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美魔女の恋 前編
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妾の子である私の人生はつまらないものだった。家では離れに追いやられ、母と共に肩身の狭い生活を送っていた。
世間の目があるからと、学校には通っていたが、友達など出来るはずもなく、虐めの対象にしかならなかった。
生きていて楽しいことなどなく、このままただ年老いていくのかと考えていた。
だから…
私は男遊びという快楽に溺れた。
娼婦の子だけあって、私の見目はかなり良い方だ。それに凹凸のある身体は女性らしく、よってくる男も多かった。
でもそこに愛はない。欲求を満たすだけの存在でしかない。だけど、その刹那の時だけが私の心を満たす。
こんな私にも婚約の話が出た。一生独りだと思っていたには、婚約の話があるだけでも驚きだったのに、伯爵家の人間と聞いて耳を疑った。
婚約者の名はトマ・フォンテーヌ。正真正銘の伯爵家の次男で、年は私より少し下。
私はそんな彼の11番目の婚約者になったのだ。
11番目とは言っても、他に10人の婚約者がいる訳ではない。他は全員、婚約を解消していた。その理由は定かではないのだが、噂では女に興味がないのではないか?と言われるくらい、恋愛的な要素がないらしい。
そんなの面白そうじゃない?
と、私は思った。
絶対に夢中にさせて見せると、そんなことを考えていたのだ。
トマという男を知るまでは…
「ねぇ…」
私は身を捩り、指を口許に当てて、上目遣いで相手を見る。すると、目の前の男は生唾を飲み込む。
チョロい。私はそう思う。母から教わったテクニックを使えば、基本的にどんな男でも私の虜になった。相手に婚約者がいようが関係ない。私の心が満たされればそれで良かった。
まぁ、これも女生徒に嫌われる原因なのだが、どうせ妾の子だと蔑まれるなら、そのテクを利用し、楽しんで何が悪いのかと私は開き直っていた。
落とした男は数多おり、トラブルは絶えることを知らない。だけど、相手を落としたときの優越感が止めさせてくれなかった。
視線が絡み合い、心臓がドクドクと脈を打つのを感じる。
唇が触れ合い、温かいものが流れ込んで私の頭を麻痺させる。
ガサッ
「ルイーズ、ここにいたのか。」
明るい声が響き、男の唇が離れる。声の主を見て、男は血の気の引いた顔になる。そしてそのまま私を残して、男は慌てた様子で立ち去ってしまった。
私は興醒めし、その原因を作った男へ冷たい視線を向ける。だが、男は気にした様子もなくニコニコと笑っていた。
「何ですか?トマ様。」
「トマで良いってば。君を探してたんだよ。次、授業同じだろ?一緒に行こう。」
手を差し出される。私はその手を見てからトマを見る。ニコニコと楽しそうに笑っているのだが、自分の婚約者が他の男とイチャついているのを見て、何とも思わないのだろうかと呆れを通り越して、この能天気さにイラつきを覚えていた。
「結構よ。」
差し出された手を払いのける。冷たくすれば少しは落ち込むかと思ったのだが、この男馬鹿なのかニコニコ顔を止めないのだ。いちいち腹を立てるのもバカらしく感じ、私は独り先に歩き出す。
私が歩き出すと、トマは勝手について来る。そうやって結局、いつも一緒に教室に向かうのだ。
「ね、ルイーズは何が好き?」
「なに突然?」
「いや、婚約者なのにお互いのこと何も知らないなって思ってさ。ちなみに俺は、賑やかなことが好きだ。街の祭りとか貴族のパーティーとかだな。」
「私は嫌いよ。」
「何でだ?楽しいぞ?」
不思議そうな顔を向けるのは、彼がみんなに愛されていた証拠。私みたいな嫌われ者には不似合いな場所だ。
「楽しい?人に罵倒されて笑われて?…祭りというのは行ったことないけど、パーティーなんて金持ちの道楽だわ。格下の者を貶して楽しむ場。」
「そうか?」
「ハァ…貴方は幸せね。そういう場面を見てこなかったのでしょ?」
「うーん…俺はそう思わないけどなぁ。そうだ!なら今度、祭りに行ってみようよ。」
「人の話聞いてた?」
「ああ、祭りに行ったことないんだろ?ちょうど良いじゃないか?」
何がちょうど良いんだ?私は呆れてため息が出た。
「確か近々、街で収穫祭があるばすだ。色んな屋台が出て盛り上がるんだ。きっと、ルイーズも楽しめるって。」
そうトマは屈託のない笑顔を向けるのだった。
その日の帰り道、馬車までの道を歩いていると、後ろの方から金切り声が響く。
「ちょっと待ちなさいっ!ルイーズ・フーシェ!」
声に振り向くと、激怒した様子の女生徒が3人こちらに向かってくる。見覚えのない顔に、私は首をかしげた。
「誰かしら?」
「人の婚約者に手を出しておいて…とぼけないでちょうだいッ!」
あぁ。と、私は納得する。恐らくは、先程の男の婚約者なのだろうと理解した。よく見れば、男がつけていたネックレスとお揃いものを1人が身に付けている。あとの2人はその女生徒の取り巻きだろう。
