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第3話 ウワキ ハ ユルサナイヨ
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「さぁて、今日はどんな奴が相手かな~」
ギギラはこの監獄が嫌いであった。
まず第一に、この場所で死刑囚はみすぼらしい服を着る事を強制される。
自分を着飾って男を誘惑するのが好きなギギラにとってそれは苦痛な事だった。
そして二つ、この場所では特殊な結界により禁術の使用が制限される事。
最初は監獄の中で新たな彼氏を見つけるのも良いと思っていたギギラの思惑はこの結界によってあっさり破られたのだ。
独房の外に出る機会も無くは無いのだが、その際はより強固な制限が結界によってかけられるので、いつものようにバランと話す事もままならない。
他の彼氏同様に、武器庫として存在している異空間にバランを格納する必要があるのだ。
そんな監獄生活の中で、ギギラが唯一楽しみにしているのが死刑囚同志の決闘だ。
それは何故か?
「今日は誰に活躍してもらおうかな~」
ギギラにとって戦場は、歴代の彼氏とデートをする場と同義だからだ。
『さぁ国民の皆様!!お待たせいたしました!!クソッたれの死刑囚どもの入場です!!』
監獄と繋がっているコロシアムと言う施設では今日も観衆が声を上げて盛り上がりを見せていた。
ギギラはみすぼらしい服を着た自分を最大限魅力的に見せようと着飾りながらコロシアムに足を踏み入れる。
『男を捕まえては武器にして良い様に扱うクソビッチ!!ギギラァァァァ・クレシアァァァァァ』
コロシアムに鳴り響くのはブーイング。
日々のストレスなんかクソッたれの死刑囚にぶつけてしまえ!!と言わんばかりの怒号が響く。
そんな声が響く戦場を見渡しながら、ギギラは対戦相手となる人間をマジマジと見つめていた。
『聖女の家系に生まれながら悪魔と契約した不届き者!!ラーナ・エークレーェェェェ!!!』
現れたのは凛とした顔の女性だった。
ギギラはそのラーナ・エークレーなる女性の顔を見てうんざりとした顔を浮かべている。
「え~女ぁ。せっかくならギギラ、男と戦いたかった」
「あらあら。私では不満ですか?」
「君みたいな清楚そうな女はね、大体ギギラから男を奪っていくの。まぁ、この場で君を殺しても誰も文句は言わないってのが唯一の救いかもね」
「救い……救いですか。そんな物この世界にはありませんよ」
『救い』と言うワードに反応しながらラーナはケタケタと笑う。
その狂気的な笑いに引き込まれる様に、ラーナの背中から悪魔が姿を現し始めていた。
「だって世界に救いがあるなら、私がこんな所に収監される事なんて無かったはずですから」
「そっちもやる気みたいだね~」
ギギラはそう言うと、武器庫に繋がるゲートを開いた。
「彼氏No69、【不全能の短剣杖バラン】」
ギギラの声に導かれる様に、杖となったバランがそのゲートから顔をだす。
ギギラはバランを乱暴に掴むと、その刃の先をラーナにグイっと向けるのだった。
「それじゃ、今日も小手調べ役よろしくね。バラン君」
「はいはい……って、相手の子凄い可愛いな。あの儚げな感じがー」
「バラン君。浮気したらどうなるか、もう一度教えてあげようか?」
圧の掛かった言葉を駆けられたバランは思い出した。
自分が武器にされたあの日はたしか、自分の浮気がギギラにバレた瞬間だったという事を。
ここでギギラを怒らしてはいけない。
もし怒らせてしまったら、この戦いで自分がどんな目に合わされるか分かったもんじゃ無い。
「ッスゥゥ……何でもない。ほら行くぞ」
そう思ったバランは大きく息を吸い込んで、気持ちを切り替えるの
ギギラはこの監獄が嫌いであった。
まず第一に、この場所で死刑囚はみすぼらしい服を着る事を強制される。
自分を着飾って男を誘惑するのが好きなギギラにとってそれは苦痛な事だった。
そして二つ、この場所では特殊な結界により禁術の使用が制限される事。
最初は監獄の中で新たな彼氏を見つけるのも良いと思っていたギギラの思惑はこの結界によってあっさり破られたのだ。
独房の外に出る機会も無くは無いのだが、その際はより強固な制限が結界によってかけられるので、いつものようにバランと話す事もままならない。
他の彼氏同様に、武器庫として存在している異空間にバランを格納する必要があるのだ。
そんな監獄生活の中で、ギギラが唯一楽しみにしているのが死刑囚同志の決闘だ。
それは何故か?
「今日は誰に活躍してもらおうかな~」
ギギラにとって戦場は、歴代の彼氏とデートをする場と同義だからだ。
『さぁ国民の皆様!!お待たせいたしました!!クソッたれの死刑囚どもの入場です!!』
監獄と繋がっているコロシアムと言う施設では今日も観衆が声を上げて盛り上がりを見せていた。
ギギラはみすぼらしい服を着た自分を最大限魅力的に見せようと着飾りながらコロシアムに足を踏み入れる。
『男を捕まえては武器にして良い様に扱うクソビッチ!!ギギラァァァァ・クレシアァァァァァ』
コロシアムに鳴り響くのはブーイング。
日々のストレスなんかクソッたれの死刑囚にぶつけてしまえ!!と言わんばかりの怒号が響く。
そんな声が響く戦場を見渡しながら、ギギラは対戦相手となる人間をマジマジと見つめていた。
『聖女の家系に生まれながら悪魔と契約した不届き者!!ラーナ・エークレーェェェェ!!!』
現れたのは凛とした顔の女性だった。
ギギラはそのラーナ・エークレーなる女性の顔を見てうんざりとした顔を浮かべている。
「え~女ぁ。せっかくならギギラ、男と戦いたかった」
「あらあら。私では不満ですか?」
「君みたいな清楚そうな女はね、大体ギギラから男を奪っていくの。まぁ、この場で君を殺しても誰も文句は言わないってのが唯一の救いかもね」
「救い……救いですか。そんな物この世界にはありませんよ」
『救い』と言うワードに反応しながらラーナはケタケタと笑う。
その狂気的な笑いに引き込まれる様に、ラーナの背中から悪魔が姿を現し始めていた。
「だって世界に救いがあるなら、私がこんな所に収監される事なんて無かったはずですから」
「そっちもやる気みたいだね~」
ギギラはそう言うと、武器庫に繋がるゲートを開いた。
「彼氏No69、【不全能の短剣杖バラン】」
ギギラの声に導かれる様に、杖となったバランがそのゲートから顔をだす。
ギギラはバランを乱暴に掴むと、その刃の先をラーナにグイっと向けるのだった。
「それじゃ、今日も小手調べ役よろしくね。バラン君」
「はいはい……って、相手の子凄い可愛いな。あの儚げな感じがー」
「バラン君。浮気したらどうなるか、もう一度教えてあげようか?」
圧の掛かった言葉を駆けられたバランは思い出した。
自分が武器にされたあの日はたしか、自分の浮気がギギラにバレた瞬間だったという事を。
ここでギギラを怒らしてはいけない。
もし怒らせてしまったら、この戦いで自分がどんな目に合わされるか分かったもんじゃ無い。
「ッスゥゥ……何でもない。ほら行くぞ」
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