[完結]回復魔法しか使えない私が勇者パーティを追放されたが他の魔法を覚えたら最強魔法使いになりました

mikadozero

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一章

三十五話 新しいな仲間とのギルド依頼

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私たちは、宿へと向かった。
新しい仲間のジャンを連れて。

「いらっしゃいませ~。三名様ですか?」

「はい。お手数ですが二部屋取れますかね?」

「可能ですが?なぜ二部屋なのですか?」

「男と女を分けて泊まりたくて…」

「了解しました」

受付の子は、私と話しながら手際よく手続きをしてくれた。いつもより、早くサインなどが終わり私たちは部屋へと向かう。

アズサが、私の隣まで駆け寄り耳元で言う。

「ねぇ?ジャンを仲間にしたのまずかったんじゃない?」

「どうして?」

「だって…男一人とか気まずすぎるでしょ!?」

「それもそうか…」

私は、思わず考え込んでしまう。すると、ジャンの声が後ろの方から声が聞こえてきた。

「あの!」

「どうかしましたか?」

私は、歩くのをやめてジャンの方を向いた。ジャンは、なぜか笑顔でこちらを見てくる。なぜだろうかと思ったらジャンは近づいてきて言う。

「俺以外に男っているんですか?」

「いないな。今の所」

「え…?」

ジャンの笑顔は言った瞬間に消えた。あれ…私なんか言ってはいけないことを言ってしまったのかと思ってしまった。ジャンは、体を丸めて私の横を静かに歩いて行った。その様子を見ていたアズサが言ったでしょ!と言ったような顔で見てくる。

「アズサが考えていた事態ってこれのこと?」

「そうね。男って…仲間がいないと寂しがりやだから」

アズサは、私の方をポンと叩いて部屋に向かって歩いて行った。
私は心の中で思う。

私…一応可愛い分類に入る気がするのになぁと。


部屋に入ると、いつもの風景とは違かった。部屋の飾りが豪華で今までが質素だったのかと思うほどであった。部屋に入り、アズサは真っ先にベットにダイブした。アズサはダイブしたまま動かない。

私は、不思議に思い彼女に近づく。
すると、彼女はビクッと動いた。私は、驚いて壁にぶつかってしまう。

「アズサ…何やってんの?」

「いや~…このベット柔らかくて…目を瞑ったらすぐに寝れちゃうよ~」

ベットに顔を突っ込んでいたアズサはやがて仰向けになって棺には入って死んだ人が笑顔で見送られる時並みに満面の笑みを浮かべていた。

私は、そんなにかと思いベットに座ってみる。

「うわぁ…座り心地良い…」

私は座った瞬間に、声が出てしまった。こんなにふかふかなベットは初めてだった。
次の瞬間、後ろから引っ張られて私はベットに仰向けになる。

「キャ!」

そんな声を出しながら私は、ベットに倒れた。上を見上げるとアズサの顔があった。

「何してくれてんの!?」

「いや~ごめんごめん…なんだか寝転がりたそうだったからさ~」

アズサは、頭の裏を摩りながら言った。私は、目を瞑った。
アズサが言っていたことは本当なのか…

目を瞑った瞬間…夢の世界に入り込んだ。
やがて、意識は遠のいていきいつのまにか寝ていたのだった。



次に起きた時はアズサがいなかった。どこに行ったのか私は眠い脳を起こして部屋を見渡す。だけども、アズサは部屋にはいなかった。

次の瞬間、部屋のドアが開いた。入ってきたのは、アズサだった。

「あら起きたのね」

「おかげさまで」

「じゃぁ食事行きましょう?」

「食事?もうそんな時間か?」

「そうねぇ…あなた三時間寝ていたもの」

私は言われて驚いた。昼寝…いつもなら一時間ほどで起きるのに私はなんで三時間も寝てしまったんだと後悔しているとアズサが一枚の紙ペラを出して言う。

「あとあなたが寝ている間に、依頼を受けてきたから」

「依頼?」

私は、紙ぺらに目を通した。

内容は、夜に出るモンスターの討伐であった。報酬は500ゴールドらしい。まぁまぁ高い報酬だなと思った。私は、アズサに紙ペラを返して言う。

「なんだかいい依頼受けてきたじゃない」

「そうね…」

アズサは、どこか重苦しい様子で紙をしまった。アズサはドアを開けてこちらに振り向いて言う。

「外で待ってるから準備早くしてね~」

バンと大きな音を立ててドアはしまった。
私は、依頼の準備をするのだった。



部屋の外へ出ると、ジャンとアズサが話していた。私は手を振りながら言う。

「二人ともごめん~」

すると、二人は手を振りかえしてくれた。アズサとジャンは階段付近に待機していた。私は、急いで二人の方に向かった。

揃ったら、階段を降りて外へと出た。

「いやー夜は怖いねぇ」

ジャンが空を見ながら言った。絶対怖くないだろと思いながら私は言い返す。

「そうだね。で、今日の依頼どこでやるの?」

アズサがこの街の地図のようなものを取り出して言う。

「えっと…門を出てすぐ横の森ね」


私たちは、門を目指して森へ行くのだった。

森に入ると、薄暗く少し気味が悪かった。
どこから、モンスターが出てきてもわからない。それが私の中で恐怖だった。

「気をつけて」

ジャンは、私たちの前に立って守ろうとしてくれている。ジャンが、腕を上げると、目の前にウルフの群れが出てきた。

火の粉ファイア

そう言いウルフの群れを一掃した。
私は、少しは役に立つじゃんと思った。その後、モンスターというモンスターが出てこないで出てきたのは可愛いうさぎぐらいであった。

ウルフの討伐の証を持ってギルドに帰り道。私はジャンに言う。

「ジャン少しは役に立つじゃない!」

私は、笑顔で言った。ジャンは少し照れながらも…

「あ、ありがとな」

そう言う。ジャンの少し可愛いところを見れて良かったなぁと思いながら歩くのだった。
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