「妾の子のくせに!恥を知りなさい!!」
「フン…その妾の子に奪われてるんじゃ話にならないわね。」
「ど、どうせいやらしい手を使ったのでしょ!?汚らわしい娼婦の娘ね!」
「ちょっと色目を使っただけで簡単に落ちたわよ。ああ、貴女には無理かしらね?こうやって…」
言いながら男に見せるのと同じような声色と流し目で女生徒を見やる。耳まで赤く染めて恥ずかしそうにして、一歩後退るのでクスリと笑って見せた。
「謝るわ。」
「え?」
「貴方の将来の旦那様の唇を奪ってしまったことを…ごめんなさいね。」
「え?それって…」
「言葉の通りの意味よ?分からない?教えて…」
あげましょうか?という言葉は続けられなかった。頬に痛みが走る。
痛みに苛立ち、頬を叩いた女を睨み付けると、彼女は涙で目を濡らしていた。唇を噛み、悔しそうな顔を見せる。
「どうしたの?」
声に女生徒が振り返る。そこにはトマの姿。
まさかこの修羅場に声をかけて来るとは思っておらず、私は呆れた。
「貴方ね、状況を…」
声をかけようとして、涙を流していた女生徒がトマに駆け寄り抱き着いた。そして、その勢いで彼の唇を奪う。
まさか、良いお家柄の令嬢が、そんな大胆な行動が出来ると思っておらず、私は目を剥いた。だけど…
「ぷっ…キスしておいてその反応されるって、貴女、女として終わってるわよ。」
私の予想通り、トマは特に驚いた様子もましてや興奮した様子もなく、ただ困った顔をしていた。
私の言葉に女生徒は居た堪れなくなったのか、そのまま走って逃げていく。取り巻き2人も後を追うようにいなくなってしまった。
「驚いたなぁ…」
「驚いたって貴方ねぇ…何も思わないの?」
「え?なにが?」
本当に何も分かっていないのか、惚けた顔で笑うトマに私は腹が立った。
強引にトマの腕を引いて、自分の腕を絡めて胸を押し当てる。上目遣いで彼を見て、
私は固まった。
「…な、なんで…平然としてるの?」
「だって、ルイーズは俺のこと好きじゃなだろ?」
「え?」
「好きじゃない人にこういうことされても、嬉しくないよ。」
「…何それ。」
「ルイーズだってそうじゃないのか?だから物足りないって思って、色んな男の人に手を出して、優越感に浸って、満足したつもりになっている。…違うのか?」
違わない。だけど、こいつに言われるのは何だか無性に腹が立つ。
「そうよ?だったら何?説教でもする?」
「しないよ。」
「…私にはこれしかないの。それが嫌なら婚約破棄でもしてちょうだい。」
「それもしない。というか、俺、自分から婚約を解消したことないぞ?」
「私から婚約を破談にできないから言ってるのよ。」
「まだ、君のことちゃんと知らないからダメ。」
「何言ってるのよ…私はこういう女なの。」
「それは、君の本心じゃない。」
「知ったような口を聞かないでっ!何が分かるって言うのよ!」
怒鳴り声にトマは自分の顎に手を当てて悩んでいる。なぜそんな顔をして悩むのか。私のことなんて放って置けば良いのに。
「うーん、何となくなら見てて分かるよ。」
「なら、どうしたら、私……この状態を抜け出せるかしら?答えられるものなら教えてよッ。」
私は言って後悔した。何を口走っているのか。こんなこと聞いたって無駄だ。周りに蔑まれ笑われて生きてきた私には、娼婦の子としての生き方しか知らないから。こんなお坊ちゃんに答えられるはずもないのだ。
「とりあえず、一人を好きになったら?」
「え?」
「一人の人を好きになって、その人のことだけを考えるんだ。うーん、うまく言えないんだけど…そうしたら、何か変わるんじゃないかな。」
「結局、そうやって自分を好きになって欲しいんじゃない。」
「別にそれは俺じゃなくても良いよ。恋愛は自由だ。だから、ルイーズが心から好きになれる人を探してみたら良いんじゃないか?」
「何よそれ…あんたバカなんじゃないっ!」
私は腕を振りほどくと、トマを突き飛ばして彼の前から逃げ出した。
世間の目があるからと、学校には通っていたが、友達など出来るはずもなく、虐めの対象にしかならなかった。
生きていて楽しいことなどなく、このままただ年老いていくのかと考えていた。
だから…
私は男遊びという快楽に溺れた。
娼婦の子だけあって、私の見目はかなり良い方だ。それに凹凸のある身体は女性らしく、よってくる男も多かった。
でもそこに愛はない。欲求を満たすだけの存在でしかない。だけど、その刹那の時だけが私の心を満たす。
こんな私にも婚約の話が出た。一生独りだと思っていたには、婚約の話があるだけでも驚きだったのに、伯爵家の人間と聞いて耳を疑った。
婚約者の名はトマ・フォンテーヌ。正真正銘の伯爵家の次男で、年は私より少し下。
私はそんな彼の11番目の婚約者になったのだ。
11番目とは言っても、他に10人の婚約者がいる訳ではない。他は全員、婚約を解消していた。その理由は定かではないのだが、噂では女に興味がないのではないか?と言われるくらい、恋愛的な要素がないらしい。
そんなの面白そうじゃない?
