漫画の様にスラスラ読める小説をめざしたらネームになった物語の1つ。嗚呼、私のウィザードさま

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2章 魔法使いのウィザード様

嗚呼、私のウィザードさま 「ウィザードたちの修行」

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翌朝

マリアが玄関を出て思う
(今日は頑張って 早起きしちゃった!って言っても 以前までは この時間に起きるのが 当然だったんだけど… でもきっと!)

マリアが歩みを進めて思う
(今日も あの人は 来てくれるっ!)

レイが言う
「マリアー!」

マリアが言う
「ウィザード様!」

レイがマリアに抱き付いて言う
「お早うー!マリア!今日は いつもより早いな!何かあるのか!?」

マリアが言う
「はい!実は 今日から私 新入社員に お仕事を教える事になったんです!」

レイが言う
「そうなのか!マリアは マリアの後輩に仕事を教えるんだな!?」

マリアが言う
「はい!そう言う事でして 最初は肝心!遅刻厳禁はもちろん!早めに出社している方が お手本になるかと思って!」

レイが驚いて言う
「おお!?凄いなマリアは!流石マリアだ!俺たちの世界じゃ 誰かに何かを教えるなんて事は 考えられないよ!」

マリアが衝撃を受けて言う
「えっ!?そうなんですか!?」

レイが言う
「もちろんだよ!マリア!」

マリアが思う
(そ… そうなんだ?そう言えば…)

レイが言う
「あ!それじゃ!急いで 連れて行ってやらなきゃだな!?マリア!」

マリアがハッとして言う
「あっ は、はいっ!宜しくお願いします!」

レイが言う
「ああ!任せとけっ!」

レイとマリアが風に消える


会社

マリアが思い出す


レイが驚いて言う
『おお!?凄いなマリアは!流石マリアだ!俺たちの世界じゃ 誰かに何か教えるなんて 考えられないよ!』

マリアが衝撃を受けて言う
『えっ!?そうなんですか!?』

レイが言う
『もちろんだよ!マリア!』


マリアが思う
(そう言えば… お母さんが言ってた ウィザード様たちが お互いに助け合ったり 認め合ったりするなんて事は 本来なら有り得ない事 大灯魔台の灯魔儀式をする7人のウィザード様たちだって 皆ライバルなんだって… そう考えたら 今朝 ウィザード様が言っていた あの言葉は頷ける… でも、それなら)

マリアが書類を見て思う
(どうして ”お母さんのウィザード様”は 法魔帯の色を上げなかったんだろう?大灯魔台の過去の失敗を気にしていたとしても 結果として 灯魔儀式は開始されたんだし そうなったら もう 自分は白い法魔帯に… 白い法衣にして 他のウィザード様たちとの差を 積極的にアピールした方が良い筈だし ウィザード様と協力して 自分が不認定になるリスクを負ってまで 灯魔を成功させるなんて事は…)

マリアが悩んで思う
(”私のウィザード様”は 理由は兎も角として 白い法衣を着たがっていたし 灯魔の失敗に対するリスクは無かった それじゃ ウィザードらしくないのは むしろ”お母さんのウィザード様”なの?昨夜ウィザード様から 法魔帯の話を聞いた時は すぐにでも お母さんに知らせてあげようと 思ったけど …う~ん 分からないなぁ?)

マリアが溜息を吐いて言う
「はぁ… やっぱり 難しいなぁ~」

後輩1が困って言う
「あのぉ~ やっぱり 私の作った書類じゃ まだ 駄目ですかぁ?マリア先輩?」

マリアがハッとして言う
「へ?…あっ!」

課長が叫ぶ
「マリア君っ!!」

マリアが衝撃を受け慌てて言う
「は、はいっ!すみませんっ!課長っ!!」


中央公園

マリアが手作り弁当を食べつつ言う
「はぁ~ 折角 朝は早く来て 先輩らしさをアピールしてたのに また課長に怒られちゃった… しかも 今日は…」

マリアが思う
(”私のウィザード様”の事じゃなくて ”お母さんのウィザード様”の事を考えていて…)

マリアが言う
「どうして こう… ウィザード様たちって…」

マキが言う
「マーリア!」

マリアが驚き慌てて言う
「マ、マキ!?び、びっくりした~」

マキが言う
「あっはは!ごめん!ごめん!」

マリアが苦笑して言う
「もぉ~」

マキがマリアの隣に座る マリアがふと思って言う
「あ、そうだ マキ?」

マキが言う
「ん?」

マリアがマキへ向いて言う
「”マキのウィザード様” って どんな人?」

マリアが思う
(”私のウィザード様”は 今更だけど… もしかしたら ”お母さんのウィザード様”も 実は少し変わった ウィザードだって可能性も…?)

マキが呆気に取られて言う
「え?どんなって言われても… ごく一般的な ウィザード様?」

マリアが衝撃を受けて思う
(え!?一般的なって…?)

マリアが顔を逸らして思う
(ううん?もちろん ”私のウィザード様”が その一般的の定義から外れている事は もう分かってるんだけど… あ、でも?)

