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後宮内のざわめき
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後宮内にはその日のうちに真紀が懐妊したことが瞬く間に広がった。
今まで真紀を目の敵にしていた後宮の女たちは真紀に取り入ろうと色々な贈り物をしてきた。
子が出来れば後宮は解散される決まりになっている。
その前に、真紀に取り入って何とか後宮との関係を残したい連中だった。
真紀はその贈り物を1つも受け取らずに全て返した。
その事で反感は買ったが変に後宮の女と関わりたくなかった。
ウォンも同じ意見だった。
ウォンの母の事を思うと一刻も早く後宮を解散させたかった。
しかし、解散は子が産まれてからだ。
子供が出来てからウォンの心配性に拍車がかかった。
仕事は早めに切り上げ昼に帰ってくることも少なくなかった。
そんなウォンに真紀は言った。
「ウォン、お願い仕事に戻って」
「嫌だ、もし何かあったらどうする」
「何も起こらないわよ」
真紀はため息交じりにそう言った。
「しかし、ここは後宮内だ。どんな嫌がらせをされるか分からないぞ」
「大丈夫よ。私はそんなに弱くないわ」
「むっ、確かにな」
「分かった。今日の所は仕事に戻るがランファを護衛でつけさせてもらう」
「うん」
そう言うとウォンは仕事へ戻って行った。
ウォンはランファに真紀の護衛を頼むとランファは快く引き受けてくれた。
暫くするとランファが部屋にやって来た。
「ランファさんお久しぶりです」
「この度はおめでとうございます」
そう言うとランファはまた真紀に跪いた。
「ランファさん立って下さい!!」
真紀がそう言うとランファは笑った。
「真紀様は相変わらずのようですね」
「?」
「いえ、何でもありません。今日も贈り物が届いていますが一応中を確認しておきましょうか」
「あ、はい」
2人で贈り物の確認を始めた。
すると一箱だけ少し開いている箱があった。
気になり真紀はその箱の紐を取った。
すると中には毒蛇が入っていた。
それに気がついたランファが真紀を庇った。
蛇はランファの腕を噛んだ。
ランファは剣で毒蛇の首を斬った。
使用人は腰を抜かしていた。
動けるのは自分しかいない。
「ランファさんすぐにお医者様を呼んできます!」
そう言うとウォンがいる書斎に飛び込んだ。
「な、どうした!?」
「すぐにお医者さんの手配をして!!ランファさんが私の代わりに毒蛇に噛まれたの」
「何だって!?」
ウォンは迅速に医者を手配し、医者は部屋でぐったりしていたランファの手当てを始めた。
「何でこんなことになった?」
「贈り物の中に潜んでいたの」
それを聞いたウォンの顔色が変わった。
すっと冷たいものになった。
「どの箱に入っていたんだ?」
「この箱だけど・・・」
そう言い箱を見せるとウォンはこの箱には見覚えはないと言った。
「この箱は後宮の女たちじゃなさそうだ」
「え?」
「この箱を使えるのは古狸たちだ」
どうやら箱にも階級があるらしい。
「それよりランファさんは大丈夫なの?」
「ああ、あいつはいろんな毒に対する耐性があるからすぐに回復すると思う」
「問題なのはこの箱の贈り主だ」
「どうして毒蛇なんて・・・」
真紀がそう言うとウォンが答えた。
「俺たちの子を流産させる為だろう」
「そんな・・・」
「これからは贈り物は全て使用人に開けさせろ!いいな」
「うん・・・」
ランファが心配だったが真紀が無事でよかったと思うウォンだった。
今まで真紀を目の敵にしていた後宮の女たちは真紀に取り入ろうと色々な贈り物をしてきた。
子が出来れば後宮は解散される決まりになっている。
その前に、真紀に取り入って何とか後宮との関係を残したい連中だった。
真紀はその贈り物を1つも受け取らずに全て返した。
その事で反感は買ったが変に後宮の女と関わりたくなかった。
ウォンも同じ意見だった。
ウォンの母の事を思うと一刻も早く後宮を解散させたかった。
しかし、解散は子が産まれてからだ。
子供が出来てからウォンの心配性に拍車がかかった。
仕事は早めに切り上げ昼に帰ってくることも少なくなかった。
そんなウォンに真紀は言った。
「ウォン、お願い仕事に戻って」
「嫌だ、もし何かあったらどうする」
「何も起こらないわよ」
真紀はため息交じりにそう言った。
「しかし、ここは後宮内だ。どんな嫌がらせをされるか分からないぞ」
「大丈夫よ。私はそんなに弱くないわ」
「むっ、確かにな」
「分かった。今日の所は仕事に戻るがランファを護衛でつけさせてもらう」
「うん」
そう言うとウォンは仕事へ戻って行った。
ウォンはランファに真紀の護衛を頼むとランファは快く引き受けてくれた。
暫くするとランファが部屋にやって来た。
「ランファさんお久しぶりです」
「この度はおめでとうございます」
そう言うとランファはまた真紀に跪いた。
「ランファさん立って下さい!!」
真紀がそう言うとランファは笑った。
「真紀様は相変わらずのようですね」
「?」
「いえ、何でもありません。今日も贈り物が届いていますが一応中を確認しておきましょうか」
「あ、はい」
2人で贈り物の確認を始めた。
すると一箱だけ少し開いている箱があった。
気になり真紀はその箱の紐を取った。
すると中には毒蛇が入っていた。
それに気がついたランファが真紀を庇った。
蛇はランファの腕を噛んだ。
ランファは剣で毒蛇の首を斬った。
使用人は腰を抜かしていた。
動けるのは自分しかいない。
「ランファさんすぐにお医者様を呼んできます!」
そう言うとウォンがいる書斎に飛び込んだ。
「な、どうした!?」
「すぐにお医者さんの手配をして!!ランファさんが私の代わりに毒蛇に噛まれたの」
「何だって!?」
ウォンは迅速に医者を手配し、医者は部屋でぐったりしていたランファの手当てを始めた。
「何でこんなことになった?」
「贈り物の中に潜んでいたの」
それを聞いたウォンの顔色が変わった。
すっと冷たいものになった。
「どの箱に入っていたんだ?」
「この箱だけど・・・」
そう言い箱を見せるとウォンはこの箱には見覚えはないと言った。
「この箱は後宮の女たちじゃなさそうだ」
「え?」
「この箱を使えるのは古狸たちだ」
どうやら箱にも階級があるらしい。
「それよりランファさんは大丈夫なの?」
「ああ、あいつはいろんな毒に対する耐性があるからすぐに回復すると思う」
「問題なのはこの箱の贈り主だ」
「どうして毒蛇なんて・・・」
真紀がそう言うとウォンが答えた。
「俺たちの子を流産させる為だろう」
「そんな・・・」
「これからは贈り物は全て使用人に開けさせろ!いいな」
「うん・・・」
ランファが心配だったが真紀が無事でよかったと思うウォンだった。
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