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大陸を移動する猪
魔道具師デビュー
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翌朝も外からがやがやと声が聞こえていた。
見回りで穴に落ちていた魔獣を得られたらしい。
村長のリウに朝の挨拶をし、蜜柑型の浄化の魔道具を渡して説明する。
鳥風邪など、排泄物や死骸に接触した際、稀に人に感染する事がある。
それを予防するために時々この魔道具を使って欲しいとお願いした。
ただしこの魔道具は使える人を数人程度に絞るようにと釘を刺す。
鶏がいるなら卵を食べる前にも浄化すると良いよと伝えると、目が飛び出しそうな顔をしていた。
それから塀が出来上がったので魔道具を設置した事と、その魔道具に毎日魔力を入れたら一年後には魔力が増えているだろうと話す。
「わしらのような年になっても増えるのか?」
そんな事は無いよなぁという感じで聞かれたので『増える。』と返事をすると、途端にそわそわしだし、村の皆に声を掛けて子供も大人も塀の魔道具に走って行った。
朝から走る元気があるようで何よりである。
塀の魔道具に魔力を入れ終わった人達がどやどやと興奮した様子で戻ってきた。
「あんた凄いな!あんなの作っていたなんて知らなかったよ。」
穴に落ちた魔獣を回収する担当ではない人が、初めて見た塀に感心したように言う。
「凄く大きかったの!」
子供は向こう側の穴を見ないで戻ったようだ。
落ちたら危ないので、ぜひ塀だけ見て魔力を入れたら回れ右して欲しいです。
「魔獣に襲われて怪我をする人が減るかもしれないから助かる。」
十代の男の子がしみじみと話す。
「これから毎日教えてもらった魔法を使うようになるから、魔力が増えるのは良い事なのよね?」
乳幼児を抱いた女性が確認するので、重々しく頷いた。
その後は文字と言葉の勉強を兼ねた生活魔法の練習タイムに突入する。
今回は重い物を浮かせる魔法と、照明魔法の使い方、それと土を耕す魔法。
耕す魔法を応用すれば道を整えたり、塀も作る事ができると聞いて目を輝かせる人が多かった。
畑に移動してこれから耕す予定だったところで魔法を練習する。
皆さん楽しくなったのか、空いている所をどんどん掘り始め、耕す場所が無くなった人は村の外に出て道を整え始めた。
道路を整えるにあたり、今後の為にも車道と歩道を分けるように伝え、道幅の基本の長さの棒を用意した。
見本を一メートルほど作ったら我先にと作業し始める。
「いっぺんに作ると魔力が無くなりますよ。」
注意をしたらピタッと動きを止めて戻ってくる様子が微笑ましい。
朝の内に使い過ぎたら洗浄や水の魔法が使えなくなって困るものね?
トイレについても昨日作業した人たちから聞いたようで、今までのトイレから個室式に変更する人達が出てきた。
実際に座って子供に手本を見せている人もいて、その様子をじっくり見て覚えようとしている大人もいる。
トイレのための木材加工はまだ続くけれど、石材の加工が得意な人がいないか聞いてみた。
何人か手を上げる人がいたので、トイレ作成から抜けてもらい、コンロの魔道具をメッセンジャーバックから取り出して見せる。
「これはコンロの魔道具と言って、薪を使わずに煮炊きが出来る道具です。」
「そんな道具もあるのか!」
「薪を用意する必要が無くなるな。」
「吹雪の日に外に薪を取りに行かなくてもよくなるんだな。」
家づくりでも石が使われているせいか、手慣れた様子で石を割って角を削っている。
魔石を嵌め込む場所を抉ってもらう所までは順調だった。
次が最大の難関で、蓮のアドバイスを伝える。
「付与された魔石を嵌め込むように意識すると、くぼみ部分にくっつく感じがして仕上がるそうですよ。」
村の人から受け取った魔石に付与をして、それを渡す。
石材の形を作る事ができる人はいるけれど、魔石を埋め込める人がいない。
木材加工をしている人の中に誰かいないのか、一旦手を止めて確認してもらう事にした。
するとワンが『おっ。』と言った後、魔石が嵌め込まれた状態で出来上がっている。
そっと鑑定してみれば、無事に今度の魔道具が出来上がっていた。