マリアが苦笑して言う
「う、うん!それは そうかもしれないけど… その… 一般的なウィザード様の事が 分からなくなっちゃって…」

マリアが思う
(そうそう ある意味”私のウィザード様”に限定すれば 分かって来た様な気もするんだけど… その…)

マリアが言う
「普通のウィザード様って どんな人なのかなぁって?だから ”マキのウィザード様”は 普段どんな感じ?話とかしてるんでしょ?」

マキが言う
「え~?普段も何も 別に変わらないよ?一応外出する時は あまり話はしなくなるけど 部屋に居る時には… いつも ”どうしたらもっと魔力を高める事が出来るかな?”って」

マリアが言う
「魔力を高める事?」

マリアが思う
(そうだった ウィザード様たちは そもそも その修行を 行うのが普通で…)

マリアが言う
「やっぱり いつもその修行をしているの?ちなみに…」

マリアが思う
(そもそも… 修行って どんな事しているんだろう?)

マキが言う
「ねぇ マリア」

マリアが言う
「うん?」

マキが言う
「”マリアのウィザード様”は この町の灯魔台の灯魔儀式を 終わらせて居ないに 大灯魔台の灯魔儀式に参加したって事はさ?それだけ 魔力が高かったって事でしょ?」

マリアが衝撃を受けて言う
「う、うんっ… そう… かも?」

マリアが思う
(ま、まずい… この前は何とか誤魔化せてたのにっ また 法魔帯の色を聞かれちゃうかもっ!?)

マキが言う
「それじゃぁさ?マリア 教えて欲しいんだけど」

マリアが観念して思う
(う、嘘を言うなんて事 出来ないっ 今度こそ…っ!)

マキが言う
「”マリアのウィザード様”って 普段どんな修行をしていたの?」

マリアが衝撃を受けて言う
「えっ!?」

マリアが思う
(そっちっ!?)

マキがマリアに押し迫って言う
「ウィザードたちは 他のウィザードたちとはライバルだからさ?効果的な修行方法があったとしても 教え合うような事はしないでしょ?でも ”マリアのウィザード様”は もう大灯魔台の灯魔儀式には出ない訳だし …だったら 教えてもらっちゃ 駄目かな?マリアっ!?」

マリアが押されつつ思う
(え、えーと…っ その前に 私はウィザード様が 修行している姿なんて 一度も見た事が無いなんて…っ むしろ その方法は何だろう?なんて 考えていたとか…)

マキが言う
「やっぱり… 駄目… だよね …ごめん マリア」

マリアが言う
「いやっ 違うの!マキ 私ね?私も… 知らないのっ 本当にっ」

マキが言う
「え?でも ウィザード様は一日の大半は 魔力を上げる為の修行をしているんだから そのウィザード様に仕えている奉者なら 知ってるでしょう?」

マリアが思う
(う… そ、そうなんだ?知りませんでした… ごめんなさい… だって 私は…)

マリアが言う
「そ、その… 私は その間は 仕事をしていたから… 本当に見た事が無いの …あ、でも 一度だけ 魔力を測っていたって 言うのを見たことはあるけど… それも途中までだったし」

マキが言う
「そっかぁ…」

マリアが心配して言う
「マキ?どうかしたの?」

マキが言う
「うん… 私のウィザード様ね 魔力を高める その修行方法が 分からないって 困ってるの」

マリアが呆気に取られて言う
「え?」

マキが言う
「ウィザードはライバルである 他のウィザードから 指導を受ける事も出来ないし どうしようって …私も このままじゃ 次の灯魔儀式の予定も立てられなくって… こう言う時 どうしたら良いか なんて言うのも 講習では習ってないから…」

マリアが言う
「そうなんだ… それは… 困っちゃったね?」

マリアが思う
(講習で教えないんじゃ… そもそも ウィザード様同士で教え合わない事を 奉者の先生に聞いても 分からないだろうし…)

マキが言う
「うん…」

マリアが困ってから言う
「…それじゃ マキ 私、一応聞いてみるよ ”私のウィザード様”に」

マキが言う
「ほ、本当!?マリアっ!?」

マリアが言う
「うん あ、でも その… 余り期待しないでね?”私のウィザード様”も 今朝丁度 自分たちは他の人に何かを教える事は無いって 言ってたから」

マキが苦笑して言う
「うん 分かった …いつも ごめんね?マリア」

マリアが言う
「良いのよ 気にしないで だって ほら?私は マキの先輩でしょ?ウィザード様たちとは違って 協力したり 教えあったりするのは 当然だよ!」

マキが苦笑して言う
「マリア… ありがとー!マリア大先輩ー!」

マキがマリアに抱き付く マリアが一瞬驚いた後笑って言う
「キャッ!?もぅ マキってば 大げさなんだから~」

マリアとマキが笑う


会社 前

マリアが会社から出て来て言う
「ふぅ… 今日も終わった~」

マリアが思う
(一度に3人の新入社員に 仕事を教えるんだから 苦労も3倍かと思ったら…)

