黒虎記~たかが占いと伝承のせいで不吉の虎と呼ばれ迫害され暗殺されかけた王子だが、商人の家で得た知識で巻き返す

ねこ沢ふたよ

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立ち向かう者達

奴隷商人から逃げ出せ

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 奴隷として、どこかに売り出されるのだろう。

 西寧の任されていた店は、副店長をしていた男が継ぐことになった。
 西寧を連行する男が言っていた。
 副店長の男は、利益は自分が全て采配して出していたと商人に申告したのだと。

 西寧は、店の金を着服して、周りに賄賂を贈っている。だから、あのように西寧を可愛がる常連客も増えた。しかし、日に日にその金額は大きくなり、我慢の限界だから、ひっ捕らえて罰してくれ。
 それが副店長の男の主張だった。 商人の娘も、男の主張は正しいと証言したらしい。
 実の娘にまで言われれば、商人は、それを信じてしまった。
 それで、西寧は連行されることになったのだそうだ。

 馬鹿な男だ。
 実際に運営を任せられれば、すぐにばれる嘘。
 子どもに利益が出せていたのならば、大人の自分がやれば、もっと多くの利益が出せると考えたのだろう。そう考えて、邪魔な西寧を、取り除くことで、自分の出世を果たしたのだろう。ひょっとしたら、夫婦二人で自由に運営できる店が欲しかったのかもしれない。
 その画策に気づけなかったのは、自分の落ち度だと西寧は考えた。
 もう少し、嫌いな相手を無視するだけでなく、その動向にも気を配るべきだったと。

 あの店は、競合が軒を連ねる激戦区にあった。色々な工夫を重ねなければ、瞬く間に、他の店に喰われてしまう。展示品の工夫も、他の店が真似し始めたので、目新しさがなくなって客寄せにならなくなった。丁度、次の策を実行しようと算段していたところだった。西寧を売った商人も、店が潰れて初めて、自分が誰に騙されて、どれほど損な取引をしたのかに気づくだろう。
 自業自得だと西寧は思った。

 問題は、自分自身のこれからのことだった。

 西寧は、奴隷として売られる日まで、小さな部屋に閉じ込められることになった。
 部屋には、もう一人、男がいた。壮羽という名前の烏天狗だった。
 昔、チラリと窓から顔をみた烏天狗の男。西寧と同じように、手かせと足かせを嵌められている。

「あなたは……どうしてここへ?」

 西寧の顔を見て、壮羽が驚く。
 西寧も、壮羽の顔を覚えていたが、壮羽も覚えていたようだ。
 いつか、鉄格子の入った窓から、通りと虚ろな目で見つめる烏天狗の男を見た。
 綺麗な黒い羽根。あれがあれば、どこにでも飛んでいけるだろうに、何をそんなに絶望しているのだろう。
 西寧は、不思議に思った。

 目線があったから、手を振ってみたら、すぐに隠れてしまった。
 やはり、この黒い毛並みの虎の精であることで、忌み嫌われたのだろうか。
 西寧は、そう思っていた。

 だが、違ったようだ。壮羽は、子どもの西寧相手に、ずいぶん丁寧な言葉遣いをする。蔑んでいる相手に使う言葉ではない。

「覚えていてくれたのか。ありがとう」

 西寧は、仲良くなりたくて、砕けた言葉を使ってみる。

「働いていた店の主である商人に売られた。俺がいらなくなったのだろう」

 西寧は、カラカラと笑う。
 奴隷となって、今後どのような扱いを受けるか、想像もついていないのだろうか? 西寧の表情は、明るい。

「あなた、自分が奴隷の身分になったことを理解していますか?」

「分かっている。だが、まあ、案じて泣いても事態は良くならん。ならば、ある物を工夫して、なんとか最善を考える。いつものことだ」

 壮羽の言葉に、西寧が、サラリと言ってのける。
 周囲を見回し、何がどこにあるのかを観察している。何もない部屋。石造りの壁に、窓が一つあり、格子が嵌められている。窓の外は、川になっている。

