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ヴァンパイア編。
45.心配くらいはさせろよな?
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船に帰って来て、軽く一眠りしてから・・・さっきカイルに、「あのさ、なにしたの? アル。二人共怒ってるんだけど」と言われて・・・
なんか、怒られてる。
ヒューとジンに、二人がかりで。
無断外泊だとか、なんとか・・・
・・・オレが悪いのか?
おかしい。
オレ、雪君と同世代なんだが・・・?
なぜオレが子供扱いをされる?
「いい? アルちゃんは女の子なんだから、あんまり心配掛けないでよね」
「そうだ。ガキが夜遊びしてンじゃねぇ!」
夜遊びではないのだが・・・
「・・・」
「アルちゃん? 聞いてる?」
にこりと微笑むジン。微妙に黒い笑顔だ。
しかしその程度の黒さは、怖くもなんともない。
笑顔の恐怖耐性は兄さんで付いている。
「・・・」
「おい、アル?」
「はいはい、聞いてますよ」
適当に聞き流している。
真面目に聞く気がないだけだ。
※※※※※※※※※※※※※※※
お説教が終わって・・・
「で、なにしてたんだお前?」
食堂に来たら、早速これだ。
「え~、雪君までそれ聞くワケ? オレ、もうお説教ヤなんだけど?」
「いや、なんで聞かねぇと思ってンだよ?」
「・・・オレが言うと思ってんの?」
「いや? 言うとは思ってねぇよ」
「なら、なんで聞くかな?」
「言うとは思ってねぇけど、聞かねぇってのとは、また別のことだろ? あと、どうせあの二人がお前に聞けって言って来る」
「ふ~ん…」
「お前が秘密主義なのは知ってっけど、心配くらいはさせろよな?」
「心配ねー?」
「そりゃするだろ、普通はよ? あんな物騒な空気させやがってよ」
「・・・そんな物騒だった?」
「殺気立ってただろうが? かなり」
「う~ん…」
「自覚無しかよ?」
自覚はあった。だから戻らなかったのに。
ある程度は頭冷やしたつもりだったんだけどな? それでも、まだ殺気立っていたのか・・・
もっと頭を冷やすべきだったか。
もう少し…
「・・・言っとくが、ここで帰って来なけりゃよかったっつったら、ぶん殴るからな? アル」
パッチリと開いた猫の瞳の、真剣な薄茶色。
「ああ、それはコワいねー」
「言いたくねぇなら無理には聞かん。が、言いたくなったら言え。聞いてやるよ」
「雪君は優しいねー」
「アル。茶化すな」
「まあ、気が向いたらね」
言うつもりは無いが。
「おう。期待しねぇで待っといてやる」
「ハハっ、さすが雪君。わかってるー」
「ま、とりあえず…ご飯食べるといーよ? なにが食べたいー? アル君はさ」
これで話はおしまいと、にこりと笑顔を見せる雪君。朝食を作ってくれるらしい。
※※※※※※※※※※※※※※※
まあ、あれだ。心配を掛けたことは、少しだけ悪いと思わないでもない。だが、女の子…や、ガキが…云々を聞く気もない。
なにがあったかなんて、言うつもりも無い。
あんなこと、言えるワケないじゃないか。
というか、オレにもよくわかっていないし。
えっと・・・?
起こった出来事を少し思い返してみよう。
まず、変質者に追い掛けられる。
で、変態野郎に強姦未遂に遭った。
胸糞悪くなるようなやり取り。
そして、辛くも撃退。
変態を殺した・・・と思ったら、復活した。
謝りながら変態野郎が去る。
それを追い掛けて殺そうとして、失敗。
スタミナ切れで撤退。
撤退を変態に見逃される。
はい、意味不明だね。
とりあえず、ちゃんと殺し切れなかったのはオレの落ち度なんだが・・・
アイツがなんなのかは判らなかったが、今度から、即行首を斬り落とすべきだな。
そして奴が、あのクソな連中に、深く強い怨みを持ってることだけは、理解した。
昏い、あの蘇芳の瞳には、狂気を感じさせる程の憎悪が滾っていた。
オレをあの連中の仲間だと勘違いして襲ったらしいが・・・とんだ誤解だ。
オレだって、あのクソ野郎共を憎んでいる。
かといって、あの変態とは相容れないが。
アイツは、殺す。そう決めた。
※※※※※※※※※※※※※※※
「・・・」
あれだ。情報収集しに街に出たんだ。
そしたら、さ?
