美少年はエッチがしたい……『笑って死ね』神との約束は一度きり、最高の腹上死を目指す

狼少年

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 時間は元に戻る。
 飯処【エッダ】で、昨日のツケを払ったザザとティム。次に向かうは、【エミリオ商店】だ。
 ザザは、ティムを引き連れて、エミリオ商店へと向かう。その足取りは軽い。気持ちに余裕がある。明日になれば、自然と顔がほころぶ。ウフフッ……♡
 実に、締まりの無い顔だ。泣く子も黙る特級ハンター。ザザ・ミュースカイ・セビラハート。女形(めかたの鬼)と呼ばれ、皆から畏れられているハンターとは到底思えない顔だ。
 ムフフ……♡ブフフ……♡
 笑ってから、少しの沈黙の後。顔が崩れる。それの繰り返し。塔の住人も、塔を行き交うハンターも、商人も。今日のザザさんはどうしちまったんだ?きっと、昨晩はハッスルしたんだろ!あのザザさんが?見てみろ。あの顔。あんな美少年引き連れて。昨日はお楽しみしたんだろ?
 噂が想像を呼び、ある事ない事、好き放題。住人達はヒソヒソと話していた。

「あの」

 1人(男性)の商人が、ザザに話しかけた。

「なんだ?」
「アストンのヴィラと申します」
「行商人か?」
「はい。まだ駆け出しでして」
「私に何か用か?」

 ザザは足を止め、ヴィラと名乗った商人を見返した。確かに、若そうだ。黒い前髪が目元を隠していて、はっきりとは言えないが、見てくれは並と言ったところか……

「奴隷商をしてましてね」
「奴隷商?人に値段を付ける低級な輩か」
「いえいえ。お恥ずかしい限りで、それでも需要がありますので。聞けば、ザザさんも性奴隷を買った試しがある……なんて、業界では有名な話ですが?」
「チッ!で?その奴隷商が私に何用だ?」

 ヴィラと名乗った商人は、チラッっとティムの方を見た。ティムは、小さく会釈をして返した。
 
「お連れさんですか?パーティーを組んでらっしゃる?」
「彼は関係無い。客人だ」
「あぁ。そうでしたか。ザザさんが誰かと組むなんて珍しいと思ったんですよ」
「要件は?」
「そう言えば、ここ最近。アシッドウルフの群れがこの辺りに移動して来たって噂。本当ですか?」
「あぁ。大きな群れだ。赤鼻の野郎が言うには、200はくだらないと言っていたな」
「に、にひゃく?200匹ですか?」
「他にいねぇだろ。それだけの数となると、アイツしか」
「黒の悪夢?」
「アイツは賢いからな。そう簡単には姿を現さない」
「何が目的ですかね?」
「ルーフだろ」
「エミリオ商会の?」
「根に持ってんだよ。ま、お互い様だ。ルーフは右足を無くし、アイツは片目を失った。5年も前の話だってのに。飽きないねぇ。しつこい男は嫌いだよ」
「すいません」
「じゃあ。私はこれで」
「あっちょっと待って下さい。最後に1つだけいいですか?」
「なんだ。まだあるのか?」
「300万ベイル出します」

 ヴィラは、首から下げた豪華な袋を懐から取り出して、純金で出来た白金貨。メリム金貨を3枚、袋から手に取りザザの前へ出した。流石のザザの驚いた。メリム金貨だと?
 特級ハンターのザザでも、メリム金貨を見るのは珍しい事だ。100万、200万の依頼料を貰った事は度々あるが、その報酬はベイル金貨で支払われ、メリム金貨を見る事などほとんど無いからだ。

「明日の夜までに、月けい草の球根を10個。用意出来ますか?」
「急患か?」
「はい」
「詳しく聞くつもりは無いが、簡単な依頼だ」
「前金で100万ベイル出します」

 ヴィラは、メリム金貨1枚を手に取り、ザザへと手渡した。

「残りは、明日。現物を確認してからお支払いします」
「わかった。明日の昼過ぎには戻る」
「宜しくお願いします」


 ◆◆◆

 場所は【エミリオ商店】へと移る。
 カウンターに座る受付嬢に、ザザは「ルーフを出してくれ」と言った。昨日の剣幕とはえらい違いで、それは優しい口調だった。

「少々お待ち下さい」

 カウンターに座る受付嬢は立ち上がった。胸が揺れる。タプンと揺れた。デカい。しかも柔らかそうだ。ザザの胸もかなりデカいが、半分筋肉で出来ているザザの胸が揺れる事は無い。それに比べて、受付嬢の胸は揺れた。プルン。プルンと揺れた。その余波がまたタユンタユンと、メイドの服のような制服の上から確認出来る。ティムはすかさず、女性スカウターを発動させた!

『ピピピピッ』
『ピッ!!』

名前……ジュリア・ホルスタイン
年齢……21歳
身長……155㎝
体重……59kg
スリーサイズ……B97 W68 H85
性格……几帳面。綺麗好き。ビビりであがり症。強いものに撒かれるタイプ。実はドS。性欲旺盛。食欲も旺盛。太っている事を気にしている。女性が好き。同性愛者。レズビアン。美的感覚は高め。醜い者を下に見る傾向あり。
戦闘能力……1
顔面偏差値……51   (並)
経験人数……男1人 女10人
神託セックス……経験なし
好きなタイプ……美人。性格より顔
嫌いなタイプ……ブサイク。デブ。
体格……上半身ぽっちゃり。尻は小さめ。
肌の色……色白
体毛……生えてる所は濃い
胸の形……垂れ乳
乳首の色……ピンク
乳首の形……デカめ
乳輪……かなりデカめ
陰核……米粒程度
小陰唇……短め。プックリ型
陰毛……ストレートタイプ。毛量多し
尻毛……無し
アナル経験……あり
性感帯……首、耳、陰核、アナル
好きな体位……正常位(攻側)背面座位(受側)
オーガズム経験……あり

「(この世界にも)いるんだなぁ……」

 受付嬢ジュリアのステータスを見て、ティムは思わず呟いた。いるんだなぁ=同性愛者

「何がですか?」
「あっ。いえッ。何でもないです……」
「ザザさん。誰ですか?この子」
「私の客人だ」
「あぁ……噂の美少年君は、君って事?」

 ジュリアは、ティムを見てなるほど、と思い。納得した表情を見せた。続いて。

「綺麗な顔してるから、てっきり女の子だと思ってしまいました」
「変な気起こすんじゃないよ」
「わかってますよぉ」
「で、噂?」
「昨日から、彼の噂で持ち切りですよ。ザザさんが、すっっっごい美少年を連れてるって」
「誰がそんな?」
「赤鼻のハッジさんです」
「またアイツか。余計な事をベラベラと。他にはなんと?」
「それは……やだなぁぁザザさん。あるじゃないですか?そういう噂って」

 ジュリアは、口に手を当て答えを濁した。その後、片手で1つ、こ招きし、意味深な表情を浮かべ、カウンターの奥さんへと消えた。ルーフを呼びに行ったのだ。
 ほどなくして。『カツッ』『カツッ』と音を立てながら、ルーフがカウンターの奥から現れた。後ろで纏めた薄紅色の髪が、肩の高さで揺れた。
 美、美人だ。普通に美人である。
 カウンターの前に立ったルーフに、ティムは一瞬、見惚れてしまった。

 この人が、エミリオ・ルーフ……?
 
 その謎を解く為に、いや。この女性の身体を知る為に、ティムは、女性スカウターを発動させた。
 
 


 




 
 
 

 

 


 
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