と、私は思った。
絶対に夢中にさせて見せると、そんなことを考えていたのだ。
トマという男を知るまでは…
「ねぇ…」
私は身を捩り、指を口許に当てて、上目遣いで相手を見る。すると、目の前の男は生唾を飲み込む。
チョロい。私はそう思う。母から教わったテクニックを使えば、基本的にどんな男でも私の虜になった。相手に婚約者がいようが関係ない。私の心が満たされればそれで良かった。
まぁ、これも女生徒に嫌われる原因なのだが、どうせ妾の子だと蔑まれるなら、そのテクを利用し、楽しんで何が悪いのかと私は開き直っていた。
落とした男は数多おり、トラブルは絶えることを知らない。だけど、相手を落としたときの優越感が止めさせてくれなかった。
視線が絡み合い、心臓がドクドクと脈を打つのを感じる。
唇が触れ合い、温かいものが流れ込んで私の頭を麻痺させる。
ガサッ
「ルイーズ、ここにいたのか。」
明るい声が響き、男の唇が離れる。声の主を見て、男は血の気の引いた顔になる。そしてそのまま私を残して、男は慌てた様子で立ち去ってしまった。
私は興醒めし、その原因を作った男へ冷たい視線を向ける。だが、男は気にした様子もなくニコニコと笑っていた。
「何ですか?トマ様。」
「トマで良いってば。君を探してたんだよ。次、授業同じだろ?一緒に行こう。」
手を差し出される。私はその手を見てからトマを見る。ニコニコと楽しそうに笑っているのだが、自分の婚約者が他の男とイチャついているのを見て、何とも思わないのだろうかと呆れを通り越して、この能天気さにイラつきを覚えていた。
「結構よ。」
差し出された手を払いのける。冷たくすれば少しは落ち込むかと思ったのだが、この男馬鹿なのかニコニコ顔を止めないのだ。いちいち腹を立てるのもバカらしく感じ、私は独り先に歩き出す。
私が歩き出すと、トマは勝手について来る。そうやって結局、いつも一緒に教室に向かうのだ。
「ね、ルイーズは何が好き?」
「なに突然?」
「いや、婚約者なのにお互いのこと何も知らないなって思ってさ。ちなみに俺は、賑やかなことが好きだ。街の祭りとか貴族のパーティーとかだな。」
「私は嫌いよ。」
「何でだ?楽しいぞ?」
不思議そうな顔を向けるのは、彼がみんなに愛されていた証拠。私みたいな嫌われ者には不似合いな場所だ。
「楽しい?人に罵倒されて笑われて?…祭りというのは行ったことないけど、パーティーなんて金持ちの道楽だわ。格下の者を貶して楽しむ場。」
「そうか?」
「ハァ…貴方は幸せね。そういう場面を見てこなかったのでしょ?」
「うーん…俺はそう思わないけどなぁ。そうだ!なら今度、祭りに行ってみようよ。」
「人の話聞いてた?」
「ああ、祭りに行ったことないんだろ?ちょうど良いじゃないか?」
何がちょうど良いんだ?私は呆れてため息が出た。
「確か近々、街で収穫祭があるばすだ。色んな屋台が出て盛り上がるんだ。きっと、ルイーズも楽しめるって。」
そうトマは屈託のない笑顔を向けるのだった。
その日の帰り道、馬車までの道を歩いていると、後ろの方から金切り声が響く。
「ちょっと待ちなさいっ!ルイーズ・フーシェ!」
声に振り向くと、激怒した様子の女生徒が3人こちらに向かってくる。見覚えのない顔に、私は首をかしげた。
「誰かしら?」
「人の婚約者に手を出しておいて…とぼけないでちょうだいッ!」
あぁ。と、私は納得する。恐らくは、先程の男の婚約者なのだろうと理解した。よく見れば、男がつけていたネックレスとお揃いものを1人が身に付けている。あとの2人はその女生徒の取り巻きだろう。
「妾の子のくせに!恥を知りなさい!!」
「フン…その妾の子に奪われてるんじゃ話にならないわね。」
「ど、どうせいやらしい手を使ったのでしょ!?汚らわしい娼婦の娘ね!」