曰く・・・「ああ、そりゃトールだよ」「女好き」「娼館に入り浸り」「老若関係無く、女には必ず声を掛ける」「女好きだよ」「相当酒に強いね」「明るいバカ」「ギャンブラー」「え?クズ男だよ」「下品」「女好き」「賭場荒らし」「イカサマ野郎」「羽振りがいい」「怪しい」「うん。クズだねぇ?」「理想的な遊び人さね」「あはっ、ダメ男」「高級酒を軒並み開けてくれたよ」「財布」「クズ」「女の敵」「お嬢さんだなんて、ヤだよぉ。アタシゃ、もう八十のお婆ちゃんだってのに」「ふふっ、いいお客さんよ?」「人間のクズ」「女好き」「エッチぃおにぃさんだよぉ」「黙ってりゃ、見た目はイイ男なんだけどねぇ?」「ありゃ喋るとダメだね」「陽気なエロ男」「まぁ、そこがいいンだけどサ」「優しいオニーさんだよ?」「男は見えないようだねぇ」「女しか眼中に無いンだってサ」「ダメな男だよぉ?」「また来てって伝えておくれよ」「ん?バカな男だよぉ」「真性の女好きだねぇ」「色狂い」
花街のおねぇさん達を中心に、大量の証言。
うん。判ってたけど、クズだな。
まともな奴じゃねぇ。
つか、女好き過ぎだろ。何回出て来るよ?
とりあえず、あの野郎をエレイスの抹殺リストの上位に捩じ込む手続きをしよう。
名乗っている名前はトール。自称ギャンブラー。
ストレートの紫がかった漆黒の髪。昏い蘇芳の瞳。垂れ目気味で、右目の下に泣き黒子。褐色の肌。ジプシー系の長身の男。
花街の受けはかなり良い。
度を越した女好き。
・・・と、言ったところか?
手紙を養父さんへ出して、と。
これでOK。
まあ、エレイスの抹殺リストに載せるとは言え、オレが奴を殺すことを諦めたワケではない。
次に見付けたら、必…ず・・・っ!!
「おっ、アルゥラじゃねぇか! 奇遇だな!」
「・・・死ね!」
パッとナイフを取り出す。と、
「ちょっ、アルゥラっ? ここ街中っ! 一般人の迷惑になることはやめようぜ?」
馬鹿に常識を説かれたっ!?
ショックだ・・・かなり。
「・・・顔貸せ」
「フッ、アルゥラからのお誘いとはな。いいぜ? やっぱ、部屋はロイヤルスイートだよな」
「いや、死ねよ」
「アルゥラ。聞いてくれ・・・俺は、世界中の女を愛するまでは死ねないんだっ!!!」
「・・・」
ヤだもう、さっさと死んでくれねーかなコイツ。
こんな奴に、オレは・・・
※※※※※※※※※※※※※※※
花街で、俺について聞いて回っている奴がいると聞いたので、ソイツを見ておこうと思った。
なにやら、相当な美少年だと聞いた。
男には全く興味なんか無ぇが、こないだの・・・俺が間違って、襲ってしまったヴァンパイアの彼女の件で、マズいことになる気がしている。
俺の勘は、悪いこと程良く当たる。
吸血鬼は、美形が多いんだ。
そしたら・・・
こないだの、彼女だった!!!
嬉しくなって声を掛けると、「死ね」と言っていきなりナイフを取り出す彼女。
全く、こんな街中でナイフを振り回そうだなんて、うっかりさんだな? 注意したら、穴が空きそうなくらいの情熱(殺意の籠った)的な視線で俺を見詰めて、恥ずかしそう(心底悔しげ)にナイフを仕舞ってくれた。そういうところも可愛いぜ。
そして、アルゥラに顔を貸せと言われた。
さぁて、どこに行くつもりだろうか?
