TS転生〜社会不適合者の俺が金髪猫耳美女に転生〜ラブラブでエチエチな異世界ライフを手に入れる迄

狼少年

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第19話

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 19     家鴨達の宿にて

     ベットに転がり、1人天井を見上げていた。

 全裸で。


 「ハァハァ……」


    さっきイッたばかりで息が絶え絶えしい。

 勿論、"おかず"は奴隷の男の子エディ♡

 想像は"ただ"。だし、無限♾️だ。

 あんなことやら♡

 こんなことやら♡

 卑猥な想像は次から次へで、出るわ出るわの大盤振る舞い。

 脳内味噌のアドレナリンがドバッドバッと放出中だ。

 「ひ、ひぐぅぅ♡」
 「お、おふっ」
    「は、はぐぅぅ♡」
 「あ、あひっ」
    「ほ、ほげぇぇ♡」

 

    なーーんて、10回は絶頂を迎えたが、男の絶頂と違って女はキリが無いのだなと改めて痛感。

 何度も潮を噴いたおかげでシーツはシミだらけだ。

 まるでクジラ。

 なんてはしたない下半身をしているのか?とお股をおっ広げて鏡に映したら、クリちゃんは親指サイズに肥大化し、グッチョリと濡れたピンク色の秘部は、物欲しそうにクパクパと口を開いて糸を引いている。


 
 エロいな私。


 ふと、我に帰り男の子の値段を呟く。

 「60枚かぁ……」


    金貨60枚。日本円に換算したら60万円。

 一カ月間で金貨60枚用意しなければ、エディが他の誰かのモノになってしまう。

 それだけは断固止めなければ!!

 
 聞けば、冒険者という職業は、実力さえあれば短期間で大金を稼げると聞いた。

 一カ月で金貨60枚も夢じゃ無い。

 明日は、ミランダ達が受けたゴブリン討伐依頼に、同行してもいいと中ば強引に許可も頂いている。

 ミランダ達は[白金の翼団]というパーティを組んでおり、流れの冒険者(拠点とする街を持たない)ではかなり有名なパーティらしい。

 Aランク冒険者の"ミランダ・ズー"を筆頭に他6名の集団。

 その中にはトンガリ帽子を被ったエルフの女の子の姿もあった。

 「明日、クエスト(依頼)に御一緒する事になったケミロウと言います」

    エルフの女の子はじろ目で私を一瞥すると、

 「ジライヤ」

     「ジライヤ・ミーン」

      「名前」

 以上。

 会話はそれ以上続く事なく。他のメンバーの男達のガヤ声に掻き消された。

 「俺か?俺の名前はーーー」
 「俺は!」
    「俺はーー」「オイラはーー」

    うん!覚えきれない!

 思い返してみても、誰が誰だか笑


 。。。。。

 
 ベットに転がり、一人天井を見上げていた。


 全裸で。

 そう言えば、と思い出し「ステータスオープン」と呟いた。

 名前 ケミロウ

 性別 女性

 年齢 20

    種族 獣人 モデル キャット

 スキル 聴覚上昇(大)    脚力上昇(小)   俊敏性上昇(中)    剣術適正(小)    心読 管理者の加護

 状態 健康

 HP(疲労)   正常

 MP     40/40

    
 これが私の基本ステータスって事だけど……
 
 確か右斜上の詳細とかいうのを開くんだったけ?

 管理者を語ったセナという女が、私の頭の中に直接流し込んで来た情報を思い返す。

 視界に現れているのは半透明状の板で、
 その板の右斜め上の詳細というボタンを念じた。
 
 すると、私の視界は大量の文字に覆われた。

 そうそう…確かにこんな画面だった。
 しかし、なんとも凄い量だ……
 
 なんて、億劫になりつつも、
 明日の為にちゃんと把握しておかないと取り返しが付かない。なーーんて事になったら後悔先に立たずだ。

 幸いまだ時間はたっぷりとある。

 ここは1つ1つ、訳のわからない数字や、文字を確認する事にした。

 どれどれ……

  私のステータス……

 腕力、脚力、握力に背筋力。
 上腕二頭筋力に、腹筋力。
 嗅覚、聴覚、視力に咀嚼力なんていう項目まである。

 筋肉量を示したステータス詳細画面(基本身体能力画面)で、特出すべきは腕力と脚力と聴覚あたりだろうか。

 数値の値は、一般的な成人男性の筋肉量を100とした値らしい。

 【腕力725】

 【脚力1108】

 【聴覚350】

   腕力は普通の人の7倍。聴覚は3倍。
 脚力に至っては11倍と、こんな柔らかそうな身体の何処にそんな筋力があるのだろうか?と、不思議に思うが、
 筋肉の質が違う。そう安易な考えで結論づけ、基本身体能力の表示から知識、知能、統率力やら、カリスマ力、記憶力。そういった頭脳に関するステータスは一旦飛ばして、技術、技能が表示されている画面へと移った。

 技術、技能の画面には、〇〇術と言った項目がずらっと並んでいた。

 剣術、小剣術、大剣術、弓術、棍術、槍術、体術といった武道系の項目。

 医療術、鍛治術、薬学術、錬金術、対話術、占星術といった非武道的な項目。

 火魔術、水魔術、風魔術、木魔術、土魔術、雷魔術、光魔術、闇魔術といったファンタジー要素満載の魔法的な項目など、数え上げたらキリがない。

 そして、その項目一つ一つの横には、熟練度という欄があり、
 剣術、体術、対話術、闇魔術のみ【並】という評価で、その他の項目は全て【素人】という評価であった。

 剣術は剣術適正[小]というスキルの恩恵だと思うが、残りの3つが何故【並】という評価なのかは謎だ。

 次は適正という画面を開く。

 適正画面にも先程の〇〇術と同じ項目がズラリと並んでおり、その適正のほとんどに【ー】という文字が並んでいた。


 最後にスキル画面詳細という画面を開く。

 現在、私が保有しているスキルは、
 
 パッジブスキルが、
 聴覚上昇(大)
   脚力上昇(小)
   俊敏性上昇(中)
   剣術適正(小)
 管理者の加護

 アクティブスキルが、
 心読

 計6つのスキルを保有しているが、注目すべきは、剣術適正(小)とアクティブスキル心読だ。

 この2つのスキルは、レベルが表示されており、経験値を得る事でレベルが上がる仕様になっているようだ。

 剣術適正(小)    レベル1    EXP  100/300
 心読     レベル1    EXP  50/650

 スキル使用によって経験値を得られるのか?

 命を奪う事によって経験値を得られるのか?

 もはや謎。


 結果的にわかった事とすれば、現在の私は基本的な身体能力は物凄く高いものの、技能や技術に関してはてんで素人だという事。

 とりあえずの目標は、剣術適正(小)のレベルを上げる事にするか……

 半透明の板と睨みっこを続けて、1時間くらいだろうか?

 『グゥゥゥゥゥ』

     お腹の虫が鳴いている。

 とりあえず腹が減った。

 オナニーばっかしていても、腹は満たされない。考えてみれば朝食べてから何も食べてなかった。

 部屋に設置されてある柱時計は、6の文字を指していて、窓から眺める西の空は茜色に染まっている。

 何か食べに行こうかな……

 財布の中には金貨2枚と、銀貨3枚、銅貨3枚。

 これが私の全財産なのだから、(日本なら強盗殺人罪だが)大事に使わないといけない。

 そそくさと服を着て、安い飯屋を探しに夜の街へと繰り出した。


 
 
 

 

 
 

 

 

 

 
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