[完結]回復魔法しか使えない私が勇者パーティを追放されたが他の魔法を覚えたら最強魔法使いになりました

mikadozero

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一章

二十一話 貿易の町

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私たちは、貿易の町ガフユを目指して宿を出るのだった。

「ありがとうございました」

私はそう言い宿を出た。宿を出ると太陽の日差しが強かった。
私は、手で隠しながら太陽を見た。それを見ていたアズサが言う。

「どうしたんですか…太陽なんか見ちゃって」

私は、アズサの方を見て言う。

「いや…なんだか太陽が人一倍今日は強いと思ったからかな」

そう言うと、アズサはクスッと笑って言う。

「なんだかおかしいの」

そう言いアズサは歩き出した。私はアズサの後を追って行った。


私たちは、野原を歩いていた。すると、突然アズサが言う。

「いやー私たちこんなに歩いてるのにまだつかないんだね」

「そうね~」

私はため息をつきながらも言った。そんなに会話は続かなかった。
私たちは、5キロほど歩いて足の疲労が溜まりに溜まってもう歩けなくなってきた。私は言う。

「ねぇ…アズサ…もう休まない?」

そう言うと、アズサは歩くのをやめて言う。

「休みましょうか…」

アズサの声にはどこか疲れが見えた。私たちは木の幹に行き木陰で休んだ。
すると、アズサがカバンから何かを出していた。

「何を出すの?」

「小鍋でも…」

アズサは言い焚き火の薪を集め始めた。
私も焚き火の薪を集めようとしたが…

「エマは座ってていいよ」

そう言われてが私はもう一度立って集めようとするが…

「いいよエマは…」

なんだかイラついているみたいだったので私は静かに座った。

ー数分後ー

私は待っているといつのまにか焚き火ができていた。

「じゃぁ鍋作るよ」

アズサは着々と食材を切っていく。私も何か手伝おうか…と立ち上がり食材を持つと…

「エマ…やらなくていいから」

なんだか私が無能みたいになっている。私は黙って鍋ができるのを待っていると…

「できたよ~」

アズサの合図で私は鍋の方を見た。すると、鍋はぐつぐつと煮立っており美味しそうであった。
私は手を合わせて言う。

「いただきまーす」

私は元気よく言った。鍋は抜群に美味しかった。とろける…食材が美味しさを増す。

「うまい!」

そう言うと、アズサは笑顔で言う。

「どうよ?私の腕前は」

「最高っすね」

そう言うと、アズサはドヤ顔で何かを言っていたが…私には聞こえなかった。
私が食べ終わると、アズサが言う。

「おかわりいるかい?」

そう聞かれて私は言う。

「いやいいや…もうお腹いっぱい」

私がお腹いっぱいとお腹をさすりながら言うと…

「えぇ~あとは私が食べていいんですか?」

「うん」

私は相槌を打ちながら言った。
すると、森の方からガサガサと音がする。私は警戒をした。アズサは自分の料理を堪能していた。私は、食べているアズサに言う。

「アズサ…何かくるよ!」

そう言うと、アズサは食べるのをやめて言う。

「り…了解」

まだ、口に入っている状態で行ったので汚いと思った。やがて、そのガサガサ音は私たちの前で止まった。

私たちは、一歩下がって攻撃体制を取る。

次の瞬間…出てきたのはアガルベアーの群れだった。私は少し辛いなと思った。

「アズサ…やるよ!」

私のこの掛け声と共のアズサと私は攻撃を始めた。

「雷属性魔法中級雷神雷雷サンダーボルト

私は、アガルベアー2体に対してサンダーボルトを打った。すると、2体はひるみやがて倒れた。
だが、残り10体ほどいる。私は次のアガルベアーに視線を移した。

アズサはどんな感じかと思いアズサの方を見ると…アズサは押されていた。

「アズサ!」

私が彼女の名前を呼ぶと彼女はこちらに首を向けて言う。

「大丈夫よ…あなたはあなたのアガルベアーの相手をして!」

私はそう言われて、次のアガルベアーへと標的を移した。

私が標的としているアガルベアーは多少の知識があった。
私が魔法を撃つと…

「避けるのか…」

私はポツリと言った。私は避けられるならと思い…

「土属性魔法上位土壁ウォール

そう言い私は、アガルベアーを囲った。アガルベアーは中で暴れていたが…私の土壁ウォールは中々壊れない。

私は下の方に小さく穴を開けてそこに魔法を打ち込む。

「火属性魔法…火炎放射」

そう言い土壁の中を火地獄にした。アガルベアーは苦しみの声が聞こえたが…やがて声は聞こえなくなった。

私はまぁまぁ数のアガルベアーを倒して…残りはアズサが悪戦苦闘している二体のみになった。

「アズサ手伝うよ~」

そう言いながら一体のアガルベアーの注意を引いた。
私は初めてやる魔法をやる。

「身体強化!」

そう言い、私はアガルベアーに殴りに行った。すると、アガルベアーはものすごい勢いで木まで飛んで行った。木に当たった衝撃はものすごいものだった。

私は、死んでいるかと思い殴ったアガルベアーを見にいくと…

「死んでるな」

私は確認した。そして、アズサの方を見ると…

「光属性魔法…光線ビーム

それは、アガルベアーの心臓を貫き通した。アガルベアーは静かに倒れた。
アズサは仰向けになりながら言う。

「あなた…ちょっと強過ぎじゃない?」

「そうかな?」

「普通だったら男の人が二人がかがりで倒すやつなんだから…私一人で倒したのすごいと思わない?」

「すごいねー」

「感情がこもってないね」

私は言われてしまった。私は、アズサに手を貸して立ち上がらせる。

「疲れたな」

アズサが立ちながら言った。私は静かに頷いた。

「じゃぁ、先を急ごうか」

そう言い、アズサは鍋セットをしまい私たちは、ガフユに向かった。
ガフユについた頃はもう夕日になっていた。

「ついたー」

私は背伸びをしながら言った。すると、アズサが言う。

「つきましたね…宿探しますか…」

「そうね」

私たちは、ガフユへと足を運んだ。そこは…貿易の街と言われる理由がわかった気がする。
なぜなら…大きい建物がいっぱいあった。他の街とは異様な雰囲気を放っていた。

私たちが宿を探していると、一人の青年に出会う。

「どうかされましたか?」

青年はボロボロの服でなんだか細い。私は言う。

「宿を探してて…」

そう言うと、青年は近づいて言う。

「うちの宿に来ませんか?」

私たちは見つめあった考えて言う。

「行こうかしら」

私たちは、少年に連れられて宿へとついたのだった。宿の外見はものすごく綺麗だった。
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