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約束の証
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自宅へ帰る日が迫っていた。
都の中であのキスを受け入れたことから何かが変わっていった。
もし銀が他の女性と婚姻を結んだらと考えるともやもやする。
これは嫉妬というものだろう。
それくらい銀の事を好きになっている。
でも自分はまだ学生だし、結婚は少し早い。
だから、今はまだ結婚できないとはっきり伝えようと思った。
(少しだけ・・・後、数年待って欲しいと言おう)
「銀、大事な話があるの」
「何だ改まって・・・」
銀は一瞬たじろいだ。
「私は自分の居場所へ戻るわ」
「俺の事は好きになれなかったのか?」
都は頭を横に振り否定した。
「私は、銀の事好きになったの」
「じゃあ、ここで暮らせばいい」
「私はまだ学生で元いたところでやらなくちゃいけない事があるの」
「・・・」
銀は落ち込んで無言になった。
「だから後、数年待って欲しいの」
「え?数年?」
「そう。そうしたら銀のお嫁さんにしてほしいの」
「・・・」
銀は何かを考えている様子だった。
「銀?それじゃ、駄目なの?待っていてくれない?」
「それでいい。都が嫁いできてくれるならそれで構わない」
銀は都を抱きしめてそう言った。
都は銀を抱きしめ返した。
「銀、ありがとう」
「約束の証が欲しい」
「何が欲しいの?」
「都が欲しい」
「え?」
都は固まった。
「私をどうするの?」
言いたいことは分かっているが確認したい。
「わざわざ言わせたいのか?」
そう言うと銀は都の胸に触れた。
都はそのひんやりとした感触に一瞬戸惑ったが数年待たせるのだ。
こうなってしまった以上銀の要求をのむしかない。
「あの、せめてお風呂に入ってから・・・」
「駄目だ。今すぐ欲しいんだ。もうずっと我慢していたんだ」
「我慢していたの?」
「ああ、物凄くな」
「でも、やっぱり・・・」
しつこく抵抗する都に負け、一旦都は入浴することになった。
都はなかなか浴室から出ていけなかった。
すると痺れを切らした銀が浴室へ入ってきた。
「ぎ、銀!?何で!?」
「なかなか上がってこないから迎えに来た。それともここで抱くか?」
銀は怒っていた。
口調と雰囲気で彼が怒っているのはすぐに分かった。
裸の都を湯ぶねから担ぎ上げるとバスローブに包みベッドへ連れ込んだ。
まだ濡れた髪から雫が落ちる。
「待って、まだ心の準備が・・・」
「もう待てない」
そう言いバスローブを剥ぎ取った。
「きゃぁぁぁ!」
「何で悲鳴を上げるんだ?今からすることはお互い納得しているはずだろう?」
銀はやはり人ではない。
しかも女心を理解していない。
「例えそうだとしても、こんなのって・・・」
(あんまりだ・・・)
そう言おうとすると唇をふさがれた。
歯列をなぞり舌を吸い、絡めてくる。
銀は初めてだという割には手馴れていると思う。
都はキスに翻弄されながら少し暴れた。
すると手を握られた。
「はぁん、はぁ、あぁん」
飲み込みきれなかった唾液がつーっと伝い落ちる。
噛みつくようなキスが繰り返される。
ただキスをしているだけなのに下腹部が疼きだした。
初めて感じる感覚に都は戸惑い足と足を擦り合わせた。
その反応を見た銀は都の秘部に指を滑らした。
するとそこは既に潤い始めていた。
銀は都のその体の反応が嬉しかった。
自分を受け入れるために都の体は準備を始めていると思うとぞくぞくした。
都は秘部に触れられた瞬間悲鳴を上げそうになったが何とか我慢した。
それでもやはりこういう行為は慣れていなので恥ずかしいし戸惑う。
冷たい舌が都の体を這っていく。
「あ、あぁん。やぁん」
両膝裏を抱え上げ、蜜口の具合を丁寧に確認すると一気に突き入れられた。
「ひぃっ!!」
「や、お腹苦しい・・・」
都は初めて知る感覚ばかりで狼狽え始めた。
(怖い・・・!)
