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「おおロゼッタ来ていたのか??」
「はいリチャード様にご挨拶をと思いまして。」
「ロゼッタ殿??それは一体どういう事ですか?」
「この女はすでに聖域の最深部で身清めの儀を済ませてるの。身清めの儀は聖域の最深部でしか行えないのよ。そして聖域の最深部っていうのは秘宝ゼブリアに認められていないと入る事はできないの。つまり身清めの儀を済ませたこの女は秘宝ゼブリアを取り扱う事ができるっていうわけ。」
「なるほど。」
「いい情報を提供してくれて感謝しているぞ。ロゼッタ!!!これでリチャード様が秘宝ゼブリアを手に入れる事ができる。」
「全てはリチャード様の為でございます。リチャード様に喜んで貰えて私もうれしいです。」
ロゼッタは貴族学院の時に同級生で顔見知りでした。
ロゼッタはパストーレ子爵家の令嬢であり、魔法にもたけていました。
特に火炎魔法では右に出るものはいないとさえ噂されていました。
「ロゼッタ??一体どういうつもりです??なんであなたがここにいるんです??」
「そんなの決まっているでしょ!!リチャード様に婚約を申し込んだからよ。リチャード様に全面的な協力もしているわ。」
「なんで協力なんてしてるんですか??」
「リチャード様がこの国を統べる王様にふわしいからに決まっているでしょ。」
「リチャードの企みに自分から進んで協力するなんてパストーレ子爵様もお嘆きになるはずです。パストーレ子爵家の名を自分から汚すおつもりですか?」
「そんなのどうでもいいし!!貴族とか責務とか全然興味ないし。私はリチャード様とお近づきになれればそれで満足なんです。」
「ロゼッタは本当にいい女だな。テメエみたいなクズ女とは段違いだぜ。」
「よし、ロゼッタ!!秘宝を手に入れたらお前を正妻として迎えよう。」
「本当ですか??ありがとうございます。リチャード様の正妻にして頂けるなんて嬉しいです。」
「そうだろう、そうだろう。」
「待ってください!!!私に結婚するように迫っておいて、ロゼッタを正妻にするってどういう事ですか?」
「テメエみたいなクズ女ずっと正妻にしておく訳ないだろうが!!すぐに離婚してテメエを追放するんだよ!!」
「だったらロゼッタとそのまま婚約すれば済む話じゃないですか?」
「それじゃあこのリチャード様が秘宝ゼブリアを手に入れられないだろうが!!!」
「残念だけどあんたと結婚する以外にリチャード様が秘宝ゼブリアを手に入れる方法がないのよ。」
「そういう事だ。でなきゃテメエみたいなクズ女と結婚する訳ないだろうが!!!」
「いいじゃない、あんたみたいなクズ女がリチャード様のお役に立てるのよ。どうせ何の役にも立たないんだから少しはリチャード様の役に立ちなさい。」
「その通りだ。テメエみたいなクズ女でもこのリチャード様の役に立てる事を光栄に思え。」
するとバルシスがリチャードに言いました。
「リチャード様??少しお話しをしたので外に出ていただけないでしょうか??」
「なんだ??」
リチャードはそういうとバルシスと共に貴賓室の外に出て行きました。
私とロゼッタが部屋の中に残されました。
私はロゼッタに問いただしました。
「ロゼッタ??あなた自分が何をしているのか分かっているのですか?貴族としての役目を放棄して悪事を働こうとしているのですよ。」
「だからそれがなんなの??私にとってはそんな事どうでもいいって言ってるでしょ。それにあんた勘違いしてるみたいだから教えてあげるわ。」
「リチャードにこの反乱を企てるように提案したのはこの私よ。」
「なっ??」
するとロゼッタは私のそばに近づいて小声で話かけてきました。
「あんたみたいな何の価値もない女が王子と結婚して次期王妃なるなんて許せないってずっと思ってたわ。」
「まさかロゼッタもクラトス様の事を??」
「くっくっくっ!!違うわよ、あんなボンクラそうな王子を慕うわけないでしょうが!!このロゼッタがあんたより下に見られるのが本当に気に食わなかったの!!ボンクラな王子との婚約が決まってから、あんたはいちやく時の人となった。それを私がどれほど悔しい思いで見ていたと思う。」