マリアが思い出す


マリアが後輩2へ言う
『…それで、この書類は このファイルにある書式1を使って この…』

後輩2が言う
『あ、もしかして その書式1の表をコピペしちゃって もう1つ書式2にある内訳を 表の中へコピペするんですか?マリア先輩?』

マリアが一瞬呆気に取られた後言う
『あ、うん そうそう …あれ?教えたって?』

マリアが思う
《あぁ… やっぱり 3人居ると 誰に教えたか 分からなくなっちゃうなぁ…》

マリアが苦笑して言う
『ごめんね 同じ事教えちゃった?』

後輩2が言う
『いえ お昼休みに 他の子から教わったんです 課長から マリア先輩に教わった事は 3人で共有するようにって 言われてるんで!』

マリアが呆気に取られて言う
『そうだったんだ…?それじゃ 早速 この資料を使って 練習をしてみて?何か 分からない事があったら 遠慮しないで聞いてね?』

後輩2が言う
『はい 分かりました やってみます!』

マリアが横目に課長を見て 微笑する


マリアが苦笑して言う
「流石 課長 抜け目がないと言うか… あれなら大分助かるし」

マリアが微笑して思う
(やっぱり 皆で教え合って 協力するって 大切よね?…うん!)

レイが言う
「マリアー!」

マリアが言う
「はい、ウィザード様!」

レイが言う
「お仕事お疲れ様!マリア!」

マリアが言う
「ウィザード様も お仕事お疲れ様です …所で、ウィザード様 唐突ですが ご協力を頂きたいと!」

レイが言う
「ん?何だ?マリアが言うなら 俺は何でも協力するぞ?」

マリアが思う
(何でも… か、それなら 大丈夫かも?)

マリアが言う
「では 是非 教えて下さい ウィザード様」

レイが言い掛ける
「ああ!何でも聞い…」

会社の前の大通りでクラクションが騒がしく鳴り響き 車が行き交う マリアとレイが思わず顔を向ける

マリアが言う
「それで…」

レイが言う
「うん それより先に」

マリアが疑問して言う
「え?はい?」

レイが言う
「マリアの話は 今 ここで聞かないと駄目か?今日は やけに騒がしいからさ?」

マリアが言う
「あ、確かに今日はちょっと騒がしいですね?渋滞が起きてるなんて… 普段はそれ程ではないのに」

レイが言う
「これから何処かに行くって言うなら つれてってやるし そっちで聞くんじゃ駄目か?」

マリアが言う
「いえ、大丈夫です それでは… 何処かへ行くと言う 予定は無いので」

レイが言う
「ん?なんだ 何処へも行かないのか?マリア 明日は休みだろ?それなら…」

マリアが言う
「いつもなら休みなんですけど 今は新人の研修中なので 明日は出勤する事にしたんです ですので 今日はいつも通り帰る予定です」

レイが言う
「そうなのか それじゃ 家に帰るか!マリア」

マリアが言う
「はい お願いします」

レイがマリアを包み 2人が風に消える 後輩1が遠くから驚いて見ている 後輩2と3が遅れてやって来て 後輩1を見て疑問する


自宅 前

レイとマリアが現れ レイがマリアに抱き付いて言う
「マリアー!やっぱり ここなら 静かで落ち着くよなー!」

マリアが苦笑して言う
「はい… そうですね…」

マリアが思う
(確かに 静かだけど… あっちの方が 落ち着くといえば 落ち着くような…)

レイが言う
「それで?さっきの話は 何だったんだ?マリア?」

マリアが気を取り直して言う
「あ、はい… 実は…」

マリアがふと思う
(でも良く考えたら いくら大灯魔台の灯魔儀式に出ないと言っても やっぱり 簡単には教えられない事なのかも?そもそも 私はマキと違って こう言う話を ウィザード様と話した事は無いし… もしかしたら あんまり 魔法に直接的な事は 教えたくないと言う可能性も… それなら)

マリアが気を取り直して思う
(こう言う時は 遠回しに相手の心理を探る 必勝 商談テクニックで!)

レイが疑問している マリアが微笑して言う
「あの ウィザード様は とっても魔力が高いですよね?法魔帯の色も 白色ですし!」

レイが疑問した後喜んで言う
「ああ!そうだな!だから言ってるだろ?”マリアのウィザード様”は最強の!…魔法使いだよ~?」

マリアが衝撃を受けて思う
(あぁ… ごめんなさい 私のせいで…)

レイが言う
「けど 実力はウィザード級だから 最強のウィザードって言っても良いんだけど 今は 杖がない分 先輩の方が 最強かもな?」

マリアが言う
「え?そうなんですか?」

レイが言う
「先輩は普段本気を出さないから 実際の所は やってみないと分からないけど 心配しなくても大丈夫だぞ マリア!そうとなれば 俺はそこら辺の 弱いウィザードから杖を奪い取ってやるからさ!そうなれば 俺の方が断然 最強だよ!」

