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13話 勇者ライオスの野望
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実はクリードを追放した直後にライオスの勇者パーティー内でこんな会話があったのだった。
「追い出された時のFランクの顔は涼しい顔をしていたが、内心はめちゃくちゃショックだっただろうな。」
「そうりゃそうだろう、俺達のパーティーからの追放なんてショック以外の何物でもないだろう。」
「ライオス、すごくいい判断だったと思うぜ。」
「うむFランクはこのライオス様の足を引っ張る事はあってもこのライオス様の役に立つ事はありえないからな。」
「ぎゃはっはっは、まさにその通りだな。」
するとガイボルスがこうライオスに提案した。
「なあとっととリアーの羽でダンジョンの外に出ようぜ。」
「そうだなガイボルス、魔王クレスタはもう倒したんだからな。もう俺達の役目も終わったわけだ。」
ブルムットもガイボルスに賛成した。
「というかブルムット、俺達魔王クレスタを倒したんだから英雄になれるんじゃないか。」
「なれるじゃなくて俺達は魔王クレスタを倒したんだからもうすでに英雄だろう。」
「それなら派手に遊んでもみんな文句言わないんじゃないか!」
「派手に遊ぶ、どういう事だ?」
「多少羽目を外しても多めにみてもらえるんじゃないかって事だ。」
「それもそうだな、だったらこのガイボルスは村々から女共をさらってやるとするかな!イエーイ!!」
「ならこのブルムッドはドラッグパーティーでも開催するとするかな。町を貸し切ってドラッグパーティーを開催するぜ!!はっはっは!!」
このガイボルスとブルムットの発言にナスタークが二人を睨みつけたのだった。
「なんだよ、ナスターク怖い顔すんなよ、冗談だよ冗談。」
「本気にしないでくれナスターク、ガイボルスの言う通り冗談だよ本当にやるわけないだろう。」
「そうじゃないブルムッド、ガイボルス、それにミリーも。これよりライオス様より重大なお話がある。」
「重大な話。」
「そうだ地上に戻る前にお前達に話しておくべき事がある。今後の事についてだ。」
「そういえばこの後の方針はまだ決まってなかったな。」
「別にそのまま凱旋して世界を救った英雄として大歓迎されるだけだろう。方針はその後でも別によくないか。特に今急いで決める必要もないだろう。」
「ははあー、そうかこのガイボルス分かっちまったぜ。ライオスお前も俺と一緒に女をさらいたいって言いたいんだろう。いいぜ俺と一緒に女をさらいまくろうぜ。」
ナスタークがガイボルスを睨みつける。
「ガイボルス!!」
「分かってるよ、ナスターク。怖い顔で睨みつけないでくれ!!だから冗談だよ冗談。本気にしないでくれよ。」
するとライオスがナスタークを静止したのだった。
「ナスターク、構わん。」
「はっ。」
ナスタークを静止したライオスがガイボルスに笑みを浮かべた。
「まあガイボルスのは当たらずとも遠からずだな。まずこの勇者パーティーについてだがこれからも活動を続ける。むしろこれからの方が重要だからな。」
「これからの方が重要ってどういう事、まさか魔王クレスタは完全には倒せていないの?」
「魔王クレスタの完全消滅はさっきみんなで確認しているだろうが。魔王クレスタの討伐は完了した。」
「それじゃあまだ強力な力を持った魔族が残っていたか?」
「それもない。四天王も他の強力な魔族も俺達が全員倒しただろうが。魔王軍は今後指揮官を失って完全に崩壊していくはずだ。」
「もしかしてクリードを追放した事を後悔してるの?だったらすぐにクリードを呼び戻してあげようよ。」
「ミリー、そんな事考えてるわけないだろうが、Fランクは追放されて当然の奴だ。この優秀なライオス様の足を引っ張る事しかできないFランクを呼び戻すなんて絶対ありえない。」
「だったらやっぱりもう終わりじゃないのか、勇者パーティーを解散させないってだけの話だろう。それとも未発見のダンジョン探索をしたいとかか?」
「ブルムット、そんな事をするわけないだろうが。」