「でも王子は魔物との戦いで行方知れずとなった。さらにブリフェルド公爵が戦死してリチャードが公爵家を相続したわ。それで私はこう思ったのよ。これはあんたを苦しめる事ができる絶好のチャンスだってね。すぐに公爵家を相続したリチャードの所に行ってこう提案したのよ。国王や王子が行方知れずとなっている今がこの王国を奪い取る絶好のチャンスだってね。リチャードは私の提案に大賛成をしてくれたわ。」
「そんな事の為に反乱を企てたのですか?」
「ええそうよ、あんたを苦しませる為にこの反乱を企てたのよ。でもリチャードに反乱を起こすように提案して本当に良かったわ。だってあんたはもうこんなに苦しんでくれてるもんね。あっそうそうそれと秘宝ゼブリアの扱いは心配しないでね。魔法に長けた私なら秘宝ゼブリアの管理を問題なくできるわ。あんたと違って私は優秀だからねえ。くっくっく!!」
「リチャード様??バルシスと何をお話ししていたのですか??」
「バルシスの野郎、このクズ女をもっと大切に扱えだの、ロゼッタを遠ざけた方がいいだの無茶苦茶言いやがったんだ!!!」
「それはひどいです。このロゼッタはリチャード様に尽くしてるのに。」
「大丈夫だ!!バルシスの野郎には謹慎するように言っておいた!!!」
「まあすばらしいご判断ですね。」
「ところでロゼッタは何を話してたんだ??」
「このクズ女にリチャード様のすばらしさを説いたんですが無駄でした。このクズ女は全然リチャード様のすばらしさを理解しません。」
「なんだと!!!このクズ女!!!なぜこのリチャード様のすばらしさを理解できない!!!」
「リチャード様、このような愚か者にはリチャード様の偉大さは理解できないのでしょう。」
「こんなクズで何の価値もない愚かな女にこのリチャード様を尊さを理解できるはずもないか。」
「リチャード様、失礼致します。ご報告させて頂いて宜しいでしょうか?」
「はいリチャード様にご挨拶をと思いまして。」
「ロゼッタ殿??それは一体どういう事ですか?」
「この女はすでに聖域の最深部で身清めの儀を済ませてるの。身清めの儀は聖域の最深部でしか行えないのよ。そして聖域の最深部っていうのは秘宝ゼブリアに認められていないと入る事はできないの。つまり身清めの儀を済ませたこの女は秘宝ゼブリアを取り扱う事ができるっていうわけ。」
「なるほど。」
「いい情報を提供してくれて感謝しているぞ。ロゼッタ!!!これでリチャード様が秘宝ゼブリアを手に入れる事ができる。」
「全てはリチャード様の為でございます。リチャード様に喜んで貰えて私もうれしいです。」
ロゼッタは貴族学院の時に同級生で顔見知りでした。
ロゼッタはパストーレ子爵家の令嬢であり、魔法にもたけていました。
特に火炎魔法では右に出るものはいないとさえ噂されていました。
「ロゼッタ??一体どういうつもりです??なんであなたがここにいるんです??」
「そんなの決まっているでしょ!!リチャード様に婚約を申し込んだからよ。リチャード様に全面的な協力もしているわ。」
「なんで協力なんてしてるんですか??」
「リチャード様がこの国を統べる王様にふわしいからに決まっているでしょ。」
「リチャードの企みに自分から進んで協力するなんてパストーレ子爵様もお嘆きになるはずです。パストーレ子爵家の名を自分から汚すおつもりですか?」
「そんなのどうでもいいし!!貴族とか責務とか全然興味ないし。私はリチャード様とお近づきになれればそれで満足なんです。」
「ロゼッタは本当にいい女だな。テメエみたいなクズ女とは段違いだぜ。」
「よし、ロゼッタ!!秘宝を手に入れたらお前を正妻として迎えよう。」
「本当ですか??ありがとうございます。リチャード様の正妻にして頂けるなんて嬉しいです。」
「そうだろう、そうだろう。」
「待ってください!!!私に結婚するように迫っておいて、ロゼッタを正妻にするってどういう事ですか?」
