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始まりはいつもこんな感じ
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・【始まりはいつもこんな感じ】
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「那智、君のことが好きだっ!」
そう言って幻想的な紅葉や楓の幻を纏って、私に迫ってきた狐のあやかしである狐弓(こきゅう)くん。
右手が伸びてきたので、私は鮮やかにかわし、壁ドン回避。
私が立っていた位置が位置だけに、あわや学校の非常ボタンを押しそうになって慌てた狐弓くんを鼻で笑う私。
私は脚をタンタッタンタッと動かし、叫ぶ。
「フットワークが違うのよ! フットワークがぁっ!」
私はファイティングポーズを構える。
そして狐弓くんは”勿論”マイクを構える。
だよね、そうだよね、君たちのやることって絶対それだよね。
「さすが愛しの那智ちゃん、やはり心を動かすにはこれだろうねっ」
いや、それいっぱいやられているけども全然心動かないから。
私には心に決めた一人がいるんだから。
でもそんなことは言えない。
まだ心に決めた一人に本気で好かれている自信が無いから。
だから隙ができてしまうのだろう、こういうあやかしたちにつけ込まれる隙が。
「好きだ! 那智ちゃん! ボクの”言霊ラップ”を受け取れ!」
う~ん、やっぱり聞かないとダメかなぁ……めちゃくちゃ恥ずかしいんだよね、これ……。
でもさすがにラップし出したところを邪魔するのは、私の真面目な部分が顔を出してできないし……。
マイクを構えた狐弓くんは、ラップを開始した。
《狐弓》
ボクは那智ちゃん、君を愛す 君は甘くとろける、まるでアイス
これは君がボクに惚れる合図 君のために握り続けるマイク
ボクは君を守るナイフ それかがっしり支える財布
幸せを築き上げる大工 ライクじゃなくてラブで愛す
最後に、実在しないハートマークの楓の幻を纏った狐弓くん。
いやいや、ナイフで守るって中二病の世界観か、財布って何か生々しいし。
そんな私の心のツッコミは知らずに、自信満々に手を差し伸べながらこう言った狐弓くん。
「どうだったかな? 那智ちゃん、惚れてくれていいんだよっ」
「いや、全然惚れませんけども」
「えっ! まだ足りないなんて! 欲しがる娘だなぁ……」
いやいや。
私を小娘みたいな言い方するけども、見た目はほとんど私と大差ない、小学五年生なんだけどな。
でも確かにあやかしは見た目よりは歳をとっている。
だからその歳に合わせればいいのに、何故かこの村の風習で、あやかしが人間と同じ小学校に通いだすのは、そのくらいの見た目になってからなのだ。
同じサイズのほうが、先生が扱いやすいとか、そんな理由だったような気がする……って!
「あやかしが人間と同じ小学校に通うってなんだよ! そんなんこの村だけだわ!」
つい口に出てしまった。
その突然の当たり前に狐弓くんもちょっと困った表情を浮かべながら、
「いやいや、急にどうしたんだい……そんなの、この村では当たり前のことじゃないか……」
私はもう勢いに任せて疑問をぶつける。
「というか普通にあやかしがいるって何なのっ?」
「いや、ボクだって子供だからよく分からないが、昔からこの村はあやかしも人間も仲良くやっていこうという掟があって、この村はあやかしたちにとって楽園になっているって」
「でもこうも毎日告白されたら人間にとっては楽園じゃないじゃん!」
私がそう叫ぶと、狐弓くんはやれやれといった感じにこう言った。
「それは那智ちゃんが魅力的すぎるんだよっ」
いやウィンクしながら言われても、どこがだよ、どこがだよ……おい!
「私のどこが魅力的なんだよ! そこそこ口も悪いし、活発的で扱いづらいだろ!」
「元気で物怖じせず、誰とでも分け隔てなく会話できる素晴らしい女性じゃないか!」
何だおい! ネガティブな言葉をポジティブな言葉に変える辞典か! オマエ!
というかさぁっ!
