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二年生 魔物の討伐と元凶編
18 魔物
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朝から私の部屋はうるさかった。
「ファラオのバカ!」
私はその声で目が覚める。なんだろうと目を擦りながら状況を把握しようとする。すると、目の前では…
「何すんのよ…離せ!」
「それはこっちのセリフだ」
二人は揉めあっていた。私はそれを朝から仲介する役から始まるのだった。
二人の喧嘩の原因はどうやら寝相らしい。一年生の時とはベットが違うから決める時難しかった。私は一人のベットを選んだ。二人からは批判の嵐だったが押し切って良かったと思う。
「二人とも…仲良くして!朝早くから私を起こさないの!いい?」
私は高圧的な口調で言うと二人はしょんぼりして正座をしていた。私たちは食堂に向かい席に座る。
席でも二人は揉めあっていた。私は二人を見て言う。
「君たち仲良いね」
そう言うと二人は同時に言う。
「仲良くない!」
二人があった瞬間二人には気まずい空気が流れていた。
仲良く話しながらご飯を食べ終えて食堂を出ようとした時…外から悲鳴が聞こえた。
「誰か…誰か…助けて‼︎」
その声に私は頭より体が先に動いた。その現場に行くと大きなウルフがいた。私はそのウルフに立ち向かおうとすると、ルーク先生が立ち言う。
「ここまで俺に任せて生徒を安全な場所に!」
そう言われて私は先生の指示通り動いた。私は他の人たちを安全な場所に移動させた。その間にウルフは倒されていた。
私は先生のところに行って言う。
「先生強いんですね」
そう言うと先生は胸を張り言う。
「だろだろ!もっと褒めてもいいんだぞ」
「やめときます」
私は調子に乗りそうな先生を止めた。先生はしょんぼりしてどこかに行ってしまった。
ミオシとファラオがきて言う。
「ソフィ大丈夫だった?」
ミオシに心配されて私は言う。
「大丈夫よ、そっちこそ急に移動してみんなパニクってなかった?」
そう聞くとファラオが言う。
「みんな、素直に移動してくれて良かったよ…ソフィのおかげだな」
そう言うファラオにミオシは頷いていた。私は首を振りながら言う。
「私、そんな友達多くないし…」
そう言うとミオシは肩を叩いて言う。
「確かに…」
私はミオシ殴り言う。
「馬鹿者!そこは同情してくれてもいいじゃないの⁉︎」
「痛いじゃん…」
ミオシは頰押さえながら言う。そしてファラオが言う。
「急に学校の廊下に魔物が出るなんて少しおかしい気がしないか…?」
「そうかしら…前にもこんなことあったし普通じゃない?」
私はそう言いながら考えてしまう。
確かに…急に魔物が出てくるのはおかしい…そして狙ったかのようにルーク先生がくるのはなんだか怪しい。
私たちは…ゆっくりと部屋に戻った。
部屋に入ろうとすると…後ろから声が聞こえてくる。
「ちょっと、君!」
三人いたので三人とも振り返る。私たちはみんな頭にはてなマークを浮かべて待っていると…
「君…ソフィだよね?」
「そうですが…誰ですか?」
そう聞くと彼は髪をかき上げて言う。
「私は、この学校の生徒会長ジューク・マークだ」
生徒会長か…と私は思ってしまった。生徒会は学校の生徒内での最高権力を握る委員会。そんな委員会が私に何の用かと思いながら彼を見る。
「ソフィ、君だけきて欲しい」
そう手招きされて私はついていく。マークは小声で言う。
「近年、魔物が出始めていることは知っているね…?」
「はい」
「その魔物なんだが…学校では絶対に見ないはずなんだ」
「で、それがどうしたんですか」
「学校にはいないはずの魔物が外部から入ってくる可能性は低いだろう…?」
「!!」
私は勘づいてしまった。マークもそれを狙ったかのようにドヤ顔をしてくる。
「じゃぁ…この学校に内部犯がいるってことですか?」
「その通りだ。その内部犯は…」
マークの言葉が詰まった。喉に何か詰まったのだろうかと思うとマークは言う。
「内部犯は、生徒を魔物に変えている可能性が高い…」
私は聞いた瞬間なんだか背筋がゾッとした。私は身構えて後の話を聞く。
「変えている理由なんだが…魔物が出るたび人が消えている。特定の生徒が消えている…」
「特定の生徒とは…?」
「成績のいい生徒だ」
マークが私に話しかけてきた理由がわかった気がする。
「で、私が狙われる可能性が高いと…」
