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一章
三十七話 聖女さんの頼み事
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「さぁさぁ、こちらにどうぞ」
私たちは聖女に案内されるままついていった。ついていく途中の廊下にはきれいなステンドグラスが窓に張られていた。そんな、ステンドグラスは何枚も貼ってあった。綺麗だなぁと思いながら歩いていく。
聖女様に案内されてついた部屋は、ソファが置いてあってそして、奥のほうに事務用の机があった。聖女も大変だなぁと思いながら部屋を見渡す。
聖女の部下の人がお茶を出してくる。私は会釈で感謝を伝えると笑顔で返してくれた。
聖女様は、出されたお茶を一口飲んで言った。
「で、あなたを呼んだ理由はお茶会をするためじゃないわ」
「え…違うんですか?」
なぜか、ここでアズサが突っ込んでくる。
「違いますよ~」
聖女様は、頬膨らませて怒ってきた。かわいいなぁと思いながら私は言う。
「なにか…頼みごとがあるんですよね?」
「察しがよくて助かるわ」
聖女様は言いお茶を啜って一息を置いて言った。
「最近、この街の地下にモンスターの巣があるという噂なの。そのうわさが本当ならこの街はパニックになること間違いなしだわ…だから、ちょうど冒険者のあなたにお願いしたの」
「けれども、冒険者ならほかにもいるはずでは…?」
私が聞くと、聖女様は立ち上がって窓のほうに歩みながら言った。
「あなた、隣町の領主の悪事を暴いたんだって聞いたからなんだか期待できそうだなってね」
「そうですか…あはは」
私は、もう隣町まで伝わってんのかよと思ってしまった。そして、聖女様は毎笑顔しか見せないから愛想笑いで乗り切るしかなんだか方法がないなと思ってきた。
「で…この私の依頼…受けてくれるかしら?」
「もちろん、受けさせていただきます」
私は勢いよく立ち上がりながら言った。聖女様は窓の外を向いていたのをこちらに振り返って…
「それは、頼もしいわ・・・うふふ」
なんだか、笑顔の多い人だなと思いながら聖女様の部屋を出た。
出口までの廊下で私たちは話す。
「聖女様美しかったわね」
「そうね。世にあんな綺麗な人がいるなんて思わなかったわ」
アズサは少し驚いながら言った。唯一の男性陣のジャンが言った。
「あの乳…綺麗だったな…」
私はその言葉を見逃さなかった。
「ジャン今なんて言った?」
「いやなんでもない」
ジャンはそっぽ向いてごかましていた。私は、ジャンの前に立って言う。
「ねぇ?私の乳も綺麗よね?」
私は圧を掛けながら言った。すると、ジャンは少し戸惑いながらも言った。
「綺麗というより…大きい…」
「大きいと問題ある?」
私は、ジャンに胸を押し付けながら言った。
「おっおう…」
ジャンの顔は赤くなっていた。私はジャンの耳元で言った。
「私の胸見て…興奮しちゃった?」
ジャンは何も答えなかった。私は離れて出口へと向かった。
アズサは言った。
「ジャンに何言ったの?」
「ちょっとね」
私は、アズサに対してごまかして言った。
聖女様が言っていた地下に私たちは入ろうとしていた。すると、ジャンの足が止まる。
「どうしたの?」
「いや…なんか怖いなって…」
アズサはジャンの背中を強くたたいて言った。
「男が怖がるなって!自信持ってくれ」
そんな言葉をかけてもジャンの表情は変わらなかった。私はジャンの目の前まで行って言う。
「私を守ってね?」
ニッコリ笑顔で言うとジャンは笑顔になった。こんなことを言っただけで男は表情変わるのかと思ってしまった。
地下を進んでいくとだんだん地下水のにおいがきつくなってくる。私たちは、鼻をつまみながら進んだ。