「結局女子が少ないだけだろうがぁっ!」
「ま、まあ確かに、そうなんだけども……」
図星でばつが悪そうな顔をした狐弓くん。
そう、この村はとにかく人が少ない。
結果、女子の絶対数も少ない。
特にこのくらいの年代は女子が三人しかいない。
あやかしの女子二人、生粋の人間の女子は私一人だ。
それもこれも全て……!
「アンタらあやかしが人間の女子とばかり結婚するからだろうがぁっ! だから人間の女子が少なくなるんだよぉぉおおお!」
私のあまりにも強い圧に、狐弓くんは震えながらも、答えるは答える。
狐弓くんも基本的にマジメなあやかしなのだ。
「それは、その、あやかしは、人間と交わることにより霊力が上がるから、特に生粋の人間との間に生まれた子供は強い霊力を持って……」
「それってさ! 人間だったら何でもいいってことじゃないのっ? 私のこと全然見てくれてないじゃん!」
私は決まった、と思った。
これは完全に論破してやったと思った。
これであやかしたちからの告白全部断ち切ってやったと思った……が、狐弓くんは真剣な瞳で私を見ながらこう言った。
「それは違う! 那智ちゃんが本当に魅力的なんだ! 見た目の美しさも中身の美しさを兼ね備え、さらに文武両道、何をやらしても素晴らしい那智ちゃんのことが本当に好きなんだ!」
「……お、おぅ……」
照れてしまった。
へへっ、そんな言われたら、やっぱり嬉しいぜチクショウ。
でもまあこんなデカい声で会話していたら、どんどん人が寄ってくるわけで。
人というか、ほぼあやかしばかりだけども。
「狐弓、オマエの番はそれで終わりだ! 俺様が惚れさせる!」
……出た、馬鹿みたいに図体がデカい、狼のあやかし、餓狼(がろう)くんだ。
ちなみに私はコイツが一番苦手である。
今日も何か手に、大きめの岩みたいなのを持っている。
演出用の岩だろう、きっと。
先手を打つか。
「餓狼くん、ここ校内だから岩で汚しちゃダメだよ」
「ガハハハ! オマエがいればどんな場所だって綺麗になるよ!」
「そういうことじゃなくて、前も校内に砂ばらまいて先生から怒られたでしょ」
「あれはうまくいかなかった、でも今度はうまくいくぞ! 括目せよ!」
全然話が通じない……。
そして右手に岩、左手にマイクを構えだした。
あー、ラップするだろうなぁ、これから。
《餓狼》
俺は岩砕く、岩砕く、岩砕く それに世界が祝うはず
オマエの心の岩も砕きたい というか砕くわ、無駄嫌い
俺は岩砕く、岩砕く、岩砕く それに世界が祝うはず
オマエの心の岩、砕いただろ? もう既に惚れてない日々は過去!
餓狼くんのリリック、よく分かんないんだよな。
意味が通ってないし。
あと、予想通り、右手の拳で岩を握り潰して砕いちゃったから、もう廊下が砂感に。
「岩砕いて何なのって話なんだけども」
「男らしいだろ!」
「いや何かデートで手を繋いだ時、握り潰されそうで嫌だよ」
「手を繋ぐだと……俺様はそんな簡単に触れたりはしねぇ!」
いやウブかよ!
何なんだよこれ、本当に。
いやいいや、一人一人にこんな構っている時間は無い。
そうでしょ? そこの龍のあやかし、龍太(りゅうた)くんもラップするんでしょ?
「じゃあ次は僕の番だっ! 那智ちゃん! 今日こそ惚れてもらうよ!」
龍太くんはちっこくて可愛い。
ただし山を破壊できる力を持っているらしい。
怖いな。
《龍太》
那智ちゃんにはしてあげたい行動 どんどん向上、王道頂上
相当の言葉の花束、貴方は 宝だ、発言の切れ味は刀だ
まだまだ貴方に見合う僕じゃない ある課題、まだ隣は歩かない
でもそのまま負けるはずがない 小さなその常識をまず破壊!
