[完結]回復魔法しか使えない私が勇者パーティを追放されたが他の魔法を覚えたら最強魔法使いになりました

mikadozero

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一章

二十八話 お兄さん…?

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私たちは、貿易の街ガフユを旅立った。また、いつか来るよと言う意味で私は街の門を通り過ぎたところで街に対して手を振った。やはり、どこを歩いても草原だった。

多少の違いはあるものの大体は同じ景色。まるで同じところを歩いている感覚に陥るほどだった。
私が、前を向いて腕ミオシぷ振って元気よく歩いているとアズサが少し不安そうな顔をしていた。

「アズサ…大丈夫?体調悪いの?」

「いや大丈夫…それよりもさ…道変えない?このまま行っても同じ景色だし…」

「アズサは、ここら辺来たことあるの?」

私が聞くとアズサは黙り込んだ。だが、私は同じ景色でも宿で聞いた経路を変更できるほど地図は得意ではない。アズサが何も言わないので…私は前に前にと歩き出した。

アズサは私の袖を掴んで、なんだか今にでも泣き崩れそうな顔をしていた。私は、アズサの方を向いた。

「アズサ…そんなにこの道危なかった?」

私が聞くとまたしても無言だった。私が何に対して不満なのだろうかと思って前を向くと…

「こんにちは…」

「こんにちは!?」

その男の人は至近距離で挨拶をして来た。私は、びっくりして男の人から距離を取る。すると、男の人はついてくる。私はそれに応じて下がった。やがて、男の人は止まりなんだか不満顔をして言う。

「俺の妹に触るなぁ!」

「へ…?」

私は思わず素っ頓狂な声を出してしまった。私が口答えをしようとしたが男の人は立て続けに言っていて私が口を挟む隙がなかった。

「俺の…世界一可愛い妹アズサに触るなぁと言っている。触っていいのは俺しかいないのだ!そんな密接の距離という関係は度胸があるな…」

男の人は、とりあえずアズサの身内のことだけはわかった。

「あなたって…エルフ?」

聞くと、男の人は頷いた。いつのまにかアズサが私の後ろから消えていてあの男の人の後ろに行っていた。いつの間にと思ったが次の瞬間…


「あげしゅ!!」


男の人はそう言いながらアズサの強烈なパンチが頭に入った。男の人は、地面に埋まっていた。アズサの力は恐ろしいなと思った。すると、アズサが笑顔でこちらを見てくる。

「今の光景は…秘密にしといてください…バラしたら…」

アズサの目力は強かった。私は静かに頷くしかできなかった。

「いてて…」

そう言いながら立った男の人…化け物だろと思いながら見る。すると、アズサが男の人の耳元で言っていた。私は、何を話しているのか…話が終わると男の人は一歩下がって言った。

「私…アズサの兄でございます。スパロウと申します。いつも妹がお世話になっております」

「あぁ…どうも…」

さっきとは、違う態度で薄い反応をしてしまう。

「エマ、紹介する。私のお兄さん…クソで…最低で…ロリコンでありシスコンでもある兄よ」

シスコン…ロリコン…?私は、知らない単語の羅列に戸惑っているとスパロウが言う。

「ロリコンではないぞ…シスコンではあるが…」

私は、片方認めるんかいと思ってしまった。すると、アズサが遠い木を見て言う。

「あんた、どっから来たの?エルフの村はこっから遠いでしょ?」

「エルフの村…?」

「エマは知らないか…エルフの村は私たちの家があるわ」

アズサはドヤ顔で言った。私はどうゆう反応をしたらいいのか困っているとスパロウが間にかち割るように入る。

「あの…もしよろしければ…エルフの村の来ていただいてはいかがでしょうか?」

「兄さん待ってよ」

アズサがすかさず止めに入る。アズサは兄さんと話し合っていた。やがて、それは終わり言う。

「エルフの村に入れられたら入れるわ」

そう言われて、私は小さく頷いた。アズサはそう言い歩き出した。私はアズサの後をくっついて行った。隣にはアズサの兄がいる。

「お兄さん…?」

「なんだ?何かおかしいところあるか?」

「いや、ないんですけど…なんだかアズサさんと何歳差なんですか?」

「あぁ…えーとな…50歳差かな」

アズサはこっちを振り向いていた。私は明後日の方向を向いて誤魔化した。お兄さんの耳元で私は言う。

「アズサって普段どんな感じなんですか」

聞くと、お兄さんは少し悩んで悩んで歩きながらだと話しづらかった。

「まぁ…しっかりものかな」

お兄さんは渋った言い方をした。私は、言い方になんだか違和感を感じた。

「ついたわよ」

アズサが急に足を止めた。私は、ぶつかりにそうになった。

「ここって…普通の森…?」

私は、首を傾げた。すると、アズサのお兄さんが出て来て森に手をかざす。

「何をしてるんですか?」

「まぁ見てなって」

そう言われて、私は黙って見ていた。すると、目の前に段々ドア見たいのが出て来た。

「なんだこれ?」

「空間移動ドアよ」

アズサが、ルンルンな声で言った。私は、空間移動ドア?と思ってしまった。そして、そのドアらしきものは人が入れるくらいの大きさになり…

「じゃぁ先に入って長老にいいか聞いてくるわ」

アズサのお兄さんはそう言い入って行った。入った後は綺麗に何もなかったかのように消えて行った。私は、あった場所に手をかざした。だか…何もなかった。

「何もないわよ、さぁお兄ちゃんが帰ってくるまで待ちましょうか」

そう言いながら、アズサは地べたの座った。私のアズサと同じく座りアズサとお兄さんの帰りを待つのだった。
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