マリアが慌てて言う
「奪い取らないで下さいっ!」

マリアが思う
(…それに ”この辺の弱いウィザード”って言ったら きっとそれは…)

レイが言う
「大丈夫だって!マリア!マリアがそう言うから 俺はちゃんと 魔法使いの杖を使っているよ!」

マリアが言う
「はい… 有難う御座います」

レイが言う
「礼には及ばないよ こっちの方が 燭魔台の灯魔にも 向いてるからな!」

マリアが言う
「そうですか… それは良かったです …って そうじゃなくて!」

レイが言う
「ん?そうじゃなくて?」

マリアが思う
(い、いけない… 相手のペースに飲まれるだなんてっ それでは 商談を こちらのものには出来ないわっ!こう言う時は… そう!まずは 早めの 軌道修正をっ!)

マリアが微笑して言う
「…では、それ程 お強い魔力を お持ちのウィザード様は… やはり とっても大変な修行を されているんですよね?魔力を高める為の その修行を!」

マリアが思う
(よし!我ながら 良い方向に話を向けられたっ!)

マリアがレイを見る レイが一瞬呆気に取られた後 喜んで言う
「ああ!そうだな マリア!流石 マリアだよ!俺の事を よく分かってる!じゃ!」

レイがマリアから離れる

マリアが疑問していると レイが言う
「早速 俺は帰るよ!やっぱ 魔力を高める為にも 早寝早起きは 欠かさないようにしないとだもんな!」

マリアが衝撃を受けて言う
「え!?早寝早起き?」

マリアが思う
(それが 魔力を高める為の…)

レイが言う
「食堂の時間も迫ってるし!マリアのお陰で 今日も助かったよ!ありがとな!マリア!」

マリアが言う
「修行…?」

レイが言う
「それじゃ!お仕事お疲れ様!また明日な!お休み!マリアー!」

レイが風に消える マリアが呆気に取られて言う
「…これって 伝えるべきなのかな?」

マリアが玄関の鍵を開けながら思う
(あ… でも 修行方法は聞けなかったけど ウィザード様は ”先輩の方が” 今は最強だって言ってた …これって ”普通のウィザード様”には無い筈だし もしかしたら こんな遠回しな聞き方をしなくても それこそ 普通に聞いたら 教えてくれたりして?)

マリアが微笑して言う
「明日は 素直に ”私のウィザード様”に 聞いてみちゃおうかな?」

マリアが家に入る


翌朝

マリアが家を出て来て思う
(う~ん… 今日も 早起きしようと思ったのに… やっぱり この時間に戻っちゃった… でも)

マリアが時計を見て思う
(ウィザード様に お願いして このまま急ぎで 会社へ送ってもらえれば… 昨日と同じとまでは行かなくても 新入社員の3人よりは 早く着けるんだけど…)

レイが言う
「マリアー!」

マリアが思う
(先輩として 良い格好を見せるより 私は やっぱり!)

レイがマリアに抱き付いて言う
「お早う!マリア!今日はいつも通り ゆっくりだな~!でも 今日はいつもなら 休みの日だから ゆっくりするのも良いよな~?マリア~?」

マリアが思う
(いえ… 出来る事なら 今日も 早く起きたかったのですが…)

マリアが苦笑して言う
「お早う御座います ウィザード様 …相変わらず ウィザード様は いつもこの時間から お元気ですよね?やっぱり 早寝早起きなんですか?」

レイが言う
「もちろんだよ マリア!そうしないと 修行にならないからな?」

マリアがハッとして思う
(そ、それっ!お昼に会う マキに教える為にも 今 それを 聞いておかないとっ!)

マリアが言う
「そのっ …ウィザード様?出来たら教えて欲しいんですが その修行内容って どんな事してるんですか?」

レイが言う
「ん?修行内容?俺は風属性の魔法使いだから 風の魔力を 高められるように修行してるよ~?」

マリアがハッとして思う
(か… 風の魔力を?えっと…)

マリアが言う
「あの… 修行って 人それぞれ違うんですか?その… ウィザード様は 風属性の魔法使いさん だからって事は?」

レイが言う
「そうだな!得意な魔法属性によって 修行方法は変わるだろうな!だから 俺にとって あの高い位置にあるマンションの部屋は丁度良かったよ!」

マリアが思う
(う… 誠に申し訳ありませんでした…)

マリアが言う
「ご、ごめんなさい 私のせいで あのマンションのお部屋からは…」

レイが言う
「大丈夫だって マリア!高い所なら 寮の近くにもあるから そっちへ行けば良いだけだし!」

マリアが言う
「そ、そうですか… それなら… …って あの それじゃ!」

レイが言う
「ん?どうした マリア?」

マリアが一瞬困ってから苦笑して言う
「はい、実は…」

マリアが思う
(時間も無いし それに… もし 教えたくない事だったら それを聞き出すのは失礼だもの ちゃんと説明して 駄目なら駄目で… マキには 謝るしかないわ)

マリアが言う
「私の”友人のウィザード様”が 魔力を高める為の その修行方法に付いて 困っているそうなんです 何か 効果的な修行が有るなら 教えてもらえないかって… でも ウィザード同士では 教え合う事はしないんですよね?それじゃ やっぱり 駄目ですか?」

レイが呆気に取られた後 笑って言う
「あはははっ マリアはやっぱり優しいよな?他のウィザードの為に わざわざ そんな事聞くなんてさ!俺たちにとっては どうでも良い事なのに もしかしてマリアは 昨日からその事を 考えていたのか?」

マリアが思う
(う…っ バレてたっ!?)

