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65話 窮地のライオス
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いっぽうのライオスはルステリア法国にある自分の宮殿の大広間にて顔を青くしてたのだった。
「な・・んだと?今なんと言った。」
「それが王国内でライオス様の追放令が出されたとの事です。」
ライオスは伝令に聞き返していた。
「王都を制圧した報告ではなく、このライオス様の追放令だと。」
「はい。ゴードを始めとするライオス軍の兵士達も王国軍に捕まってしまったとの事です。ゼスタニア王国でのライオス様の地位は完全に失ってしまいました。ゼスタニア王国からどんどんライオス軍の兵士達が脱出してきております。」
ライオスの部下であるベルーガがライオスに言った。
「ライオス陛下、昨日から何度も何度も同じ事を聞いても、返答は変わりませんぜ。」
今度はベルーガが伝令に尋ねた。
「我が軍の様子はどうだ?」
「はいベルーガ様、我がライオス軍にも大きな動揺が走っております。」
「だろうな、全くゴードの奴、大失態をしてくれやがったな。大きなヘマをやらかしやがって。ゼスタニア王国がライオス陛下の追放令を出したとなると一大事だぞ。」
そこに別の使者が入ってきた。
「大変です、各国より使者がやってきております。王国のライオス様の追放令はどういう事かと説明を求めてきております。」
「もう来やがったか。」
「ライオス陛下、使者たちにはどう返答されますか?」
ベルーガの問いかけにライオスは何も答えなかった。
「これは何かの間違いだ、そうに決まっている。」
ライオスはそう小さく呟くだけだった。
ベルーガが小さくため息をついた。
「こりゃしばらくダメそうだな。陛下はこんな調子じゃ仕方ない。とりあえず使者たちには待たせておけ。お前達も下がれ。」
「はっ。」
報告にきていた兵士達が大広間より出て行った。
ベルーガがライオスに問いかけた。
「ライオス陛下、ショックなのは分かりますが、指示を頂けませんでしょうか?」
ライオスがベルーガを振り返る。
「ベルーガ!!これは何かの間違いだよな!!このライオス様の追放令が出たなんて!!」
「たぶん事実でしょう。各国からも説明を求める使者がきてますしな。ゴードが失敗してライオス様の計画が露見してしまったんです。」
「そんな事があるはずがない、このライオス様の追放令が王国から出されるなんてあるはずがない!!王都の制圧の報告以外に届くはずがないんだ!!」
「ライオス陛下、どうか落ち着いてください。王宮に潜入しているダルカンより連絡がありました。捕まっているゴード達を利用して王宮の連中を抹殺する策を仕掛けたとの事です。ダルカンの策が上手くいっていれば、王宮の連中は片付けられるかもしれません。」
「なんだと、ダルカンからそんな報告があったのか?」
「ええ、ですので落ち着いてダルカンの帰還を待つしましょう。」
「ふむ、そうだな。ダルカンを待つとするか。このライオス様の計画が失敗するなんてありえないんだからな。」
ライオス達が大広間で待っていると、兵士が一人大広間に入ってきたのだった。
「ライオス陛下、ダルカン殿が戻られました。」
「よしすぐにここに通せ。」
ダルカンが大広間に入ってきた。
「ダルカン、このライオス様の追放令が出されたなんて嘘だよな?王都は制圧できたんだよな?」
「いえゴードは王都の制圧に失敗しました。国王によりライオス様の追放令が出されたのも事実でございます。」
「なんだと!!国王の野郎がこのライオス様の追放令を出すなんて、そんな事があるわけないだろうが!!」
「陛下ダルカンは新たに策を仕掛けたのです。」
「そうだったな。ベルーガの言う通り、お前の策で王宮の奴らを抹殺したんだよな。それをこのライオス様に報告してくれるんだよな!!王宮の連中は悲惨な最期をとげたんだろうな!!」
「・・・・・。」
「なぜ黙っている。はやく策は成功したと言え!!」
「申し訳ありませんライオス様。ゴードをおとりにした罠を仕掛けたのですが、看破されてしまい失敗してしまいました。」
「なんだと、失敗しただと!!それじゃあ王宮の奴らはまだ?」
「ピンピンしております。」
ライオスは再び大きなショックを受けていた。
「そ・・そんな馬鹿な・・・本当に・・・このライオスが追放されたというのか!!本当に・・このライオス様の計画が失敗したというのか?」
「はい、その通りでございます。」
「おい!!テメエなにしに王宮に潜入してやがったんだ!!このライオス様が王国を乗っ取って国王をなぶり殺すためにダルカンやゴードを送ったのだぞ!!」
