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「お姉ちゃん!」
「ティム!」
ザザは、ティムの姿を見て喜びの表現に変わった。先ほど迄のピリピリとした表現が嘘のように、パッと晴れ渡った顔に変わる。直ぐにティムの元へと駆け寄る。ティムは、スキル【スカウター】を使った。
スカウター発動!
『ピッピッピッ』
時間の流れが緩やかになる。丸い照準が上下左右に揺れて、ザザに合った。
『ピッ!』
名前……ザザ・ミュースカイ・セビラハート
年齢……29歳
身長……183㎝
体重……78kg
スリーサイズ……B.105 W.68 H.98
性格……短気。猪突猛進。曲がったことが嫌い。負けず嫌い。素直に謝れない。色恋に興味無し。お金への執着心は低め。豪胆。情に脆い。がさつ。
戦闘能力……95
※ 注記)一般成人男性の戦闘能力を1として計算
顔面偏差値……46 (中の下)
経験人数……15人
神託セックス……経験なし
※注記)神託セックスとは、有卵性行為の事。この世界では、性行為を行う前に神に祈らないと子供を授かる事は無い。
好きなタイプ……可愛い年下
嫌いなタイプ……うんちくを語る奴
体格……ガッチリめ、筋肉質
肌の色……色黒
体毛……濃い
胸の形……ハト胸型
乳首の色……茶色
乳首の形……プックリ型
乳輪……デカめ
乳毛……うっすら生えてる
陰核……デカめ
小陰唇(ヒダヒダ)……長め
陰毛……密林
尻毛……もっさり
アナル経験……無し
性感帯……耳、腋、乳首、陰核、
好きな体位……バック
オーガズム経験……無し
なんだこれ?ティムは困惑した。
ティムの眼前には、お姉ちゃんのステータス?にしては、色々とやばい情報。乳首の色とか、性感帯とか、恥ずかしい秘め事が詰め込まれ過ぎでしょ!?なんだ?この半透明の板は……
こんな……ええぇぇぇ。お姉ちゃんを丸裸にした気分だ……
ティムの眼前から、半透明な板が消え、時間の流れが戻る。ティムは、ザザの裸を想像して顔を赤くした。
「どうした?ティム?何かあったのか?」
ザザは、ティムに駆け寄った。ティムは、ザザと目を合わせられない。恥ずかしくて目線を逸らす。ザザは、ティムに嫌われたと思った。なんて事だ。でも……考えてみれば、知らない店に1人残されたんだ。怒るのも当然だ。謝らないといけない。謝れ。私。
「いや……まぁ。なんだ。うーーん。そういう事もある。怒ってるんだろ?」
はぁ?!何を言っているんだ、私は。ザザは後悔した。しかし、ティムの返事は意外な答えだった。
「す、す、すいません」
「は?……なんでティムが謝るんだ?」
「あ、あの、こんな情報が出てくるなんて思ってもみなくて……」
「情報?なんのことだ?」
「あっ。いえ。な、何でも無い……です」
ティムは、両手を前に出して左右に振った。何でも無いから。
「それなら、それでいいんだが、謝らないといけないのは私の方だ。すまなかった」
ザザは、ティムに深々と頭を下げた。人の心理というものは面白いもので、相手に先に謝られると素直に謝れるのだ。まさしく、今のザザである。
「お姉ちゃん。怒ってたんじゃ?」
「そんな事はもういいだろ?」
「お姉ちゃんがいいなら、僕は」
「どうした?顔が赤いぞ?酒でも飲まされたのか?あの女か?」
ティムは、顔を横に振り否定する。
「じゃあ?」
ザザは、ティムに顔を近付けてオデコにオデコを当てた。熱でもあるのか?と思ったのだ。オデコを当ててみて、ドキッとする。ティムの顔が目前だ。可愛い……なんて綺麗な顔をしているんだ。「あはぁ♡」ザザは、興奮した。このまま抱きしめたいと思った。その華奢で、色白で、強く抱きしめたら壊れてしまいそうな身体を、自分のものにしたい。そう思った。ザザの手に力が入る。ティムの肩をグググッと強圧した。
「お、お姉ちゃん?い、痛いよ」
ティムは声をあげた。ティムの声を聞いて、はっ!っと我に変える。
「す、すまない。熱は無さそうだ。疲れたんだろ?私の家に来るか?とりあえず、そうだな。今日は休もう」
「い、家に?」
「あぁ……この近くだ。一緒に帰ろう」
「う、うん」
◆◆◆
ザザの家は、バサラの塔ベースキャンプから少し離れた所にあった。家と言っても、テントみたいなもので、木の枠組みに、雨よけの布を張った簡易的なものだ。
蓆みたいなものが出入り口に垂れ下がっている。ザザはその蓆を跳ね上げて、どうぞ。中へ入るようティムを促した。ティムは、辺りを見渡していた。外には、竈門、鍋、調理器具が一式。丸太で作った椅子や、ちょっとしたテーブル。きっと、お姉ちゃんは、外でご飯を作っているんだろう。キャンプみたいだ。ティムは、そう思った。
「さぁ。入ってくれ」
「う、うん……」
ティムは、ザザに続いて家の中へと入った。家の中は薄暗かった。真上にあったお日様も、西の空に沈みかけているのだろう。周囲の木々達が静寂さを取り戻し、闇と孤独を連れて来る。ザザは、火打ち石を『カチッ』『カチッ』と、叩き、ランプに火を灯す。家の中がフワッと明るくなった。家の中は至ってシンプルだった。寝床だと思われる藁草と、あとは洗濯物が吊るしてあるだけで、他には何も無い。生活感があまり感じられない。この家で生活している感じがしない。ティムは、そう感じたが、実際、ザザがこの家にいるは珍しい。
ザザの職業はハンターだ。獲物を求めて、1ヶ月近く森の中を彷徨う事もある。ここ数日も、グリッドベアを探して家を空けていた。帰って来たのは4日ぶりだ。当然、久しぶりに家に帰ってきたら何がしたいか?当然と言えば、当然。身体を洗いたい。
「お湯を沸かそうか」
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