「テメエみたいなクズ女ずっと正妻にしておく訳ないだろうが!!すぐに離婚してテメエを追放するんだよ!!」
「だったらロゼッタとそのまま婚約すれば済む話じゃないですか?」
「それじゃあこのリチャード様が秘宝ゼブリアを手に入れられないだろうが!!!」
「残念だけどあんたと結婚する以外にリチャード様が秘宝ゼブリアを手に入れる方法がないのよ。」
「そういう事だ。でなきゃテメエみたいなクズ女と結婚する訳ないだろうが!!!」
「いいじゃない、あんたみたいなクズ女がリチャード様のお役に立てるのよ。どうせ何の役にも立たないんだから少しはリチャード様の役に立ちなさい。」
「その通りだ。テメエみたいなクズ女でもこのリチャード様の役に立てる事を光栄に思え。」
するとバルシスがリチャードに言いました。
「リチャード様??少しお話しをしたので外に出ていただけないでしょうか??」
「なんだ??」
リチャードはそういうとバルシスと共に貴賓室の外に出て行きました。
私とロゼッタが部屋の中に残されました。
私はロゼッタに問いただしました。
「ロゼッタ??あなた自分が何をしているのか分かっているのですか?貴族としての役目を放棄して悪事を働こうとしているのですよ。」
「だからそれがなんなの??私にとってはそんな事どうでもいいって言ってるでしょ。それにあんた勘違いしてるみたいだから教えてあげるわ。」
「リチャードにこの反乱を企てるように提案したのはこの私よ。」
「なっ??」
するとロゼッタは私のそばに近づいて小声で話かけてきました。
「あんたみたいな何の価値もない女が王子と結婚して次期王妃なるなんて許せないってずっと思ってたわ。」
「まさかロゼッタもクラトス様の事を??」
「くっくっくっ!!違うわよ、あんなボンクラそうな王子を慕うわけないでしょうが!!このロゼッタがあんたより下に見られるのが本当に気に食わなかったの!!ボンクラな王子との婚約が決まってから、あんたはいちやく時の人となった。それを私がどれほど悔しい思いで見ていたと思う。」
「でも王子は魔物との戦いで行方知れずとなった。さらにブリフェルド公爵が戦死してリチャードが公爵家を相続したわ。それで私はこう思ったのよ。これはあんたを苦しめる事ができる絶好のチャンスだってね。すぐに公爵家を相続したリチャードの所に行ってこう提案したのよ。国王や王子が行方知れずとなっている今がこの王国を奪い取る絶好のチャンスだってね。リチャードは私の提案に大賛成をしてくれたわ。」
「そんな事の為に反乱を企てたのですか?」
「ええそうよ、あんたを苦しませる為にこの反乱を企てたのよ。でもリチャードに反乱を起こすように提案して本当に良かったわ。だってあんたはもうこんなに苦しんでくれてるもんね。あっそうそうそれと秘宝ゼブリアの扱いは心配しないでね。魔法に長けた私なら秘宝ゼブリアの管理を問題なくできるわ。あんたと違って私は優秀だからねえ。くっくっく!!」
「リチャード様??バルシスと何をお話ししていたのですか??」
「バルシスの野郎、このクズ女をもっと大切に扱えだの、ロゼッタを遠ざけた方がいいだの無茶苦茶言いやがったんだ!!!」
「それはひどいです。このロゼッタはリチャード様に尽くしてるのに。」
「大丈夫だ!!バルシスの野郎には謹慎するように言っておいた!!!」
「まあすばらしいご判断ですね。」
「ところでロゼッタは何を話してたんだ??」
「このクズ女にリチャード様のすばらしさを説いたんですが無駄でした。このクズ女は全然リチャード様のすばらしさを理解しません。」
「なんだと!!!このクズ女!!!なぜこのリチャード様のすばらしさを理解できない!!!」
「リチャード様、このような愚か者にはリチャード様の偉大さは理解できないのでしょう。」
「こんなクズで何の価値もない愚かな女にこのリチャード様を尊さを理解できるはずもないか。」
「リチャード様、失礼致します。ご報告させて頂いて宜しいでしょうか?」
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