ゆっくり銀は都の中で動き始めた。
「は、はぁ、はぁん」
「やぁ、そんなに・・・動かないでぇ・・・」
銀はその声を聞こえないふりをした。
ひたすら腰を動かし始めた。
肌と肌のぶつかる音が部屋中に響き渡る。
ぐちゅぐちゅとした水の音も聞こえる。
初めはこすれて痛かった都だが徐々に違う感覚が体を支配し始めた。
「や、何かおかしいぃ・・・やぁあぁあぁ!!」
都は達した。
蜜がどっと溢れてきて余計に滑りが滑らかになった。
蜜壁が銀のものを締め付け始め、腰の動きを早めていき銀は低い声を漏らしながら達した。
2人の交わりはこれで終わったと都は思った。
しかしこれはまだ始まりだったことを知る。
都はこれから何度も達せられ意識を失うまで抱かれ続けた。
都の中であのキスを受け入れたことから何かが変わっていった。
もし銀が他の女性と婚姻を結んだらと考えるともやもやする。
これは嫉妬というものだろう。
それくらい銀の事を好きになっている。
でも自分はまだ学生だし、結婚は少し早い。
だから、今はまだ結婚できないとはっきり伝えようと思った。
(少しだけ・・・後、数年待って欲しいと言おう)
「銀、大事な話があるの」
「何だ改まって・・・」
銀は一瞬たじろいだ。
「私は自分の居場所へ戻るわ」
「俺の事は好きになれなかったのか?」
都は頭を横に振り否定した。
「私は、銀の事好きになったの」
「じゃあ、ここで暮らせばいい」
「私はまだ学生で元いたところでやらなくちゃいけない事があるの」
「・・・」
銀は落ち込んで無言になった。
「だから後、数年待って欲しいの」
「え?数年?」
「そう。そうしたら銀のお嫁さんにしてほしいの」
「・・・」
銀は何かを考えている様子だった。
「銀?それじゃ、駄目なの?待っていてくれない?」
「それでいい。都が嫁いできてくれるならそれで構わない」
銀は都を抱きしめてそう言った。
都は銀を抱きしめ返した。
「銀、ありがとう」
「約束の証が欲しい」
「何が欲しいの?」
「都が欲しい」
「え?」
都は固まった。
「私をどうするの?」
言いたいことは分かっているが確認したい。
「わざわざ言わせたいのか?」
そう言うと銀は都の胸に触れた。
都はそのひんやりとした感触に一瞬戸惑ったが数年待たせるのだ。
こうなってしまった以上銀の要求をのむしかない。
「あの、せめてお風呂に入ってから・・・」
「駄目だ。今すぐ欲しいんだ。もうずっと我慢していたんだ」
「我慢していたの?」
「ああ、物凄くな」
「でも、やっぱり・・・」
しつこく抵抗する都に負け、一旦都は入浴することになった。
都はなかなか浴室から出ていけなかった。
すると痺れを切らした銀が浴室へ入ってきた。
「ぎ、銀!?何で!?」
「なかなか上がってこないから迎えに来た。それともここで抱くか?」
銀は怒っていた。
口調と雰囲気で彼が怒っているのはすぐに分かった。
裸の都を湯ぶねから担ぎ上げるとバスローブに包みベッドへ連れ込んだ。
まだ濡れた髪から雫が落ちる。
「待って、まだ心の準備が・・・」
「もう待てない」
そう言いバスローブを剥ぎ取った。
「きゃぁぁぁ!」
「何で悲鳴を上げるんだ?今からすることはお互い納得しているはずだろう?」
銀はやはり人ではない。
しかも女心を理解していない。
「例えそうだとしても、こんなのって・・・」
(あんまりだ・・・)
そう言おうとすると唇をふさがれた。
歯列をなぞり舌を吸い、絡めてくる。
銀は初めてだという割には手馴れていると思う。
都はキスに翻弄されながら少し暴れた。
すると手を握られた。
「はぁん、はぁ、あぁん」
飲み込みきれなかった唾液がつーっと伝い落ちる。
噛みつくようなキスが繰り返される。
ただキスをしているだけなのに下腹部が疼きだした。
初めて感じる感覚に都は戸惑い足と足を擦り合わせた。
その反応を見た銀は都の秘部に指を滑らした。
するとそこは既に潤い始めていた。
銀は都のその体の反応が嬉しかった。
自分を受け入れるために都の体は準備を始めていると思うとぞくぞくした。
都は秘部に触れられた瞬間悲鳴を上げそうになったが何とか我慢した。
それでもやはりこういう行為は慣れていなので恥ずかしいし戸惑う。
冷たい舌が都の体を這っていく。
「あ、あぁん。やぁん」
両膝裏を抱え上げ、蜜口の具合を丁寧に確認すると一気に突き入れられた。
「ひぃっ!!」
「や、お腹苦しい・・・」
都は初めて知る感覚ばかりで狼狽え始めた。
(怖い・・・!)
ゆっくり銀は都の中で動き始めた。
「は、はぁ、はぁん」
「やぁ、そんなに・・・動かないでぇ・・・」
銀はその声を聞こえないふりをした。
ひたすら腰を動かし始めた。
肌と肌のぶつかる音が部屋中に響き渡る。
ぐちゅぐちゅとした水の音も聞こえる。
初めはこすれて痛かった都だが徐々に違う感覚が体を支配し始めた。
「や、何かおかしいぃ・・・やぁあぁあぁ!!」
都は達した。
蜜がどっと溢れてきて余計に滑りが滑らかになった。
蜜壁が銀のものを締め付け始め、腰の動きを早めていき銀は低い声を漏らしながら達した。
2人の交わりはこれで終わったと都は思った。
しかしこれはまだ始まりだったことを知る。
都はこれから何度も達せられ意識を失うまで抱かれ続けた。
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