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第二章 精霊産みといろいろ
97.再挑戦の精霊王産み 2 ※
しおりを挟むヨアヒムに寄りかかってぐったりしてたら、目隠しを取ったサミーがお水を取ってくれたのでお礼を言って飲み干した。サミーはベッドの上で横になって、こっちを眺める体勢になってる。
「昼間はその気になんないんでしょ。眺めてもつまらないんじゃない?」
「そうでもねぇよ。気持ち良さそうなサヤカが可愛いなぁってな」
「えー」
「惚れた女が気持ち良さそうだと嬉しいだろ。なぁ、ヨアヒム」
「うん、可愛い」
「えええ」
なんか恥ずかしいことになった。聞かなきゃよかった。
「照れてんのか? 変なとこで恥ずかしがるよな」
「うん、サヤカは可愛い」
ヨアヒムの伸ばした手が私にふれて、そのまま抱き寄せられた。後頭部を押さえて深く口を合わせ、私も腕を首に回した。厚い舌に上顎をヌルヌル撫でられてゾクゾクする。気持ち良さで動けずにいる私の舌を撫でて、絡みついてきた。口に流れ込んでくる唾液を飲み込んで息をつく。
「っふ、ぁ」
「見えないからサヤカの声がよく聞こえる」
楽しそうに言って、舌でベロリと首から胸まで舐め乳首に吸い付いた。弾ける刺激で仰け反った背中はヨアヒムの両手に支えられて、胸を突き出す格好になってしまう。恥ずかしいけど、私の気持ちそのまま。もっとして欲しい。
気づいているのか舌は止まらず、乳首を口の中で捏ねまわされて空っぽの下腹が揺れた。
静かに側に座ってるリーリエの手を掴んで引き寄せる。ヨアヒムに乳首を吸われたまま体を捩り、リーリエの首を抱き寄せてキスをした。薄い唇に吐息が飲み込まれ、柔らかい舌が待ち切れないように忙しく絡みついた。
乳首に軽く歯を立てられて体の奥がムズムズと待ち焦がれ始める。何かが欲しくて揺れてしまう腰に、ヨアヒムの硬くそそり立ったモノが擦りつけられた。
背中を太い腕一本で支え、もう片方の大きな手で乳房を寄せる。期待に疼く両乳首を交互に舌で弾かれ喉から叫び声が出た。
「っあ、はっ、ぁああぁん、ああっ」
体が跳ねてしまう快感が収束して下腹が引き絞られる。背中をヨアヒムとリーリエに支えられて仰け反り、絶頂の声を上げた。
体のこわばりが取れてから、背中をシーツに寝かせられた。下半身はヨアヒムに抱えられ、クリトリスを亀頭で擦られる絶え間ない刺激に膣口が疼いてる。
「んっ、ぁ、ヨアヒム、お願い」
「うん」
返事のすぐあと、硬い質量を押し込まれた。その充実に喜び、震える。
「っあぁあ、ああ、ヨアヒム、あっぁ」
「きもち、いい? ……っぅ、ふ」
「うん、あぁっ、いい、すごく、あぁああっん」
背中がゾクゾクする。繋いでるリーリエの手を強く握った。
順番待ちしてるリーリエの下半身を抱き寄せて、半勃ちのペニスを口に含んだ。声が出てしまうときの歯に当たらないように舌で撫でる。
「っふ、ぁ、みこ、っあ」
口の中でみるみる硬くなり、小刻みに揺れ始めた。私の腰はヨアヒムに揺さぶられて奥が脈打ってる。
グッと押し付けられてクリトリスが擦れ、体が跳ねた。
「っぁ、……ん、……ふっ、んっ……、……っんぁ」
上顎に擦り付けるリーリエに、歯を当てないようにしてるから苦しい。
「っん、あぁ、みこっ、みこ、ああぁぁんぁあっ」
リーリエがブルブルと口の中に射精した。最後まで吸って口を離したら、サミーがすぐに布を口に当ててくれる。
「あ、りがと。……っん、あぁ」
お礼を言ってすぐ、ヨアヒムの動きが早くなった。
「サヤカ、っああ、俺も、っうく」
揺さぶりが激しくて奥がキュウっとなる。私の腰を掴んでるヨアヒムの手を上から握って撫でた。気持ち良さそうなのが嬉しくて胸がジンとする。
「ん、ヨアヒム、あぁっ、あっああ、ね、ぁあ」
「うぁっ、サヤカ、っう、あ、出る、でる、サヤカっ、っあぁぁぅぅ」
「ああぁアアっ」
嬉しくて中が締まった。涙が滲んで体が硬直する。ビクつくヨアヒムに吸い付いてドクドク脈打つ。
弛緩してから寝てる私にサミーがまた水をくれた。
「ありがとう。なんか親鳥みたい」
「ははっ、小鳥にエサ食わせねぇとな」
「ふふ、飲ませてくれるの?」
「ぇ、あっ、あぁ、嫌じゃねぇか? 俺に」
「ううん、なんで?」
「いや、ほら、年離れてるし、俺がするってなんかな」
「あー、サミーは苦手なんだね。個人差があるから気にしないで。コップちょうだい」
「嫌じゃねぇよ」
