歳時記カフェ

青西瓜

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【46 2月14日 バレンタインデー】

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・【46 2月14日 バレンタインデー】


 用意していたチョコはお風呂上がりに渡した。
 だって朝からテイがソワソワしていて可愛過ぎたから。
 ちょっと意地悪しちゃった。
「テイ、私からも。ずっと大好きだよ」
 とチョコを渡すと、テイは口角を上げて、
「ありがとう! 寧! この日本の風習は知っていたよ!」
「正確には日本の風習じゃないけどもねっ」
「でもだよ!」
 でもだよ、て、と心の中で反芻していると、クラが近付いてきたので、クラにもチョコを渡そうと、その場にしゃがむと、
「僕も本命?」
 と聞いてきたので、ここはハッキリ答えないといけないと思って、
「ここは本当にゴメンね、本命はやっぱりテイだけなんだ」
 と答えると、クラは少し不機嫌そうな顔をしながらも受け取ってくれた。
 クラは少し肩を落としながら、こう言った。
「そりゃそうだよね」
 テイは何か言おうかどうかあわあわしている。
 私は何だかクラがまだ喋ると思って黙っていると、案の定クラの口が開いた。
「でもね、僕もそっちのほうが嬉しいんだよ。だってテイに幸せになってほしいんだもん」
 そうクラはテイに向かって満面の笑みをした。
 テイは嬉しそうにバンザイしてから、クラに寄って、クラを胸の前で抱いた。
 クラは満足げに笑って、テイに頭を撫でられていた。
 結局クラの本命はテイなんだ、テイばっかり二人からも本命でズルいな、とちょっと嫉妬してしまった。
 するとテイが私の頭を優しく撫でてきて、
「寧も一緒っ」
 と言って笑った。
「当たり前でしょ」
 と返しておいた。
 これがずっと当たり前だといいな。
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