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本番の日
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「練習に戻りますね」
そう言い残しリビングから去って行こうとするヒバリの腕を掴み声をかけてしまった。
「ヒバリ」
「・・・?」
ヒバリは不思議そうな顔をしている。
その表情はあどけなく可愛らしかった。
悟の心音は早くなっていった。
「あの・・・手を離してくれませんか?・・・」
「あ!悪い!!痛かったかい!?」
咄嗟に掴んでしまったので力加減が出来なかった。
その事に悟は慌てた。
「・・・いえ、大丈夫です」
頬を染めヒバリは、リビングから自室に戻った。
暫くするとピアノの音が聞こえてきた。
(・・・俺は何をやっているんだ!)
ヒバリは驚いていたし、怖がらせたいわけでもない。
はーっと溜息をつくとライラックが悟の頭を撫で始めた。
「ライラック?」
「悟・・・何か悩んでる・・・」
かぁっと悟は顔を赤らめ否定した。
「いいや、何も悩んでなんかないよ」
すぐに作り笑いをしてライラックに見せた。
「・・・そう・・・」
ネイルは悟をからかった。
「マネージャーはむっつりスケベ~」
「こら!どこでそんな言葉を覚えてきたんだ」
「内緒~!」
ネイルはヒバリとライラックの事を心配しているように感じられた。
そんなネイルの頭に手を置きポンポンっと撫でた。
「今回はネイルの出番はないけどライブハウスでは一番目立ってもらうからな」
「・・・~っ」
ネイルは頷いた。
ネイルも焦っているのだ。
早く元の世界に帰りたいのだろう。
悟はそう思った。
「私も・・・歌の練習する・・・」
そう言うとネイルと悟をリビングに残し、ヒバリの元へ行った。
ヒバリのピアノの旋律とライラックの歌声はとても心地よいものだった。
「必ずあの小瓶いっぱいの感情エネルギーを溜めて元の世界へ帰してやる」
そう言い悟は小指を出した。
しかし、3人の元いた世界には指切りの習慣はなかった。
「あ、指切り知らないかな?」
「うん」
「こうやって小指と小指を絡ませて・・・。・・・指切ったって言うんだよ」
「へぇ~。何か面白い」
こんな些細な事を面白く感じられるネイルの純粋さに悟は感心した。
ネイルは純粋でとてもいい子だ。
ライラックはよく人の心の動きを気にかけているし。
ヒバリも気が利く良い子だ。
ただ3人の得意分野がバラバラなことが気にかかった。
何とかして3人一緒にデビューさせてやりたかった。
きっと3人もそれを望んでいるだろう。
「マネージャー、どうしたの?そんなに難しい顔して」
「何でもないよ」
そう言い微笑み返すとネイルも笑ってくれた。
いよいよ夜になり、
バーで余興をする時間になった。
ヒバリとライラックは更衣室へ連れて行かれた。
ネイルと悟は見送ることしかできなかった。
悟はもっと何か言葉をかけてやればよかったと思った。
白いドレスに身を包んだヒバリはまるで花嫁のようだった。
ライラックは黒いゴスロリの衣装を着て、頭には小さな黒い帽子が乗っていた。
ーさぁ、開演の時間だー
そう言い残しリビングから去って行こうとするヒバリの腕を掴み声をかけてしまった。
「ヒバリ」
「・・・?」
ヒバリは不思議そうな顔をしている。
その表情はあどけなく可愛らしかった。
悟の心音は早くなっていった。
「あの・・・手を離してくれませんか?・・・」
「あ!悪い!!痛かったかい!?」
咄嗟に掴んでしまったので力加減が出来なかった。
その事に悟は慌てた。
「・・・いえ、大丈夫です」
頬を染めヒバリは、リビングから自室に戻った。
暫くするとピアノの音が聞こえてきた。
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はーっと溜息をつくとライラックが悟の頭を撫で始めた。
「ライラック?」
「悟・・・何か悩んでる・・・」
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「いいや、何も悩んでなんかないよ」
すぐに作り笑いをしてライラックに見せた。
「・・・そう・・・」
ネイルは悟をからかった。
「マネージャーはむっつりスケベ~」
「こら!どこでそんな言葉を覚えてきたんだ」
「内緒~!」
ネイルはヒバリとライラックの事を心配しているように感じられた。
そんなネイルの頭に手を置きポンポンっと撫でた。
「今回はネイルの出番はないけどライブハウスでは一番目立ってもらうからな」
「・・・~っ」
ネイルは頷いた。
ネイルも焦っているのだ。
早く元の世界に帰りたいのだろう。
悟はそう思った。
「私も・・・歌の練習する・・・」
そう言うとネイルと悟をリビングに残し、ヒバリの元へ行った。
ヒバリのピアノの旋律とライラックの歌声はとても心地よいものだった。
「必ずあの小瓶いっぱいの感情エネルギーを溜めて元の世界へ帰してやる」
そう言い悟は小指を出した。
しかし、3人の元いた世界には指切りの習慣はなかった。
「あ、指切り知らないかな?」
「うん」
「こうやって小指と小指を絡ませて・・・。・・・指切ったって言うんだよ」
「へぇ~。何か面白い」
こんな些細な事を面白く感じられるネイルの純粋さに悟は感心した。
ネイルは純粋でとてもいい子だ。
ライラックはよく人の心の動きを気にかけているし。
ヒバリも気が利く良い子だ。
ただ3人の得意分野がバラバラなことが気にかかった。
何とかして3人一緒にデビューさせてやりたかった。
きっと3人もそれを望んでいるだろう。
「マネージャー、どうしたの?そんなに難しい顔して」
「何でもないよ」
そう言い微笑み返すとネイルも笑ってくれた。
いよいよ夜になり、
バーで余興をする時間になった。
ヒバリとライラックは更衣室へ連れて行かれた。
ネイルと悟は見送ることしかできなかった。
悟はもっと何か言葉をかけてやればよかったと思った。
白いドレスに身を包んだヒバリはまるで花嫁のようだった。
ライラックは黒いゴスロリの衣装を着て、頭には小さな黒い帽子が乗っていた。
ーさぁ、開演の時間だー
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