ライオスがため息まじりに言った。
「はあー、頼むからトンチンカンな事ばかり言わないでくれ。」
「ライオス様、これは最初から話した方が宜しいかと。」
「そうだないいかお前達、そもそもなぜこのライオス様が魔王クレスタを倒す勇者に名乗り出たか分かるか?」
「故郷の村が魔物に襲われて滅んでしまった。これ以上人々が傷つくのを見たくなかったから勇者に名乗りでたんじゃないの?」
「ミリーまで俺の話を信じ切っていたようだな。」
「それだけライオス様の名演技だったという事でございます。」
「まあ演じる必要があったからな、このライオス様にかかればこなせない事など何もないわ。」
「いいか俺の故郷ブリダ村を滅ぼしたのは他ならぬこのライオス様自身だ。このライオス様が故郷であるブリダの村人達を死に追いやったのさ。」
「ええっ?」
「魔物に襲われた村の唯一の生き残り、そうやって俺は公爵や周辺の人々から支持を集めた。そうでもしなけりゃ勇者になんて選んでくれなかったからな。」
「勇者になるために、魔物に故郷の人々をわざと襲わせたって言うの?」
「厳密に言うと少し違うな。俺は皆が寝静まった時間帯を見計らって一軒づつ殺して回ったのさ。そしてブリダ村の人間42人を全員殺害した後で家々に火を放って村を焼いたのさ。その後で俺は公爵家に魔物の大軍に襲われたと嘘の報告をしたのさ。」
「ライオスあなたが村の人達を全員殺したって言うの?」
「ああそうだ、ジョブ適性や腕っぷしだけじゃ勇者になれるとは限らないからな。だから先にある程度の有名人になっておく必要があった。だから魔物に滅ぼされたブリダ村の唯一の生き残りを演じたのさ。みんなしっかり騙されてくれたよ。」
「ライオス様とてもすばらしい行動ございました。何度聞いても感心するばかりでございます。」
「当然だ、同郷(どうきょう)の連中などにこのライオス様は何の未練もなかったからな。」
「ならこれから何をしようとしているんだ?」
「いいかこのライオス様は神アルカディオスを消滅させるつもりだ。そして今大陸に残っている指導者共を全員始末してこのライオス様による世界支配を達成するのだ。」
「今この時もライオス様は魔王クレスタを倒す勇者として人々から崇められている。ライオス様は魔王クレスタの部下である四天王を全て倒された。そしてライオス様なら魔王クレスタを倒してくれると人々は期待しているのだ。ライオス様はそこを最大限に利用されるつもりだ。」
「神アルカディオス様を消滅させる?」
「せ、世界支配?」
これを聞いたミリーとブルムットとガイボルスは困惑したのだった。
だが構わずにライオスとナスタークは話を続けた。
「神アルカディオスは魔王クレスタとの戦いで相当な力を使っている。今ならば神アルカディオスを消滅に追い込む事も可能なはずだ。いいかこの世界を支配する資格を持っているのは神アルカディオスでもなければ大司教や国王達でもない、その資格がある唯一の存在はライオス様をおいて他にいない。世界の価値ある物は全てライオス様の所有物であるべきだ。この世界にライオス様が頭を下げるべき存在など誰もいてはならないんだ。」
「その通りだ、神アルカディオスは人々に恩恵を与え人々を守ってきた救いがたい愚かな存在だ。このライオスはあの愚かな存在を苦々しく思っていたのだ。この世界の連中にしてみても神アルカディオスの加護がなければ生きていけないようなカス連中ばかりときている。」
「それのどこが間違っているって言うの?」
「いいか神というのはな、人々を恐怖させ殺戮(さつりく)を楽しむ存在でなければならんのだ。人々を守り慈しむなど論外だ。殺戮を行わない神などこのライオスは絶対に許さん!!それに加えてこの世界の指導者は愚か者ばかりだ。だからライオス様が指導者共を一網打尽にしてこの世界をライオス様が支配してやるのだ!!」
「いいかこのライオス様の計画では魔王クレスタを倒すのは第一段階でしかないんだよ。この世界の守護者たる神アルカディオスを消滅させてこの大陸を支配してきた公爵や国王や大司教や預言者共を全員始末してこのライオス様が大陸の支配者として君臨してようやく計画完了なんだ。」