相変わらず細かく韻を踏んで耳心地がいいなぁ……って!
ちょっと傾くな私! 私には心に決めた相手がいるんだから!
そう、幼馴染の海人(かいと)がいるんだから!
……まあ今日は風邪で休んでいないけども……秋口の温度変化にやられよって! いつもみたいに助けてくれよ!
と思っても、いないので、今日はもうあやかしに囲まれまくりだ。
「那智さん、私もいいかな」
いや本当は嫌ではあるけども、流れ上、乳牛のあやかし、牛助くんだけ断るのは何かおかしいし。
まあ牛助(うしすけ)くんは紳士的だし、唯一大人のオーラ纏っているし、聞いてあげていいや。
「じゃあはい、手早く頼みます」
「ではよろしくお願いします」
《牛助》
私は君のことを愛しています つまらない日常は廃止計画
性格が好き、そして素敵な容姿 言うなれば君は無敵な王位
興味は尽きることが無くて いくらでも僕は言葉出すね
明日へ一緒に行きたいです 君と一緒に生きたいです
優しい押韻を紡いでいて、まあいいだろう。
偉そうな心の中だが、今の私はそんな気分だ。
「また是非、私のラップを聴いて下さい」
「まあまあ、おさがり下さい」
「分かりました」
……なんとか一連の流れは終わったな。
全く、大変だよ、あやかしの言霊信仰は。
言ったことが本当になると信じられている言霊信仰は。
ものすごく言葉をぶつけてくるんだもん。
まあそれも流行りらしいけども。
昔はメロディに乗せるブームがあって、歌を唄ったらしいんだけども、最近はメロディアスかつ言葉が多いラップが流行りで、あやかしたちも皆ラップで愛の言葉を囁いてくる。
何だ流行りて。
あやかしが日本の流行りに影響されて、ラップを始めるんじゃないよ、全く。
まあ昔は長々と歌われて迷惑だったって、ママが言っていたけども。
今は短くてカッコイイじゃないって言ってる。ママは。
確かに長々しく歌われるほうがかなり嫌だけどさ……。
・【始まりはいつもこんな感じ】
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「那智、君のことが好きだっ!」
そう言って幻想的な紅葉や楓の幻を纏って、私に迫ってきた狐のあやかしである狐弓(こきゅう)くん。
右手が伸びてきたので、私は鮮やかにかわし、壁ドン回避。
私が立っていた位置が位置だけに、あわや学校の非常ボタンを押しそうになって慌てた狐弓くんを鼻で笑う私。
私は脚をタンタッタンタッと動かし、叫ぶ。
「フットワークが違うのよ! フットワークがぁっ!」
私はファイティングポーズを構える。
そして狐弓くんは”勿論”マイクを構える。
だよね、そうだよね、君たちのやることって絶対それだよね。
「さすが愛しの那智ちゃん、やはり心を動かすにはこれだろうねっ」
いや、それいっぱいやられているけども全然心動かないから。
私には心に決めた一人がいるんだから。
でもそんなことは言えない。
まだ心に決めた一人に本気で好かれている自信が無いから。
だから隙ができてしまうのだろう、こういうあやかしたちにつけ込まれる隙が。
「好きだ! 那智ちゃん! ボクの”言霊ラップ”を受け取れ!」
う~ん、やっぱり聞かないとダメかなぁ……めちゃくちゃ恥ずかしいんだよね、これ……。
でもさすがにラップし出したところを邪魔するのは、私の真面目な部分が顔を出してできないし……。
マイクを構えた狐弓くんは、ラップを開始した。
《狐弓》
ボクは那智ちゃん、君を愛す 君は甘くとろける、まるでアイス
これは君がボクに惚れる合図 君のために握り続けるマイク
ボクは君を守るナイフ それかがっしり支える財布
幸せを築き上げる大工 ライクじゃなくてラブで愛す
最後に、実在しないハートマークの楓の幻を纏った狐弓くん。
いやいや、ナイフで守るって中二病の世界観か、財布って何か生々しいし。
そんな私の心のツッコミは知らずに、自信満々に手を差し伸べながらこう言った狐弓くん。
「どうだったかな? 那智ちゃん、惚れてくれていいんだよっ」
「いや、全然惚れませんけども」
「えっ! まだ足りないなんて! 欲しがる娘だなぁ……」
いやいや。
私を小娘みたいな言い方するけども、見た目はほとんど私と大差ない、小学五年生なんだけどな。
でも確かにあやかしは見た目よりは歳をとっている。
だからその歳に合わせればいいのに、何故かこの村の風習で、あやかしが人間と同じ小学校に通いだすのは、そのくらいの見た目になってからなのだ。
同じサイズのほうが、先生が扱いやすいとか、そんな理由だったような気がする……って!