「お前の顔は、確か、随分前に見たが、まだ売れてないのか?」
西寧は、壮羽に尋ねる。

 成人の烏天狗。見目も悪くない。奴隷を商売で扱ったことは無かったが、それでも壮羽ならば、すぐ買い手がつくだろうことは、西寧にも分かる。

「私は、罪を犯した烏天狗ですので。何度も売られては、また奴隷市場に逆戻りです」
壮羽は、そう答えた。

「罪?」

「この国の大臣の臣下……。軍の指揮官の首を捻り折ったことが、問題になっているようです。まあ、私としては、どうでもいいことなのですが」

 ふうん。西寧は、そう返事すると、西寧は、壮羽の隣に座る。手かせと足かせの具合を調べるのに、忙しそうにしている。

「恐ろしくはないのですか? 殺しているのですよ?」

 壮羽は、ピタリと隣に座る西寧に驚く。たいていの者は、貴族を殺害したことを言えば、大人でも恐れて距離を取る。これで近づかなくなる。話すらしなくなる。

「何か理由があるのだろ? 理由なく殺めるようにはみえない。俺は、自分の目利きを信じている。お前は、悪い奴ではないと俺が決めた」

 西寧は、当然だろと言ってのける。

「それよりも、分かったぞ。これ、捻る力に弱そうだ。なあ、あの天井のフックに俺を引っかけてくれないか?」

 天井には、脱獄しようとした奴隷を罰として吊り下げるフックが出ている。腕に体重がかかって、腕が引きちぎられそうな痛みに襲われる。長時間吊り下げられると皆、根をあげる。そこに、自分から釣り下がろうと言うのだから、少しこの子どもはおかしいのかもしれない。

「やめておいた方がいいですよ。ずいぶん痛い思いをするはずです」

 壮羽は、自分も何度か吊り下げられたことのあるフックを見上げる。

「まあ、物は試しだ。駄目で元々。痛がったら下ろしてくれ」

 壮羽の長身では、子どもの上げ下ろしくらい、確かにできる。壮羽は、しぶしぶ手伝ってやる。西寧を肩車して、フックに近づけてやる。

「そのまま、回転してみてくれないか」

 西寧を肩に載せたまま、壮羽は、ゆっくりと回転してやる。フックにひっかけた西寧の手枷の鎖が、ギチギチと音を立てている。確かに、手枷に負荷がかかっているようだ。だが、西寧の手首も同時に締め付けられるのか、フウッという声が西寧の口から洩れる。

「どうしますか? もう止めますか?」

 壮羽が心配して西寧に声をかける。西寧が、フルフルと首を横に振る。痛さを我慢しているのだろう。子どもの細い手首が先にねじ切れないか、心配になる。

「もう少しだけ……」

 壮羽は、少しずつ回転する。上は西寧の体が邪魔で良く見えないが、ずいぶん無理をしているのではないか。すぐ止められるように、慎重に動く。鎖もフックも軋んでいる。ひょっとしたら、先にフックが壊れて落ちてくるのではないかと思うほど軋んでいる。もう限界だろうと、壮羽が強制的に元に戻そうとした時に、ガチッという音が響く。

「外れた~」

 西寧から、気の抜けたような声が漏れる。見上げると、鎖が壊れて両手の自由になった西寧が、壮羽に覆いかぶさってくる。よほど痛いのを我慢していたのだろう。
 両方の手首が、赤黒く痣になっている。
 壮羽は、慌てて下ろしてやる。

「大丈夫ですか? 骨が折れていたりしていませんか?」

 床に転がる西寧を、壮羽が案じる。手首をさすってやる。

「何とか大丈夫。でも、今もジンジン痛みが残っている」

 鎖に挟んだのだろうか、所々出血もしている。ペンチで捻り切られるような痛さだっただろう。涙目の顔を、ゴシゴシと自分で拭いて、西寧は、またうろうろと部屋を観察しだす。

「足枷も同じ方法で取れそうだけれども、ちょっと今は、辛い。後は鉄格子か」

 ブツブツ言いながら、部屋をうろつきまわっている。

「驚きました。何人か、他の奴隷と同じ部屋になったことがありますが、部屋に入って、ほんの一時ほどで手枷を外したのは、あなたが初めてです」
壮羽は、素直に感心する。

「いや、最後まで成功しないと、結局一緒。手かせを外しただけでは、状況は同じだ。奴隷商人が商品の確認に来るまでになんとか外に出たい」

「売られてから逃げ出す方が、楽なのではないですか?」

 焦る西寧に、壮羽が提案する。売られる先は、たいてい富豪の屋敷。これほど厳重な設備はない。壮羽が何度か売られた先も、ほとんどそうだった。

「いや、俺は、黒い毛並みの虎だぞ? 不吉の虎だ。下手したら、臓器目的か、生贄……実験材料。碌な所には売られないだろう?」

 なるほど、最悪のことを念頭に置いているのか。たしかに、烏天狗の壮羽とは違って、黒虎の精となれば、購入目的が恐ろしい内容である可能性は、高くなる。それが分かっていて、よくカラカラと笑っていられたな。壮羽は、西寧の胆力に驚く。
 西寧は、鉄格子を引っ張ったり押したりと、相変わらず忙しそうだ。太い鉄格子が、石造りの建物に、頑丈な木枠に太い釘を何本も打ちつけることで取り付けられている。年数が経って多少錆びてはいるが、とても子どもの力で壊せるものではない。

