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しおりを挟む始まりました、新学期。
なんというか、すっご~く穏やかです。
授業は座学が多く、教官……教師は強面の人が少なく、また強面な教師でも威圧的だったり、高圧的な態度で生徒へ接することはありません。※騎士学校にいたネイサン基準では。
四六時中、誰彼構わず睨みを利かせている生徒も、常にピリピリとして臨戦態勢でいるような生徒も殆ど見られない。
休憩時間中に喧嘩や、練習試合の申し込み、因縁を付けて来るような声、耳障りな罵声などが聞こえて来ることもありません。
誰かが課題をこなせなくても、クラス全体で連帯責任を負わされることもありませんし……責任は、個人の課題が増えるというくらいかな? 生徒に対する締め付けなんかは、大分ユルい印象ですね。※ネイサン基準で。
普通の学校とは、こんなにも穏やかで平和なものなんですねぇ・・・初めて知りましたよ。
まぁ、自分の通っていた騎士学校の特異さが思い知らされたというか・・・
あとは・・・そうだな? 女子がいますね。
なんだか、よく話し掛けられるような気がする。その目が、どこかギラギラしているように見えるのは、気のせいだと思いたい。
なんだっけ?
後継男子のいない貴族家の、所謂家付き娘には、貴族の次男三男は婿として狙い目なんだとおばあ様が言っていましたね。次男三男の婿入りの狙い目という、逆もまた然りですが。
なので、他家に嫁ぐお嬢さん達よりも、家付き娘の方が確りしているお嬢さんが多いそうです。極端な箱入りもいたりするそうですけど。
わたしにはスピカという、それはもう可愛い可愛い婚約者がいるというのに。アプローチされても困るのですが。
まぁ、靡くつもりは毛頭無いし、婚約者がいると言えば引いてくれるちゃんとした常識的なお嬢さんが多いから、大丈夫だけど。
気を付けないといけないのは、「婚約者がいてもいいんです、思い出を作らせてください」だとかを上目使いでのたまう、非常識なお嬢さんなのだそうです。
それが打算的な女性ならまだしも、脳内がマジもんのお花畑だとか、話の通じない恋愛脳一直線の女性だと、非常に危険なのだとか。
そういった危険な女性とは、知り合いになりたくありませんね。
なんというか、話の通じない女性というと・・・母を思い出すし。話の通じない、すぐにヒステリーを起こす、被害妄想の強い、そんな女性は苦手なタイプです。
そういう非常識なお嬢さんと出会わないことを、切に祈ります。
まぁ、それはそれとして。
・・・なんというか、上位貴族の一部はやっぱり、ハウウェル家の恥のことを知っている人もいるみたいで、ひそひそされることがある。
まぁ、騎士学校入学したばかりの頃の、毎日なにかしら絡まれ捲って拳で語らっていたことに比べると、これ見よがしにひそひそされる程度、特になんとも思わないけど。
この学園は、表立って暴力を振るう生徒はいない……というか、そんな生徒はまだ見てない、の方が正しいかな? 無駄に権力を振り翳す馬鹿な生徒も、あんまりいない。トラブルも然程見当たらない。
一度、別の普通クラスで男子同士の喧嘩があったそうだけど……
わたしはセディーのお陰で上級生に覚えがいいせいか、表立って絡んで来る奴もいないし。
概ね平和、かな?
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