「あやかしが人間と同じ小学校に通うってなんだよ! そんなんこの村だけだわ!」
つい口に出てしまった。
その突然の当たり前に狐弓くんもちょっと困った表情を浮かべながら、
「いやいや、急にどうしたんだい……そんなの、この村では当たり前のことじゃないか……」
私はもう勢いに任せて疑問をぶつける。
「というか普通にあやかしがいるって何なのっ?」
「いや、ボクだって子供だからよく分からないが、昔からこの村はあやかしも人間も仲良くやっていこうという掟があって、この村はあやかしたちにとって楽園になっているって」
「でもこうも毎日告白されたら人間にとっては楽園じゃないじゃん!」
私がそう叫ぶと、狐弓くんはやれやれといった感じにこう言った。
「それは那智ちゃんが魅力的すぎるんだよっ」
いやウィンクしながら言われても、どこがだよ、どこがだよ……おい!
「私のどこが魅力的なんだよ! そこそこ口も悪いし、活発的で扱いづらいだろ!」
「元気で物怖じせず、誰とでも分け隔てなく会話できる素晴らしい女性じゃないか!」
何だおい! ネガティブな言葉をポジティブな言葉に変える辞典か! オマエ!
というかさぁっ!
「結局女子が少ないだけだろうがぁっ!」
「ま、まあ確かに、そうなんだけども……」
図星でばつが悪そうな顔をした狐弓くん。
そう、この村はとにかく人が少ない。
結果、女子の絶対数も少ない。
特にこのくらいの年代は女子が三人しかいない。
あやかしの女子二人、生粋の人間の女子は私一人だ。
それもこれも全て……!
「アンタらあやかしが人間の女子とばかり結婚するからだろうがぁっ! だから人間の女子が少なくなるんだよぉぉおおお!」
私のあまりにも強い圧に、狐弓くんは震えながらも、答えるは答える。
狐弓くんも基本的にマジメなあやかしなのだ。
「それは、その、あやかしは、人間と交わることにより霊力が上がるから、特に生粋の人間との間に生まれた子供は強い霊力を持って……」
「それってさ! 人間だったら何でもいいってことじゃないのっ? 私のこと全然見てくれてないじゃん!」
私は決まった、と思った。
これは完全に論破してやったと思った。
これであやかしたちからの告白全部断ち切ってやったと思った……が、狐弓くんは真剣な瞳で私を見ながらこう言った。
「それは違う! 那智ちゃんが本当に魅力的なんだ! 見た目の美しさも中身の美しさを兼ね備え、さらに文武両道、何をやらしても素晴らしい那智ちゃんのことが本当に好きなんだ!」
「……お、おぅ……」
照れてしまった。
へへっ、そんな言われたら、やっぱり嬉しいぜチクショウ。
でもまあこんなデカい声で会話していたら、どんどん人が寄ってくるわけで。
人というか、ほぼあやかしばかりだけども。
「狐弓、オマエの番はそれで終わりだ! 俺様が惚れさせる!」
……出た、馬鹿みたいに図体がデカい、狼のあやかし、餓狼(がろう)くんだ。
ちなみに私はコイツが一番苦手である。
今日も何か手に、大きめの岩みたいなのを持っている。
演出用の岩だろう、きっと。
先手を打つか。
「餓狼くん、ここ校内だから岩で汚しちゃダメだよ」
「ガハハハ! オマエがいればどんな場所だって綺麗になるよ!」
「そういうことじゃなくて、前も校内に砂ばらまいて先生から怒られたでしょ」
「あれはうまくいかなかった、でも今度はうまくいくぞ! 括目せよ!」
全然話が通じない……。
そして右手に岩、左手にマイクを構えだした。
あー、ラップするだろうなぁ、これから。
《餓狼》
俺は岩砕く、岩砕く、岩砕く それに世界が祝うはず
オマエの心の岩も砕きたい というか砕くわ、無駄嫌い
俺は岩砕く、岩砕く、岩砕く それに世界が祝うはず
オマエの心の岩、砕いただろ? もう既に惚れてない日々は過去!
