美少年はエッチがしたい……『笑って死ね』神との約束は一度きり、最高の腹上死を目指す

狼少年

文字の大きさ
20 / 21

19

しおりを挟む

 19

 ジュリアが言う事はもっともな意見だ。もし仮に、巨熊と遭遇したあの時に、ザザが現れなかったら、ティムは確実に巨熊の胃袋に収まっていただろう。
 ティムとケンには、現代日本で生活していた記憶がある。野崎研だった頃の記憶だ。
 野崎は異世界に転生し、オレTUeeeeだの。チート能力を授与されてマジ無双ぉぉだの。そういうアニメや、漫画にハマっていた。それは一種の願望であり、現実逃避であり、何をやっても上手くいかない男の安らぎ。心の救済でもある。そう思わないと、やっていけなかった。生きて行けなかった。
 だが、野崎の人生は、現代社会という脱出不可能な牢獄に囚われて、哀れな末路で終わった。バカバカしい話だが、もしかしたら俺も死んだら……そんな事を思っていた事もあった。
 そして、それは現実に起こり、美少年ティムとして目覚めたのだが……それをジュリアにどう説明したらいいものか?ティムは、迷っていた。

「情報が無さすぎる」

 そう言ったのはケンだ。

「うん」
「特別危険区域だとか、ウンバサの森だとか、そもそもだ。俺達はこの世界の事を知らない。こっちの常識を学んで行く必要がある」
「そうだね」
「いい機会だ。この女から色々聞き出そう。ステータス的に見ても、この女の戦闘能力は1。ヒョロヒョロの身体かもしれないが、こっちは男だ。向こうは女。力勝負になってもワンチャン勝てるかもしれない」
「力勝負って……」
「人間なんて、いや。生きとし生けるものなんてそんなもんだろ?結局は力が全て。俺達が知っている社会ってのは、文明が末期まで進んだ法権国家だ。法に守られ、法に縛られ、ルールやモラルの中でしか生きられないモルモット達だ。途轍もなく不安定で、すぐ割れてしまいそうな薄い氷の上で、それを何とか維持しようとしているだけの傀儡人形だ。な。知ってるよな?俺達人間が、どうやってそこまで辿り着いたのか?」
「人間の歴史は争いだけだよ」
「そうだ。争い。争って、戦争。奴隷制度。勝てば官軍。何でも許されるし、例え間違った事でも勝者が白と言えば白なんだよ。
 男は殺せ!老人も殺せ!女と子供は捕えろ!そして、女は犯す!子供は売り飛ばせ!そうやって人間の歴史は、長い長い長い時間を繰り返して、やっと争う事を辞めようと努力している。たった半世紀だ」
「それがこの世界とどんな関係が?」
「大アリだね。人間なんてもんは、例え世界が変わったとしても、性根なんてものは変わらない。まだ見ぬ冒険があり、世界が無限に広がっているのなら、そこに夢を見て争う種族なんだ。俺はそう思うね。
 いいか?俺達が知っている現代社会において、戦争がいけないものだ。争う事は正義じゃないとされたのは何故だ?」
「考えた事無いけど……間違いだと気付いたからかな?」
「ティム。お前は本当に、いい意味でアホだな」
「あ、アホって……ひどいよ」
「そんなんじゃねぇよ!人間が争う事をやめた理由はな」
「じゃあ、何?」
「限界がわかったからだ」
「限界?限界って?」
「人類が進出できる限界だよ。例えば大航海時代。まだ見ぬ海の向こう。その先にある大陸を目指して、人間達は競うように海に出た。新しい大陸を発見し、そこに住んでいる原住民達を殺し、殺して、土地を奪い。文化を奪い。それが正義だとして、ドヤ顔で写真を撮り、人を殺して笑顔でな。
 何故か?そこには夢があったからだ。大きな大きな野望と希望があったからだ。地球の隅から隅まで、南極大陸まで、到達した人類は次に何処を目指したか?
知ってるよな。空だ。宇宙だよ」
「宇宙……」
「1970年の大阪万博に、月の石が展示されて、一眼見ようと長蛇の列ができた。あの当時は、人類、皆意気込んで火星人だの宇宙人だの。まだ見ぬ宇宙(ソラ)に夢を見ていたんだ。宇宙なんてところが、人間が生きられるところだと信じていたからな。
 だけど現実は違った。宇宙は、人間が生きれる環境じゃなかった。もし仮に、月に酸素があって、水があって、草木があって、第2の地球になるような環境下だったとしたら……人類は月の支配権を求めて争いや、戦争は続いていた。俺はそう思うがな」
「じゃあこの世界は……」
「少なからず、文明が発達しているとは思えない。この世界は混濁してるんじゃないか?」
「………」
「だから、情報収集が必要なんだよ。いいか?上手く聞き出せよ」
「う、うん。やってみるよ」


 ◆◆◆


 ジュリアは、怪訝な顔をしてティムの周りをグルリと半周し、「ふーーん」と声をかけ。そして、背後からティムの肩にそっと手を乗せた。

 ビクッ!? ティムは身体を揺らす。
 
「そんなにビックリしなくても。見たところ尻尾も生えて無いし、耳も普通。私達と同じ人族だと思うけどさ。どうして?」
「え、えっと……」
「てっきり、わたしはさ。生き残った魔族か何かだと思ったけど、擬態をしてるって感じでもないからさ。だから、聞いてるの」
「ちょ、ちょっと待って下さい。魔族って?」
「魔族も知らないの?」

