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何がどうしてこうなった?
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「わー、メランガの外ってこうなってたんだ」
小さな窓から外を覗き見て、ナギは無邪気な感想を口にする。ナギの心は今、置かれた状況とは裏腹にとても穏やかだった。
************
ナギが食堂での仕事を辞めたのが昨夜。気持ちの切り替えがしたくて自分の部屋に戻ったナギは、今日になってその部屋を引き払うべく荷物をまとめて——と言ってもダンボールひと箱のことだが、シュテルンの部屋に運び込んだ。
その行動には、どこにも問題はなかったはずだとナギは思う。
食堂の仕事をシュテルンには無断で辞めたことも、借りていた部屋を誰にも言わずに片付けたことも、今日全部シュテルンにひと言話せばそれで済んだはずだった。
予想外だったのは、そこにシュテルンがいなかったことではない。代わりにとんでもない人たちがいたことだ。
あまりのことに動揺を隠せなかったナギは、ダンボールをぼすっと床に落とし、まんまと彼らに気付かれた。
「お前は、ナギ? なぜこんなところにいる」
——それは完全にこっちの台詞だよ。
「「ナギちゃん?」」
「ナギ?」
「え? ナギちゃんってあの?」
「え、えーと?」
——ついにここまで入ってこれちゃったの? そんなシーンはゲームではなかったんだけど?
シュテルンの部屋には、あり得ないことに正義のヒーローが5人全員揃っていた。険しい表情のブルに、驚きを隠せない様子のレドたち3人。初対面のグリは、ゲームで見たままの平凡そうなお人好しキャラでなんだかおろおろしている。
5人はメランガで一般的なモノトーンの使用人服を着ていたが、ピクのスカートは短すぎるし、イエーはサイズが合ってないのかシャツのボタンが今にも吹き飛びそうだ。
「あ、の……。皆さんは新しいお手伝いさんですか?」
——そんなわけがないよね。分かってるよ、分かっているけど、今の私に出来ることは何も知らないフリを通すことだけでしょ。
小首を傾げて「なぁんにも分からないー」という体を装ったナギを前に、5人が密やかに目配せをする。気付かないフリをする身にもなってほしいとナギが内心イライラしてしまうほど、5人は挙動不審だ。
「そ、そうだ。今日から新人として入ったんだ」
「そ、そうなの。ふーん」
レドの嘘に4人が頷く。なんだか居たたまれない気分になって、ナギは視線をそっと逸らした。
「じゃ、じゃあここはお願いね」
「ええ?」
「だって6人は多すぎるし」
——5人だって多いって。ってか、絶対おかしいし、怪しすぎるけど。でも私はそれに気が付かない。気が付いてなんていない。なぜなら気が付いちゃいけないからっ!
とりあえずこの場から逃げようと、ついさっき入ってきたばかりのドアを開けると、そこには今まさにノックをしようとして右手を顔の前でグーにしたミナハが立っていた。
——えっ?
ナギ越しに5人の姿を目視したミナハは、綺麗な顔を歪めて舌打ちをした。
「お前は、サザミナのレド……」
「参謀ミナハッ? くっ、よりによって我の顔を知るお前に見つかるとは」
「……まさか内通者がこんなとこにいたとはな」
「えっ? 内通者?」
「バカな子供だとこのミナハまで欺いて、大したものだ」
——え? ええっ!?
ミナハの鋭い眼差しは、真っ直ぐにナギを捉えている。ぞくりと恐怖が背筋を這い上がってきたのは、ミナハの目があまりにも冷たかったからだ。
——違うっ! 違うけど、違うって言うのは、レドたちの正体を知ってるってことになる? え? うわ、私、今何て言えば正解?
ナギがどう反応するべきかを悩んだほんの一瞬のことだ。レドがナギの腕を強く引いた。
「ナギ、行こう」
「え? え? いや、ちょ、ちょっと待っ!?」
ナギの膝の裏に手を入れて、レドが軽く抱き上げた。その線の細い見た目からは想像も出来ないほど、レドは逞しかった。
そして気が付いたときには、ナギはもうメランガの外にいたのだ。正確に言うのであれば、そこはすでにラオン国の王城の一室だった。
きっとナギは、ミナハの目前からシュッと消えたのだろう。ナギの名前を親しげに呼んだ、サザミナのメンバーたちとともに。
——サイアクだ……。
今この瞬間から、ナギはメランガの敵に認定された。ミナハは間違いなく、シュテルンにもこのことを伝えるだろう。
「い、今すぐ私をシュテルンの部屋に戻してっ!」
「え!? ナギ? お前……?」
レドの腕から飛び降りて叫んだナギは、自身がとんでもない失態を犯したことに気が付いた。
「シュ、シュテルンの部屋ぁっ!? あそこが!?」
「あ……」
——しまった。みんなは知らなかったんだ?