困った顔のまま水をあおって私に口付けた。少しずつくれる水を飲んでいく。ゆっくり時間を掛けて飲み干した。口を離しても困った顔してるサミーの首に抱き付いた。
「おかわり」
「あ、ああ」
そうして、また口移しで水を飲んだ。
「ありがとう」
「……ああ」
目を逸らしてぎこちなく体を離しコップをテーブルに戻した。振り向いたから笑いかけると、目を逸らして頭を掻いた。
「照れてる?」
「慣れてねぇんだよ」
「っふふ、可愛いね」
「……まいったな」
照れ隠しに頭を掻いてるサミーが可愛くて笑った。
座ったままのヨアヒムに寄っかかって笑うと、背中から抱きしめられる。リーリエの手を引いて向かいに座ってもらった。
「ヨアヒムもリーリエも可愛いよ」
「巫女……」
キスをすると唇が夢中で動いて私を食べる。細長い指の両手で頬を挟み、舌を差し込んで口の中を泳ぎ回った。
脇の下から腕を回して私を抱きしめ、私は首に腕を巻き付けて上半身を密着させる。
もっと深く、溺れそうなくらい、もっと奥に、あなたの奥底に。そんな気持ちになるキスをして唾液が端からこぼれた。
細長い指が乳房を包んで乳首を押し潰す。仰け反った頭を追いかけてきたリーリエの舌が、執拗に絡みついて切なくなった。
手を伸ばしてリーリエの小さな乳首を爪先で引っ掻き、指の腹で撫でる。微かな声と熱い息が口の中に流れ込んで、私を溺れさせた。
後ろから回ったヨアヒムの手が、肉の上からクリトリスを摘まんでクニクニ揉む。乳首からのむず痒い刺激が集まっていた下腹に、ヨアヒムの手で電流を起こされ火花が散った。どうしようもなく悶え、ヨアヒムの手を握って押し付け絶頂する。
「っあぁあアアっああーーーー、ああぁっあ」
息が整う間もなく、弛緩してすぐリーリエが胸を寄せて両乳首にしゃぶりつく。
「あっあぁ、リーリエっ、あぁ、んっぁ」
ペニスに触れると亀頭がヌルついていた。リーリエは腰を揺らして私の手に擦り付けてくる。誘導して膣口に当て浅く咥えると、乳首に歯を立てて甘噛みしながら腰を進めてきた。
「あ、あぁっ、あ、んんっあぁ」
「っあ、あぁんっ、みこ、みこ、っぁぁあ」
気持ち良さそうなリーリエの喘ぎ声が体を疼かせる。
2人で揺れていたら後ろのヨアヒムが私を少し持ち上げてリーリエにまたがる体勢にした。そのまま背中を押されてリーリエは仰向けになり、騎乗位の格好になった。
ヨアヒムの指がお尻にふれて穴を軽く押す。優しく撫でながら軽く押されるだけなのにリーリエに擦り付けて思い切り振ってしまう。
「あっあ、ああぁ、あっ、やっ、あぁ、んん」
「っうぁ、あぁっ、みこ、もう、みこっ、あぁああっ」
私の腰を抱えて下から思い切り突き上げて射精した。ドクドク蠕動するリーリエを咥えてる下腹は、疼きが治まらない。ヨアヒムの指は優しく、でも執拗にお尻の穴を愛撫して、どこにもいけない快感を膨らませていく。
「っあ、やっ、やだ、もっと、ぁぁあっ」
腰を揺すってねだると、リーリエが動きを再開した。ヨアヒムの指は私のヌメリを塗り広げて中に侵入し始める。何度も後ろでされていつの間にか慣れてしまった快感が頭まで貫いていく。
夢中で腰を振っていたら、お尻にヨアヒムの硬いものがあてがわれ、ミチミチと侵入し始めた。
「やっあ、ああっあ、アアああぁっっ」
叫ぶことしかできずに、体が開かれていく快感に喉が声を上げる。ゆっくりした動きが波のように官能を打ち寄せ積み上げていく。
どこかに押し込まれて積み上がった快感が弾け飛んだ。真っ白な頭と震える体。
しばらくして引き抜かれ、抱き上げられてお風呂場へ運ばれた。お尻の中を洗われたあと、全身も石鹸で丁寧に洗われる。抱かれたまま湯船の中に揺蕩った。
「お疲れさん」
「……うん、疲れた」
「ダメだった?」
「ダメじゃないけど、気持ち良過ぎても疲れるの。してみたかったの?」
「うん。目隠ししててサヤカが見えないから、もっと触りたくなった」
「楽しかった?」
「うん、すごく気持ち良かった」
目隠しは成功なのか失敗なのか。
疲れてウトウトしながらベッドまで運ばれた。
「お水飲む? 俺があげてもいい?」
「うん、ちょうだい」
ヨアヒムがくれる水を飲む。目をつむったまま飲みほした。
「昼寝するね」
「うん、おやすみ」
代わる代わるおでこに口付けをして部屋を出て行った。昼の部は無事に終わったけど夜の部はどうなるやらと、心配しつつ眠りについた。
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