なんか、怒られてる。
ヒューとジンに、二人がかりで。
無断外泊だとか、なんとか・・・
・・・オレが悪いのか?
おかしい。
オレ、雪君と同世代なんだが・・・?
なぜオレが子供扱いをされる?
「いい? アルちゃんは女の子なんだから、あんまり心配掛けないでよね」
「そうだ。ガキが夜遊びしてンじゃねぇ!」
夜遊びではないのだが・・・
「・・・」
「アルちゃん? 聞いてる?」
にこりと微笑むジン。微妙に黒い笑顔だ。
しかしその程度の黒さは、怖くもなんともない。
笑顔の恐怖耐性は兄さんで付いている。
「・・・」
「おい、アル?」
「はいはい、聞いてますよ」
適当に聞き流している。
真面目に聞く気がないだけだ。
※※※※※※※※※※※※※※※
お説教が終わって・・・
「で、なにしてたんだお前?」
食堂に来たら、早速これだ。
「え~、雪君までそれ聞くワケ? オレ、もうお説教ヤなんだけど?」
「いや、なんで聞かねぇと思ってンだよ?」
「・・・オレが言うと思ってんの?」
「いや? 言うとは思ってねぇよ」
「なら、なんで聞くかな?」
「言うとは思ってねぇけど、聞かねぇってのとは、また別のことだろ? あと、どうせあの二人がお前に聞けって言って来る」
「ふ~ん…」
「お前が秘密主義なのは知ってっけど、心配くらいはさせろよな?」
「心配ねー?」
「そりゃするだろ、普通はよ? あんな物騒な空気させやがってよ」
「・・・そんな物騒だった?」
「殺気立ってただろうが? かなり」
「う~ん…」
「自覚無しかよ?」
自覚はあった。だから戻らなかったのに。
ある程度は頭冷やしたつもりだったんだけどな? それでも、まだ殺気立っていたのか・・・
もっと頭を冷やすべきだったか。
もう少し…
「・・・言っとくが、ここで帰って来なけりゃよかったっつったら、ぶん殴るからな? アル」
パッチリと開いた猫の瞳の、真剣な薄茶色。
「ああ、それはコワいねー」
「言いたくねぇなら無理には聞かん。が、言いたくなったら言え。聞いてやるよ」
「雪君は優しいねー」
「アル。茶化すな」
「まあ、気が向いたらね」
言うつもりは無いが。
「おう。期待しねぇで待っといてやる」
「ハハっ、さすが雪君。わかってるー」
「ま、とりあえず…ご飯食べるといーよ? なにが食べたいー? アル君はさ」
これで話はおしまいと、にこりと笑顔を見せる雪君。朝食を作ってくれるらしい。
※※※※※※※※※※※※※※※
まあ、あれだ。心配を掛けたことは、少しだけ悪いと思わないでもない。だが、女の子…や、ガキが…云々を聞く気もない。
なにがあったかなんて、言うつもりも無い。
あんなこと、言えるワケないじゃないか。
というか、オレにもよくわかっていないし。
えっと・・・?
起こった出来事を少し思い返してみよう。
まず、変質者に追い掛けられる。
で、変態野郎に強姦未遂に遭った。
胸糞悪くなるようなやり取り。
そして、辛くも撃退。
変態を殺した・・・と思ったら、復活した。
謝りながら変態野郎が去る。
それを追い掛けて殺そうとして、失敗。
スタミナ切れで撤退。
撤退を変態に見逃される。
はい、意味不明だね。
とりあえず、ちゃんと殺し切れなかったのはオレの落ち度なんだが・・・
アイツがなんなのかは判らなかったが、今度から、即行首を斬り落とすべきだな。
そして奴が、あのクソな連中に、深く強い怨みを持ってることだけは、理解した。
昏い、あの蘇芳の瞳には、狂気を感じさせる程の憎悪が滾っていた。
オレをあの連中の仲間だと勘違いして襲ったらしいが・・・とんだ誤解だ。
オレだって、あのクソ野郎共を憎んでいる。
かといって、あの変態とは相容れないが。
アイツは、殺す。そう決めた。
※※※※※※※※※※※※※※※
「・・・」
あれだ。情報収集しに街に出たんだ。
そしたら、さ?
