前世で私を嫌っていた番の彼が何故か迫って来ます!

ハルン

文字の大きさ
12 / 47
新たな人生

思い出した過去

しおりを挟む
「マジかー」

どうもレムリア・ミルド。只今8歳です。現在私は過去…つまり前世の記憶を思い出しました。

「うわぁ~。前の私、本当にヤバいよ。あれは軽くストーカーだよ。っていうか、それよりも思い出し方がおかしいよ。え?こういう時って頭に強い衝撃受けたりして思い出すのがセオリーでしょ!」

私の思い出し方は少し悲惨だ。
友達と一緒に教会の周りの雑草を抜いていた時だった。

「~何だって。レムリアはどう思う?」
「う~ん。特に何も」
「もう!レムリアは面倒くさがり過ぎだよ!」

友達のそんな指摘を聞き流し雑草を抜きまくる。そうして最後の雑草を向いた時だった。これで最後だからと勢い良く抜いた雑草の先が私の鼻に当たる。

ムズムズ

「はっくしょーん!!」

豪快なクシャミが出た。更に今の季節が寒かったのもあり鼻水も出る。クシャミをした途端、私の頭の中に前世の記憶が浮かび上がったのだ。

「ないわー」
「今のレムリアの顔の方がないわよ」

そう言って彼女ロスマリス…愛称ローズは私の顔をハンカチで拭いてくれる。

(そういえば…あのハンカチはどうなったんだろう?)

そんな事を考えながらローズを見る。

「?何よ?」

真っ赤な赤い髪に少し吊り上がった翠の瞳。どこからどう見ても…。

(ソフィーさんだよねぇ)

顔は記憶の彼女に似ているがやはり少し違う。それでも彼女だと確信する。

(記憶を思い出してから考えると周りの人達皆んな覚えがあるな)

「もう!レムリアはもっと身嗜みに気を遣いなさいよ。女の子でしょ?大体レムリアは…」
「あぁ、うん」

(前世で身嗜みに気を遣い過ぎてやる気が残ってないんだよ)

何て事を思いながら彼女の話を聞いていた。其処へ。

「ローズ姉さん!レムリア!」

幼い声と共に赤髪の少年が走ってくる。

「あら?リュシルどうしたの?」
「姉さんがレムリアと教会の草むしりに行ったって聞いて来たんだ!」

そう言って少年はエメラルドの瞳をこちらに向ける。

「レムリア!会いたかったっ!」

天使のような笑顔で私に抱きつくこの少年はリュシュタール…愛称リュシル。

「すっごく会いたかった!レムリアは?」
「あー。ワタシモアイタカッタヨ」
「本当?うれしい!」

この好き好きオーラだだ漏れのこの子は…。

(うん。貴方リュシュオンだよね?一体どうした)





しおりを挟む
感想 80

あなたにおすすめの小説

【完結】大好き、と告白するのはこれを最後にします!

高瀬船
恋愛
侯爵家の嫡男、レオン・アルファストと伯爵家のミュラー・ハドソンは建国から続く由緒ある家柄である。 7歳年上のレオンが大好きで、ミュラーは幼い頃から彼にべったり。ことある事に大好き!と伝え、少女へと成長してからも顔を合わせる度に結婚して!ともはや挨拶のように熱烈に求婚していた。 だけど、いつもいつもレオンはありがとう、と言うだけで承諾も拒絶もしない。 成人を控えたある日、ミュラーはこれを最後の告白にしよう、と決心しいつものようにはぐらかされたら大人しく彼を諦めよう、と決めていた。 そして、彼を諦め真剣に結婚相手を探そうと夜会に行った事をレオンに知られたミュラーは初めて彼の重いほどの愛情を知る 【お互い、モブとの絡み発生します、苦手な方はご遠慮下さい】

婚約者が他の女性に興味がある様なので旅に出たら彼が豹変しました

Karamimi
恋愛
9歳の時お互いの両親が仲良しという理由から、幼馴染で同じ年の侯爵令息、オスカーと婚約した伯爵令嬢のアメリア。容姿端麗、強くて優しいオスカーが大好きなアメリアは、この婚約を心から喜んだ。 順風満帆に見えた2人だったが、婚約から5年後、貴族学院に入学してから状況は少しずつ変化する。元々容姿端麗、騎士団でも一目置かれ勉学にも優れたオスカーを他の令嬢たちが放っておく訳もなく、毎日たくさんの令嬢に囲まれるオスカー。 特に最近は、侯爵令嬢のミアと一緒に居る事も多くなった。自分より身分が高く美しいミアと幸せそうに微笑むオスカーの姿を見たアメリアは、ある決意をする。 そんなアメリアに対し、オスカーは… とても残念なヒーローと、行動派だが周りに流されやすいヒロインのお話です。

