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最終章
エピローグ
しおりを挟むー五年後ー
俺は社会人になった。今となってもあの二人のことを忘れない。
俺は葵と一半年の交際をした。けれども彼女はこの世を旅立った。
彼女はなくなる数分前に言った。
「ありがとう。こんな体の弱い私に構ってくれて。あなたなら私の少ない命を幸せにしてくれると思っていたわ。この一年間あなたとの記憶は絶対に死んでまで覚えるわ。」
彼女は手を握りながら言った。俺は幸せにできた。彼女の人生を託させたけど…これで選択はあっていたんだと強く思った。
そして、その数分後彼女の握っていた手はだんだん握る力が弱くなり…
ピー
そんな音が病室に響き渡った。俺はその瞬間涙が溢れてきた。涙が抑えられない。彼女との思い出が溢れてくる。そんな中医師が言う。
「4月11日4時50分43秒」
そんなことを聞いて俺は少し絶望に立った。
すると、お父さんが俺の肩を叩いて言った。
「娘二人を選んでくれてありがとう。こんな病弱な娘を愛してくれる人なんていないと思ったけれど…君はいい人なんだね」
俺はその言葉を聞いてなんだか心がホッとした。
俺は病室を出て病院チラチラ見ながら後退りする。
俺はあの場所に行く。そう…桜が咲いているあの公園に。
行くと桜が満開だった。俺は公園のベンチに座り…葵と玲奈が飲んでいた飲み物を買い横に置いた。
「お前ら見てるか?現世にはいないが…俺の心の中では永遠にいるぞ…だけど…現世でみんなでこの桜を見たかったな…」
言葉をこぼすのだった。俺は一口啜り…桜を楽しんだ。
玲奈と葵を思い浮かべながら…
そう。これは俺が人生で体験した1ページに過ぎない。
この話を聞いて君はどっちを選んでいただろうか?
告白されてどっちを選ぶのだろうか。
俺は結婚した後この話を妻にしてやりたい。こんなことがあったんだと。
子供にも…俺の中には永遠に語り継げる話である。
これだけは言いたい。
「時間は無限ではない…有限なのだ。決して秒で考えて、分や時間で考えるな。秒で考えれば正常な判断ができる」と。
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