いつのまにかナギを取り囲んだサザミナのメンバーに、ナギは後退ることもできない。
「お前、ただの使用人じゃないな。何者だ?」
「た、ただの一般民だよ」
「嘘を吐くな。ただの一般民が、あのシュテルンの部屋に出入りできる訳ないだろう」
「で、できるよっ!」
「でも、シュテルンを呼び捨てで呼んでいるなんてやっぱりおかしいよ……」
ナギに対して一番高圧的に質問をしたのはやはりブルだ。だが他の4人も動揺しつつ、ナギに疑いの目を向け始めた。
「ナギ、我に教えてくれないか? メランガとお前との関わりを」
困惑を隠しきれない様子で聞いてきたレドに、ナギはなんと答えてよいのか分からない。レドの口調は変わらず優しいが、部下たちを前にうやむやにすることは許されないのだろう。
——シュテルンの猫? 異世界からの迷子? そんなのダメダメ。うー、ダメだ。今、何も浮かばない。
レドたちがサザミナであるということはミナハの口から聞くことが出来たが、サザミナが何であるかをメランガの一般民が知っているのかどうかもナギには分からない。
口を開けばその分ボロが出る。ナギはそう判断してだんまりを決め込んだ。
永遠とも思えるような静かな時が流れたが、それを打ち破ったのはレドの小さなため息だった。
「ナギ。勝手に連れてきておいて申し訳ないが、お前を今すぐメランガに帰してやることは出来ない」
——ああ、やっぱり……。
ナギはレドの零したものよりはるかに深いため息を吐いてうつむいた。ナギの視界の端には、客室から出ていくサザミナメンバーの姿がチラチラと映っては消えていった。
——どうすればいい? どうしたらいい? 冷静になって考えるのよ。考えないと。
爪が手のひらに食い込むほど強く握りしめたナギの手から、ふと力が抜けた。
「あ……?」
——あれ? これってもしかして、メランガからもラオン国からも逃げのびる千載一遇のチャンスなんじゃ……。
諦めていたはずの選択肢が突如として目の前に現れて、ナギの心は大きく揺れた。レドたちとの話によっては、他国の安全な場所にまでナギを届けてもらうことすら可能なことに気が付いてしまったのだ。
——逃げる? メランガに戻らず、他国に?
それはナギにとって、これ以上ないほど魅力的な誘惑だった。『憎まれっ子世に憚る』ことこそが、ナギがずっとこだわり続けてきたこと、一番重要なことだ。
「……ああ、そうね」
ぽつりと呟いて、ナギはくつりと微笑った。悩むことなどあってはならない。ナギは生きなければならないのだ。そのための最良の道を、ナギは絶対に選択しなければならなかった。
「逃げなくちゃ、私……」
小さな窓から外を覗き見て、ナギは無邪気な感想を口にする。ナギの心は今、置かれた状況とは裏腹にとても穏やかだった。
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ナギが食堂での仕事を辞めたのが昨夜。気持ちの切り替えがしたくて自分の部屋に戻ったナギは、今日になってその部屋を引き払うべく荷物をまとめて——と言ってもダンボールひと箱のことだが、シュテルンの部屋に運び込んだ。
その行動には、どこにも問題はなかったはずだとナギは思う。
食堂の仕事をシュテルンには無断で辞めたことも、借りていた部屋を誰にも言わずに片付けたことも、今日全部シュテルンにひと言話せばそれで済んだはずだった。
予想外だったのは、そこにシュテルンがいなかったことではない。代わりにとんでもない人たちがいたことだ。
あまりのことに動揺を隠せなかったナギは、ダンボールをぼすっと床に落とし、まんまと彼らに気付かれた。
「お前は、ナギ? なぜこんなところにいる」
——それは完全にこっちの台詞だよ。
「「ナギちゃん?」」
「ナギ?」
「え? ナギちゃんってあの?」
「え、えーと?」
——ついにここまで入ってこれちゃったの? そんなシーンはゲームではなかったんだけど?
シュテルンの部屋には、あり得ないことに正義のヒーローが5人全員揃っていた。険しい表情のブルに、驚きを隠せない様子のレドたち3人。初対面のグリは、ゲームで見たままの平凡そうなお人好しキャラでなんだかおろおろしている。
5人はメランガで一般的なモノトーンの使用人服を着ていたが、ピクのスカートは短すぎるし、イエーはサイズが合ってないのかシャツのボタンが今にも吹き飛びそうだ。
「あ、の……。皆さんは新しいお手伝いさんですか?」
——そんなわけがないよね。分かってるよ、分かっているけど、今の私に出来ることは何も知らないフリを通すことだけでしょ。
小首を傾げて「なぁんにも分からないー」という体を装ったナギを前に、5人が密やかに目配せをする。気付かないフリをする身にもなってほしいとナギが内心イライラしてしまうほど、5人は挙動不審だ。
「そ、そうだ。今日から新人として入ったんだ」
「そ、そうなの。ふーん」
レドの嘘に4人が頷く。なんだか居たたまれない気分になって、ナギは視線をそっと逸らした。
「じゃ、じゃあここはお願いね」
「ええ?」
「だって6人は多すぎるし」
——5人だって多いって。ってか、絶対おかしいし、怪しすぎるけど。でも私はそれに気が付かない。気が付いてなんていない。なぜなら気が付いちゃいけないからっ!