曰く・・・「ああ、そりゃトールだよ」「女好き」「娼館に入り浸り」「老若関係無く、女には必ず声を掛ける」「女好きだよ」「相当酒に強いね」「明るいバカ」「ギャンブラー」「え?クズ男だよ」「下品」「女好き」「賭場荒らし」「イカサマ野郎」「羽振りがいい」「怪しい」「うん。クズだねぇ?」「理想的な遊び人さね」「あはっ、ダメ男」「高級酒を軒並み開けてくれたよ」「財布」「クズ」「女の敵」「お嬢さんだなんて、ヤだよぉ。アタシゃ、もう八十のお婆ちゃんだってのに」「ふふっ、いいお客さんよ?」「人間のクズ」「女好き」「エッチぃおにぃさんだよぉ」「黙ってりゃ、見た目はイイ男なんだけどねぇ?」「ありゃ喋るとダメだね」「陽気なエロ男」「まぁ、そこがいいンだけどサ」「優しいオニーさんだよ?」「男は見えないようだねぇ」「女しか眼中に無いンだってサ」「ダメな男だよぉ?」「また来てって伝えておくれよ」「ん?バカな男だよぉ」「真性の女好きだねぇ」「色狂い」
花街のおねぇさん達を中心に、大量の証言。
うん。判ってたけど、クズだな。
まともな奴じゃねぇ。
つか、女好き過ぎだろ。何回出て来るよ?
とりあえず、あの野郎をエレイスの抹殺リストの上位に捩じ込む手続きをしよう。
名乗っている名前はトール。自称ギャンブラー。
ストレートの紫がかった漆黒の髪。昏い蘇芳の瞳。垂れ目気味で、右目の下に泣き黒子。褐色の肌。ジプシー系の長身の男。
花街の受けはかなり良い。
度を越した女好き。
・・・と、言ったところか?
手紙を養父さんへ出して、と。
これでOK。
まあ、エレイスの抹殺リストに載せるとは言え、オレが奴を殺すことを諦めたワケではない。
次に見付けたら、必…ず・・・っ!!
「おっ、アルゥラじゃねぇか! 奇遇だな!」
「・・・死ね!」
パッとナイフを取り出す。と、
「ちょっ、アルゥラっ? ここ街中っ! 一般人の迷惑になることはやめようぜ?」
馬鹿に常識を説かれたっ!?
ショックだ・・・かなり。
「・・・顔貸せ」
「フッ、アルゥラからのお誘いとはな。いいぜ? やっぱ、部屋はロイヤルスイートだよな」
「いや、死ねよ」
「アルゥラ。聞いてくれ・・・俺は、世界中の女を愛するまでは死ねないんだっ!!!」
「・・・」
ヤだもう、さっさと死んでくれねーかなコイツ。
こんな奴に、オレは・・・
※※※※※※※※※※※※※※※
花街で、俺について聞いて回っている奴がいると聞いたので、ソイツを見ておこうと思った。
なにやら、相当な美少年だと聞いた。
男には全く興味なんか無ぇが、こないだの・・・俺が間違って、襲ってしまったヴァンパイアの彼女の件で、マズいことになる気がしている。
俺の勘は、悪いこと程良く当たる。
吸血鬼は、美形が多いんだ。
そしたら・・・
こないだの、彼女だった!!!
嬉しくなって声を掛けると、「死ね」と言っていきなりナイフを取り出す彼女。
全く、こんな街中でナイフを振り回そうだなんて、うっかりさんだな? 注意したら、穴が空きそうなくらいの情熱(殺意の籠った)的な視線で俺を見詰めて、恥ずかしそう(心底悔しげ)にナイフを仕舞ってくれた。そういうところも可愛いぜ。
そして、アルゥラに顔を貸せと言われた。
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