ポンコツな私と面倒な夫達 【R18】

３８．双子と遊ぶ

アルとの優しいキスの後、鼻先を擦り付けて甘えてみる。今日はなんとなく、そんな気分になった。なんとなく甘えたい気分。

「アル、ダメなことして欲しい」
「なんだ？」
「少しで良い、舐めって欲しい」

アルの手を足の間に持っていく。アルは私の耳を甘噛みしてから息を吹きかけ、嬉しそうな顔で太腿の間に顔を埋めた。
舌で膣口をペロリと舐め上げられ、腰がピクリと動く。

「ユウはこんな味がするんだな」

楽しそうに言うと、柔らかい舌で陰唇を撫でて、ゆっくりゆっくり膣口の周りをなぞっていく。びくつく腰はアルにがっちり抑えられて、舌で舐られるまま震えていた。
舌がクリトリスへ這っていき、根元をチロリと掠めると、体が跳ね背中がしなった。下腹でうねる熱い痺れは出口を求めて、クリトリスへの刺激へと集中する。

「アル、そこ、もっと」

アルの髪を軽く梳き、強請ると、アルの舌がそっと根元を押した。私の身悶えに合わせて、チロチロと動く舌が刺激を積み上げていく。お願いと何度も呟くと、クリトリスをそっと微かに舐め上げられ、私は声を上げ、太ももでアルの頭を挟んだまま硬直した。

「ユウ、すごい、ここ、凄く動いてる。・・・指が入ってく」

弛緩した私の足から顔を上げて膝を開き、膣口に指を当てると、ゆっくり挿入し始める。中を優しく撫で回されて悶え、確かめるようにあちこち軽く押された。ある場所で体が勢いよく跳ねる。

「あっソコっ、ダメっアル、ダメ、あああ、そこダメ、アルっ」
「ここか？ユウのダメな所。ああ、ユウの、ダメで良いとこ見つけた」

アルはうっとりと言うと、指で軽く押していく。私はアルの腕を足と手で押さえつけ、腰を振りながらアルの名を呼び、背をしならせ絶頂した。
力が緩んだ私の手をそっと除けて、アルがペニスを挿入してくる。

「ユウ、可愛い、俺のユウ。ダメな事する、俺のユウナギ」

私を抱きしめ、耳元に鼻先を擦り付けながら囁く。アルの首に吸い付き小さな痛みを与えていくと、アルの動きが早くなる。

「ユウ、受け止めて。ユウ、俺、出すから、ユウ受け止めて」
「うん、頂戴アル、全部頂戴」

アルに抱き付いて一緒に腰を動かすと、呻き声を上げ強く腰を抑え付けられた。
しばらく息を整えてから、アルは体を離すとベルを私の方へ促す。アルは指を私の中に挿入し、さっき見つけた場所を探って、見つけるとベルに言った。

「ベル、教える。指をここに」
「アル、ああ、俺、ああ」

ベルの指がゆっくり侵入し、アルの指先を探る。二人の指で掻き回され探られると、もう体の中の何もかもが乱れて、アルの手を必死に握りながら涙を流し、身悶えするしか出来なかった。
アルの指が離れ、ベルが軽く、テンポ良く押し始めると腰が跳ね、すぐに達した。
息をついていると、アルが指で涙を拭き、額にキスをした。

「ああ、ユウ、俺もダメな事したい。ユウ、許してくれ」

陶然とした表情のアルが甘えた声で言い、私の頬に手を添え、唇にトロトロしたペニスの先端を当てた。私は舌で迎え、先端に吸い付いて舐めまわし、アルを口中に導く。アルの手に手を添えると蕩けた顔で熱い息を吐きながら腰を動かし始めた。
ベルはいつの間にか私に挿入し、アルと同じ速さに抑えて腰を振っている。
私は二人を迎え、二人に振り回され、二人に愛された。舌を動かし、膣は収縮し、二人は動き、熱い液体が私の中で広がる。
アルが口に手のひらを添えたので、その中に液体を吐き出した。

ベルに両手で頬を挟まれて、唇の端に垂れた唾液ごとむしゃぶりつかれ、口中蹂躙される。吸い付き飲み込み舐めまわし、忙しい舌と腰でベルは何回目かの精を放つ。

「ユウ、アル、俺、俺、ああ、どうしようユウ、俺、助けて」

潤んだ目のベルが縋るように私を見つめる。泣きそうなベルに腕を伸ばして、首を抱きかかえた。

「ベル、いいよ、許すよ」
「ああ、ユウ、ユウ」

切羽詰まった声で呻き、私の肩に何度も噛み付いて、噛みながら舐り、腰を押し付け大きく震えると泣き声を上げた。
腰を押し付けたまま抱きついて震えているベルの背中を撫でる。

「もう、眠ろうね」

小さく頷くベルを横向きに倒して、頭を抱く。丸まったベルは両手で顔を覆い、私の首元に頭を寄せて大きな息を繰り返した。
アルは私の肩と下半身を拭いてから肩に傷薬を塗り、私を後ろから抱きしめ、手を伸ばしてベルの頭を撫でた。ベルはビクリと動き、額を私の首にスリスリして甘える。背中を撫でながら頭にキスした。

「おやすみ、可愛い双子」
「おやすみ」

ベルは何も言わず、アルは私の後頭部にキスをして、私は目をつぶった。心地よい倦怠と痛みしか感じないことに安心して。