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109.償い Side アル
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生理の血の表現が全体にあります。苦手な方はご注意ください。
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昨日はあんなに嬉しくて興奮したのに、ちょっとしたことで思い出してしまう。ユウの姿が見えなかっただけで不安に襲われ、あの日々と空っぽの家を思い出す。
不安を打ち消して、いつも通りに振る舞ってると思うのに、ユウが俺をずっと抱きしめてた。嬉しいのに、苛立ちも感じる。嬉しいのに怖い。
さっき感じた苛立ちが罪悪感として残り、月の物が来て疲れた顔をしたユウの体洗いを手伝おうと思いついた。月の物のあいだは体に触れられるのが好きではないみたいだから、髪だけでもと思って外に出た。
月明かりに髪を晒して、水滴を纏った裸のユウが立っている。太腿に流れた幾筋もの血が足先まで濡らし、微かに生臭い匂いがした。
俺に気付いて驚き、しゃがんで体を隠す。近付くと少し怯えたように、何かと聞いた。
体の内側から何かが溢れ出して、ユウが獲物のように見えた。
血を流す肉の内側に入り込み、爪痕を付けたいと思った。ユウの傷を指で押し広げ、その奥を蹂躙したかった。隠した体を暴き、怯えを組み敷きたかった。
血が沸き立って鼓動が煩く響く。
俺の傷と同じ傷を付けてもいいと言った。ユウを傷つけて良いと。
傷付けたかった。俺と同じくらい苦しんで欲しかった。ユウが俺のしたことで苦しんだのは分かってる。でも、違う。
俺の目の前で、俺の手で、傷跡を付けたい。ユウの体に俺の跡を付けたい。俺だけの印を。
俺に怯えるユウは、俺の獲物。
ユウの両腕を掴んで強引に立たせ、怯えて揺れる目を見据え、通告する。
「償いを」
ビクリと体を強張らせ俺を見る。息を吐いて歯を食いしばり、強い目になる。強さに怯えが混じって潤む目は、嗜虐心をそそり俺をゾクゾクさせた。
服を脱ぎ捨てて布を草むらに敷き、ユウを強引に組み敷く。体を隠そうとする手を押さえ付けて口付けをする。舌をねじ込み口中を舐め回し、ユウの舌を強くなぞるとおずおずと応える。
そう、これはユウの償い。俺に応えなきゃいけない。ユウは逃げられない。血を流す肉の内側を俺に曝け出さなきゃいけない。
この考えだけでゾクゾクして出そうになった。でも、出さない。すべてはユウの中に。血の中に。
肌が粟立ち揺れる乳房の上で乳首が固く立っていた。吸い付くと、体を強張らせ歯を食いしばったまま、じっと耐えている。乳房を鷲掴んで寄せ、両乳首を一緒に吸い上げて舌で滅茶苦茶に弾くと体が仰け反り、手に噛み付いた口から呻き声が漏れ出た。
ユウの声が聞きたい。俺に組み敷かれ、強引に暴かれるユウの声を。
ユウに名を呼ばれたい。ユウを傷つけて、償いを求める俺の名を。
「ユウ、口から手を離して。声を我慢してはダメだ」
そう言うと、口から手を離して両手で目を覆った。呼吸が荒いせいで上下に揺れる乳房が、誘うように見えて俺を興奮させる。乳房に指を埋めるほど揉みしだき、乳首にしゃぶりつくと、ユウの声が高くなり、嫌だと言いながら身悶え腰を捩った。
両膝を押し込み、血を流す肉を夜気に晒す。ユウは微かな抵抗しかできない。これは償いだから。
血生臭い匂いが鼻につく。血を流す肉の内側へ指を差し込んで、血の温かさを堪能し、掻き回した。ユウのダメなとこを探ると、体を跳ね上げ、ダメと嫌を叫びながら腰を動かし硬直する。血が湧き出て匂いをまき散らし、俺は獲物を仕留めた高揚感に酔って、指についた血を味わった。
