土地神との恋

えりー

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初体験

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美冬は土地神から何だか今日は離れたくない気分だった。
抱きついたまま土地神から離れようとしない。
そんな美冬を見て、土地神は言った。
「今日は社に泊まっていくか?」
「いいんですか?」
「そんなに熱烈に抱きしめられていては俺も離れがたい」
そう言い土地神は社へ招き入れた。
「だが、俺も神である前に男だ。それを分かっているか?」
「?」
美冬は小首を傾げた。
「何にもしないと思ったのか?」
「何をするんですか?」
そう笑顔を向けられた土地神は狼狽えた。
「いや、だから、その・・・」
「?」
美冬は本当に分かっていないようだった。
美冬にはそういう知識がない。
だから誘われるままに社へ入った。
「こういうことだ」
そう言うと土地神は美冬を押し倒した。
「土地神様?」
不思議そうに美冬は土地神を見上げた。
「抱かせてほしい」
土地神がそう告げると美冬はようやく今の状況を理解した。
「でも・・・私は人間なんですよ?」
「分かってる」
そう言い少しずつ、美冬から着物を脱がせていった。
「きゃぁ」
展開の速さについていけない美冬は慌てた。
「大丈夫だ。酷い事をするわけじゃない。ずっと美冬が欲しかったんだ」
「・・・はい」
そう小さく返事を返した。
着物を全て脱がせ、美冬を裸にした。
土地神も着ていた着物を脱ぎ捨てた。
「あの・・・私、初めてなんです」
「それもわかっている」
「だから、優しくしてくださいね?」
土地神は頷いた。
「本当に抱いていいのか?」
「はい」
美冬はそう返事をして土地神に抱きついた。
今からする行為が怖いのか少し震えていた。
土地神は美冬の背中を優しく撫でながら落ち着かせていく。
ようやく震えがおさまった。
土地神は美冬の肌を直に触り始めた。
「あ・・・」
「どうした?」
「くすぐったかっただけです」
「そうか」
土地神は行為を続けた。
胸を揉み、もう片方の手で体中を撫でまわし始めた。
「あん、やぁん、はぁん」
美冬はあまりの心地よさに喘げ出した。
そうされているうちに徐々に下腹部が疼き始めた。
足と足を擦り合わせているうちに秘部が濡れていることに気がついた。
その事に気がついた土地神は美冬の秘部へと手を伸ばした。
やはり濡れていた。
秘部に触れられ、美冬の顔は真っ赤になった。
「そこは・・・」
「ここに触れないと先に進めないだろう?」
「そうですけど・・・」
言い淀む美冬は恥ずかしくて死んでしまいそうだった。
土地神は美冬の首筋に口づけの痕を付けていく。
「んぅ、あぁん」
体のあちこちに口づけの痕をつけられた。
まるで自分のものとでも主張しているようだった。
そうしてその行為を終え、次は秘部の様子を確認するため両膝裏を持ち上げ、秘部が良く見える恰好をとらせた。
「きゃぁぁぁ!!」
美冬は慌ててジタバタ暴れた。
「大丈夫だから暴れるな。怪我をさせたくない」
そう言われ美冬は大人しく身を任せた。
「まだ、あまり濡れていないな・・・」
「?」
土地神は蜜口に舌を這わせた。
「やぁ!そんなとこ舐めちゃ嫌です」
「だが、しっかりほぐしておかないと後で辛い目に合うのは美冬だぞ?」
・・・美冬は大人しくすることにした。
必死で羞恥心に耐えた。
蜜口を舐めながら快楽の芽も一緒に刺激していく。
「ひぅ!」
「痛いか?」
「痛くないけど・・・変な感じがします」
「それならいい」
暫く土地神がその行為を続けていると美冬に変化が現れた。
「やぁ、変な感じがするぅ・・・も、やめてぇ・・・」
「達していいぞ」
「やぁぁぁぁぁん!!」
土地神が言う通り美冬は達した。
初めての経験だった。
頭の中が真っ白になり、ふわふわした感覚だ。
呆然としている美冬に土地神は声をかけた。
「美冬、大丈夫か?」
「だい・・・じょうぶ・・・です」
弱々しい声だった。
「これだけほぐしておけばもう大丈夫だろう」
そう言い自身のものを取り出してゆっくり美冬の蜜壺の中に入れていった。
「痛い・・・」
「もう少しの辛抱だ。あと少し・・・」
美冬の体の中で何かが破れるような衝撃が走った。
「~っ!!」
美冬は痛みに耐えている。
破瓜の痛みだ。
「ほら、全部入ったぞ」
美冬は繋がっているところを見てしまった。
急に恥ずかしくなり目をきつく閉じた。
そして脈打つような痛みが美冬を襲う。
「動くぞ」
土地神は少しずつ腰を動かし始めた。
「あ、やぁぁぁ・・・」
美冬は蜜壺の中が擦れて痛いのか気持ちいいのか分からない感覚に襲われた。
土地神は腰を動かし続ける。
美冬は喘ぎ続けている。
「や、何か来る・・・」
そう言い美冬は声を上げ達した。
「やぁぁぁぁ!」
美冬の蜜壺は貪欲に何かを欲しがって蜜壁をうごめかした。
「持って行かれそうだな・・・」
一人そう呟き、腰をさらに動かし始めた。
「くっ」
低く土地神も呻き達した。
白濁したものが美冬の蜜壺の中へ注がれた。
美冬は小さく悲鳴を上げた。
「ひゃぁ!!熱い・・・」
この日2人は初めて交わった。
この日はお互い抱き合ったまま眠りについた。
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