とりあえずこの場から逃げようと、ついさっき入ってきたばかりのドアを開けると、そこには今まさにノックをしようとして右手を顔の前でグーにしたミナハが立っていた。
——えっ?
ナギ越しに5人の姿を目視したミナハは、綺麗な顔を歪めて舌打ちをした。
「お前は、サザミナのレド……」
「参謀ミナハッ? くっ、よりによって我の顔を知るお前に見つかるとは」
「……まさか内通者がこんなとこにいたとはな」
「えっ? 内通者?」
「バカな子供だとこのミナハまで欺いて、大したものだ」
——え? ええっ!?
ミナハの鋭い眼差しは、真っ直ぐにナギを捉えている。ぞくりと恐怖が背筋を這い上がってきたのは、ミナハの目があまりにも冷たかったからだ。
——違うっ! 違うけど、違うって言うのは、レドたちの正体を知ってるってことになる? え? うわ、私、今何て言えば正解?
ナギがどう反応するべきかを悩んだほんの一瞬のことだ。レドがナギの腕を強く引いた。
「ナギ、行こう」
「え? え? いや、ちょ、ちょっと待っ!?」
ナギの膝の裏に手を入れて、レドが軽く抱き上げた。その線の細い見た目からは想像も出来ないほど、レドは逞しかった。
そして気が付いたときには、ナギはもうメランガの外にいたのだ。正確に言うのであれば、そこはすでにラオン国の王城の一室だった。
きっとナギは、ミナハの目前からシュッと消えたのだろう。ナギの名前を親しげに呼んだ、サザミナのメンバーたちとともに。
——サイアクだ……。
今この瞬間から、ナギはメランガの敵に認定された。ミナハは間違いなく、シュテルンにもこのことを伝えるだろう。
「い、今すぐ私をシュテルンの部屋に戻してっ!」
「え!? ナギ? お前……?」
レドの腕から飛び降りて叫んだナギは、自身がとんでもない失態を犯したことに気が付いた。
「シュ、シュテルンの部屋ぁっ!? あそこが!?」
「あ……」
——しまった。みんなは知らなかったんだ?
いつのまにかナギを取り囲んだサザミナのメンバーに、ナギは後退ることもできない。
「お前、ただの使用人じゃないな。何者だ?」
「た、ただの一般民だよ」
「嘘を吐くな。ただの一般民が、あのシュテルンの部屋に出入りできる訳ないだろう」
「で、できるよっ!」
「でも、シュテルンを呼び捨てで呼んでいるなんてやっぱりおかしいよ……」
ナギに対して一番高圧的に質問をしたのはやはりブルだ。だが他の4人も動揺しつつ、ナギに疑いの目を向け始めた。
「ナギ、我に教えてくれないか? メランガとお前との関わりを」
困惑を隠しきれない様子で聞いてきたレドに、ナギはなんと答えてよいのか分からない。レドの口調は変わらず優しいが、部下たちを前にうやむやにすることは許されないのだろう。
——シュテルンの猫? 異世界からの迷子? そんなのダメダメ。うー、ダメだ。今、何も浮かばない。
レドたちがサザミナであるということはミナハの口から聞くことが出来たが、サザミナが何であるかをメランガの一般民が知っているのかどうかもナギには分からない。
口を開けばその分ボロが出る。ナギはそう判断してだんまりを決め込んだ。
永遠とも思えるような静かな時が流れたが、それを打ち破ったのはレドの小さなため息だった。
「ナギ。勝手に連れてきておいて申し訳ないが、お前を今すぐメランガに帰してやることは出来ない」
——ああ、やっぱり……。
ナギはレドの零したものよりはるかに深いため息を吐いてうつむいた。ナギの視界の端には、客室から出ていくサザミナメンバーの姿がチラチラと映っては消えていった。
——どうすればいい? どうしたらいい? 冷静になって考えるのよ。考えないと。
爪が手のひらに食い込むほど強く握りしめたナギの手から、ふと力が抜けた。
「あ……?」
——あれ? これってもしかして、メランガからもラオン国からも逃げのびる千載一遇のチャンスなんじゃ……。
諦めていたはずの選択肢が突如として目の前に現れて、ナギの心は大きく揺れた。レドたちとの話によっては、他国の安全な場所にまでナギを届けてもらうことすら可能なことに気が付いてしまったのだ。
——逃げる? メランガに戻らず、他国に?
それはナギにとって、これ以上ないほど魅力的な誘惑だった。『憎まれっ子世に憚る』ことこそが、ナギがずっとこだわり続けてきたこと、一番重要なことだ。
「……ああ、そうね」
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