白蛇の花嫁

えりー

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奪われた純潔

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都は1つの部屋に案内された。
「この部屋を使ってくれ」
部屋は洋室でベッドもある。
あと高価そうな調度品なども置かれていた。
「ありがとう」
都はお礼を言い、微笑んだ。
銀は部屋から出て行こうとした。
「銀は今から仕事?」
「ああ、山の斜面が崩れかけている箇所があると報告があったから」
「私も一緒に行ってもいい?」
「何故行きたがる?」
「あなたを知るためよ。どうやって修復するのかと思って」
はーっと銀は溜息を付いた。
「そんなに面白いものではないぞ?」
「いいの。見てみたいの」
「分かった」
そう言うと銀は都を担ぎ上げた。
「飛ぶぞ」
「きゃぁぁぁぁ!」
凄い勢いで銀は空を飛んだ。
都は驚き悲鳴を上げた。
あっという間に斜面が崩れかけている場所についた。
「本当だ。崩れかけてる」
(このままだったら町に土砂が流れ込みそうだわ)
銀は手をかざし、何か呪文みたいなものを唱え始めた。
すると手が光だしその光が斜面に触れると崩れかけていた場所が一気に修復されていった。
「凄い・・・」
都は本当に銀が神様なのだと実感した。
「こんなことが凄いのか?」
「うん!」
都は力一杯頷いた。
付いてきてよかったなと都は思った。
また知らない一面を見ることが出来たからだ。

夜になり、夕食を食べながら色々な話をした。
「・・・ところで私が食べているものって・・・」
まさか蛙の肉とかじゃないだろうかと都は不安になった。
「ああ、お前の分の食事はちゃんと人間の食事だ。安心して食べていい」
(良かった・・・)
都はほっとした。
その晩、都は入浴をすませベッドへ入った。
すると暫くして、人の気配を感じた。
都は怖くなり声を上げた。
「誰!?」
「俺だ」
聞きなれた声だったので都は安心した。
「もう、びっくりするじゃない」
「悪いもう眠っていると思わなかったんだ」
「今日は疲れたから早く休もうと思たの」
都はそう答えた。
「そうか・・・」
2人の間に沈黙が落ちる。
「それで私に何か用?」
「ああ」
そう言うと銀は都をベッドへ押し倒した。
両手を固定し抵抗できなくした。
「まさかー・・・夜這い?」
「そのまさかだ」
「嫌よ、この手についているのを取って」
それはよく見ると小さな蛇だった。
ひんやりした感触が手から伝わりぞくりとした。
「最初の相手は好きな人が良いと言ったじゃない!!」
「今日俺の事を少しは知ってくれたんだろう?そろそろ好きになってもらいたい」
そう言いながら都のパジャマを脱がせていく。
「や、やめて・・・こんな事されて好きになれなくなるわ」
「・・・それでも俺は都を抱きたい」
パジャマは床に落とされ下着姿にされた。
暴れようにも手を縛られていてなかなかうまく抵抗できない。
「初めは痛いかもしれないがじきに好くなるんだろう?」
「し、知らないわそんな事・・・!」
「都。あまり暴れないでくれ。手加減できなくなる」
赤いルビーのような瞳が一段と妖しく煌いた。
都は体をビクつかせながら震えた。
銀は都の体に触れだした。
ひんやりとした感触に体が跳ねる。
「冷たい!」
「すまない。俺は蛇だから・・・でも都は温かいな」
下着も脱がされ銀に裸にされた。
銀はキスをしながら胸を弄り始めた。
「ひゃっ!!」
胸を揉まれながらキスを繰り返し何度もされる。
都は息切れしてきた。
少し頭がボーッとなり何も考えられなくなった。
胸から首筋に唇を移動させそこにキスの痕をつけた。
「あ、ん」
体中を触れられる度に体が熱を帯びていくのがわかる。
銀のひんやりした手が段々心地よくなってきた。
「や、やめて・・・本気なの?」
「冗談だったらこんなことしない」
彼はどうやら本気で都を抱くつもりらしい。
秘部を触れられそこが湿り気を帯びていることに気付かれてしまった。
「ふっ、嫌がっている割には感じているんだな」
そう言われ都は真っ赤になった。
都の秘部を触りながら花弁を押し開き、指を入れてきた。
「ひゃんっ」
都は驚いて足を閉じようとしたが足と足の間に銀がいる為それは叶わなかった。
「指1本がやっとか」
そう言いながら銀は快楽の芽に唇を落とし円を描くように舌先で転がし始めた。
「ひぃあ、や、あぁ!」
初めて知る感覚に都は翻弄された。
都の蜜口から蜜が溢れ始めた。
それに気がついた銀は指の数を増やし、快楽の芽を弄りながら中を指でかき回し始めた。
「あぁん、ひ、ひぁん」
「やぁぁぁぁ!」
都は初めて達した。
頭の中が真っ白になった。
蜜がドッとあふれ出てきた。
「そろそろいいか」
そう言いながら都の両足裏を持ち上げ自身のものをあてがった。
そして、一気に突き入れた。
「ひぅ!痛いぃ!!」
体の中の何かが破けるような感覚があった。
「動くぞ」
銀は腰を激しく動かし始めた。
破瓜の痛みに苦痛の表情を浮かべている都を見ながら腰を激しく動かしていく。
「や、いたいの!もう抜いてぇ」
都の懇願は聞き入れてもらえなかった。
暫く腰を動かされ続けていると段々痛いのか気持ちいいのか分からない感覚が襲ってきた。
「あ、ん。はぁん。やぁ・・・」
少しずつ都の声が甘い喘ぎ声になっていく。
「や、何か変な感じ・・・」
「あ、あぁああああ!!」
都はまた達した。
蜜壁が貪欲にうごめき出し銀のものを締め付けだした。
銀は何度も腰を振り、穿ち、最奥に白濁したものを出した。
「きゃぁぁ!」
都はその感覚が堪らなくて悲鳴を上げた。
「嘘・・・中に出された・・・」
そのショックは大きいものだった。
「都はいずれ俺の嫁になるんだ孕んだとしても何の問題はないだろう」
そう言いながら腕の戒めを解いてくれた。
次の瞬間都は銀の頬を平手打ちした。
パンっと部屋にその音が鳴り響いた。
「最低!!こんなことするなんて!出て行って!!」
「最低なのは承知の上だ」
「私、明日家へ帰る!」
「約束は1週間のはずだ」
「先に約束を破ったのは銀じゃない!!今は顔も見たくない!部屋から出て行って!」
そう言われ銀は仕方なく都の部屋を後にした。
都は純潔を奪われたことと、中に出されたことの両方がショックだった。
都は1人になった部屋で泣いた。
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