6人の夫と巫女になった私が精霊作りにはげむ1年間の話【R18】

象の居る

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第一章 巫女ってなんなんですか

34.スッキリしたかも ※

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 私にしっかり抱きついたヴェルナーが、ラルフのほうを見ずにムッとした声で答える。

「嫌だ」
「充分楽しんだろ」
「楽しんだがお前に代わるのが嫌だ」
「オマエは自分だけ楽しんだんだから、サヤカはオレが楽しませる」
「私が楽しませる。お前は不要だ」

 言い合いのあと私を見て微笑み、体を起こしてゆっくり動き始めた。腰を掴んでお腹側を小刻みにノックする。優しく押された場所からムズムズした気持ち良さが波紋のように広がっていく。人目があるのに気持ち良くなる恥ずかしさで体が敏感になった。声を抑えようと手で口をふさいだら、ラルフに掴まれた。

「オレも仲間に入れて」

 笑いながら私の手を自分のペニスに触らせた。耳の溝を薄い舌で撫でながら、私の手に自分の手を重ねて擦り始める。口でしなくていいんだ、と思いつつされるがまま手を動かした。
 ヴェルナーに恥丘の上からクリトリスをくにゅくにゅ触られ、増えた快感に喉が仰け反る。腰がとけそうな優しいノックの気持ち良さに、痺れるような刺激が加わって中がビクつき始めた。抑えられない声が喉から零れて背中がゾクゾクする。

「気持ち良い?」
「んっ、いい、あっぁぁ、っあ」

 甘いヴェルナーの声にドキドキして鳥肌が立った。下腹が切なく締まって、もっともっとと吸い付き始める。恥ずかしいのにイキたくてしかたがない。

「っんぁ、あぁっ、んん、ヴィー、んんっ、あっぁア」

 何度目かのノックで快感が溢れ出し体の中に広がった。指先まで伸びた足が硬直して震える。

「うっ、サヤ、カ、っぅく」

 ヴェルナーの動きも止まり私の中で跳ねている。蠕動が収まって2人で息をつき微笑み合った。

 力が抜けた体を横から抱き上げられヴェルナーの下から抜け出た。横たえられた上にラルフが乗っかって笑う。

「オレの番」

 ヌルリと奥まで入り込んで、耳を舐めた。

「気持ち良さそうだったな」
「っう、ん。ぁっ」

 耳へ吹きかけられる息で首が毛羽立つように感じる。グリグリと恥骨を刺激しながら奥を掻きまわされて、収まりきっていない絶頂の波が下腹で揺れた。

「これは? 気持ち良い?」
「っうん、あっぁ、いい」
「サヤカの匂いがして、興奮する」
「や、だ」

 汗ばんだ首元を舐めながら言われ、恥ずかしさに反応して中が脈打つ。体を捩って藻掻いたら腕で挟まれ、お仕置きのように胸を鷲掴みされて手の平で乳首を押し潰された。むず痒い曖昧な気持ち良さがたまらなくてもっと刺激がほしくなる。

「あぁ、イイな。吸い付いてくる、はっ、ふ」
「んーー、っぁ、ぅあ」

 助けを求めてラルフの腕の毛を撫でていた手を取られ、甘噛みされた。ヴェルナーの生温い舌が手の平を這い回る感触に声が抑えられなくなる。

「ッアア、ああぁ、はっあぁ、んぁあ」
「っク、ふっぅ、こんな反応して、カワイイな、サヤカ。ぅっはっ、すげぇイイ」

 恥丘を潰されたまま奥を抉られる刺激が、恥ずかしさと嬉しさで増幅されて背骨を駆け上がり、体が仰け反った。

「あぁっああアアア、んん、ンっく、っぁああーー」
「っク、うぅ」

 私の蠕動が途切れるとすぐにまた刺激を送りこんでくる。

「はっぁ、すげぇビクつくから出そうになった。オレも出していい?」
「うん、っぁっ、ちょうだい、んっ」
「サヤカはカワイイなぁ」

 舌で自分の口を舐め、目を細めて笑った。腰の動きは止まらずに私の奥を突きあげる。ヴェルナーの舌のヌルつきに体の感度を上げられ、また収縮し始めた下腹が切なくてラルフに自分から擦りつけた。

「っふ、くっ、はっ、サヤカ、もう」
「うん、っあぁぁ、はっ、アアアぁっっああーーーっ」
「うぅっくあっぁ」

 引き絞られて体が硬直する。押し付けて離れないで、ドクドクと脈打つ最後の一滴まで注がれたくなった。この気持ちはなんだろう。精霊の卵のせいかな。

 力の抜けた手足をシーツの上に投げ出して息を吐く。さすがに疲れた。体が、主に腰が痛い気がする。使い過ぎた。

「疲れた。もうダメ」
「お疲れさん」
「水を」

 体を起こしてヴェルナーが手渡してくれた水を受け取り、お礼を言った。飲み干してさっぱりしたら気が抜けてものすごく眠い。

「眠い」

 布団をかぶって丸まる。体を寄せたヴェルナーが腕でそっと私を包んだ。
 ことが終わってしまえばスッキリして穏やかな気持ちだ。眠くてぼんやりしてるせいもあるかな。目をつぶっていれば、こめかみにふれたキスも優しさだけに思える。でも本当はラルフに抱きしめられたかった。
 これからのことはまた明日にしよう。


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