 ジュリアは、背後からティムを覗き込む。 
 ティムは、ジュリアに対して「すいません」と、首を斜めに頷いた。

「勇者カインヒが、魔王ケッセルリンクを討ち取って100年。魔族はそれの生き残り達よ。魔族の中には人族に擬態して、人の生活の中に溶け込んでいる奴もいるから。わたし、見た事あるのそういった魔族をね。ね。ティムくん……」

 ジュリアの手は、背後から……ゆっくりと……。ティムの身体を下がっていき……。
ティムの股間を触った。

「あっ」

 ジュリアの大きな胸が、密着し、背中にグイグイと押し付けられて、柔らかい。

「だ、ダメですぅ」

 ティムは、小さく声を出した。
 ティムのおちんちんは、固く勃起している。でも、サイズは親指程度。
 レズビアンのジュリアにとってみれば、お遊び程度のことで、本当にティムが男の子なのか確かめたかった。
 
 小っちゃ(笑)

 固くなったティムのおちんちんを握って、ジュリアは、残念。と、思った。本当に男の子なのね。でも、小っちゃ(笑)。勃起してるのに、親指くらい?どんなチンチンしてるのかしら?見てみたい。少し興味を持った。

「あらぁ?やだぁ……何がダメなの?何も知らないなんて言っちゃって、こっちは固くしてるじゃない」
「や、やめて」
「なんで?大きくなってるのに?」
「これは、違うんです」
「何が違うの?ほら。見せて」

 ジュリアは、ティムの服を掴んで、捲りあげようとする。ティムは、全力で服を抑えて抵抗するも、「あっ」
 ジュリアの力は想像以上に強く、あっさりと、そして、無惨にもティムの服は捲り上がり、可愛いおちんちんが顔を出した。

「う、ぅぅ……見ないで……」
「あら。やだぁ……」

 ジュリアは、ティムの肩上から顔を覗かせて、ティムのおちんちんをマジマジと見る。
 ティムは顔を赤らめて、必死に隠そうとするも、おちんちんは見られてしまった。包茎で、真っ白な、小さなおちんちんを……。毛が無い。真っ白で、小さく。ピンと立った皮被りのおちんちんを……。
 
「も、もう…いいんでしょ……」
「そ、そうね……」

 恥じらいと、哀願の表情を浮かべたティムに、ジュリアの心臓は、『ドクンッ』と胸を打った。

 結果。綺麗。そして、可愛い♡

 ドSなジュリアの中で、内なる私。レズビアンじゃ無い私。美少女じゃ無くて、美少年に?でも、え?わたし興奮しちゃってるの?え?嘘?まさかぁ。これは、ただのお遊びで、戯れあってみただけ!と、自分で自分を諭すも、ティムの涙を浮かべた恥じらいの表情に、戸惑いの気持ちが生まれた。

 わたし……興奮してる?

 




 
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

転生したら世界一の御曹司だった〜巨乳エルフメイド10人と美少女騎士に溺愛されています〜

まさき
青春
異世界転生した最強の金持ち嫡男、 専属エルフメイドと美少女騎士に囲まれて至福のハーレム生活   現代日本で「地味だが実は超大富豪」という特殊な人生を送っていた青年は、ある日事故で命を落とす。   しかし目を覚ますと、そこは魔法と様々な種族が存在する異世界だった。   彼は大陸一の富を誇る名門貴族―― ヴァン・バレンティン家の嫡男カイルとして転生していたのだ。   カイルに与えられたのは ・世界一とも言える圧倒的な財力 ・財力に比例して増大する規格外の魔力   そして何より彼を驚かせたのは――   彼に仕える十人の専属メイド全員が、巨乳美少女だったことである。   献身的なエルフのメイド長リリア。 護衛騎士でありながら隙あらば誘惑してくる女騎士シルヴィア。   さらに個性豊かな巨乳メイドたち。   カイルは持ち前の財力で彼女たちの願いを叶え、最高級の装備や生活を与えていく。   すると彼女たちの忠誠心と愛情はどんどん加速していき――   「カイル様……今日は私が、お世話をさせてください」   領地を狙う貴族を金と魔力で圧倒し、 時にはメイドたちの愛が暴走して甘すぎる時間に巻き込まれながらも、   最強の御曹司カイルは 世界一幸せなハーレムを築いていく。 最後までお読みいただきありがとうございました。よろしければ応援をお願いいたします。

ドマゾネスの掟 ~ドMな褐色少女は僕に責められたがっている~

ファンタジー
探検家の主人公は伝説の部族ドマゾネスを探すために密林の奥へ進むが道に迷ってしまう。 そんな彼をドマゾネスの少女カリナが発見してドマゾネスの村に連れていく。 そして、目覚めた彼はドマゾネスたちから歓迎され、子種を求められるのだった。

触手エイリアンの交配実験〜研究者、被験体になる〜

桜井ベアトリクス
恋愛
異星で触手エイリアンを研究する科学者アヴァ。 唯一観察できていなかったのは、彼らの交配儀式。 上司の制止を振り切り、禁断の儀式を覗き見たアヴァは―― 交わる触手に、抑えきれない欲望を覚える。 「私も……私も交配したい」 太く長い触手が、体の奥深くまで侵入してくる。 研究者が、快楽の実験体になる夜。

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される

clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。 状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

処理中です...