すると、目の前にモンスターが現れた。私は戦闘態勢をとるが…
「二人は下がって」
そう言ったジャンの背中は頼もしかった。私たちはジャンに戦闘を任せたのだが…
「くっ・・強いな」
私は思わずはぁ?と切れてしまうほどだった。こんなにまだ雑魚敵になぜジャンは苦戦しているのだろうか。
私は、後ろから魔法を打つ。
「火属性魔法…大文字!」
そう言うと目の前に大の文字の火の魔法がモンスターに当たる。
モンスターは声を出しながら消滅していった。
私はジャンを回復してさらに進んだ。
すると…
「ゴブリンキング!?」
アズサが見た瞬間奴の名前を言った。ゴブリンキングということはゴブリンの長ということでいいのだろう。私は、ジャンとアズサを後ろに行かせて…
「ここは俺が…!」
ジャンが何かわめいているが私は無視して…
「光属性魔法…光線」
私が軽く魔法を打つと、ゴブリンキングの胸を貫いてキングは倒れた。こんなにあっさり倒してもいい敵なのだろうかと思ってしまった。私は二人のほうを向くと二人は口を開けてポカーンとしていた。
「二人ともどうしたの?」
「ゴブリン…」
「キングを…一撃で…?」
二人はセリフを分けたのかそれぞれ言った。私は思った。
普通だったらもっと苦戦する相手だと…
とりあえず証を持って地下を出た。
そして、教会の前まで行って聖女様を呼んだ。聖女様は口を押えて言葉を発しなかった。
あれ…私何かやっちゃったかなと内心思いながら聖女様を見た。
聖女様は、二分くらい黙ったまんまでいた。そして、やっと言葉を発する。
「よくやってくれました…報酬は後程送ります…本当にありがとうございます。エマ様」
聖女様が、お辞儀をするのは珍しいことなのだとわかった。周りの人が驚いていたのだから。
私たちは、やることをやったので宿へと戻った。
部屋に入る前ジャンが一言いう。
「エマ…お前やばい奴だな」
「そうありがと」
私は、誉め言葉として受け止めた。私は部屋に入りベットにダイブをしたのだった
私たちは聖女に案内されるままついていった。ついていく途中の廊下にはきれいなステンドグラスが窓に張られていた。そんな、ステンドグラスは何枚も貼ってあった。綺麗だなぁと思いながら歩いていく。
聖女様に案内されてついた部屋は、ソファが置いてあってそして、奥のほうに事務用の机があった。聖女も大変だなぁと思いながら部屋を見渡す。
聖女の部下の人がお茶を出してくる。私は会釈で感謝を伝えると笑顔で返してくれた。
聖女様は、出されたお茶を一口飲んで言った。
「で、あなたを呼んだ理由はお茶会をするためじゃないわ」
「え…違うんですか?」
なぜか、ここでアズサが突っ込んでくる。
「違いますよ~」
聖女様は、頬膨らませて怒ってきた。かわいいなぁと思いながら私は言う。
「なにか…頼みごとがあるんですよね?」
「察しがよくて助かるわ」
聖女様は言いお茶を啜って一息を置いて言った。
「最近、この街の地下にモンスターの巣があるという噂なの。そのうわさが本当ならこの街はパニックになること間違いなしだわ…だから、ちょうど冒険者のあなたにお願いしたの」
「けれども、冒険者ならほかにもいるはずでは…?」
私が聞くと、聖女様は立ち上がって窓のほうに歩みながら言った。
「あなた、隣町の領主の悪事を暴いたんだって聞いたからなんだか期待できそうだなってね」
「そうですか…あはは」
私は、もう隣町まで伝わってんのかよと思ってしまった。そして、聖女様は毎笑顔しか見せないから愛想笑いで乗り切るしかなんだか方法がないなと思ってきた。
「で…この私の依頼…受けてくれるかしら?」
「もちろん、受けさせていただきます」
私は勢いよく立ち上がりながら言った。聖女様は窓の外を向いていたのをこちらに振り返って…
「それは、頼もしいわ・・・うふふ」