マリアが苦笑して言う
「そ、その… 他のウィザードの為に と言うか 私の友人の為です その友人は奉者で その子が 自分のウィザード様の事を 心配していて…」

レイが言う
「そうか!そう言えば マリアの周りには 奉者が一杯居るんだったな?それにしても 自分の奉者に心配掛けるウィザードなんて 情けない奴だな!」

マリアが苦笑して言う
「は… はぁ…」

マリアが思う
(確かに… 私は ウィザード様に対して そう言った心配をしたって事は 無かったかも… でも…)

マリアが言う
「出来れば 教えてもらえませんでしょうか?私、その 奉者の子とは 親友で… それに 私 奉者として一応 その子の先輩なので …力になりたいんですっ」

レイが言う
「そうか!マリアは その奉者の先輩なのか!マリアは後輩が一杯居るんだな?しかも そいつらに色々教えてやるなんて やっぱりマリアは マリアだな?」

マリアが思う
(え?マリアはマリアって …それはどう言う意味?)

レイが言う
「よし、それなら!俺は マリアの後輩の事は どうでも良いけど マリアが俺に聞きたいって言うなら 俺はマリアに 何でも教えてあげるぞ?」

マリアが思う
(そっか!ここはいつもの ”マリアの為に”で!)

マリアが言う
「で、ではっ!教えて下さいっ 魔力を上げる為の 効果的な修行方法を!」

レイが言う
「う~ん 効果的 かぁ… それじゃぁ まず そのウィザードの属性が問題だな?そいつは何の魔法が得意なんだ?」

マリアが考えて思う
(え?えっと… 何だろう?…あ、でも 確か!)

マリアが思い出す


マキが言う
『私のウィザード様は 元々火の魔法使いだったし ウィザードになっても まだ 風を操る事は出来ないって言ってた 移動魔法って 風魔法の上級魔法でしょ?』


マリアが言う
「元々は 火の魔法使いさんだって 言ってました… それに 魔法使いの養成所でも 火の魔法を使っていましたし!」

マリアが思う
(って事は やっぱり得意なのは 火の魔法って事よね!?)

レイが呆気に取られて言う
「え?火なのか?…それで 効果的な修行方法が 分からないって?」

マリアが疑問しつつ言う
「え?あ、はい…?」

マリアが思う
(何だろう?何か…?)

レイが一瞬の後笑い出して言う
「あっははははっ そいつ駄目だな!全然 素質が無いよ!」

マリアが衝撃を受けて言う
「はぁあっ!?」

レイが言う
「そいつ 本当にウィザードなのか?火なんて もっと初歩的な魔法で もっとも人に近い力で 一番、人に力を貸してくれる魔力なのに その修行方法が分からないなんて!しかも そいつ もしかして 今 あのマンションに住んでるんじゃないのか?」

マリアが衝撃を受けて言う
「え!?な、何で知ってるんですか!?」

レイが言う
「何となく そんな魔力を感じてたからな?けど メッチャクチャ弱いから!もし ウィザードの杖が必要になったら ソッコーぶっ倒しに行ってやろうと思ってたんだ!」

マリアが衝撃を受けて思う
(やっぱりっ!!)

マリアが気を取り直して言う
「って そうじゃなくてっ!何でそんな事言うんですかっ!?可哀想じゃないですかっ!」

レイが言う
「可哀想か!?そうだな!人に可哀想なんて思われるなんて その時点で 話にならないな!」

マリアがハッとして思う
(そ、そっか… 人と神様の間と言われるウィザード様に対して 人である私が可哀想だなんて 失礼な事なんだ それに)

マリアが思い出す


セイが言う
『おい アンタ さっきっから うるさいんだよ 魔法を使った事も無い奴が 偉そうな事言うんじゃねぇよ』


マリアが思う
(そうだ… 私は魔法なんて使えない …でも それなのに そんな風に思ってしまうのは…)

マリアがレイを見て言う
「そ、それはっ!ウィザード様が 強過ぎるからです!それに!それだけ強いのなら 後輩を育ててあげようとは 思わないんですかっ!?」

レイが言う
「ああ!思わないな?別に?」

マリアが衝撃を受けて思う
(え!?思わないのっ!?)

マリアが落ち込んで思う
(そ、そっか… そうよね ウィザードは皆ライバル… 先輩だろうが後輩だろうが 関係ないんだ… …で、でも それなら!)