肉の内側に入り込む。温かく潤って、血を流す傷口に俺を押し込む。ユウの声は甘く濡れ、俺の名を呼ぶ。ユウを俺の腕の中に閉じ込めて抱きしめる。ユウの肉の内に入った。ユウの腕が俺を抱きしめる。ユウが俺を抱きしめて、受け止める。
ユウ、ユウナギ、俺の獲物。俺が傷を付け、仕留める。
ユウの中に何度も吐き出し、血と混じって溢れ出た。ユウの肉の内側に俺が混じり込む。
ユウが俺に吸い付いて自分の奥に飲み込むたび、俺は喜びに震え、熱を放った。
ユウは俺の名を呼び、俺はユウの名を呼ぶ。俺達は呼び合い、繋がった。
もう怖くない。俺が仕留めた俺の獲物だから。肉の内側は俺の物だから。
何度目かの硬直の後、ユウの体から力が抜けた。眠ってしまったみたいだった。眠るユウの顔はあどけなく、子供のようだった。
俺が傷付けたいことを知っていたのに、俺を受け入れた。俺の傷を自分にも付けてと言った。そして、俺に傷付けられた。
傷付けたことに俺は満足して、眠るユウを蹂躙し続けた。子供のように優しいユウを汚したかった。俺の欲望で、ユウの知らないうちに汚してしまいたかった。
内側から溢れ出た血と精液をユウの体に擦り付ける。ユウの体は汚れていく。俺の手で汚される。
ああ、ユウ、食べてしまいたい。俺の内側に入れてしまいたい。隠してしまいたい。
何度、ユウの中に吐き出したか分からない。大分、時間が経ったのだろう、ベルが家から出て俺のほうへくると、驚いていた。
確かに血塗れだ。俺もユウも。ベルに手伝ってもらい、眠るユウを綺麗に洗って、ユウがいつもするように布を当てて下着をはかせた。
布でくるんでベッドに運ぶ。後片付けをして、俺達もベッドに入った。
眠るユウを後ろから抱きしめ、裸の肩に口付けをする。満足感に心が凪いだ。ユウも知らない。俺に汚されたユウは、俺しか知らない俺のものだ。
簡単なことだった。俺が捕まえて離さなければいい。ユウが何しても、逃げても、追い掛けて捕まえる。もう二度と離さない。ユウが誰を愛しても関係ない、俺の手から逃がさない。
生理の血の表現が全体にあります。苦手な方はご注意ください。
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昨日はあんなに嬉しくて興奮したのに、ちょっとしたことで思い出してしまう。ユウの姿が見えなかっただけで不安に襲われ、あの日々と空っぽの家を思い出す。
不安を打ち消して、いつも通りに振る舞ってると思うのに、ユウが俺をずっと抱きしめてた。嬉しいのに、苛立ちも感じる。嬉しいのに怖い。
さっき感じた苛立ちが罪悪感として残り、月の物が来て疲れた顔をしたユウの体洗いを手伝おうと思いついた。月の物のあいだは体に触れられるのが好きではないみたいだから、髪だけでもと思って外に出た。
月明かりに髪を晒して、水滴を纏った裸のユウが立っている。太腿に流れた幾筋もの血が足先まで濡らし、微かに生臭い匂いがした。
俺に気付いて驚き、しゃがんで体を隠す。近付くと少し怯えたように、何かと聞いた。
体の内側から何かが溢れ出して、ユウが獲物のように見えた。
血を流す肉の内側に入り込み、爪痕を付けたいと思った。ユウの傷を指で押し広げ、その奥を蹂躙したかった。隠した体を暴き、怯えを組み敷きたかった。
血が沸き立って鼓動が煩く響く。
俺の傷と同じ傷を付けてもいいと言った。ユウを傷つけて良いと。
傷付けたかった。俺と同じくらい苦しんで欲しかった。ユウが俺のしたことで苦しんだのは分かってる。でも、違う。
俺の目の前で、俺の手で、傷跡を付けたい。ユウの体に俺の跡を付けたい。俺だけの印を。
俺に怯えるユウは、俺の獲物。
ユウの両腕を掴んで強引に立たせ、怯えて揺れる目を見据え、通告する。
「償いを」
ビクリと体を強張らせ俺を見る。息を吐いて歯を食いしばり、強い目になる。強さに怯えが混じって潤む目は、嗜虐心をそそり俺をゾクゾクさせた。