「ですが指揮権はゴード様にありましたので、私だけではどうしようもなく。」
「ええい言い訳するんじゃねえ!!いいかこのライオス様は窮地にたっているんだぞ!!このライオス様が追い込まれているんだ!!こんな事があっていいわけがない!!わかってやがるのか!!」
「申し訳ありません。ですが正直今回は相手が悪すぎたと思います。ゴードや私ではとてもではないですが太刀打ちできる相手ではありませんでした。」
ベルーガがダルカンに尋ねた。
「そう言えばまだ聞いてなかったな。ダルカン、ゴードを捕まえてライオス様の計画を阻止した奴は誰なんだ?」
「そうだ、ダルカン!!だれがこのライオス様の計画を邪魔しやがったんだ?」
「ライオス様はよくご存じの人物です。」
「なに?」
「Fランクです。Fランクが現れてゴードを捕まえた上で、国王にライオス様の計画を伝えたのです。」
「なんだと?」
「ライオス様が追放して石にしたはずのFランクが王宮に現れたのです。」
「嘘を言うな!!あのFランクがこのライオス様の計画を潰せるわけないだろうが!!確かに錬成やアイテム管理にかけては秀でたスキルも持っているようだが、だがそれだけだ。それ以外の能力においてはこのライオス様の足元にも及ばんはずだ。適当な事を言ってるんじゃねえぞ。」
ベルーガがため息をつきながら言った。
「ライオス陛下、いい加減お認めください。Fランクの能力は陛下のお考えとは、真逆だったのでしょう。Fランクはライオス陛下よりもスキルが高く優秀だったという事です。」
「ベルーガ、貴様までFランクなんぞの肩を持つ気か?」
「ライオス陛下、お辛いでしょうが、どうかFランクの高い能力をお認めください!!」
「ふざけるな!!このライオス様がFランクよりも劣っていると言いたいのか!!貴様は!!」
「はい、少なくとも今回はまんまとFランクにしてやられました。Fランクによってライオス陛下の計画は叩き潰されたのです!!つまりライオス陛下よりもFランクの方が格上だったという事です。どうかそれをお認めください。」
「このライオス様はFランクよりも劣っているのか?」
「その通りです。」
ライオスは悔しそうな顔をした。
「くそおおお・・!!Fランクなんかに・・Fランクなんかに、このライオス様が!!」
「くそおおお・・!!Fランクなんかに・・・!!」
ライオスは悔しくて何度も何度も泣き叫んだのだった。
「な・・んだと?今なんと言った。」
「それが王国内でライオス様の追放令が出されたとの事です。」
ライオスは伝令に聞き返していた。
「王都を制圧した報告ではなく、このライオス様の追放令だと。」
「はい。ゴードを始めとするライオス軍の兵士達も王国軍に捕まってしまったとの事です。ゼスタニア王国でのライオス様の地位は完全に失ってしまいました。ゼスタニア王国からどんどんライオス軍の兵士達が脱出してきております。」
ライオスの部下であるベルーガがライオスに言った。
「ライオス陛下、昨日から何度も何度も同じ事を聞いても、返答は変わりませんぜ。」
今度はベルーガが伝令に尋ねた。
「我が軍の様子はどうだ?」
「はいベルーガ様、我がライオス軍にも大きな動揺が走っております。」
「だろうな、全くゴードの奴、大失態をしてくれやがったな。大きなヘマをやらかしやがって。ゼスタニア王国がライオス陛下の追放令を出したとなると一大事だぞ。」
そこに別の使者が入ってきた。
「大変です、各国より使者がやってきております。王国のライオス様の追放令はどういう事かと説明を求めてきております。」
「もう来やがったか。」
「ライオス陛下、使者たちにはどう返答されますか?」
ベルーガの問いかけにライオスは何も答えなかった。
「これは何かの間違いだ、そうに決まっている。」
ライオスはそう小さく呟くだけだった。
ベルーガが小さくため息をついた。
「こりゃしばらくダメそうだな。陛下はこんな調子じゃ仕方ない。とりあえず使者たちには待たせておけ。お前達も下がれ。」
「はっ。」
報告にきていた兵士達が大広間より出て行った。
ベルーガがライオスに問いかけた。
「ライオス陛下、ショックなのは分かりますが、指示を頂けませんでしょうか?」
ライオスがベルーガを振り返る。
「ベルーガ!!これは何かの間違いだよな!!このライオス様の追放令が出たなんて!!」
「たぶん事実でしょう。各国からも説明を求める使者がきてますしな。ゴードが失敗してライオス様の計画が露見してしまったんです。」
「そんな事があるはずがない、このライオス様の追放令が王国から出されるなんてあるはずがない!!王都の制圧の報告以外に届くはずがないんだ!!」