レイが疑問してマリアを見る

マリアがレイを見て言う
「…それなら ”私の為に” 教えて貰えませんか?ウィザード様?火の魔法が得意なウィザードに 効果的な修行方法を…っ!」

マリアが思う
(って 言ってみたけど いくら 私の為にでも 駄目よね?ウィザードは皆ライバル…)

レイが言う
「うん!だから言ってるだろ!マリア!マリアがそう言うなら 俺は何でも教えてあげるって!」

マリアが呆気に取られて言う
「え…?ほ、本当に?あ、いえ!有難う御座います…」

レイが言う
「礼には及ばないよ!マリア!」

マリアが呆れて思う
(教えてくれた…)


会社

課長が叫ぶ
「マリア君!!」

マリアが言う
「はいっ!課長っ!」

課長が言う
「新人を研修している 先輩の君が…っ!」

マリアが思う
(遅刻した… でもしょうがない ウィザード様は ”時間が無いから今度にしようか?”って 言ってくれたけど… やっぱり早く マキに教えてあげたくて… それに)

課長が息を吐いて言う
「…最も その新人たちの為に 休暇を返上して来たと言う 先輩としての意気込みに関しては 評価はするがね?それでも 遅刻をしてくると言うのは 先輩として最も 示しが付かない事だよ?特に君は 元々遅刻癖があるのだから」

マリアが衝撃を受け思う
(う…っ 言われちゃった… しかも)

新人たちが遠巻きに見ている マリアが息を吐いて思う
(その事を隠していた 新人たちの前で… はぁ~… これじゃもう 先輩として良い格好なんて 出来ないなぁ …でも まぁ 良いよね?そんな事より)

課長が言う
「それでは 今日は君の仕事が無い分 新人研修には丁度良いのだろう しっかり頼むよ?マリア君」

マリアが苦笑して言う
「はい… すみませんでした」

マリアが思う
(今日は一日 新人研修に力を注げるし 早く一人前にしてあげちゃうんだから!)

マリアが新人たちへ向いて苦笑して言う
「それでは 私は遅刻しちゃいましたが 早速 昨日指示しておいた 書類のチェックからします」

新人たちが苦笑する


中央公園

マリアが気付き呼びながら走る
「マキー!」

マキが気付き振り向いて言う
「マリア!」

マリアがマキの下に到着すると マキが言う
「マリア メール有難う ”マリアのウィザード様”に聞いてくれたって!」

マリアが言う
「うん!それでね!効果的な方法を いくつか教えてもらったよ!」

マリアがマキの隣に座りながら言う
「その前に まずは 一応 確認しておかないと!”マキのウィザード様”って 火の魔法が得意なんだよね?」

マキが言う
「あ、うん…」

マリアが苦笑して言う
「良かった!それが間違ってたら また聞き直さないといけなかったから」

マキが言う
「正直言うと 得意なのかは知らないけど それ以外の魔法使っている所を見た事が無いから 多分 そうなんだと思う」

マリアが言う
「え?そうなんだ…?あ、そっか?だって まだ 灯魔儀式も 1度しかしてないんだもんね?」

マキが言う
「うん それが大変だったから 今度はもう少し 魔力を上げてからにしようって」

マリアが言う
「そ、そう… うん!それじゃ 早速ね!まず基本から聞くけど ”マキのウィザード様”はちゃんと 時間に合わせて起床してる?火の魔力は 日の出から1時間か2時間後からじゃないと 効力は得られにくいんだって?だから 余り早すぎても 駄目だって言ってたよ?」

マキが言う
「そうなんだ…?起床時間は 余り定まってないかな…?夜遅いから」

マリアが衝撃を受けて言う
「え!?それは駄目よ!火の魔力は 日の入りで無くなっちゃうのよ!?だから もっとも 初歩的な魔…っ!」

マリアが慌てて口を押さえて思う
(あっ!いけない つい ウィザード様の 馬鹿にする様な言い方が そのままに…っ だから ここは ちゃんと言い直して…)

マリアが咳払いをしてから言う
「う、うんっ!日の入りにも 気を付けてね?日の入りの2時間前には もう 魔力は下がっちゃってるから… だから 日の出と日の入りには十分注意をして それで 夜は早めに寝てね?身体はなるべく冷やさないように… なんて言うか…」

マリアが思う
(えっと… ウィザード様は ”言っちゃえば 子供みたいなもんだよ!”って言ってたけど これって そのまま言うと きっと馬鹿にしているようにも 聞こえちゃうよね?だから)

マリアが言う
「え~と だ、だからね?えっと… 古くからの人々の生活に 忠実にって言うのかな?日の出と共に起きて 日の入りと共に眠って… た、太陽と一緒に 生活するようにすると… それが とっても 火の魔力を取り入れる事に 繋がるんだって!」

マキが言う
「そっか… それじゃ 全然 駄目だったなぁ いつも思いつめちゃってて 眠りも浅くなっちゃうから 眠くなるギリギリまで起きてたし そのせいで 朝も起きるのが遅くなっちゃうし… そう言う生活スタイルが 睡眠障害に繋がるって言うのは 分かってはいたんだけど」