餓狼くんのリリック、よく分かんないんだよな。
意味が通ってないし。
あと、予想通り、右手の拳で岩を握り潰して砕いちゃったから、もう廊下が砂感に。
「岩砕いて何なのって話なんだけども」
「男らしいだろ!」
「いや何かデートで手を繋いだ時、握り潰されそうで嫌だよ」
「手を繋ぐだと……俺様はそんな簡単に触れたりはしねぇ!」
いやウブかよ!
何なんだよこれ、本当に。
いやいいや、一人一人にこんな構っている時間は無い。
そうでしょ? そこの龍のあやかし、龍太(りゅうた)くんもラップするんでしょ?
「じゃあ次は僕の番だっ! 那智ちゃん! 今日こそ惚れてもらうよ!」
龍太くんはちっこくて可愛い。
ただし山を破壊できる力を持っているらしい。
怖いな。
《龍太》
那智ちゃんにはしてあげたい行動 どんどん向上、王道頂上
相当の言葉の花束、貴方は 宝だ、発言の切れ味は刀だ
まだまだ貴方に見合う僕じゃない ある課題、まだ隣は歩かない
でもそのまま負けるはずがない 小さなその常識をまず破壊!
相変わらず細かく韻を踏んで耳心地がいいなぁ……って!
ちょっと傾くな私! 私には心に決めた相手がいるんだから!
そう、幼馴染の海人(かいと)がいるんだから!
……まあ今日は風邪で休んでいないけども……秋口の温度変化にやられよって! いつもみたいに助けてくれよ!
と思っても、いないので、今日はもうあやかしに囲まれまくりだ。
「那智さん、私もいいかな」
いや本当は嫌ではあるけども、流れ上、乳牛のあやかし、牛助くんだけ断るのは何かおかしいし。
まあ牛助(うしすけ)くんは紳士的だし、唯一大人のオーラ纏っているし、聞いてあげていいや。
「じゃあはい、手早く頼みます」
「ではよろしくお願いします」
《牛助》
私は君のことを愛しています つまらない日常は廃止計画
性格が好き、そして素敵な容姿 言うなれば君は無敵な王位
興味は尽きることが無くて いくらでも僕は言葉出すね
明日へ一緒に行きたいです 君と一緒に生きたいです
優しい押韻を紡いでいて、まあいいだろう。
偉そうな心の中だが、今の私はそんな気分だ。
「また是非、私のラップを聴いて下さい」
「まあまあ、おさがり下さい」
「分かりました」
……なんとか一連の流れは終わったな。
全く、大変だよ、あやかしの言霊信仰は。
言ったことが本当になると信じられている言霊信仰は。
ものすごく言葉をぶつけてくるんだもん。
まあそれも流行りらしいけども。
昔はメロディに乗せるブームがあって、歌を唄ったらしいんだけども、最近はメロディアスかつ言葉が多いラップが流行りで、あやかしたちも皆ラップで愛の言葉を囁いてくる。
何だ流行りて。
あやかしが日本の流行りに影響されて、ラップを始めるんじゃないよ、全く。
まあ昔は長々と歌われて迷惑だったって、ママが言っていたけども。
今は短くてカッコイイじゃないって言ってる。ママは。
確かに長々しく歌われるほうがかなり嫌だけどさ……。
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