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こちら滅び(予定)の国の兵士専用食堂配膳係
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「はい、これも持っていって」
「はあ? なんで? オレ頼んでないけど?」
ナギが差し出したほうれん草の胡麻和えを見て、二十歳そこそこの若い兵士が不満そうな顔をした。
「顔が青いから。どれだけ食べてもタダなんだから、文句言わずに食べなさいよ」
「野菜は嫌いなんだよ」とブツブツ言いながらも、兵士はカレーと一緒に小皿を持っていった。
客席とカウンターで繋った厨房の中が、ナギの職場だ。結局逃げ出すタイミングを見出せないまま、気が付けば2週間が経とうとしている。
小さいながら女子寮の個室も与えてもらって、お仕着せのエプロンやスカートやパンツなどを一式貰った。
衣食住に不満はない。ナギの不満は、この国がそのうち爆発するということだけだ。
——ああ、こんなことをしている場合じゃないのにーっ!
「あ、あなたはこれ」
「ええ? なんで納豆? いや、別に嫌いじゃないけど」
「朝、弱そうだから。はい。後ろ待ってるから、早く進んで」
「ええー?」
「何なのー?」とぶちぶち言いながら去ったのは、三十代前半の女だ。3日前くらいに厨房近くの座席で、経理担当なのだとか、朝が辛くてとか甲高い声で話しているのがナギの耳に届いていた。
メランガキャッスルには、大体600人くらいの人間が住んでいる。そのうち300人くらいが兵士で、残りは子供や高齢者や様々な仕事をしている人たちだ。
基本的にはこの食堂は兵士専用なのだが、事務職の女性も少なからず利用している。彼女たちがここに来る理由は、兵士たちとの出会いを求めて、といったところだろうか。
「きのこの酢の物……? あのー」
「良いから食べて。お尻、お大事に」
「ひっ!?」
気弱そうな、おそらく四十代半ばくらいの兵士は、顔を真っ赤にしてプルプルと震えながら後ずさりしてナギの視界から消えていった。ナギは昨日、彼の椅子の座り方がぎこちないことに気が付いたのだが、どうやら痔で間違いなかったようだ。
ようやくランチタイムの行列がひと段落して、ナギは厨房の中を見回す。
「パムさん、ナナさん、お客さん落ち着きましたよ」
「「アイアイー」」
どういうすご技かは分からないが、ナギがランチタイムの終わりを告げる頃には、二人は夜の分の仕込みまですでに終わらせている。
丸くて小さい印象の夫婦、パムとナナは、たった二人で兵士300人分の料理をこなす。
ナギが来るまでは、接客や片付けまでも二人で行っていたというのだから驚きだ。尋常ではない。
ナギより小さい140センチくらいの身長の二人が、厨房の中をビュンビュン駆け回っているのを最初に見たとき、ナギは機械仕掛けのおもちゃかと思った。不思議ではあるが、魔法ではないようだ。
この世界で魔力を持っているのは、アゴーレただ1人。ゲームの中でもそういう設定だったとナギは記憶しているが、まさか元の世界とそっくりの水道やガスや電気が、すべてアゴーレの魔力で賄われているとは思いもしなかった。だからなのか、通信機器はないようだ。
「ナギ、ずいぶんナレタ」
「ナカナカの包丁サバキ、下っ端サバキ」
「いえいえ、お二人のご尽力があってこそですー」
二人に褒められて、ナギはあははと笑った。仕事のできる二人が、言葉は片言なのがなんだか不思議だ。