マリアが言う
「そう!それ!ウィザード様たちは 食事制限をしているでしょ?だから 余計 睡眠に関しては気を使わないと… お腹が空いていると うまく眠れなくなっちゃうじゃない?だから 早くに眠る必要がある属性の人は 余計 早めに夕食を食べて 早く寝ちゃった方が 朝も早く起きられるんだって?」

マリアが思う
(だから ウィザード様の いつも気にしている 食堂の閉まる時間も早いのよね… 午後5時から6時までしか開いていないって… でも)

マリアが顔を逸らして言う
「6時までに夕食を食べて 遅くとも8時には寝るって 早過ぎ…」

マリアが思う
(とても 見習えないわ…)

マリアが言う
「道理で 朝 あれだけ 元気な訳よね…」

マリアが思う
(私 昨日寝たのなんて 何時だったかしら?…深夜2時?)

マリアが言う
「あ、後 それから あのマンションは 火の魔力を取り入れるウィザードにも 丁度良いって!屋上へ行けばたくさん太陽に当れるし うって付けだって言ってたよ?良かったね!マキ!」

マキが苦笑して言う
「う、うん… 彼 あんまり外出るの 好きじゃないみたいなんだけど…」

マリアが衝撃を受ける マキが言う
「修行の為だからって 連れ出すようにするね?有難うマリア まずは 初歩的な生活改善から 始めてみようと思う!」

マリアがギクッとして思う
(そ、そう… それを あえて言わない様に してたんだけど…)

マリアが顔を逸らして言う
「…余計な気を 使ったかな…」

マキが苦笑して言う
「基本から駄目だったんだね?気を使ってくれて 有難う マリア!でも大丈夫!それに アタシには もっとハッキリ言っちゃって良いよ!だって アタシたち親友でしょ?」

マリアが驚く マキが言う
「それから!マリアはアタシの 大先輩だもん!後輩に気を使うなんてしないで もっと バシバシ叱っちゃってよ!」

マリアが気付いて思う
(そっか…?そう言えば 私も昔は 課長から仕事を教わって 出来の悪さを良く叱られたっけ…)

マリアが苦笑してから言う
「うん!分かった!それじゃ… これからも 一緒に頑張ろうね!マキ!」

マリアがハッとして思う
(あっ でも 私… 今、奉者じゃないんだけど…)

マキが言う
「はーい!マリア先輩!これからも 出来の悪い後輩を 宜しくお願いしまーす!にゃははっ!」

マリアが笑って思う
(まぁ いっか?)

マリアとマキが笑う


会社

マリアが書類を見ながら思う
(それにしても… よく考えたら マキの為に色々聞いていた 魔法に関する事… ウィザード様の事… 私も全然知らなかった… 今回は 火の魔法って事で色々聞いたけど それじゃ 風の魔法を使う ウィザード様は… きっと多少は違うのよね?就寝時間に関しては ついでみたいに聞いちゃったけど 風の魔力には 日の出は関係しないのかしら?)

マリアが書類を取り替えながら ハッとして思う
(あっ!いけないっ!今日は いつもの癖は出さないでっ 新人育成に全力を注ごうと 思ってたんだっ!ここからは 気を引き締めてっ!)

マリアが言う
「うんっ」

後輩1が言う
「あの~ マリア先輩?」

マリアがハッとして言う
「はいっ!」

後輩1が一度視線を他方へ向けてから マリアへ向いて言う
「今、ちょっとだけ お話良いですか?」

マリアが後輩1の視線の先を確認しながら言う
「え?うん 私に分かる事なら…」

マリアが視線の先 課長のデスクに課長が居ない事に気付いて思う
(課長は今 離席中だったんだ…?通りで いつもの癖を 怒られなかったと…)

マリアが苦笑する横で 後輩1が言う
「今 課長は 席を外しているみたいなので ちょっとだけっ」

マリアが思う
(よし!課長の居ない こんな時こそ 私が しっかりして!)

マリアが言う
「うん!何でも言って?どうしたの?」

後輩1が言う
「あの… マリア先輩 昨日… 退社時に 魔法使いの男性の方と 一緒に居ましたよね?」

マリアが衝撃を受けて思う
(み、見られてたっ!?)

マリアが言う
「う… うん そ、そうね…」

マリアが思う
(仕事の話じゃなかったんだ… あっ!だから 課長の目を気にしてたのね!?)

後輩1が言う
「わぁ すごいっ マリア先輩!もしかして あの魔法使いさんが マリア先輩の… 彼氏さんなんですかぁ!?」

マリアが衝撃を受けて言う
「か、彼…っ!?い、いやっ!?その…っ!?」

マリアが頬を染めつつ思う
(か、”彼氏さん”っ!?ウィザード様が 私の…っ!?そ、そんなっ!駄目よっ!ウィザード様は 神様に選ばれる為に 神聖なる修行の最中…っ!?)

マリアが衝撃を受け視線を逸らして思う
(…なのかしら?い、一応 修行はしてるんだよね?でも… ウィザード様は ウィザードじゃないし… 魔法使いで… ”マリアのウィザード様”で… それって…?)