「待ってくれ、神アルカディオスを消滅させて、世界の指導者達を全員始末するって、そんなの無謀以外の何物でもないだろう。世界全てを敵に回すって事だぞ。そんなの成功するわけがない。」
「もちろん、そこは考えてある。さっきも言ったが世界中の人間が俺達のパーティーが魔王クレスタを倒すと信じている。そこを利用してやるんだ。」
「どういう事だ?」
「いいか、俺達は魔王クレスタを倒した。だがそれを知っているのは俺達だけだ。もしこのまま帰って魔王クレスタの討伐を失敗しましたと嘘の報告しても誰もこのライオス様の言う事を疑ったりしないだろう。」
「そんな報告をしてどうするんだ?」
「いいか俺達は魔王クレスタの討伐を知っているから魔王クレスタや魔王軍の心配をする必要ない。だが他の奴らはもう存在すらしない魔王クレスタや魔王軍に怯えなければならないんだよ。」
「だからそれがなんだって言うんだ?」
「大司教共は魔王討伐のために巨額の資金援助をしてくれているだろう。」
「そりゃそうだろう。俺達は勇者パーティーなんだからそれぐらいされるのは当然だろう。このガイボルスはそこらのゴミ冒険者共とは違うんだからよう。」
「魔王クレスタの討伐に失敗しましたと報告するという事は、俺達に行われた巨額の支援はこの後も続くという事だ。なにせ魔王討伐を連中には知らせないんだからな。」
「で?」
「これからはその巨額の資金援助を全て神アルカディオスや大司教共を始末するのに使うんだ。しかも連中には魔王クレスタの討伐を知らないままなのだから、これまでと同様に大きな信頼をこのライオス様に寄せ続けるという事だ。そんな連中の寝首をかくのが難しいと思うか?」
「なるほど確かにこれまで通りの対応が続くなら指導者達を始末する事も可能ではありそうだな。だが指導者達の始末はそれでいいとしても、世界の守護者たる神アルカディオスはどうするんだ?相手は神なんだ、人間一人を始末するのとはわけが違うぞ。」
「それも考えてある。確かに普通に神アルカディオスに挑むのは無謀でしかないが、魔王クレスタとの戦いで力を大きく消耗して神アルカディオスの力は弱体化の一途をたどっている。今ならば神アルカディオスを消滅に追い込む事は十分に可能だ。」
「追い出された時のFランクの顔は涼しい顔をしていたが、内心はめちゃくちゃショックだっただろうな。」
「そうりゃそうだろう、俺達のパーティーからの追放なんてショック以外の何物でもないだろう。」
「ライオス、すごくいい判断だったと思うぜ。」
「うむFランクはこのライオス様の足を引っ張る事はあってもこのライオス様の役に立つ事はありえないからな。」
「ぎゃはっはっは、まさにその通りだな。」
するとガイボルスがこうライオスに提案した。
「なあとっととリアーの羽でダンジョンの外に出ようぜ。」
「そうだなガイボルス、魔王クレスタはもう倒したんだからな。もう俺達の役目も終わったわけだ。」
ブルムットもガイボルスに賛成した。
「というかブルムット、俺達魔王クレスタを倒したんだから英雄になれるんじゃないか。」
「なれるじゃなくて俺達は魔王クレスタを倒したんだからもうすでに英雄だろう。」
「それなら派手に遊んでもみんな文句言わないんじゃないか!」
「派手に遊ぶ、どういう事だ?」
「多少羽目を外しても多めにみてもらえるんじゃないかって事だ。」
「それもそうだな、だったらこのガイボルスは村々から女共をさらってやるとするかな!イエーイ!!」
「ならこのブルムッドはドラッグパーティーでも開催するとするかな。町を貸し切ってドラッグパーティーを開催するぜ!!はっはっは!!」
このガイボルスとブルムットの発言にナスタークが二人を睨みつけたのだった。
「なんだよ、ナスターク怖い顔すんなよ、冗談だよ冗談。」
「本気にしないでくれナスターク、ガイボルスの言う通り冗談だよ本当にやるわけないだろう。」
「そうじゃないブルムッド、ガイボルス、それにミリーも。これよりライオス様より重大なお話がある。」
「重大な話。」
「そうだ地上に戻る前にお前達に話しておくべき事がある。今後の事についてだ。」
「そういえばこの後の方針はまだ決まってなかったな。」