番を辞めますさようなら

京佳
恋愛
番である婚約者に冷遇され続けた私は彼の裏切りを目撃した。心が壊れた私は彼の番で居続ける事を放棄した。私ではなく別の人と幸せになって下さい。さようなら… 愛されなかった番。後悔ざまぁ。すれ違いエンド。ゆるゆる設定。 ※沢山のお気に入り&いいねをありがとうございます。感謝感謝♡

【完結】私を忘れてしまった貴方に、憎まれています

高瀬船
恋愛
夜会会場で突然意識を失うように倒れてしまった自分の旦那であるアーヴィング様を急いで邸へ連れて戻った。 そうして、医者の診察が終わり、体に異常は無い、と言われて安心したのも束の間。 最愛の旦那様は、目が覚めると綺麗さっぱりと私の事を忘れてしまっており、私と結婚した事も、お互い愛を育んだ事を忘れ。 何故か、私を憎しみの籠った瞳で見つめるのです。 優しかったアーヴィング様が、突然見知らぬ男性になってしまったかのようで、冷たくあしらわれ、憎まれ、私の心は日が経つにつれて疲弊して行く一方となってしまったのです。

【完結】愛したあなたは本当に愛する人と幸せになって下さい

高瀬船
恋愛
伯爵家のティアーリア・クランディアは公爵家嫡男、クライヴ・ディー・アウサンドラと婚約秒読みの段階であった。 だが、ティアーリアはある日クライヴと彼の従者二人が話している所に出くわし、聞いてしまう。 クライヴが本当に婚約したかったのはティアーリアの妹のラティリナであったと。 ショックを受けるティアーリアだったが、愛する彼の為自分は身を引く事を決意した。 【誤字脱字のご報告ありがとうございます!小っ恥ずかしい誤字のご報告ありがとうございます!個別にご返信出来ておらず申し訳ございません( •́ •̀ )】

(本編完結・番外編更新中)あの時、私は死にました。だからもう私のことは忘れてください。

水無月あん
恋愛
本編完結済み。 6/5 他の登場人物視点での番外編を始めました。よろしくお願いします。 王太子の婚約者である、公爵令嬢のクリスティーヌ・アンガス。両親は私には厳しく、妹を溺愛している。王宮では厳しい王太子妃教育。そんな暮らしに耐えられたのは、愛する婚約者、ムルダー王太子様のため。なのに、異世界の聖女が来たら婚約解消だなんて…。 私のお話の中では、少しシリアスモードです。いつもながら、ゆるゆるっとした設定なので、お気軽に楽しんでいただければ幸いです。本編は3話で完結。よろしくお願いいたします。 ※お気に入り登録、エール、感想もありがとうございます! 大変励みになります!

【長編版】この戦いが終わったら一緒になろうと約束していた勇者は、私の目の前で皇女様との結婚を選んだ

・めぐめぐ・
恋愛
神官アウラは、勇者で幼馴染であるダグと将来を誓い合った仲だったが、彼は魔王討伐の褒美としてイリス皇女との結婚を打診され、それをアウラの目の前で快諾する。 アウラと交わした結婚の約束は、神聖魔法の使い手である彼女を魔王討伐パーティーに引き入れるためにダグがついた嘘だったのだ。 『お前みたいな、ヤれば魔法を使えなくなる女となんて、誰が結婚するんだよ。神聖魔法を使うことしか取り柄のない役立たずのくせに』 そう書かれた手紙によって捨てらたアウラ。 傷心する彼女に、同じパーティー仲間の盾役マーヴィが、自分の故郷にやってこないかと声をかける。 アウラは心の傷を癒すため、マーヴィとともに彼の故郷へと向かうのだった。 捨てられた主人公がパーティー仲間の盾役と幸せになる、ちょいざまぁありの恋愛ファンタジー長編版。 --注意-- こちらは、以前アップした同タイトル短編作品の長編版です。 一部設定が変更になっていますが、短編版の文章を流用してる部分が多分にあります。 二人の関わりを短編版よりも増しましたので(当社比)、ご興味あれば是非♪ ※色々とガバガバです。頭空っぽにしてお読みください。 ※力があれば平民が皇帝になれるような世界観です。

旦那様は私より幼馴染みを溺愛しています。

香取鞠里
恋愛
旦那様はいつも幼馴染みばかり優遇している。 疑いの目では見ていたが、違うと思い込んでいた。 そんな時、二人きりで激しく愛し合っているところを目にしてしまった!?

処理中です...