「ライオス陛下、どうか落ち着いてください。王宮に潜入しているダルカンより連絡がありました。捕まっているゴード達を利用して王宮の連中を抹殺する策を仕掛けたとの事です。ダルカンの策が上手くいっていれば、王宮の連中は片付けられるかもしれません。」
「なんだと、ダルカンからそんな報告があったのか?」
「ええ、ですので落ち着いてダルカンの帰還を待つしましょう。」
「ふむ、そうだな。ダルカンを待つとするか。このライオス様の計画が失敗するなんてありえないんだからな。」
ライオス達が大広間で待っていると、兵士が一人大広間に入ってきたのだった。
「ライオス陛下、ダルカン殿が戻られました。」
「よしすぐにここに通せ。」
ダルカンが大広間に入ってきた。
「ダルカン、このライオス様の追放令が出されたなんて嘘だよな?王都は制圧できたんだよな?」
「いえゴードは王都の制圧に失敗しました。国王によりライオス様の追放令が出されたのも事実でございます。」
「なんだと!!国王の野郎がこのライオス様の追放令を出すなんて、そんな事があるわけないだろうが!!」
「陛下ダルカンは新たに策を仕掛けたのです。」
「そうだったな。ベルーガの言う通り、お前の策で王宮の奴らを抹殺したんだよな。それをこのライオス様に報告してくれるんだよな!!王宮の連中は悲惨な最期をとげたんだろうな!!」
「・・・・・。」
「なぜ黙っている。はやく策は成功したと言え!!」
「申し訳ありませんライオス様。ゴードをおとりにした罠を仕掛けたのですが、看破されてしまい失敗してしまいました。」
「なんだと、失敗しただと!!それじゃあ王宮の奴らはまだ?」
「ピンピンしております。」
ライオスは再び大きなショックを受けていた。
「そ・・そんな馬鹿な・・・本当に・・・このライオスが追放されたというのか!!本当に・・このライオス様の計画が失敗したというのか?」
「はい、その通りでございます。」
「おい!!テメエなにしに王宮に潜入してやがったんだ!!このライオス様が王国を乗っ取って国王をなぶり殺すためにダルカンやゴードを送ったのだぞ!!」
「ですが指揮権はゴード様にありましたので、私だけではどうしようもなく。」
「ええい言い訳するんじゃねえ!!いいかこのライオス様は窮地にたっているんだぞ!!このライオス様が追い込まれているんだ!!こんな事があっていいわけがない!!わかってやがるのか!!」
「申し訳ありません。ですが正直今回は相手が悪すぎたと思います。ゴードや私ではとてもではないですが太刀打ちできる相手ではありませんでした。」
ベルーガがダルカンに尋ねた。
「そう言えばまだ聞いてなかったな。ダルカン、ゴードを捕まえてライオス様の計画を阻止した奴は誰なんだ?」
「そうだ、ダルカン!!だれがこのライオス様の計画を邪魔しやがったんだ?」
「ライオス様はよくご存じの人物です。」
「なに?」
「Fランクです。Fランクが現れてゴードを捕まえた上で、国王にライオス様の計画を伝えたのです。」
「なんだと?」
「ライオス様が追放して石にしたはずのFランクが王宮に現れたのです。」
「嘘を言うな!!あのFランクがこのライオス様の計画を潰せるわけないだろうが!!確かに錬成やアイテム管理にかけては秀でたスキルも持っているようだが、だがそれだけだ。それ以外の能力においてはこのライオス様の足元にも及ばんはずだ。適当な事を言ってるんじゃねえぞ。」
ベルーガがため息をつきながら言った。
「ライオス陛下、いい加減お認めください。Fランクの能力は陛下のお考えとは、真逆だったのでしょう。Fランクはライオス陛下よりもスキルが高く優秀だったという事です。」
「ベルーガ、貴様までFランクなんぞの肩を持つ気か?」
「ライオス陛下、お辛いでしょうが、どうかFランクの高い能力をお認めください!!」
「ふざけるな!!このライオス様がFランクよりも劣っていると言いたいのか!!貴様は!!」
「はい、少なくとも今回はまんまとFランクにしてやられました。Fランクによってライオス陛下の計画は叩き潰されたのです!!つまりライオス陛下よりもFランクの方が格上だったという事です。どうかそれをお認めください。」
「このライオス様はFランクよりも劣っているのか?」
「その通りです。」
ライオスは悔しそうな顔をした。
「くそおおお・・!!Fランクなんかに・・Fランクなんかに、このライオス様が!!」
「くそおおお・・!!Fランクなんかに・・・!!」
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