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結ばれた後
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マリアは意識を失うまで抱かれると思わなかった。
確かに有言実行するタイプだが一晩中抱かれ、喘がされ、泣いても放してくれなかった。
そんなグレンを正直怖いと思ったマリアだった。
翌日、目覚めるとグレンの姿は部屋にはなかった。
「良かった・・・ようやく解放された」
体を起こそうとすると鈍い痛みがあちこちに走った。
とりあえずお風呂に入りたくて呼び鈴を鳴らそうと立ち上がった。
すると股の間を白濁した液がゴポッと音を立て伝い落ちていった。
「ひっ!」
思わず悲鳴を上げ持っていたハンカチで拭った。
(これ・・・グレンのー・・・)
そう気が付いた時マリアは真っ赤になっていた。
「早く洗い流したい・・・」
気を取り直し、マリアは呼び鈴を鳴らした。
すると上機嫌のマナがやって来た。
「湯あみの準備はできてますよ、マリア様」
「ありがとうございます」
マナの手を借りながら浴場へ向かった。
一歩歩くごとに秘所がひりひりと痛む。
「昨夜はグレン王と上手くいきましたか?」
「は、はい」
あれを上手くいったと言っていいのかはわからない。
グレンは手荒なことはしなかったが、執拗にマリアの体を求めてきた。
まるで飢えた獣のようだった。
怖いとさえ思えた。
何度もベッドを這い逃げ出そうとするがすぐに捕まり、行為に及んだ。
浴場に着き、マナが言った。
「私は外でお待ちしていますから、何かあったら声をかけてくださいね」
「はい、ありがとうございます」
かけ湯をし、ゆっくり湯ぶねに入った。
しみるかなと思ったが思ったほど痛くなかった。
その事に安心した。
お風呂には花が沢山浮かべてあった。
(花湯・・・いい香り)
マナの気遣いだろう。
何だか嬉しいが恥ずかしい。
マナは心から2人が結ばれたことを喜んでいた。
「今夜も抱かれるのかしら・・・」
そう考えるとぞっとした。
行為をすることにもう抵抗はないがグレンの抱き方に問題があった。
とにかくしつこいのだ。
1度では満足せずに終わらない。
「はー・・・」
マリアは深いため息をついた。
湯あみを済ませ部屋に帰り、ベッドにもぐりこんで昨夜の疲れをとろうとした。
するといつの間にか夜になってしまった。
人の気配があったので飛び起きた。
「体の調子が悪いのか?」
「あ、おかえりなさい」
「ああ、ただいま。ちょうど今戻ったところだ」
「具合が悪いわけじゃないの、ちょっと疲れていて・・・」
そう言うとグレンが謝ってきた。
「すまない。昨夜は夢中になりすぎた」
「いや、謝らないでいいよ。でも今度からは加減して」
グレンは一瞬目を見開いた。
「また抱いてもいいのか?」
「・・・加減してくれるなら」
マリアは必死に加減するように訴えた。
「分かった。1日3回までにする」
「分かってない!!」
一体この人の性欲はどうなっているんだろうとマリアは思った。
「お詫びに明日、母親の元へ連れて行ってやる」
「本当!?」
「俺は嘘は言わない」
グレンの手が伸びてきた。
すっぽりそこにおさまってしまった。
「今日はしないの?」
「何だ?してもいいのか?」
「したくない!!」
「相変わらずはっきり言うな」
明日、母と会うのなら今日はもう休むことにした。
グレンはマリアを抱けないことを残念に思っていた。
確かに有言実行するタイプだが一晩中抱かれ、喘がされ、泣いても放してくれなかった。
そんなグレンを正直怖いと思ったマリアだった。
翌日、目覚めるとグレンの姿は部屋にはなかった。
「良かった・・・ようやく解放された」
体を起こそうとすると鈍い痛みがあちこちに走った。
とりあえずお風呂に入りたくて呼び鈴を鳴らそうと立ち上がった。
すると股の間を白濁した液がゴポッと音を立て伝い落ちていった。
「ひっ!」
思わず悲鳴を上げ持っていたハンカチで拭った。
(これ・・・グレンのー・・・)
そう気が付いた時マリアは真っ赤になっていた。
「早く洗い流したい・・・」
気を取り直し、マリアは呼び鈴を鳴らした。
すると上機嫌のマナがやって来た。
「湯あみの準備はできてますよ、マリア様」
「ありがとうございます」
マナの手を借りながら浴場へ向かった。
一歩歩くごとに秘所がひりひりと痛む。
「昨夜はグレン王と上手くいきましたか?」
「は、はい」
あれを上手くいったと言っていいのかはわからない。
グレンは手荒なことはしなかったが、執拗にマリアの体を求めてきた。
まるで飢えた獣のようだった。
怖いとさえ思えた。
何度もベッドを這い逃げ出そうとするがすぐに捕まり、行為に及んだ。
浴場に着き、マナが言った。
「私は外でお待ちしていますから、何かあったら声をかけてくださいね」
「はい、ありがとうございます」
かけ湯をし、ゆっくり湯ぶねに入った。
しみるかなと思ったが思ったほど痛くなかった。
その事に安心した。
お風呂には花が沢山浮かべてあった。
(花湯・・・いい香り)
マナの気遣いだろう。
何だか嬉しいが恥ずかしい。
マナは心から2人が結ばれたことを喜んでいた。
「今夜も抱かれるのかしら・・・」
そう考えるとぞっとした。
行為をすることにもう抵抗はないがグレンの抱き方に問題があった。
とにかくしつこいのだ。
1度では満足せずに終わらない。
「はー・・・」
マリアは深いため息をついた。
湯あみを済ませ部屋に帰り、ベッドにもぐりこんで昨夜の疲れをとろうとした。
するといつの間にか夜になってしまった。
人の気配があったので飛び起きた。
「体の調子が悪いのか?」
「あ、おかえりなさい」
「ああ、ただいま。ちょうど今戻ったところだ」
「具合が悪いわけじゃないの、ちょっと疲れていて・・・」
そう言うとグレンが謝ってきた。
「すまない。昨夜は夢中になりすぎた」
「いや、謝らないでいいよ。でも今度からは加減して」
グレンは一瞬目を見開いた。
「また抱いてもいいのか?」
「・・・加減してくれるなら」
マリアは必死に加減するように訴えた。
「分かった。1日3回までにする」
「分かってない!!」
一体この人の性欲はどうなっているんだろうとマリアは思った。
「お詫びに明日、母親の元へ連れて行ってやる」
「本当!?」
「俺は嘘は言わない」
グレンの手が伸びてきた。
すっぽりそこにおさまってしまった。
「今日はしないの?」
「何だ?してもいいのか?」
「したくない!!」
「相変わらずはっきり言うな」
明日、母と会うのなら今日はもう休むことにした。
グレンはマリアを抱けないことを残念に思っていた。
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