なんだか、笑顔の多い人だなと思いながら聖女様の部屋を出た。
出口までの廊下で私たちは話す。
「聖女様美しかったわね」
「そうね。世にあんな綺麗な人がいるなんて思わなかったわ」
アズサは少し驚いながら言った。唯一の男性陣のジャンが言った。
「あの乳…綺麗だったな…」
私はその言葉を見逃さなかった。
「ジャン今なんて言った?」
「いやなんでもない」
ジャンはそっぽ向いてごかましていた。私は、ジャンの前に立って言う。
「ねぇ?私の乳も綺麗よね?」
私は圧を掛けながら言った。すると、ジャンは少し戸惑いながらも言った。
「綺麗というより…大きい…」
「大きいと問題ある?」
私は、ジャンに胸を押し付けながら言った。
「おっおう…」
ジャンの顔は赤くなっていた。私はジャンの耳元で言った。
「私の胸見て…興奮しちゃった?」
ジャンは何も答えなかった。私は離れて出口へと向かった。
アズサは言った。
「ジャンに何言ったの?」
「ちょっとね」
私は、アズサに対してごまかして言った。
聖女様が言っていた地下に私たちは入ろうとしていた。すると、ジャンの足が止まる。
「どうしたの?」
「いや…なんか怖いなって…」
アズサはジャンの背中を強くたたいて言った。
「男が怖がるなって!自信持ってくれ」
そんな言葉をかけてもジャンの表情は変わらなかった。私はジャンの目の前まで行って言う。
「私を守ってね?」
ニッコリ笑顔で言うとジャンは笑顔になった。こんなことを言っただけで男は表情変わるのかと思ってしまった。
地下を進んでいくとだんだん地下水のにおいがきつくなってくる。私たちは、鼻をつまみながら進んだ。
すると、目の前にモンスターが現れた。私は戦闘態勢をとるが…
「二人は下がって」
そう言ったジャンの背中は頼もしかった。私たちはジャンに戦闘を任せたのだが…
「くっ・・強いな」
私は思わずはぁ?と切れてしまうほどだった。こんなにまだ雑魚敵になぜジャンは苦戦しているのだろうか。
私は、後ろから魔法を打つ。
「火属性魔法…大文字!」
そう言うと目の前に大の文字の火の魔法がモンスターに当たる。
モンスターは声を出しながら消滅していった。
私はジャンを回復してさらに進んだ。
すると…
「ゴブリンキング!?」
アズサが見た瞬間奴の名前を言った。ゴブリンキングということはゴブリンの長ということでいいのだろう。私は、ジャンとアズサを後ろに行かせて…
「ここは俺が…!」
ジャンが何かわめいているが私は無視して…
「光属性魔法…光線」
私が軽く魔法を打つと、ゴブリンキングの胸を貫いてキングは倒れた。こんなにあっさり倒してもいい敵なのだろうかと思ってしまった。私は二人のほうを向くと二人は口を開けてポカーンとしていた。
「二人ともどうしたの?」
「ゴブリン…」
「キングを…一撃で…?」
二人はセリフを分けたのかそれぞれ言った。私は思った。
普通だったらもっと苦戦する相手だと…
とりあえず証を持って地下を出た。
そして、教会の前まで行って聖女様を呼んだ。聖女様は口を押えて言葉を発しなかった。
あれ…私何かやっちゃったかなと内心思いながら聖女様を見た。
聖女様は、二分くらい黙ったまんまでいた。そして、やっと言葉を発する。
「よくやってくれました…報酬は後程送ります…本当にありがとうございます。エマ様」
聖女様が、お辞儀をするのは珍しいことなのだとわかった。周りの人が驚いていたのだから。
私たちは、やることをやったので宿へと戻った。
部屋に入る前ジャンが一言いう。
「エマ…お前やばい奴だな」
「そうありがと」
私は、誉め言葉として受け止めた。私は部屋に入りベットにダイブをしたのだった
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