社畜だった私は異世界転生をする 〜第一王女なんて聞いてません〜

mikadozero

文字の大きさ
4 / 24
異世界転生

4

しおりを挟む
部屋を出て私は、とりあえず城の中を歩き回った。だが、会うのはメイドはくらいしかいない。私を見て皆少し嫌な顔をしながらお辞儀をしてくる。私は以前どんな態度を取っていたのだろうかと少し疑問に思うほどだった。

そして、歩いて着いたのは大きな扉がある場所。そして、その前には騎士が二人警備に当たっていた。
私は、その扉の前に立ち騎士に言った。

「ここは何?」

騎士二人はものすごく戸惑っており、少し小さな声で私の耳に言った。

「ここはアメリア・ロステルト様のお部屋だぞ。お前は娘なんだからちょっとくらい知っとけよ」

少し言い方が気に入らず思わず、睨んでしまう。
騎士は少し、肩をビクッとさせてから扉を開けた。そして、そこにはティータイムをしていたお母さんがいた。私なそんなお母さんに対して言った。

「お母様」

私の声に、気づき振り向く。お母さんはどこか疲れた顔をしながら言った。

「どうしたのかしら?今私は夕方のティータイムだけど?」

お母さんはどこか不機嫌そうに言った。だが、それも束の間笑顔を見せて言った。

「冗談!そんなしょんぼりした顔しないの!さぁおいで!」

そう言い手招きをしてくるので私はお母さんの目の前の椅子に座り言った。

「……ねぇ」

一口啜ったお母さんが言った。

「何かしら」

私は、固唾を飲んでから言った。

「私誕生日に……お祭り開きたい!」

その言葉にお母さんは紅茶を少し吹きこぼしてしまう。
お母さんは口元を拭きながら言った。

「あなた正気!?あなたの以前したことわかってるの!?」

お母さんは勢いで行ってしまったみたいだが……言葉が止まった。私はお母さんの目を見て言った。

「お母様!私は何がどうなってもいいから国民と寄り添いたいの!」

そう言うと、お母さんは少し頭を抱えながら言った。

「……いいと思うけど……それ実行できるの明日……早くてね……それでも大丈夫?」

「大丈夫です!」

私が言いいたことをいい終わり、部屋を出ようとすると……

「アリフィア」

真面目なさっきとは違う声が裏から聞こえた。
そして、お母さんは言った。

「……勉強しなさいね」

聞きたくない言葉が私の耳にに届いてしまった。
私はゆっくりと振り返り……

「はい……」

そう言うしかなかったのだった。


部屋に戻ると、なぜか本がたくさん疲れており、その全てが歴史だったり作法などの本だった。
社畜時代の私からすればこんな量少なすぎる!と思いながら椅子に座り、勉強を始めたのだった。

たまに部屋にメイドが入って来て飲み物を持ってくるのでその時に休憩とするとことにした。
すると、結構な時間勉強できるとわかり、前世では、SNSとか言うものが誘惑して来たがそんなものはここにはない。

