[完結]回復魔法しか使えない私が勇者パーティを追放されたが他の魔法を覚えたら最強魔法使いになりました

mikadozero

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一章

二十三話 犯人確保!

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私たちは、ベットの横たわり天井を見つめていた。盗まれたと言う現実から逃げるため。

「あーアズサ…これからどうする?」

「どうしましょうかね…」

「これから、生きていけるのかな」

「いやわからない…一つだけ方法があるわ」

アズサは、ゆっくりと起き上がって言う。

「盗んだ…窃盗犯を捕まえること、それしか方法がないわ」

「そうね…私たちは一応冒険者だし窃盗犯をくらい簡単に捕まえられるよね」

私は、起き上がりながら言った。ベットのから離れて私は窓の外を見ていた。貿易の街というのに…活気なく、人の数も少ない夜の街灯も少ない。等間隔で小さな光が地面を照らしている。

「ねぇアズサ…」

私は、窓のガラスに手を置きながら言った。

「どうしたの?」

「なんで、この街がこんなにも活気がないのか気にならない?」

「気になると言えば、気になるけども…それが窃盗犯と何か関係があると言うの?」

「いや…なんだか嫌な気配がしてね」

「嫌な気配…?」

私は、アズサの方を向くとアズサは首を傾げたまま止まったいた。私は、部屋中を見渡してから言う。

「嫌な気配…それはこの街の活気を奪っている正体な気がする」

「そうですか」

アズサは、傾げた首を戻しながら言った。私たちは、とりあえず寝ることにした。今起きていることを全て忘れたい為に。

私たちが、ベットに入り寝ようと電気を消そうとしていた時廊下の方から聞こえた。

「キャーーー!」

聞こえてきた声は、まるで殺人が起きた時の声だった。私たちは、急いで廊下を出て声のした方の向かう。声がしたのはどうやら一階から見たいだ。

こんな悲鳴が聞こえたのにも関わらず誰も部屋から出てこない。私たち以外にはいないと言うのか…と考えていると悲鳴の場所へと着いた。

「嘘でしょ…」

私は、口を覆って言った。私の後をついてきたアズサも同じ反応をした。叫んだ声の主はどうやら目の前にいる老婦人見たいだ。

「あの、お怪我はございませんか?」

尻餅をついている老婦人に手を貸しながら言った。すると、老婦人は私たちを見て一息吐いて言った。

「大丈夫ですわ…ですが…」

老婦人が視線を送る先には、カウンターで座っていた女性が無惨な姿で殺されていた。
老婦人をアズサに任せて私はカウンターの方へ行く。

「荒らされた後…?」

私は、ポツリと小声で言った。そして、カウンターの中に入って状況を確認する。

「どうやら、お金が狙いだったみたいですよ」

私は、老婦人とそれを支えているアズサに言った。すると、老婦人は安心したのか胸に手を当ててホッとしていた。私は、老婦人の方へ戻りアズサと共に老婦人を立たせた。

「災難でしたね」

「えぇ…今日は最悪な1日でしたわ」

「では、あとはなどに任せますのであなたは帰っていいですよ」

私がそう言いと老婦人は小さく会釈をしてから言った。

「それは、どうもありがとうございます。こんな体ですから…もう寝ないといけない時間ですのでお先に失礼します」

老婦人は、階段を登って行ってしまった。私は、老婦人を笑顔で見送ってアズサの方を見て言う。

「で…これを警察に任せる?」

「任せるって…任せるしかないでしょ」とアズサは半笑いで言った。

「警察って言っても金かかるんだよな」

「かかるって…普通はかからないんじゃないんの?」

「いや、この街ガフユではなぜか有料なんだよ…領主の命令らしい」

私たちは、この死体の後処理を話し合っていると宿の玄関が開いた。私たちは、玄関の方に視線を向ける。すると、入ってきたのは黒服のフードの男だった。

「あれ…真の勇者さんでしたっけ?」

私は、思わず声を出してしまう。違う人だったらすごく失礼なことを言っている。黒服でフードを深くがぶった男は一歩足を踏み出して言う。

「そうですよ…私が真の勇者です。今、悩んでましたね?」

なんだか、この男には全てがお見通しな気がして私は頷いた。
すると、真の勇者は私たちの横を通り過ぎて死体があるカウンターの方へ行った。

私は、真の勇者を目で追った。真の勇者は、しゃがんで死体を見た。私からでは何をしているのかわからなかった。

やがて、数分間しゃがみ何かがわかったのか急に立って顎に手を置きながら言った。

「これは…ナイフで刺されてますね」

「え…?」


私は思わず声が出てしまった。あんなにも、念入りに調べて何か発見したのかと思ったが刺されたことしかわかっていなかった。私は、なんだかこの人は意味がわからないなと思った。

「じゃぁ、真勇者さんあとは任せますね」

「え…ちょっと待って待って」

私たちは、階段を登って部屋に帰ろうとしたが止められた。私は、呆れた顔をしながら言う。

「真の勇者さんは後処理もしてくれない心の小さい器なんですか?」

「いや…それは…」

真の勇者が少し迷いを見せている間に私たちは部屋へ戻った。
部屋戻って私たちは、すぐに寝床についた。そして、目を瞑るとすぐに夢の世界に落ちたのだった。

ー次の日ー

私たちは、犯人確保のために朝から気合を入れる。

「アズサ…準備はいい?」

「いいわ、行きましょう」

私たちは、部屋のドアを勢いよく開けて一階に降りて外へ出た。

私たちは、石造の道路を歩いた。今日も今日とて人が少なかった。そんな、人の少ない通りで人一倍集まっている家があった。

「ねぇアズサ、あの家何かあるんじゃない?」

「そうねぇ…人が集まっているってことは何かある…行こう!」

私は、人ごみの中へと紛れた。人と人が押し付けあって息がしづらい。私は、そんな中でも周りの声を聞いた。

「おい!お前のうちの息子が盗人してってどうゆうことだよ!」

「あなたのお宅の息子さん、人を殺しているかも知れないんですよ!」

なんだか、周りの声を聞いて損をした気分であった。人ごみの後ろにいるアズサがジャンプをしてこっちに来てと手で合図した。私は、人ごみの中で後ろへ行こうと人をかき分けた。

「はぁ…はぁ…疲れた…」

「お疲れ様…多分だけど犯人がわかったわ」

アズサは、そう言いながら遠くの方を見つめた。そこには噴水の前のベンチに座っている青年を見ていた。

「あの子が犯人?」

私が、そう聞くとアズサは何も言わずに青年の方へと歩き出した。
私はアズサの後を追いかけた。

「君ちょっといいかな?」

アズサが声をかけた青年は私たちを宿へと誘導してくれた青年であった。
アズサが一拍置いていう。

「あなたよね…私たちのお金を盗んだの」

私は、ストレートに聞いたなと心の中で思った。青年は、言葉を発しさずに静かに頷いた。私は青年の腕を掴んで、

「犯人確保!」

青年の腕を上げながら言ったのだった。





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