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第2章
No.22 この世界のスライム講座①
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「うわぁ~ん!ママ~」
「よしよし。怖かったわね」
「まさか、初っ端からスライムに当たるなんて運が悪かったなぁ」
「父さん、俺…悔しいよ」
私達は急いで保護者の元に戻り各々、自身の気持ちをさらけ出す。
「ティア、怖かっただろ?もう大丈夫だからな」
「………パパ、スライムってそんなにあぶないの?」
スライムの事をよく知らない為、恐る恐る聞く。
「ん?あぁ、そうか。ティアはスライム見た事ないもんな。…よし!此処でスライムについての講義を始めるぞ。ついでに、バロンもクリスも一緒に復習しようか」
そうして子供を集めたパパは、地面にスライムを描いた。
「まず、ティアはスライムについて何処まで知ってる?」
「ん~と、プルプルしてるいきもの!」
「まぁ、正解。スライムは、ジェル状の身体を持っていてあんまり打撃が効かないんだ。圧倒的に強い打撃技なら効くけど、基本的に魔法を使って倒すな」
パパは、次にギザギザの牙の生えたスライムを描く。
「スライムは2種類の姿を持ってるんだ。1つは、さっき描いた只のジェル状の姿。次に、今描いたギザギザの牙の生えた口を持つ姿。さっき3人共、この姿を見ただろう?」
えぇ、見ましたよ。序でに、雄叫びなんかあげる姿を見ましたよ。スライムが雄叫びあげるなんて知りませんでした。
「只のスライムなら問題ないんだけどな。厄介なのはこのギザギザの口のあるスライムなんだ。この姿のスライムは、何でも食べる様になるんだ。旅の途中でブラッディーベァーをパパ達が倒しただろ?あのベァーを数分で食べるんだ」
ブラッディーベァーは、体長4メートル位の赤黒い毛並みの魔物だ。
(あれを数分で…)
逃げ出して良かった。そんな凶悪なスライム、子供だけで倒せるはず無い。
「如何いう条件であの姿になるのかは未だわかってない。一生、只のスライムの姿のも居るって言われてる。…まぁ、スライムだからと油断してはいけないぞ?」
コクコクと3人で首を振る。
「よしよし。怖かったわね」
「まさか、初っ端からスライムに当たるなんて運が悪かったなぁ」
「父さん、俺…悔しいよ」
私達は急いで保護者の元に戻り各々、自身の気持ちをさらけ出す。
「ティア、怖かっただろ?もう大丈夫だからな」
「………パパ、スライムってそんなにあぶないの?」
スライムの事をよく知らない為、恐る恐る聞く。
「ん?あぁ、そうか。ティアはスライム見た事ないもんな。…よし!此処でスライムについての講義を始めるぞ。ついでに、バロンもクリスも一緒に復習しようか」
そうして子供を集めたパパは、地面にスライムを描いた。
「まず、ティアはスライムについて何処まで知ってる?」
「ん~と、プルプルしてるいきもの!」
「まぁ、正解。スライムは、ジェル状の身体を持っていてあんまり打撃が効かないんだ。圧倒的に強い打撃技なら効くけど、基本的に魔法を使って倒すな」
パパは、次にギザギザの牙の生えたスライムを描く。
「スライムは2種類の姿を持ってるんだ。1つは、さっき描いた只のジェル状の姿。次に、今描いたギザギザの牙の生えた口を持つ姿。さっき3人共、この姿を見ただろう?」
えぇ、見ましたよ。序でに、雄叫びなんかあげる姿を見ましたよ。スライムが雄叫びあげるなんて知りませんでした。
「只のスライムなら問題ないんだけどな。厄介なのはこのギザギザの口のあるスライムなんだ。この姿のスライムは、何でも食べる様になるんだ。旅の途中でブラッディーベァーをパパ達が倒しただろ?あのベァーを数分で食べるんだ」
ブラッディーベァーは、体長4メートル位の赤黒い毛並みの魔物だ。
(あれを数分で…)
逃げ出して良かった。そんな凶悪なスライム、子供だけで倒せるはず無い。
「如何いう条件であの姿になるのかは未だわかってない。一生、只のスライムの姿のも居るって言われてる。…まぁ、スライムだからと油断してはいけないぞ?」
コクコクと3人で首を振る。
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