「いけるかもしれない」

 西寧は、嬉しそうに笑う。何か方法を見つけたのだろうか?壮羽が興味深く見ていると、西寧は、襟の裏から、マッチを一本出してくる。隠していたのだ。西寧を子どもと侮って、碌な身体検査もしなかったのだろう。

「木枠を燃やすのですか?」

「ああ。連日の乾燥した天気で、木枠もずいぶん乾燥している」

 西寧は、壮羽の問いに答えながら、捻じ切って鋭くとがった手枷で木枠を削って、細かい木くずを作っている。燃え移りやすくしているのだろう。手枷を捻じ切ったからできたことだ。

「いくぞ」

 祈るような気持ちで見ていると、マッチの火がじわじわと炎になって木枠を燃やしていく。しばらくすると、あっけなく、鉄格子は、外れてしまった。

「すごい……」

 壮羽は、西寧の知恵に、素直に感心する。

「感心している場合では、無い。これから川に飛び込んで、逃げのびないと駄目なんだから。壮羽、一緒に来い。こんなところにいる必要は、無いだろ? 俺が逃げれば、それを見逃したお前が罰を受けるかもしれない」

 西寧が、まっすぐ壮羽を見つめる。あの時と同じ、曇りのない真っすぐ射抜くような眼差し。自分の身が危ういときに他人の心配が出来る広い心。この人を主にできれば、どれほど幸せだろう。壮羽は、思う。だが、駄目だ。二人逃げれば、目立ってしまう。子ども一人ならば、なんとか隠れることが出来ても、体の大きな自分が一緒では、せっかく逃げたのに、捕まってしまいかねない。それに、緑蔭のことがある。
 主を守れず、自らの手で射殺した。大切なたった一人の友人だった。自分は、この子に相応しくない。

「西寧様、一時でも、ご一緒で来たこと、嬉しく思います。ですが、私には、もう一つ、どうしても拭えない罪があります。私は、主殺しをした烏天狗です。この罪は、一生消えません」

 壮羽は、西寧を抱き上げて、窓に座らせる。西寧が、戸惑う。

「それとて、理由があることだろ? 俺は、お前を信じる。……だから……」

 西寧は、言葉をつなげることが出来なかった。壮羽に、川に突き落とされてしまったからだ。大きな水音が響く。バタバタと廊下を走る音がして、乱暴に扉が開けられる。
 奴隷商人に雇われた管理人の男。大きな狒々の化け物。

「お前が、逃がしたのか?」

 壮羽は、狒々に胸倉をつかまれる。胸倉をつかまれたまま、高々と掲げられる。

「さてね。もう、お前には、関係ない」

 壮羽は、狒々に蹴りを入れる。狒々は頭を蹴られて吹っ飛ばされる。狒々は、そのまま、壮羽に喉を踏みつぶされて絶命した。
 これで、しばらくは、時間稼ぎが出来るだろう。壮羽は、そのまま、切込みを入れられて役に立たない翼を広げて壁にもたれて座り込んでいた。西寧を思い出す。ほんの一時だったが、夢のような偶然だった。あの子に幸ありますように。壮羽は、そう祈っていた。

 西寧は、何とか必死で泳いで川岸にたどり着いた。もう、あの部屋には戻れない。壮羽を助けられない。また、失敗した。壮羽の心の傷を分かってやれてなかった。西寧は、陽明を思い出す。俺は、まだ力不足だ、陽明。目の前の奴ですら、救ってやれない。

 クソッ。

 悔しくて、涙がにじむ。
 いつか、もう一度、出会えたら助けてやりたい。それまで、どうか無事でいてくれ。
 西寧は、壮羽の行く末を案じて祈っていた。

 西寧は、暗闇の中を林の中へ歩き出す。妖の国、皆夜目は効くが、やはり夜の方が目立たないで移動できる。
 目指すは、かつて炭焼きの老人が使っていたという崩れかけの炭焼き小屋。
 西寧は、そこに、店を追い出された時に使うために、細々とした物や財産を隠していた。小屋に入ると、床板を剥がして、そこから工具箱を取り出す。何とか足枷を外し、一息つく。水を隠していなかったのは、失敗だったな。疲れでぼんやりした頭で、そんなことを考える。奥の木箱から服を取り出し着替える。乾いた衣類に袖を通すと、川でずぶ濡れの衣服でずいぶん体が冷えていたのが分かる。夏で良かった。冬だったら凍死していた。軋む椅子に座り、干した果物をかじり、人心地着く。

 国境を越えるには、毛色を変えなければなるまい。西寧の真っ黒の毛並みでは目立ってしまう。あの明院からもらった薬が役に立つだろう。西寧は、薬の瓶をポケットに入れる。この薬は、不思議だった。役に立つ薬だと思ったから、西寧は手を尽くして薬を探した。