「その通りだ。後の話は生徒会室で聞こう」
そう言われて私とマークは生徒会室に行った。
「ファラオのバカ!」
私はその声で目が覚める。なんだろうと目を擦りながら状況を把握しようとする。すると、目の前では…
「何すんのよ…離せ!」
「それはこっちのセリフだ」
二人は揉めあっていた。私はそれを朝から仲介する役から始まるのだった。
二人の喧嘩の原因はどうやら寝相らしい。一年生の時とはベットが違うから決める時難しかった。私は一人のベットを選んだ。二人からは批判の嵐だったが押し切って良かったと思う。
「二人とも…仲良くして!朝早くから私を起こさないの!いい?」
私は高圧的な口調で言うと二人はしょんぼりして正座をしていた。私たちは食堂に向かい席に座る。
席でも二人は揉めあっていた。私は二人を見て言う。
「君たち仲良いね」
そう言うと二人は同時に言う。
「仲良くない!」
二人があった瞬間二人には気まずい空気が流れていた。
仲良く話しながらご飯を食べ終えて食堂を出ようとした時…外から悲鳴が聞こえた。
「誰か…誰か…助けて‼︎」
その声に私は頭より体が先に動いた。その現場に行くと大きなウルフがいた。私はそのウルフに立ち向かおうとすると、ルーク先生が立ち言う。
「ここまで俺に任せて生徒を安全な場所に!」
そう言われて私は先生の指示通り動いた。私は他の人たちを安全な場所に移動させた。その間にウルフは倒されていた。
私は先生のところに行って言う。
「先生強いんですね」
そう言うと先生は胸を張り言う。
「だろだろ!もっと褒めてもいいんだぞ」
「やめときます」
私は調子に乗りそうな先生を止めた。先生はしょんぼりしてどこかに行ってしまった。
ミオシとファラオがきて言う。
「ソフィ大丈夫だった?」
ミオシに心配されて私は言う。
「大丈夫よ、そっちこそ急に移動してみんなパニクってなかった?」
そう聞くとファラオが言う。
「みんな、素直に移動してくれて良かったよ…ソフィのおかげだな」
そう言うファラオにミオシは頷いていた。私は首を振りながら言う。
「私、そんな友達多くないし…」
そう言うとミオシは肩を叩いて言う。
「確かに…」
私はミオシ殴り言う。
「馬鹿者!そこは同情してくれてもいいじゃないの⁉︎」
「痛いじゃん…」
ミオシは頰押さえながら言う。そしてファラオが言う。
「急に学校の廊下に魔物が出るなんて少しおかしい気がしないか…?」
「そうかしら…前にもこんなことあったし普通じゃない?」
私はそう言いながら考えてしまう。
確かに…急に魔物が出てくるのはおかしい…そして狙ったかのようにルーク先生がくるのはなんだか怪しい。
私たちは…ゆっくりと部屋に戻った。
部屋に入ろうとすると…後ろから声が聞こえてくる。
「ちょっと、君!」
三人いたので三人とも振り返る。私たちはみんな頭にはてなマークを浮かべて待っていると…
「君…ソフィだよね?」
「そうですが…誰ですか?」
そう聞くと彼は髪をかき上げて言う。
「私は、この学校の生徒会長ジューク・マークだ」
生徒会長か…と私は思ってしまった。生徒会は学校の生徒内での最高権力を握る委員会。そんな委員会が私に何の用かと思いながら彼を見る。
「ソフィ、君だけきて欲しい」
そう手招きされて私はついていく。マークは小声で言う。
「近年、魔物が出始めていることは知っているね…?」
「はい」
「その魔物なんだが…学校では絶対に見ないはずなんだ」
「で、それがどうしたんですか」
「学校にはいないはずの魔物が外部から入ってくる可能性は低いだろう…?」
「!!」
私は勘づいてしまった。マークもそれを狙ったかのようにドヤ顔をしてくる。
「じゃぁ…この学校に内部犯がいるってことですか?」
「その通りだ。その内部犯は…」
マークの言葉が詰まった。喉に何か詰まったのだろうかと思うとマークは言う。
「内部犯は、生徒を魔物に変えている可能性が高い…」
私は聞いた瞬間なんだか背筋がゾッとした。私は身構えて後の話を聞く。
「変えている理由なんだが…魔物が出るたび人が消えている。特定の生徒が消えている…」
「特定の生徒とは…?」
「成績のいい生徒だ」
マークが私に話しかけてきた理由がわかった気がする。
「で、私が狙われる可能性が高いと…」
「その通りだ。後の話は生徒会室で聞こう」
そう言われて私とマークは生徒会室に行った。
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