後輩1が言う
「彼氏さんでは… ないんですかぁ?」

マリアが困りつつ言う
「う… うぅ~ん… えっとぉ~ お、お友達… かなぁ?」

後輩1が言う
「あぁ そうなんですかぁ 私、魔法使いさんも 魔法も …どちらも 見たのは初めてで 昨日は凄いビックリしちゃいましたぁ!」

マリアが言う
「そ、そうだね?どちらも め、珍しい… よね?」

マリアが思う
(本当はもっと珍しい ウィザード様だったんだけどねぇ…)

後輩1が言う
「魔法使いさんとは どんなお話とかしてるんですかぁ?やっぱり 魔法のお話とか!?」

マリアが困りつつ言う
「う、うん… そ、そうだね?」

マリアが思う
(確かに 昨日今日はそうだったし…)

課長が戻って来る 後輩1が気付き 慌てて言う
「あ、あの… 良かったら いつか その魔法のお話とか 聞かせてくださいっ それから… もし、彼氏さんじゃないなら 私も… ちょっと お話とか 出来ないかなぁ?とか…」

マリアが衝撃を受けて言う
「えぇえっ!?そ、それは…っ!?」

課長が咳払いをする マリアと後輩1が衝撃を受けて言う
「マ、マリア先輩っ!この書類なんですけど!」

マリアが慌てて言う
「あ、ああっ こ、これねっ!?」

――…

マリアが書類作成を終えて言う
「よしっと…」

マリアが思う
(新人育成をメインにって そのつもりだったけど 自分の仕事も出来たし 休暇返上だから 仕事の電話も無くて はかどっちゃった …課長の目も有ったし)

マリアが苦笑してから 後輩たちを見て思う
(後は 皆で 今日教えた事を 教え合うって言ってたから もう良いかな?ちょっと早いけど…)

マリアが荷物を漁り 携帯を見て思う
(あ… エリナから着信が?)

マリアが荷物を持って立ち上がり 課長へ言う
「課長 今日はこれで上がります お先に失礼します」

課長が言う
「うん 今日はよく来てくれたな お疲れ様」

後輩たちが言う
「お疲れ様です!」 「有難う御座いました マリア先輩」

マリアが言う
「はい、お先です また明日!」

マリアが立ち去る


社内

マリアが携帯を操作して耳に当て 歩きながら着信を待つ


会社 外

マリアが出て来る マリアが思い出す


マリアが携帯に言う
『エリナ?私、マリア!連絡ありがとう!ごめんね 折角連絡くれたのに 今日は休暇出勤で 仕事中だったの それで、今終わった所!』

携帯からエリナの声がする
『そうだったんだ?お疲れ様!でも 丁度良かった 実は 私もさっき保育園を出て 今電車に乗る前だったんだけど マリア… もし良かったら 今から 少し会えないかな?』

マリアが時間を見て思う
《今からかぁ… まぁ 少しなら良いかな?本当は早めに帰って 私もウィザード様ほどじゃないけど 早めに寝ようと思ったんだけど…》

マリアが言う
『うん それじゃ 少しなら…?』

携帯からエリナの声がする
『…リナの事で 少し 相談が有って』

マリアが言う
『リナの事で?』

携帯からエリナの声がする
『うん… それじゃ 詳しくは…』


マリアが思う
(リナの事で エリナからって言う事は… やっぱり 保育園で元同僚だった リナの彼氏さんの事かな…?)

レイが飛んで来て言う
「マリアー!」

マリアが言う
「ウィザード様」

レイが言う
「お疲れ様ー!マリア 迎えに来たぞー!」

マリアが言う
「有難う御座います その、でも… ウィザード様 今日 私…」

レイが言う
「ん?どうした?マリア?」

マリアが言う
「これから 友人と会う約束があって…」

マリアが思う
(だから いつもの様に 家に送ってもらう訳には…)

レイが言う
「そうか!なら そこに連れてってやるぞ!?それとも ここで待ち合わせなのか?」

マリアが一瞬呆気に取られて思う
(え?あ… そっか そう言えば いつも ”何処かに行くなら連れてってやるぞ”って 言ってくれてるんだった… それじゃ お願いしちゃっても… 良いのかな?)

マリアが言う
「えっと それでは… お言葉に甘えて リドルの駅は ご存知でしょうか?」

レイが言う
「リドルの駅?うーん 分からないなぁ?この近くの駅なら分かるけど そこからどっちの方角に何個目だ?」

マリアが気付いて思う
(それなら…!)

マリアが言う
「この近くの駅からですと 3つ目の駅で 方角は東の方になります!」

レイが言う
「ああ それなら知ってる!変な屋根の駅だろ?駅前に デカイ木があってさ?」

マリアが言う
「はい、そうです!そこです!」

レイが言う
「よし!それじゃ 行くぞ マリア!」

マリアが言う
「お願いします ウィザード様!」

レイとマリアが風に消える

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