 雑貨店で働く中で、様々な仕入れ先に聞いてみても、皆、あの薬のことを知らなかった。明院が『狸の幻術を込めている』と言っていたので、化け狸を探して聞いてみたりもしたが、やはり知らなかった。作り方も、見当がつかないと言っていた。

 明院は、どうやってあの薬を手に入れたのだろう。大臣というものは、商人よりも仕入れの伝手を持っているのだろうか? 明院とは、何者なのだろう。考えれば考えるほど恐ろしくなる。油断のならない相手だと西寧は思う。

 天井裏を、まさぐって、小さな革袋を取り出す。中には、西寧が選りすぐった宝石が入っている。換金しやすく、高額を手軽に持ち歩くために、西寧が質を吟味して集めた物。今の西寧の全財産だった。
 夜が明ければ、出発しよう。

 西寧は、毛布を引っ張り出して椅子に座ったまま眠りにつく。

 青虎の国へ。

 そして、出来るだけ情報を集めながら潜伏して、機会をうかがう。陽明の顔が思い出される。まだ力不足で、願いは叶えてやれないけれど、着実な一歩。しがみつくような一歩を西寧は歩み始めた。

 西寧は、誰もいない真っ暗闇の中で、誕生日を迎え、十三歳になった。

 朝になって、壮羽は、奴隷商人に管理者の狒々の殺害と、西寧を逃がしたことで、天井から吊り下げられて鞭打たれていた。痛みで意識が飛び、目が虚ろになっている。皮膚が破れ、そこここから血が流れている。

「烏天狗ではないか」

 客が、力なくぶら下がる壮羽を値踏みする。
 見目も悪くない。筋肉のつき方からして、きっと、武芸の腕前も、それなりであるのだろう。奴隷商人からしたら、高値で取引できる高級品だろうに、なぜこのような仕打ちを受けているのだろうか。

「ええ、烏天狗なのですが、誇りが高すぎるのか、気に入らないとすぐ問題を起こすのです。しかも、この国の大臣の臣下の者を殺害した過去があるので、皆、それが分かると、大臣の怒りを恐れて、すぐまた奴隷商人に売りに出します。困った奴です。烏天狗であるから、まだ買い手があるのですが、今回は、管理者に据えていた狒々まで殺害してしまいました。商品も一人逃がしてしまったので、見せしめのために、このまま吊り下げて殺してしまおうかと思っています」

 奴隷商人が、イライラしながら、客に説明する。

「もったいない。烏天狗なぞ、また手に入ることもあるまいに」

 烏天狗は、忠義で有名で、臣下として欲しいという貴族は多い。洗練された武芸、飛行術、千里眼や妖狐に打ち勝つ弓の技。烏天狗を臣下に持つことは、貴族としては、誉れとなっていた。
 だが、この国に烏天狗は、今はいない。かつて、無茶な作戦を取った大臣に烏天狗が怒り、烏天狗の一族の長が、義を裏切る行為と判断して、この黄虎の国から里に帰るように号令を出したのだと言う。だから、特殊な事情で奴隷としてここに居る壮羽以外の烏天狗は、この国では見なくなった。

「しかし、逃がしたのは、客人が買おうとしていた黒い毛並みの虎精の子どもです」

 奴隷商人の言葉に、客が、眉間に皺を寄せる。客は、「西寧」と名のる黒い毛並みの虎が入荷したと聞いて、見に来たのだ。件の王子であれば、大問題だと思っていた。

「そうか……。だが、この烏天狗は、その子供の顔を見ているのだな?」

 客は、頭の中で算段していた。逃げてしまった子が、王子であったかどうかは、もう分からない。だが、その背格好を知っている者を手に入れれば、もし本当に王子であった時に捕らえることは、容易になるだろう。

「よし。私が買おう」

 客の男が、金を奴隷商人に渡す。

「良いのですか? この男は、大臣の臣下を殺して……」

「ふふ、私は、この国の者ではない。青虎の国から、太政大臣の使者として書状を持ってきただけだ。多少の不興を買ったところで、どうということはあるまい」

 奴隷商人が、それならば、と壮羽を床に降ろす。壮羽は、痛みで立ち上がることも出来ずに、床にうずくまっている。

「ほら、いくぞ!」

 客の男が、壮羽を蹴る。金で買われただけとはいえ、主には違いない。壮羽は、必死で従い、よたよたと立ち上がる。その様子に満足したように、客の男は、笑みを浮かべる。

「さすが烏天狗だ。主と認めれば、もう必死で従う」

「旦那、そいつは、油断のならない奴です。遠くへ逃げないように、翼の一部を切っておくことを勧めますぜ」
奴隷商人の男が、進言する。

 壮羽の主となった男は、分かっていると、軽く手を振ると、壮羽を連れて、青虎の国へと帰っていった。
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