「ちょっと色目を使っただけで簡単に落ちたわよ。ああ、貴女には無理かしらね?こうやって…」
言いながら男に見せるのと同じような声色と流し目で女生徒を見やる。耳まで赤く染めて恥ずかしそうにして、一歩後退るのでクスリと笑って見せた。
「謝るわ。」
「え?」
「貴方の将来の旦那様の唇を奪ってしまったことを…ごめんなさいね。」
「え?それって…」
「言葉の通りの意味よ?分からない?教えて…」
あげましょうか?という言葉は続けられなかった。頬に痛みが走る。
痛みに苛立ち、頬を叩いた女を睨み付けると、彼女は涙で目を濡らしていた。唇を噛み、悔しそうな顔を見せる。
「どうしたの?」
声に女生徒が振り返る。そこにはトマの姿。
まさかこの修羅場に声をかけて来るとは思っておらず、私は呆れた。
「貴方ね、状況を…」
声をかけようとして、涙を流していた女生徒がトマに駆け寄り抱き着いた。そして、その勢いで彼の唇を奪う。
まさか、良いお家柄の令嬢が、そんな大胆な行動が出来ると思っておらず、私は目を剥いた。だけど…
「ぷっ…キスしておいてその反応されるって、貴女、女として終わってるわよ。」
私の予想通り、トマは特に驚いた様子もましてや興奮した様子もなく、ただ困った顔をしていた。
私の言葉に女生徒は居た堪れなくなったのか、そのまま走って逃げていく。取り巻き2人も後を追うようにいなくなってしまった。
「驚いたなぁ…」
「驚いたって貴方ねぇ…何も思わないの?」
「え?なにが?」
本当に何も分かっていないのか、惚けた顔で笑うトマに私は腹が立った。
強引にトマの腕を引いて、自分の腕を絡めて胸を押し当てる。上目遣いで彼を見て、
私は固まった。
「…な、なんで…平然としてるの?」
「だって、ルイーズは俺のこと好きじゃなだろ?」
「え?」
「好きじゃない人にこういうことされても、嬉しくないよ。」
「…何それ。」
「ルイーズだってそうじゃないのか?だから物足りないって思って、色んな男の人に手を出して、優越感に浸って、満足したつもりになっている。…違うのか?」
違わない。だけど、こいつに言われるのは何だか無性に腹が立つ。
「そうよ?だったら何?説教でもする?」
「しないよ。」
「…私にはこれしかないの。それが嫌なら婚約破棄でもしてちょうだい。」
「それもしない。というか、俺、自分から婚約を解消したことないぞ?」
「私から婚約を破談にできないから言ってるのよ。」
「まだ、君のことちゃんと知らないからダメ。」
「何言ってるのよ…私はこういう女なの。」
「それは、君の本心じゃない。」
「知ったような口を聞かないでっ!何が分かるって言うのよ!」
怒鳴り声にトマは自分の顎に手を当てて悩んでいる。なぜそんな顔をして悩むのか。私のことなんて放って置けば良いのに。
「うーん、何となくなら見てて分かるよ。」
「なら、どうしたら、私……この状態を抜け出せるかしら?答えられるものなら教えてよッ。」
私は言って後悔した。何を口走っているのか。こんなこと聞いたって無駄だ。周りに蔑まれ笑われて生きてきた私には、娼婦の子としての生き方しか知らないから。こんなお坊ちゃんに答えられるはずもないのだ。
「とりあえず、一人を好きになったら?」
「え?」
「一人の人を好きになって、その人のことだけを考えるんだ。うーん、うまく言えないんだけど…そうしたら、何か変わるんじゃないかな。」
「結局、そうやって自分を好きになって欲しいんじゃない。」
「別にそれは俺じゃなくても良いよ。恋愛は自由だ。だから、ルイーズが心から好きになれる人を探してみたら良いんじゃないか?」
「何よそれ…あんたバカなんじゃないっ!」
私は腕を振りほどくと、トマを突き飛ばして彼の前から逃げ出した。
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