[完結]回復魔法しか使えない私が勇者パーティを追放されたが他の魔法を覚えたら最強魔法使いになりました

mikadozero

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一章

二十話 休暇

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私たちは、マリアのお母さんを待ちつつ少しずつ歩いていた。

「ごめんなさい~お待たせ~」

息切れしながら来たのはマリアのお母さんだった。マリアはお母さんの方を見て言う。

「お母さん…遅いよ!」

その言葉に、お母さんは心打たれたのか少し顔の表情が曇った。
私は、そんなお母さんに言う。

「お母さんも大変ですね」

そう言うと、マリアのお母さんは私の耳元で言う。

「それは…あなたもでしょ?」

私は言われてなんのことだかわからなかった。
私はお母さんに意味を聞いてみようとしたが…

「お母さん遅いよ!」

「ごめん、今行くから」

マリアお母さんはそう言い私を抜かしてマリアたちの元に行ったのだった。私は、さっきの言葉の意味を知りたかった。けれど…

「エマ、何してるの?行くよ!」

アズサに言われてしまい私は三人の元へ駆け足で行った。

数分間歩いて着いたのは、山のふもとにあるレストランだった。このレストランは私たちはテンバラの花を取りに行く際に横を通り過ぎた場所でもあった。

「ここって…通ったよね」

アズサが耳元で言ってくるので私は小さく頷いた。すると、マリアが私の手を引っ張って言う。

「ねぇねぇ…入ろう?」

マリアは上目遣いで言って来た。私はその上目遣いに負けて言う。

「うん…入ろうか…」

今の私を誰かが見たら気持ち悪い顔をしているだろう。
店内に入ると、テーブルが並んでいた。私たちは四人座れるテーブル席を選んだ。

マリアは真っ先にメニューを手に取って言う。

「何食べようかな~」

すると、マリアのお母さんがメニュー表を無理やり取って言う。

「マリア…ダメでしょ?お姉さんたちが最優先」

そう言いながら、私たちにメニューを渡してくる。私はメニューをもらうのを拒んで言う。

「いいですよ。別に、先にマリアちゃんが決め終わってから私たちは選ぶので…」

「ですが…」

「いいんですよ」

そう言い、私はメニューをマリアに渡した。マリアには笑顔が戻りメニュ表を楽しそうに選んでいる。
私たちはその様子を見て言う。

「こんな、幼少期を送りたかったな」

アズサが手のひらに顎を置いて言う。

「こんな幼少期だったら楽しそうだよね」

私がそんなことを言うとマリアのお母さんが隙をついて言う。

「こんな幼少期ですか…楽しそうですよね」

なんだか、意味深の発言をしてたらマリアが元気に言う。

「これがいい!」

そう言いマリアのお母さんが覗くとなんだか絶望の顔をしていた。

「これねぇ…」

「どうかしたんですか?」

私は、食い気味で言う。すると、お母さんは手持ちを見て言う。

「ちょっとお金が足りなくて…これは厳しいなぁと…」

そう言うので私たちはメニュー表を覗くと…そこにはまぁまぁ高い値段で書かれていた。私はマリアの顔を見て言う。

「この金額…私が払います」

「え…!」

私が言うと、お母さんはものすごい勢いで言う。

「絶対にダメです。こんなので借りを作っては…」

「借りではありません…これはマリアちゃんの可愛さ代です」

そう言うと、お母さんは困った顔をしていた。

「はぁ…そうですか」

お母さんはため息をつきながら言った。

「いいよねアズサ?」

アズサに聞くとアズサは私の顔を見て言う。

「後で覚えてなさい…」

この言葉を聞いた瞬間…なんだか生きた心地がしなかった。
料理がゾクゾクと来て食べながら話していた。

やがて話は恋バナになった。

マリアのお母さんから話題を振ってきた。私は飲み物を飲んでいた。

「あなたたち好きな人ととかいるの?」

「いませんね」

「いません」

私たちは、お互い別々の言い方で答えた。すると、お母さんが言う。

「エマちゃん夫ってどんな人?」

私は、聞かれて食べていたものが出そうになった。私は水で流し込んで言う。

「私…独身ですけど…」

そう言うと、マリアのお母さんはびっくりして言う。

「え…あなた子供いないの…?」

そう言いながらお母さんはどこかを見てくる。私はその目線の先を見ると…

「胸で判断したんですか…」

私は少し呆れた。

「そうです…すみません…その大きいお胸はエマちゃんの夫の人に揉まれたもんかと…」

私は少し想像してしまったが…

「ないです。天然ものです」

私はきっぱりと言った。そして、私たちとマリアたちとでご飯を食べたら別れて宿へと戻った。

「明日どうする?」

「どうするって…明日次第でしょ」

時刻はもう夜。時間などはすぐに過ぎてしまう。私たちはおやすみと言い合い寝床についたのだった。


私たちは、目が覚めて外の街へと足を運ぶ。
街は朝なのの賑わっていた。

「いらっしゃい」

屋台の横を通り過ぎようとしたが、屋台のおばちゃんに止められた。なんだか通り過ぎるのも良くない気がしたので私はおばちゃんの屋台で止まった。

「色々な果物あるよ~」

おばちゃんは果物を見て言う。私は気になって一つの果物を手に取る。
すると、おばちゃんが私の持っていた果物を取って言う。

「この果物買うかい?」

「いや…この果物見たことないなと思いまして…」

私が言うと、おばちゃんは他の果物を取って言う。

「この果物はね。そこにあるアンデス山脈の中央の高さに雪があるだけど、そこで育てられているアイスリンゴ。中はシャキシャキで外は柔らかい皮で美味しいよ」

私は気になり買うとおばちゃんに言うと…

「毎度…また来なよ」

おばちゃんに、手を振られて見送られた。一切話さなかったアズサが言う。

「あなた…本当に買いたかったんですか?」

「いや…気になって…」

そう言うと、アズサはリンゴを見て言う。

「最近、お金使いすぎです。少し自重してください」

そう言われて私はしょんぼりとする。
そして、歩いて着いた場所は…

「ここね」

そう言いアズサは建物を見上げる。二階建ての服屋らしい。
私たちは店に入った。入ると服がたくさん並んでいた

「うわーこの服綺麗~」

そう言うと、アズサも食いついてきた。
服屋に一時間ほど居座ってしまった。

服屋を出てアズサが言う。

「買い過ぎたわね」

「…」

私は何も言えなかった。この服のほとんどは私が選んだのだから…
私たちは、明日に向けて宿に入って部屋で荷物整理をするのだった。
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