だから……勉強し放題であった。


ー翌日ー


私が目を開けた時には、朝日が差していた。私は目をこすりながら起きる。すると、昨日休日を言ったはずのメイドがそこにいた。私は疑問に思いながら言った。

「おはよう……あなた休みじゃないの?」

メイドは紅茶を注ぎ終わり際に言った。メイドの顔は昨日とは違いとても笑顔であった。

「……その件ですが、やはり私はこの仕事をしないと落ち着かないと言う結論に至りまして……アリフィア様に申し訳ないことをしてしまったなと心の中で反省しております」

悲しげに言うメイドの私は声のトーンをあげていった。

「……いいよ別に、あなたが元気なら私は嬉しい」

そう言い立ち上がり、窓を開けた。窓からは朝の冷えた気持ち良い風が私を襲う。
風を浴びていると、メイドは言った。

「机の上……昨日勉強されていたのですか!?」

「悪い?」

私が振り返りながら言うと、メイドは首を横に振った。
やはり、以前の私はこんなことをしていなかったみたいだ。

私はメイドのいる机に近づきながら言った。

「……お母様にお勉強しなさいと言われてね……やらないと思ってね少し気合い入れすぎて寝ちゃった」

私が少し気の抜けた声で言うと、メイドは少し感動していたのか声を振るわせながら言った。

「……私は嬉しいです……アリフィア様が自主的に勉強されるなんて……」

私はメイドの背中をさすりながら言った。

「……そんなに言われると逆にやりずらいわ……あと着替えあるかしら」

メイドは感傷に浸っていたが、すぐさま切り替えて服を取りに行った。
私はその間に今日のやることを考えることにした。


今日できるかわからないが……お祭りを開けるか。
以前の私の悪い行いを国民の記憶の中から消すために……やっぱりやらないといけない。

たとえ時間がかかったとしても……

そして、お母さんにバレないように…。仕事をするんだ……だけど……この体だと絶対にバレる。
だから……身内の人を頼るしかない。

だが……この体は年齢が低い。だからそこまで雇われるかわからない。
そこがいちばんの鬼門だ。

そしてメイドは帰って来た。帰って来たメイドに私は言った。

「……メイド……この世界って何歳からになれるの」

私の問いに少し考えてからメイドは言った。

「そうですね……アリフィア様があと三回……多くて四回誕生日を迎えれば成人できますね」

私は聞いて……正直絶望した。
こんなにも子供が嫌だと思ったことはない。

前世では子供の頃にもっといろいろなことをすればよかったと後悔するほどだったのに……今では逆だ。

私はメイドに対して言った。

「ありがとう……」

着替えをもらい着替えを始めた。

そして、着替え終わり、私はお母さんのところに行った。すると、そこにはお父さんもいた。
お父さんは私の顔を見て行った。

「本当に『祭』をするのか?」

私は自信満々にお父さんに言い返した。

「はい!」

この返事が地獄の始まりだったのだった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します

白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。 あなたは【真実の愛】を信じますか? そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。 だって・・・そうでしょ? ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!? それだけではない。 何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!! 私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。 それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。 しかも! ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!! マジかーーーっ!!! 前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!! 思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。 世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。

最愛の番に殺された獣王妃

望月 或
恋愛
目の前には、最愛の人の憎しみと怒りに満ちた黄金色の瞳。 彼のすぐ後ろには、私の姿をした聖女が怯えた表情で口元に両手を当てこちらを見ている。 手で隠しているけれど、その唇が堪え切れず嘲笑っている事を私は知っている。 聖女の姿となった私の左胸を貫いた彼の愛剣が、ゆっくりと引き抜かれる。 哀しみと失意と諦めの中、私の身体は床に崩れ落ちて―― 突然彼から放たれた、狂気と絶望が入り混じった慟哭を聞きながら、私の思考は止まり、意識は閉ざされ永遠の眠りについた――はずだったのだけれど……? 「憐れなアンタに“選択”を与える。このままあの世に逝くか、別の“誰か”になって新たな人生を歩むか」 謎の人物の言葉に、私が選択したのは――

3歳で捨てられた件

玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。 それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。 キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。

断罪後のモブ令息、誰にも気づかれずに出奔する

まる
ファンタジー
断罪後のモブ令息が誰にも気づかれないよう出奔して幸せを探す話

『処刑されるたびに12歳に戻る悪役令嬢、7回目の人生は「何もせず寝て過ごす」ことに決めたら、なぜか周囲が勝手に勘違いして聖女扱いされています

六角
恋愛
公爵令嬢リリアーナは、18歳の誕生日に必ず断罪・処刑されては12歳に戻るという地獄のループを6回も繰り返していた。 真面目に努力しても、剣を極めても、裏社会を支配しても、結局は殺される運命。 心折れた彼女は、7回目の人生でついに決意する。 「もう頑張らない。どうせ死ぬなら、今回はひたすら寝て過ごそう」と。 しかし、安眠を求めて「うるさい」と敵を黙らせれば『王者の覇気』と恐れられ、寝ぼけて放った魔法は『神の奇跡』と崇められ、枕への異常なこだわりは『深遠なる儀式』と誤解されてしまう。 気がつけば、ストーカー気味のヤンデレ王子、パン屋の元ヒロイン、狂犬の如きライバル令嬢、元部下の暗殺者、そして不眠症の魔王までもが彼女の信者となり、リリアーナは意図せずして国を、そして世界を救う「最強の聖女」へと祭り上げられていく。 「お願いだから、私を寝かせて!」 睡眠欲だけで運命(システム)さえもねじ伏せる、無気力悪役令嬢の痛快勘違いサクセス(?)ストーリー!

王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません

きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」 「正直なところ、不安を感じている」 久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー 激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。 アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。 第2幕、連載開始しました! お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。 以下、1章のあらすじです。 アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。 表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。 常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。 それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。 サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。 しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。 盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。 アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! 仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。 カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。

【本編完結】転生令嬢は自覚なしに無双する

ベル
ファンタジー
ふと目を開けると、私は7歳くらいの女の子の姿になっていた。 きらびやかな装飾が施された部屋に、ふかふかのベット。忠実な使用人に溺愛する両親と兄。 私は戸惑いながら鏡に映る顔に驚愕することになる。 この顔って、マルスティア伯爵令嬢の幼少期じゃない? 私さっきまで確か映画館にいたはずなんだけど、どうして見ていた映画の中の脇役になってしまっているの?! 映画化された漫画の物語の中に転生してしまった女の子が、実はとてつもない魔力を隠し持った裏ボスキャラであることを自覚しないまま、どんどん怪物を倒して無双していくお話。 設定はゆるいです

処理中です...