「別にそのまま凱旋して世界を救った英雄として大歓迎されるだけだろう。方針はその後でも別によくないか。特に今急いで決める必要もないだろう。」
「ははあー、そうかこのガイボルス分かっちまったぜ。ライオスお前も俺と一緒に女をさらいたいって言いたいんだろう。いいぜ俺と一緒に女をさらいまくろうぜ。」
ナスタークがガイボルスを睨みつける。
「ガイボルス!!」
「分かってるよ、ナスターク。怖い顔で睨みつけないでくれ!!だから冗談だよ冗談。本気にしないでくれよ。」
するとライオスがナスタークを静止したのだった。
「ナスターク、構わん。」
「はっ。」
ナスタークを静止したライオスがガイボルスに笑みを浮かべた。
「まあガイボルスのは当たらずとも遠からずだな。まずこの勇者パーティーについてだがこれからも活動を続ける。むしろこれからの方が重要だからな。」
「これからの方が重要ってどういう事、まさか魔王クレスタは完全には倒せていないの?」
「魔王クレスタの完全消滅はさっきみんなで確認しているだろうが。魔王クレスタの討伐は完了した。」
「それじゃあまだ強力な力を持った魔族が残っていたか?」
「それもない。四天王も他の強力な魔族も俺達が全員倒しただろうが。魔王軍は今後指揮官を失って完全に崩壊していくはずだ。」
「もしかしてクリードを追放した事を後悔してるの?だったらすぐにクリードを呼び戻してあげようよ。」
「ミリー、そんな事考えてるわけないだろうが、Fランクは追放されて当然の奴だ。この優秀なライオス様の足を引っ張る事しかできないFランクを呼び戻すなんて絶対ありえない。」
「だったらやっぱりもう終わりじゃないのか、勇者パーティーを解散させないってだけの話だろう。それとも未発見のダンジョン探索をしたいとかか?」
「ブルムット、そんな事をするわけないだろうが。」
ライオスがため息まじりに言った。
「はあー、頼むからトンチンカンな事ばかり言わないでくれ。」
「ライオス様、これは最初から話した方が宜しいかと。」
「そうだないいかお前達、そもそもなぜこのライオス様が魔王クレスタを倒す勇者に名乗り出たか分かるか?」
「故郷の村が魔物に襲われて滅んでしまった。これ以上人々が傷つくのを見たくなかったから勇者に名乗りでたんじゃないの?」
「ミリーまで俺の話を信じ切っていたようだな。」
「それだけライオス様の名演技だったという事でございます。」
「まあ演じる必要があったからな、このライオス様にかかればこなせない事など何もないわ。」
「いいか俺の故郷ブリダ村を滅ぼしたのは他ならぬこのライオス様自身だ。このライオス様が故郷であるブリダの村人達を死に追いやったのさ。」
「ええっ?」
「魔物に襲われた村の唯一の生き残り、そうやって俺は公爵や周辺の人々から支持を集めた。そうでもしなけりゃ勇者になんて選んでくれなかったからな。」
「勇者になるために、魔物に故郷の人々をわざと襲わせたって言うの?」
「厳密に言うと少し違うな。俺は皆が寝静まった時間帯を見計らって一軒づつ殺して回ったのさ。そしてブリダ村の人間42人を全員殺害した後で家々に火を放って村を焼いたのさ。その後で俺は公爵家に魔物の大軍に襲われたと嘘の報告をしたのさ。」
「ライオスあなたが村の人達を全員殺したって言うの?」
「ああそうだ、ジョブ適性や腕っぷしだけじゃ勇者になれるとは限らないからな。だから先にある程度の有名人になっておく必要があった。だから魔物に滅ぼされたブリダ村の唯一の生き残りを演じたのさ。みんなしっかり騙されてくれたよ。」
「ライオス様とてもすばらしい行動ございました。何度聞いても感心するばかりでございます。」
「当然だ、同郷(どうきょう)の連中などにこのライオス様は何の未練もなかったからな。」
「ならこれから何をしようとしているんだ?」
「いいかこのライオス様は神アルカディオスを消滅させるつもりだ。そして今大陸に残っている指導者共を全員始末してこのライオス様による世界支配を達成するのだ。」
「今この時もライオス様は魔王クレスタを倒す勇者として人々から崇められている。ライオス様は魔王クレスタの部下である四天王を全て倒された。そしてライオス様なら魔王クレスタを倒してくれると人々は期待しているのだ。ライオス様はそこを最大限に利用されるつもりだ。」
