら簡単だ。ディアロという大司教だ。奴はその子の祖父にあたる男だな」
ようやくティアを拐った奴の名前が分かった。これで一歩前進だ。
「そういえば枢機卿と大司教って違うんですか?」
「厳密にいえば細かくなりすぎるからな……簡単に説明すると、大司教の中から教皇に選ばれた七人が枢機卿だ」
「じゃあ大司教よりも偉いってことですね」
「偉いなんていえば俗っぽすぎるが、まあ概ねそんな理解でいい」
モルダーは自分がその立場にあるというのに、尊大さを微塵も感じさせない様子でそう答えた。
そんな俺の考えに気付いたか、彼は悪戯っぽい顔で笑う。
「ま、俺は自由を愛している変人と呼ばれているからな」
聞いたところによれば、どうやら彼は現教皇の息子らしい。
息子とはいっても血縁関係はないようだが、それでもかなりの立場にあることが伺える。
「それなのにどうして冒険者を?」
俺がそう聞くと、モルダーはたちまち渋い顔を作った。
「なんていうかな⋯⋯俺は昔から特別だった。聖力も飛び抜けていて、教皇の息子になり、あっという間に枢機卿だ」
「順風満帆に見えるが?」
「そこに俺の意思はなかったんだ。全て流されるまま、まるで書かれた物語の登場人物みたいに役割だけを演じていた。自分の人生なのに、自分で選択したことがひとつもない。それが……嫌になったんだよ」
モルダーは悲しげな瞳をしたかと思えば、すぐ取り繕うように笑う。
「ま、要するに遅めの反抗期ってやつだ」
そう言いながら酒を注文したので、即座にキャンセルして果実水に変更した。
オレは酒を飲んでいる方が調子いいんだがなあ、と言うがまたぶっ倒れられたらたまらない。
「ヴェインといったか。お前たちも冒険者なんだろう?」
「ああ。だからかアンタのその気持ち、分からんでもないよ」
俺も狭くて閉ざされた村が嫌で飛び出したクチだしな。
行動理念は近いといってもいいくらいだ。
「で、そのディアロという大司教はなぜティアを?」
「元々、彼女は聖女になるべく育てられた。しかし、女神様から授かったのが聖職者とは程遠い"封術士"というジョブでな。彼女を担ぎ上げていた勢力や両親は彼女を捨てたんだ」
「捨てたって?」
「まるで居なかった存在のように捨てたんだよ」
胸糞の悪い話だ。
それからの彼女は、市井で封術士としての仕事や冒険者をして暮らしていたらしい。
彼女の露出が高い服装は、女一人で生き抜くための処世術というのもあるだろうが、神殿への意趣返しという側面もあったかもしれない。
「でも、それならなんで今になって連れ戻すんだ? それも強引な手段で」
「さあな、何らかの使い道を思いついたんだろうよ。交渉したが断られて強硬手段に出た、とかそんなところだろ」
「使い道って⋯⋯ティアローズさんは物じゃありませんよっ!?」
ロッカの怒声に、モルダーは口の端を歪めて肩をすくめた。
「別にオレがそう思っているって話じゃない」
「それは⋯⋯分かっていますけど」
「ま、そう思うんだったらお前らが助けてやれよ。その為に来たんだろ?」
「もちろんそうしますよ! ね、ヴェインさん?」
俺は頷きを返すが、これからの行動に悩んでいた。
大神殿を正面突破するのは難しいだろうから、やはりモルダーの力を借りるしかない。
「だが俺たちだけじゃ難しいかもしれない。手を貸してくれないか?」
俺がそう切り出すと、モルダーは水のグラスを弄びながら考え込んだ。
「……難しいな。オレが動けば、どうしても目立ってしまう。いや、待てよ」
モルダーは何かを思い出したように指を鳴らす。
「明日の晩に、新教皇選出に向けての会議がある。その間なら、大神殿の警備は手薄になる」
「なるほど、忍び込めってことか」
「ああ。ディアロの奴も会議に出席するはずだからな。奴の留守を狙えば、彼女を助け出せるかもしれん」
これは好機だ。だが、問題もある。
「大神殿の中で彼女がどこにいるかなんて分からないぞ」
「それなら任せておけ」
マスターにナプキンを貰うと、懐から取り出したペンで図形を書き始めた。
これは⋯⋯神殿の見取り図か。
「⋯⋯で、この廊下を真っ直ぐ行って3つ目の部屋がディアロの私室になっているはずだ」
はず、というのがちょっと不安なんだが。
そう口に出すと、モルダーはバツの悪そうな顔をする。
「しばらく顔を出していないからな……。だが、ディアロの奴は几帳面だ。部屋を変えることはまずないと思う」
「分かった、じゃあそれを信じてみるよ」
「とにかく、チャンスは明日の夜だ。あとは――」
モルダーは話合いを終えて立ち上がると、懐から小さなペンダントを取り出した。
「これを持っていけ。大神殿の奥には“封印結界”があって普通に入ったら弾かれるからな。あとはオレの関係者だという証明にもなる」
「ありがとう、モルダー」
「礼には及ばん。カゴに閉じ込められて自由のない鳥はあまりに不憫だからな」
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