[完結]回復魔法しか使えない私が勇者パーティを追放されたが他の魔法を覚えたら最強魔法使いになりました

mikadozero

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一章

十二話 王都

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私たちは、宿を探した。どこの宿も王都だからかすごく高いものが多かった。
私たちは四軒目の宿は安い方だった。

「すみません~誰かいますか?」

宿中に響き渡る声で言うと出てきたのは少年だった。

「お客様でしょうか?」

私たちは同時に頷いた。すると、少年は慌ただしく動く。

「お客様、今回は泊まるのでしょうか?」

「そうね、泊まらせていただこうかしら」

そう言うと、少年は紙を出してあるところに指を指す。

「ここに、サインを…」

そう言い、少年はどこかに消えてしまった。
私たちは、サインを書いて待っていると…

「ではでは、こちらに…」

私たちは、少年に案内をされるがまま部屋に行った。

部屋に入ると、すごく整えられていてこの価格でこの部屋なのかと驚いてしまうほどだった。
部屋に荷物を置いていると少年は一礼をして…

「では、ごゆっくりしてくださいませ」

そう言い、扉を閉めて行った。私たちはベットに飛び込んで言う。

「今日は、もう疲れたね…」

「そうね~もう寝る?」

アズサは首を傾げながら言った。私はそれに応じて首を傾げて言う。

「うーん…ご飯食べてなくない?」

「そうじゃん!食べよう!」

アズサは勢いよく飛び上がって言う。私はゆっくりと起き上がって言う。

「行こうね」

私はにっこり笑顔で言った。
私たちの部屋は二階にあり、一階へ降りて玄関に行く。

すると、少年はカウンターで何かをしていた。私たちが、外へ出ようとすると少年は言う。

「どこかへ行くのですか?」

そう聞かれて、私たちは足を止めた。

「ちょっと食事へ」

そう言うと、少年は手を叩いて言う。

「それはそれは…おすすめありますけど聞きます?」

そう聞かれて、私たちは相談する。

「どうする?」

「うーん、聞いてみる価値あるかもよ」

「確かに…聞いてみるか」

私はそう言い少年の方を向いて言う。

「聞こうかな」

そう言うと、少年はカウンターから出てきて言う。

「おすすめですね!ここから数分かかりますけどタイテイと言うお店がおすすめです」

そう言われて私たちは、ありがとうと言い宿を出た。
宿を出て私たちは夕焼けを見ながら言った。

「あの少年そう思ってるの?」

アズサに聞かれて私は驚く。私は、少し考えて言う。

「どうって…普通じゃない?」

「そんなわけ…」

アズサは笑いながら言った。そんなアズサを見て少し嫌な気持ちになった。そして、アズサが言う。

「前のあの少年との行為はなんだったの?」

私は聞かれて答えそうになったが…

「お前のぞいてたんかい!」

私はアズサの頭を軽く叩いてツッコミを入れた。すると、アズサは、てへぺろとベロを出して謝ってきた。私はそんなアズサを見て少し苛立った。

タイテイと言う看板が見えてきた。店に入ると、そこは人が誰もいなかった。私たちは、なんでこんな人のいない店しか足を踏み入れないのか不思議だったが…やがて、奥から女性が出てきて言う。

「二名様ですね?」

「ご案内~」

誰もいない店に響き渡った。私たちは誰もいない店内を歩いた。そして、着いたのは個室だった。女性は水を出して引いて行った。

「どうする~?」

私はメニュー表を開きながら言った。すると、アズサがメニュー表に指を指して私も同情した。
そのあとは、色々頼んでお腹いっぱい食べた。

私はお腹をさすりながら言った。

「美味しかったね~」

そう言うと、アズサは私のお腹を見て言う。

「…あなた食べすぎよ…」

私は言われて少し反省した。値段が安かったが食べた量が多かったので所持金の五分の一ほど使ってしまった。このタイテイでこんなに使う予定はなかったのに…と心に中で思っているとアズサが空を見上げて言う。

「星空綺麗だね~」

そう言うので私は空を見上げる。
すると、確かに星空が広がっていた。私は星空に見惚れていると、アズサが小声でポツリとと言った。

「…人生で、こんなに楽しい時間は初めてだわ…」

私はアズサに何か言おうとしたが、言える雰囲気でなかったため黙ってアズサの方を見つめていた。
すると、アズサが突然こちらを向いて言う。

「エマ…どうかしたの?」

「いやなんでもない」

そう言い私たちは、宿へと戻った。




僕は、宿で経理の処理をしていた。この宿はかつては親が経営していたのだが…親が夜逃げをしてこの宿を一人で切り盛りすることになった。

この宿は、王都の中で一番評価が低い。だから、お客さんなんて滅多に来ない。あのお姉さん二人組が来てくれたのは大いに助かった。今、この宿は赤字になりかけていた。

書類に目を通していると、ドアが開く音がした。僕は、ドアの方を見ているとお姉さん二人組が帰ってきた。


「おかえりなさいませ」

そう言うと、お姉さん二人は笑顔で会釈をして部屋に戻って行った。
僕は、また一人…この入り口のカウンターでポツリと座って書類を見る。自分で言うのもなんだが…孤独で寂しい気持ちが表に出てくる。

ドアの扉の鍵を閉めて、カウンターに座り僕は目を瞑って眠ってしまった。

ー1時間後ー

僕は、ハッと目を覚ました。目を擦って時計を見るともう時間は消灯…廊下以外の電気を消す時間が来た。この消す作業も地味に面倒だ。

僕は、一部屋一部屋消し回っていると…騒がしい部屋があった。
僕は気になりその部屋まで近づく。そこはお姉さんたちの部屋だった。

「名前は…エマだっけ…?」

ドアの前でポツリと言うと…中からドタドタ音が聞こえて来てやがてそれはドア前で止まる。
次の瞬間…ドアが勢いよく開いた。そして…

「少年~」

目の前にいたのは…金髪の女性エマがいた。彼女からは酒臭かった。僕は思わず鼻をつまんでしまう。
後ろにいた、もう一人の女性がエマを部屋に戻そうと引っ張るが…

「なーんーだーよ!アズサ!」

この姿は、お酒で完全に出来上がっていた。僕は退散しようと後退りをすると…

「捕まえた!」

そう言い僕は、強制的にエマに掴まれた。そして、中に入り部屋は散らかっており汚かった。
エマは、僕をベッドに投げ飛ばして…四つん這いになって言う。

「少年…したいんだろう?」

エマは、何をしたいのかわからなかったがすごくドキドキした。もう一人の女性が無理やり引っ張って言う。

「逃げて!」

僕は、全力で逃げた。逃げる瞬間…もう一人の女性の耳は長かった。僕は逃げた先で独り言のように言う。

「エルフなのか…?」

僕は、半信半疑で疑った。今の時代にエルフが生きているなんて…僕は信じていいのかわからなかった。僕は、寝る部屋に行って寝床に着く。
僕は、寝ようとしたが…
さっきのお姉さんが頭の中の出て来てしまう。僕は他のことを考えて寝たのだった。




「あの少年可哀想だったな…」

私は、エマを抑えながら言った。そして、逃げる瞬間の少年の顔は赤くなっていた。私はエマを抑えながらポツリと言う。

「少年には刺激が強すぎたかな…?」と…
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