Lost Heroines

えりー

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大きなライブ

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いちゃついている時の電話は心臓に悪い・・・。
改めて隠れて付き合うというリスクを思い知った。
しかし悟はもうヒバリを手放す気はなかった。
「事務所から?」
「ああ、ヒバリ達を連れて来いって」
暫く沈黙が落ちる。
「まさかもう何かバレたかも・・・」
「いやいや、それはないだろう。今、付き合い始めたばかりだし」
即座に悟は否定した。
「多分、仕事の話だと思うよ?」
「それならいいのですが・・・」
そう言い、悟は事務所へ向かうように連絡を入れた。
事務所へ悟とヒバリがつくのと同時にネイルとライラックも着いた。
「さぁ、中に入ろう」
「何の話かなー?」とネイル。
「・・・不安・・・」とライラック。
「仕事の話だそうですよ」とヒバリ。
不安そうな3人を事務所に入れ、社長の元へ向かう。
社長は上機嫌に出迎えてくれた。
「やぁ、久しぶりだね。ヒバリ、ネイル、ライラック」
「お疲れ様です社長」
「お久しぶりです」
「しゃちょー、お久しぶり!」
「・・・お久しぶりです・・・」
皆各自挨拶を済ませた後、応対室へと促され入った。
ライラックはとても不安そうにしている。
「大丈夫だよライラック、仕事の話だ」
ライラックの不安そうな様子を感じ取った社長はライラックの頭を撫でながら言った。
「石川、2カ月先の話だがうちの事務所で大きなライブをやる」
「大きなライブ?」
「そこでその3人のデビューイベントをしようと思う」
(2ヶ月後・・・間に合うのだろうか・・・)
「・・・急な話ですね」
「まぁ、そんなに緊張しなくても大丈夫だ」
「そうなの・・・?」
ライラックは少し安心したようだった。
「ああ、紹介ライブみたいなものだからね」
「そこで、本格デビューというわけですね」
「一応そのつもりだ」
社長は嬉しそうにそう答えた。
「これから2ヶ月の間頑張ってレッスンに励んでくれ」
「「「はい」」」
3人は声を合わせて返事をした。
どこか3人は嬉しそうだった。
悟は早く元の世界に帰りたいんだろうなと思った。
(そうなると・・・ヒバリもやはり元の世界へ帰ってしまうのだろうか)

「ヒバリ。今日、マンションに行っていいか?」
「えっ。いいですけど・・・」
ヒバリは真っ赤になった。
「いや、今回は仕事の話だから!!」
即座に否定してしまった。
「そうですか・・・」
ちょっと残念そうなヒバリだった。
それを見ながら悟の心が痛んだ。
外では仕方の無い事だとはいえ、ヒバリを傷つけてしまった罪悪感を感じながらマンションへ向かった。
「じゃぁ、本題に入ろうか」
「はい」
「はーい」
「・・・はい・・・」
ヒバリが入れたお茶お飲みながら、話し出した。
「あと、2ヶ月しかないから頑張って行こう」
「はい、頑張ります」
「頑張るー!!」
「がんばる・・・」

「・・・ヒバリのピアノが聞きたいな」
「!」
「ヒバリの部屋へ行こう」
「・・・はい!!」
ヒバリと悟は嬉しそうに部屋に入って行った。
その様子を見たネイルとライラックは笑顔で顔を見合わせた。
ヒバリの部屋に入ると悟はヒバリを抱きしめた。
悟は不安だった。
もし、青い液体が瓶いっぱいに溜まったらヒバリも帰ってしまうのか悟は怖くて聞けなかった。
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