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第3章
No. 59 妖精に出会いました
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(こんな綺麗な場所があったなんて!見つけられて凄くラッキーだよ!後で、クリスにも教えてあげようっと)
薔薇の匂いに包まれながら奥に歩いて行く。そうして、中庭の中心辺りに辿り着いた時にそれは現れた。
(妖精がいる…)
咲き誇る赤い薔薇の前に佇む1人の少女。
プラチナの長いふわふわした髪に大きな紫の瞳。
頬は、ほんのりとピンクに染まりとても柔らかそうだ。青いドレスに身を包んだ小柄な少女。
その姿は、絵本などで読む妖精の様だった。
「………誰?」
(妖精が喋った!!)
鈴を転がした様な可愛らしい声に驚く。
妖精は少し怯えた様にこちらを伺っていた。
「あっ!別に怪しい者じゃないです!!私、今日からこの学園に通うティアって言います!」
慌てて自己紹介をすると、妖精はクスクスと可愛らしく笑う。その様子を見ていると妖精は、はっ!として顔を赤くする。
(何これ、可愛い)
「もっ…申し訳ありません。私は、ロアン公爵の娘サーシャ=ロアンと申します」
どうやら妖精ではなかった様だ。
しかし、何処かで聞いた名前だ。
(サーシャ、サーシャ、サーシャ…)
「あっ!アンドレイ殿下の婚約者!」
いきなり大声を出した私に、サーシャ様はビクッとしたが私に尋ねる。
「アンドレイを知っているの?」
「あっ、はい。私は、ギルバートの娘です」
「まぁっ!貴女があの勇者ギルバート様の天使の様に可憐で女神の様に美しい娘のティアさんなのね!」
(ちょっと待て。天使の様に可憐で女神の様に美しい…って。それ誰ですか?)
誰が言ったかは予想がつくが、段々と私のイメージが本人からかけ離れてっている。そのうち別の人物が出来上がりそうだ。
「私、1度会ってみたかったの!あっ、あの!よかったら私とお友達になって下さいませんか?」
「っ!!はい!喜んで!」
こんな可愛い妖精からのお願いを断れるだろうか?否、断らない!
こうして私は、入学初日で妖精さんとお友達になりました。
薔薇の匂いに包まれながら奥に歩いて行く。そうして、中庭の中心辺りに辿り着いた時にそれは現れた。
(妖精がいる…)
咲き誇る赤い薔薇の前に佇む1人の少女。
プラチナの長いふわふわした髪に大きな紫の瞳。
頬は、ほんのりとピンクに染まりとても柔らかそうだ。青いドレスに身を包んだ小柄な少女。
その姿は、絵本などで読む妖精の様だった。
「………誰?」
(妖精が喋った!!)
鈴を転がした様な可愛らしい声に驚く。
妖精は少し怯えた様にこちらを伺っていた。
「あっ!別に怪しい者じゃないです!!私、今日からこの学園に通うティアって言います!」
慌てて自己紹介をすると、妖精はクスクスと可愛らしく笑う。その様子を見ていると妖精は、はっ!として顔を赤くする。
(何これ、可愛い)
「もっ…申し訳ありません。私は、ロアン公爵の娘サーシャ=ロアンと申します」
どうやら妖精ではなかった様だ。
しかし、何処かで聞いた名前だ。
(サーシャ、サーシャ、サーシャ…)
「あっ!アンドレイ殿下の婚約者!」
いきなり大声を出した私に、サーシャ様はビクッとしたが私に尋ねる。
「アンドレイを知っているの?」
「あっ、はい。私は、ギルバートの娘です」
「まぁっ!貴女があの勇者ギルバート様の天使の様に可憐で女神の様に美しい娘のティアさんなのね!」
(ちょっと待て。天使の様に可憐で女神の様に美しい…って。それ誰ですか?)
誰が言ったかは予想がつくが、段々と私のイメージが本人からかけ離れてっている。そのうち別の人物が出来上がりそうだ。
「私、1度会ってみたかったの!あっ、あの!よかったら私とお友達になって下さいませんか?」
「っ!!はい!喜んで!」
こんな可愛い妖精からのお願いを断れるだろうか?否、断らない!
こうして私は、入学初日で妖精さんとお友達になりました。
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