「神アルカディオス様を消滅させる?」
「せ、世界支配?」
これを聞いたミリーとブルムットとガイボルスは困惑したのだった。
だが構わずにライオスとナスタークは話を続けた。
「神アルカディオスは魔王クレスタとの戦いで相当な力を使っている。今ならば神アルカディオスを消滅に追い込む事も可能なはずだ。いいかこの世界を支配する資格を持っているのは神アルカディオスでもなければ大司教や国王達でもない、その資格がある唯一の存在はライオス様をおいて他にいない。世界の価値ある物は全てライオス様の所有物であるべきだ。この世界にライオス様が頭を下げるべき存在など誰もいてはならないんだ。」
「その通りだ、神アルカディオスは人々に恩恵を与え人々を守ってきた救いがたい愚かな存在だ。このライオスはあの愚かな存在を苦々しく思っていたのだ。この世界の連中にしてみても神アルカディオスの加護がなければ生きていけないようなカス連中ばかりときている。」
「それのどこが間違っているって言うの?」
「いいか神というのはな、人々を恐怖させ殺戮(さつりく)を楽しむ存在でなければならんのだ。人々を守り慈しむなど論外だ。殺戮を行わない神などこのライオスは絶対に許さん!!それに加えてこの世界の指導者は愚か者ばかりだ。だからライオス様が指導者共を一網打尽にしてこの世界をライオス様が支配してやるのだ!!」
「いいかこのライオス様の計画では魔王クレスタを倒すのは第一段階でしかないんだよ。この世界の守護者たる神アルカディオスを消滅させてこの大陸を支配してきた公爵や国王や大司教や預言者共を全員始末してこのライオス様が大陸の支配者として君臨してようやく計画完了なんだ。」
「待ってくれ、神アルカディオスを消滅させて、世界の指導者達を全員始末するって、そんなの無謀以外の何物でもないだろう。世界全てを敵に回すって事だぞ。そんなの成功するわけがない。」
「もちろん、そこは考えてある。さっきも言ったが世界中の人間が俺達のパーティーが魔王クレスタを倒すと信じている。そこを利用してやるんだ。」
「どういう事だ?」
「いいか、俺達は魔王クレスタを倒した。だがそれを知っているのは俺達だけだ。もしこのまま帰って魔王クレスタの討伐を失敗しましたと嘘の報告しても誰もこのライオス様の言う事を疑ったりしないだろう。」
「そんな報告をしてどうするんだ?」
「いいか俺達は魔王クレスタの討伐を知っているから魔王クレスタや魔王軍の心配をする必要ない。だが他の奴らはもう存在すらしない魔王クレスタや魔王軍に怯えなければならないんだよ。」
「だからそれがなんだって言うんだ?」
「大司教共は魔王討伐のために巨額の資金援助をしてくれているだろう。」
「そりゃそうだろう。俺達は勇者パーティーなんだからそれぐらいされるのは当然だろう。このガイボルスはそこらのゴミ冒険者共とは違うんだからよう。」
「魔王クレスタの討伐に失敗しましたと報告するという事は、俺達に行われた巨額の支援はこの後も続くという事だ。なにせ魔王討伐を連中には知らせないんだからな。」
「で?」
「これからはその巨額の資金援助を全て神アルカディオスや大司教共を始末するのに使うんだ。しかも連中には魔王クレスタの討伐を知らないままなのだから、これまでと同様に大きな信頼をこのライオス様に寄せ続けるという事だ。そんな連中の寝首をかくのが難しいと思うか?」
「なるほど確かにこれまで通りの対応が続くなら指導者達を始末する事も可能ではありそうだな。だが指導者達の始末はそれでいいとしても、世界の守護者たる神アルカディオスはどうするんだ?相手は神なんだ、人間一人を始末するのとはわけが違うぞ。」
「それも考えてある。確かに普通に神アルカディオスに挑むのは無謀でしかないが、魔王クレスタとの戦いで力を大きく消耗して神アルカディオスの力は弱体化の一途をたどっている。今ならば神アルカディオスを消滅に追い込む事は十分に可能だ。」
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