(完結)自分勝手すぎる彼から婚約破棄をされました

しまうま弁当

文字の大きさ
3 / 8

03

しおりを挟む
大広間にやってきた国王様は私に尋ねました。

「メリッサ殿?なにがあったのだ。」

私はすぐにこれまでの経緯を国王様に伝えました。

国王様は激怒しておられるようでした。

国王様がブリュードに大声で言います。

「ブリュード!!貴様!!どういうつもりだ??メリッサ殿との婚約破棄をしおって!!お前の方からメリッサ殿に婚約を申し込んだんだろうが!!!」

ブリュードは悪びれる様子もなく国王様に言いました。

「だってこいつ俺の期待したような女じゃなかったんだ!!俺様がドレスを汚してやったのに全然泣きやがらない。だから婚約破棄したんだよ!!別に問題ないだろう??」

国王様が大声でブリュードに言いました。

「あるに決まってるだろうが!!ブリュード??お前自分が無茶苦茶な事を言っておるのが分からんのか??」

ブリュードが国王様に言いました。

「俺様は価値ある人間なんだから無茶を言っていいだろう。それにこいつは女なんだ!!どれだけ無礼な事をしたって構わないんだよ!!それよりも親父??ちゃんと抗議はしてくれたんだろうな?」

国王様がブリュードに尋ねました。

「抗議だと??ブリュード??何の話だ??」

ブリュードが国王様に言いました。

「フロイヤ帝国に対する抗議に決まってるだろうが??留学した俺様を帝国の連中は事もあろうに監禁しやがったんだぞ。」

ブリュードは隣国であるフロイヤ帝国に2年間の留学をしていて、この舞踏会の直前までルグランド王国にはいなかったのです。

国王様は思い出したようにブリュードに言いました。

「ああそうだった。その話もせねばならんな。ブリュード??リーゼルカ殿の事を覚えておるな??」

ブリュードが国王様に言いました。

「リーゼルカ??ああ、帝国の皇女のリーゼルカの事か。リーゼルカあの女はなかなか良かったな。皇帝主催の舞踏会で俺の足でリーゼルカのドレスひっかけてやったらもうリーゼルカの奴、きれいに転びやがったからな。その後で水やらワインやらを盛大にリーゼルカにかけてびしょ濡れにしてやったんだよ。そしたらリーゼルカのやつ立ち上がれずに何度も転びやがってな。それでリーゼルカの奴、大泣きしてたからな。いやもうリーゼルカのマヌケな姿は本当に最高だったよ。で面白くて俺は大声でリーゼルカを笑ってやったんだ。無様だな!!!マヌケ女!!バカ女!!って大声で言ってやったんだ。いや本当に楽しかった。そしたら帝国の連中が俺を監禁しやがったんだ??留学生だった俺にそんな扱いはひどいだろう。」

国王様は怒りに満ちた様子でブリュードに言いました。

「第一皇女のリーゼルカ殿にそんな事をすれば、フロイヤ帝国の方々が怒るのは当然だろうが!!しかもリーゼルカ殿はブリュードお前に挨拶をするためにわざわざ来てくれたらしいではないか。リーゼルカ殿の善意にお前は泥を塗ったのだぞ!!」

ブリュードが国王様に言いました。

「分かってないな親父??だからだろう。善人を気どってたリーゼルカを泣かせるから楽しいんだよ。実際にリーゼルカのマヌケな姿は最高に楽しかったぜ。リーゼルカが無様な姿をさらすから最高のエンターテイメントになったんだよ。」

そのリーゼルカって人とはとんでもない災難だったなと思いました。

しかしこのブリュードは留学先のフロイヤ帝国で何をしてたんでしょうか?



しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

あなたの瞳に映る花火 〜異世界恋愛短編集〜

宝月 蓮
恋愛
中世ヨーロッパ風の架空の国で起こるヒストリカルロマンス。恋愛以外のジャンルもあります。 ほのぼの系、婚約破棄、姉妹格差、ワガママ義妹、職業ものなど、様々な物語を取り揃えております。 各作品繋がりがあったりします。 時系列はバラバラです。 一旦完結にしておりますが随時追加していきます。 小説家になろう、カクヨムにも掲載しています。 表紙は結之志希様(@yuino_novel)からいただきました。

婚約破棄?ありがとうございます!

レイナ
恋愛
婚約破棄された令嬢はたくましくそして口が悪い!? この小説に出てくる令嬢は言葉遣いがかなり悪いです。一応そういう場面があるものには※印を付けておきます

『お前を愛する事はない』なんて言ってないでしょうね?

あんど もあ
ファンタジー
政略結婚で妻を娶った息子に、母親は穏やかに、だが厳しく訊ねる。 「『お前を愛する事は無い』なんて言ってないでしょうね?」

ノーア帝国物語 愚か者の王太子が娼婦に夢中で王家断絶してしまいました

有栖多于佳
恋愛
古代ローマ時代に酷似したノーアの国では長く三英雄の一族による寡頭政治が行われていたが、王太子が戦勝パーティーで婚約者のユリアに婚約破棄を告げたことにより、その治世が崩れていく。その訳は王太子だけが知らなかったのだが。古代を舞台にしたざまあです。

皇太子殿下の御心のままに~悪役は誰なのか~

桜木弥生
恋愛
「この場にいる皆に証人となって欲しい。私、ウルグスタ皇太子、アーサー・ウルグスタは、レスガンティ公爵令嬢、ロベリア・レスガンティに婚約者の座を降りて貰おうと思う」 ウルグスタ皇国の立太子式典の最中、皇太子になったアーサーは婚約者のロベリアへの急な婚約破棄宣言? ◆本編◆ 婚約破棄を回避しようとしたけれど物語の強制力に巻き込まれた公爵令嬢ロベリア。 物語の通りに進めようとして画策したヒロインエリー。 そして攻略者達の後日談の三部作です。 ◆番外編◆ 番外編を随時更新しています。 全てタイトルの人物が主役となっています。 ありがちな設定なので、もしかしたら同じようなお話があるかもしれません。もし似たような作品があったら大変申し訳ありません。 なろう様にも掲載中です。

拝啓~私に婚約破棄を宣告した公爵様へ~

岡暁舟
恋愛
公爵様に宣言された婚約破棄……。あなたは正気ですか?そうですか。ならば、私も全力で行きましょう。全力で!!!

ついで姫の本気

ちくわぶ(まるどらむぎ)
恋愛
国の間で二組の婚約が結ばれた。 一方は王太子と王女の婚約。 もう一方は王太子の親友の高位貴族と王女と仲の良い下位貴族の娘のもので……。 綺麗な話を書いていた反動でできたお話なので救いなし。 ハッピーな終わり方ではありません(多分)。 ※4/7 完結しました。 ざまぁのみの暗い話の予定でしたが、読者様に励まされ闇精神が復活。 救いのあるラストになっております。 短いです。全三話くらいの予定です。 ↑3/31 見通しが甘くてすみません。ちょっとだけのびます。 4/6 9話目 わかりにくいと思われる部分に少し文を加えました。

【完結】悪役令嬢の本命は最初からあなたでした

花草青依
恋愛
舞踏会の夜、王太子レオポルドから一方的に婚約破棄を言い渡されたキャロライン。しかし、それは彼女の予想の範疇だった。"本命の彼"のために、キャロラインはレオポルドの恋人であるレオニーの罠すらも利用する。 ■王道の恋愛物(テンプレの中のテンプレ)です。 ■三人称視点にチャレンジしています。 ■画像は生成AI(ChatGPT)

処理中です...