言葉といえば、ここがもともと日本で作られたゲームの世界だからなのか、顔や体などは日本人離れしている人が多いのに、常用語は日本語だった。
洋服も戦闘服が少し特殊で軍服風なくらいだ。それに食事のシーンがゲーム中になかったのが幸いしたのか、食生活も全く現代日本と変わらない。
ナギは厨房で醤油や梅干し、納豆を見つけたとき、思わず小さなガッツポーズをした。
——ま、バナナがあるんだから当然っちゃ当然のような……。
「ナギ来て、ツクッタ小鉢、コウヒョウ」
「あー、いえ、自分が作ればよいと思ったんですが……。かえってお2人の仕事を増やしてすみません」
「オー、そんなコト、キニスルナ。料理、タノシイ」
「いや、でも、予算の調整とかも大変なのでは……」
「おカネのシンパイナイヨー。メランガ、おカネ、アフレテルー」
「そ、そうですか」
何で稼いだお金なのか知るのは怖いが、ナギが提案した小鉢制度が定着しつつあるようで安心した。
ラーメンばっかりとか蕎麦ばっかりとか、当たり前のように偏った食生活を送る兵士たちを3日は黙って見ていたナギだが、4日目にしてブツリと堪忍袋の緒が切れた。
本当は全員に『日替わり和定食』を頼めと言いたいところだが、人間はそう簡単に食生活を変えることはできない。ナギはそれをよく知っている。
——兵士たちが少しでも健康になるのは、悪いことじゃないわよね。
ふとそんなことを考えている自分に気が付いて、ナギは深いため息を吐いた。
兵士たちがささやかに健康になったところで、この国は爆発する。
だがナギも、2週間ただ食堂で働いていただけではない。時間を見つけては、このメランガキャッスルの出口を探して歩き回っていた。
だがどうしても同じ場所ばかりグルグル回ってしまうのだ。
それも、初日にナギが落ちてきたシュテルンの部屋があったところとは別で、食堂と女子寮とショッピングフロアとをグルグル回るコースになっていた。それもあってか、シュテルンには初日に会ったっきりだ。
——ああ、もうー、どうしよう。爆発とか、本当に怖い。
「ナギ、ヒルヤスミ。また夜、ハタラケ」
「オツカレ」
「あー、はい。お疲れさまでした、ってもういない……」
ナギが応えるより早く、パムとナナは手を繋いでスタタタッと走り去っていた。すでに遠くなった背中を見ながら、ナギは再びため息を吐いた。
——ああ、相談できる人、なんて贅沢は言わないから、せめて日常会話ができる人に出会いたい。
パムとナナはとても良い人たちだとナギは思う。新入りのナギを、まるでずっとそこにいたかのように受け入れてくれているのだから。
だがナギは彼らと、いや正確にはこのメランガに来てから、シュテルンとユト以外の誰とも、仕事に関わること以外の言葉を交わした覚えがない。
——ま、元の世界でも、そんなものだったんだけど。
「今の私には、情報が必要なんだよー」
「はあ? なんで? オレ頼んでないけど?」
ナギが差し出したほうれん草の胡麻和えを見て、二十歳そこそこの若い兵士が不満そうな顔をした。
「顔が青いから。どれだけ食べてもタダなんだから、文句言わずに食べなさいよ」
「野菜は嫌いなんだよ」とブツブツ言いながらも、兵士はカレーと一緒に小皿を持っていった。
客席とカウンターで繋った厨房の中が、ナギの職場だ。結局逃げ出すタイミングを見出せないまま、気が付けば2週間が経とうとしている。
小さいながら女子寮の個室も与えてもらって、お仕着せのエプロンやスカートやパンツなどを一式貰った。
衣食住に不満はない。ナギの不満は、この国がそのうち爆発するということだけだ。
——ああ、こんなことをしている場合じゃないのにーっ!