服を脱ぎ捨てて布を草むらに敷き、ユウを強引に組み敷く。体を隠そうとする手を押さえ付けて口付けをする。舌をねじ込み口中を舐め回し、ユウの舌を強くなぞるとおずおずと応える。
そう、これはユウの償い。俺に応えなきゃいけない。ユウは逃げられない。血を流す肉の内側を俺に曝け出さなきゃいけない。
この考えだけでゾクゾクして出そうになった。でも、出さない。すべてはユウの中に。血の中に。
肌が粟立ち揺れる乳房の上で乳首が固く立っていた。吸い付くと、体を強張らせ歯を食いしばったまま、じっと耐えている。乳房を鷲掴んで寄せ、両乳首を一緒に吸い上げて舌で滅茶苦茶に弾くと体が仰け反り、手に噛み付いた口から呻き声が漏れ出た。
ユウの声が聞きたい。俺に組み敷かれ、強引に暴かれるユウの声を。
ユウに名を呼ばれたい。ユウを傷つけて、償いを求める俺の名を。
「ユウ、口から手を離して。声を我慢してはダメだ」
そう言うと、口から手を離して両手で目を覆った。呼吸が荒いせいで上下に揺れる乳房が、誘うように見えて俺を興奮させる。乳房に指を埋めるほど揉みしだき、乳首にしゃぶりつくと、ユウの声が高くなり、嫌だと言いながら身悶え腰を捩った。
両膝を押し込み、血を流す肉を夜気に晒す。ユウは微かな抵抗しかできない。これは償いだから。
血生臭い匂いが鼻につく。血を流す肉の内側へ指を差し込んで、血の温かさを堪能し、掻き回した。ユウのダメなとこを探ると、体を跳ね上げ、ダメと嫌を叫びながら腰を動かし硬直する。血が湧き出て匂いをまき散らし、俺は獲物を仕留めた高揚感に酔って、指についた血を味わった。
肉の内側に入り込む。温かく潤って、血を流す傷口に俺を押し込む。ユウの声は甘く濡れ、俺の名を呼ぶ。ユウを俺の腕の中に閉じ込めて抱きしめる。ユウの肉の内に入った。ユウの腕が俺を抱きしめる。ユウが俺を抱きしめて、受け止める。
ユウ、ユウナギ、俺の獲物。俺が傷を付け、仕留める。
ユウの中に何度も吐き出し、血と混じって溢れ出た。ユウの肉の内側に俺が混じり込む。
ユウが俺に吸い付いて自分の奥に飲み込むたび、俺は喜びに震え、熱を放った。
ユウは俺の名を呼び、俺はユウの名を呼ぶ。俺達は呼び合い、繋がった。
もう怖くない。俺が仕留めた俺の獲物だから。肉の内側は俺の物だから。
何度目かの硬直の後、ユウの体から力が抜けた。眠ってしまったみたいだった。眠るユウの顔はあどけなく、子供のようだった。
俺が傷付けたいことを知っていたのに、俺を受け入れた。俺の傷を自分にも付けてと言った。そして、俺に傷付けられた。
傷付けたことに俺は満足して、眠るユウを蹂躙し続けた。子供のように優しいユウを汚したかった。俺の欲望で、ユウの知らないうちに汚してしまいたかった。
内側から溢れ出た血と精液をユウの体に擦り付ける。ユウの体は汚れていく。俺の手で汚される。
ああ、ユウ、食べてしまいたい。俺の内側に入れてしまいたい。隠してしまいたい。
何度、ユウの中に吐き出したか分からない。大分、時間が経ったのだろう、ベルが家から出て俺のほうへくると、驚いていた。
確かに血塗れだ。俺もユウも。ベルに手伝ってもらい、眠るユウを綺麗に洗って、ユウがいつもするように布を当てて下着をはかせた。
布でくるんでベッドに運ぶ。後片付けをして、俺達もベッドに入った。
眠るユウを後ろから抱きしめ、裸の肩に口付けをする。満足感に心が凪いだ。ユウも知らない。俺に汚されたユウは、俺しか知らない俺のものだ。
簡単なことだった。俺が捕まえて離さなければいい。ユウが何しても、逃げても、追い掛けて捕まえる。もう二度と離さない。ユウが誰を愛しても関係ない、俺の手から逃がさない。
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