『焜炉(こんろ)の魔道具:火の魔力を付与した魔石が使われている。魔石の魔力効率わずか。』
石材加工が得意な人には作成をそのまましてもらい、仕上げをワンにしてもらう事になった。
魔道具師になれる人材がいるとわかったので、女性達には腕に巻く布を準備してもらう。
洗浄魔法と修復魔法で布の消費に余裕が出来たからこそ頼める案件だ。
本当は下着類も充実させてほしいけれど、そこを今求めてもしょうがない。
潤沢に布があるわけではないので、ハチマキよりもちょっと短いくらいの布を村の人口分より多いくらいの数を準備してもらう。
私はせっせと村にあった魔石に付与をして、ワンに見本を見せる。
「付与魔石を布に付けて使う魔道具で、個人用の冷暖房として使えます。」
それを聞いて瞠目するワン。
「冬でも暖かく過ごせるという事か!」
うんうんと頷いた。
見本を手本にして布に魔石を付けていくワン。
今日一気に出来るわけではないからと、数本こなしてもらったところで鑑定魔法について伝える。
魔石がどんな状態か確認する事、付与されている魔法を確認する事、仕上がった魔道具の確認をする事、魔力の補充が出来ているか確認する事。
これが一通り鑑定できないと魔道具として出せないので、しっかり見極めて欲しいと伝えると、ごくりと喉を鳴らして真剣な顔で頷いていた。
そして、付与師の数は多くないので、ジョーカイあたりで付与をお願いした時はしっかり代金を支払うのだと言えば、お金がかかる事に驚かれる。
かかるんですよ。
私が今している付与も無料じゃないので、彩墨を頑張って増産して欲しいです。と報酬を提示した。
道具作りが得意な人は、後から魔道具師になれる人も出てくるかもしれないし、道具類は必要になるだろうから作って損は無いよと言えば、せっせと作成を続けてくれるようだ。
この村に来るまでの道中のトイレが改善されたらいいなぁ。
午前中に出来上がった新しいトイレを設置した家、コンロの魔道具を設置した家、個人用冷暖房の魔道具を付けた人全員がにこにこしていて、まだ手に入れていない人も手伝えることは無いかと声を掛け合っていた。
初日に見た村の雰囲気からあっという間に変わったなぁとしみじみする。
小学生くらいの子供達も大人の様子を見て何かしたくなったようなので、木製の水差しのようなものを作ってみてはどうかと言えば、生活魔法の練習をしながら作るそうだ。
場合によってはそのまま魔石を嵌め込んで洗浄や水差しの魔道具に出来るかもしれない。
以前から付与をして保管していた自分の魔石とこっそり入れ替えつつ、小さな箱に付与した効果を書いた木札を置き、それぞれ分けて入れる。
子供達がいたずらしないように村長の家の中に保管してもらい、ワンが必要な数だけ持ち出す事になった。
これだけあれば村の中は充実するんじゃないかなぁ?
塀が完成したので、道路の様子を見るために外に出る。
先ほどよりちょっとだけ綺麗な道が伸びていたけれど、今は誰もいない。
村の中が魔道具フィーバーになっているからね。
この先も同じように道を作るなら、ちょっと木が邪魔かな?
道路の両端にかかる樹木をひょいひょいとインベントリに収納していった。
道路の下準備をある程度こなしたところで、転移でハマのアパートに移動する。
栞の部屋でお風呂や食事を堪能し、今日の報告をしてエゾチの話を聞いたり、蓮の魔道具が売れている話を聞き、栞の料理見本をどうするかという話になる。
それを聞いて蓮が食品サンプルを作ろうかと言い出して盛り上がっていた。
食品サンプルって作っている様子を見るのが楽しいので、作る時には是非見せてくれとお願いした。
ワンの村に戻り、木材置き場にしている家の裏でインベントリから木材を出し枝を落とす。
ごろりと木材を何本も転がし、枝と葉も別の場所に分けて置く。
こうしておけば明日からの作業もしやすいだろう。
うんうんと満足して頷いていると、がばっと頭から袋をかぶせられた。
「えっ?何?」
「静かにしろっ!」
抑えた声だけれど、脅すような言い方の男性の声がする。
あれよあれよという間に胴体には紐か何かを巻かれ、担がれてどこかに移動する。
何かに乗せられてガタゴトと運ばれている気配。
・・・・・・また誘拐?