「あ、あなたはこれ」
「ええ? なんで納豆? いや、別に嫌いじゃないけど」
「朝、弱そうだから。はい。後ろ待ってるから、早く進んで」
「ええー?」
「何なのー?」とぶちぶち言いながら去ったのは、三十代前半の女だ。3日前くらいに厨房近くの座席で、経理担当なのだとか、朝が辛くてとか甲高い声で話しているのがナギの耳に届いていた。
メランガキャッスルには、大体600人くらいの人間が住んでいる。そのうち300人くらいが兵士で、残りは子供や高齢者や様々な仕事をしている人たちだ。
基本的にはこの食堂は兵士専用なのだが、事務職の女性も少なからず利用している。彼女たちがここに来る理由は、兵士たちとの出会いを求めて、といったところだろうか。
「きのこの酢の物……? あのー」
「良いから食べて。お尻、お大事に」
「ひっ!?」
気弱そうな、おそらく四十代半ばくらいの兵士は、顔を真っ赤にしてプルプルと震えながら後ずさりしてナギの視界から消えていった。ナギは昨日、彼の椅子の座り方がぎこちないことに気が付いたのだが、どうやら痔で間違いなかったようだ。
ようやくランチタイムの行列がひと段落して、ナギは厨房の中を見回す。
「パムさん、ナナさん、お客さん落ち着きましたよ」
「「アイアイー」」
どういうすご技かは分からないが、ナギがランチタイムの終わりを告げる頃には、二人は夜の分の仕込みまですでに終わらせている。
丸くて小さい印象の夫婦、パムとナナは、たった二人で兵士300人分の料理をこなす。
ナギが来るまでは、接客や片付けまでも二人で行っていたというのだから驚きだ。尋常ではない。
ナギより小さい140センチくらいの身長の二人が、厨房の中をビュンビュン駆け回っているのを最初に見たとき、ナギは機械仕掛けのおもちゃかと思った。不思議ではあるが、魔法ではないようだ。
この世界で魔力を持っているのは、アゴーレただ1人。ゲームの中でもそういう設定だったとナギは記憶しているが、まさか元の世界とそっくりの水道やガスや電気が、すべてアゴーレの魔力で賄われているとは思いもしなかった。だからなのか、通信機器はないようだ。
「ナギ、ずいぶんナレタ」
「ナカナカの包丁サバキ、下っ端サバキ」
「いえいえ、お二人のご尽力があってこそですー」
二人に褒められて、ナギはあははと笑った。仕事のできる二人が、言葉は片言なのがなんだか不思議だ。
言葉といえば、ここがもともと日本で作られたゲームの世界だからなのか、顔や体などは日本人離れしている人が多いのに、常用語は日本語だった。
洋服も戦闘服が少し特殊で軍服風なくらいだ。それに食事のシーンがゲーム中になかったのが幸いしたのか、食生活も全く現代日本と変わらない。
ナギは厨房で醤油や梅干し、納豆を見つけたとき、思わず小さなガッツポーズをした。
——ま、バナナがあるんだから当然っちゃ当然のような……。
「ナギ来て、ツクッタ小鉢、コウヒョウ」
「あー、いえ、自分が作ればよいと思ったんですが……。かえってお2人の仕事を増やしてすみません」
「オー、そんなコト、キニスルナ。料理、タノシイ」
「いや、でも、予算の調整とかも大変なのでは……」
「おカネのシンパイナイヨー。メランガ、おカネ、アフレテルー」
「そ、そうですか」
何で稼いだお金なのか知るのは怖いが、ナギが提案した小鉢制度が定着しつつあるようで安心した。
ラーメンばっかりとか蕎麦ばっかりとか、当たり前のように偏った食生活を送る兵士たちを3日は黙って見ていたナギだが、4日目にしてブツリと堪忍袋の緒が切れた。
本当は全員に『日替わり和定食』を頼めと言いたいところだが、人間はそう簡単に食生活を変えることはできない。ナギはそれをよく知っている。
——兵士たちが少しでも健康になるのは、悪いことじゃないわよね。
ふとそんなことを考えている自分に気が付いて、ナギは深いため息を吐いた。
兵士たちがささやかに健康になったところで、この国は爆発する。
だがナギも、2週間ただ食堂で働いていただけではない。時間を見つけては、このメランガキャッスルの出口を探して歩き回っていた。
だがどうしても同じ場所ばかりグルグル回ってしまうのだ。
それも、初日にナギが落ちてきたシュテルンの部屋があったところとは別で、食堂と女子寮とショッピングフロアとをグルグル回るコースになっていた。それもあってか、シュテルンには初日に会ったっきりだ。
——ああ、もうー、どうしよう。爆発とか、本当に怖い。
「ナギ、ヒルヤスミ。また夜、ハタラケ」
「オツカレ」
「あー、はい。お疲れさまでした、ってもういない……」
ナギが応えるより早く、パムとナナは手を繋いでスタタタッと走り去っていた。すでに遠くなった背中を見ながら、ナギは再びため息を吐いた。
——ああ、相談できる人、なんて贅沢は言わないから、せめて日常会話ができる人に出会いたい。
パムとナナはとても良い人たちだとナギは思う。新入りのナギを、まるでずっとそこにいたかのように受け入れてくれているのだから。
だがナギは彼らと、いや正確にはこのメランガに来てから、シュテルンとユト以外の誰とも、仕事に関わること以外の言葉を交わした覚えがない。
——ま、元の世界でも、そんなものだったんだけど。
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