--------------------------
いいねを押していただいてありがとうございます。
とても嬉しく励みになっています。
読んでくださる方全てに感謝を。
見回りで穴に落ちていた魔獣を得られたらしい。
村長のリウに朝の挨拶をし、蜜柑型の浄化の魔道具を渡して説明する。
鳥風邪など、排泄物や死骸に接触した際、稀に人に感染する事がある。
それを予防するために時々この魔道具を使って欲しいとお願いした。
ただしこの魔道具は使える人を数人程度に絞るようにと釘を刺す。
鶏がいるなら卵を食べる前にも浄化すると良いよと伝えると、目が飛び出しそうな顔をしていた。
それから塀が出来上がったので魔道具を設置した事と、その魔道具に毎日魔力を入れたら一年後には魔力が増えているだろうと話す。
「わしらのような年になっても増えるのか?」
そんな事は無いよなぁという感じで聞かれたので『増える。』と返事をすると、途端にそわそわしだし、村の皆に声を掛けて子供も大人も塀の魔道具に走って行った。
朝から走る元気があるようで何よりである。
塀の魔道具に魔力を入れ終わった人達がどやどやと興奮した様子で戻ってきた。
「あんた凄いな!あんなの作っていたなんて知らなかったよ。」
穴に落ちた魔獣を回収する担当ではない人が、初めて見た塀に感心したように言う。
「凄く大きかったの!」
子供は向こう側の穴を見ないで戻ったようだ。
落ちたら危ないので、ぜひ塀だけ見て魔力を入れたら回れ右して欲しいです。
「魔獣に襲われて怪我をする人が減るかもしれないから助かる。」
十代の男の子がしみじみと話す。
「これから毎日教えてもらった魔法を使うようになるから、魔力が増えるのは良い事なのよね?」
乳幼児を抱いた女性が確認するので、重々しく頷いた。
その後は文字と言葉の勉強を兼ねた生活魔法の練習タイムに突入する。
今回は重い物を浮かせる魔法と、照明魔法の使い方、それと土を耕す魔法。
耕す魔法を応用すれば道を整えたり、塀も作る事ができると聞いて目を輝かせる人が多かった。
畑に移動してこれから耕す予定だったところで魔法を練習する。
皆さん楽しくなったのか、空いている所をどんどん掘り始め、耕す場所が無くなった人は村の外に出て道を整え始めた。
道路を整えるにあたり、今後の為にも車道と歩道を分けるように伝え、道幅の基本の長さの棒を用意した。
見本を一メートルほど作ったら我先にと作業し始める。
「いっぺんに作ると魔力が無くなりますよ。」
注意をしたらピタッと動きを止めて戻ってくる様子が微笑ましい。
朝の内に使い過ぎたら洗浄や水の魔法が使えなくなって困るものね?
トイレについても昨日作業した人たちから聞いたようで、今までのトイレから個室式に変更する人達が出てきた。
実際に座って子供に手本を見せている人もいて、その様子をじっくり見て覚えようとしている大人もいる。
トイレのための木材加工はまだ続くけれど、石材の加工が得意な人がいないか聞いてみた。
何人か手を上げる人がいたので、トイレ作成から抜けてもらい、コンロの魔道具をメッセンジャーバックから取り出して見せる。
「これはコンロの魔道具と言って、薪を使わずに煮炊きが出来る道具です。」
「そんな道具もあるのか!」
「薪を用意する必要が無くなるな。」
「吹雪の日に外に薪を取りに行かなくてもよくなるんだな。」
家づくりでも石が使われているせいか、手慣れた様子で石を割って角を削っている。
魔石を嵌め込む場所を抉ってもらう所までは順調だった。
次が最大の難関で、蓮のアドバイスを伝える。
「付与された魔石を嵌め込むように意識すると、くぼみ部分にくっつく感じがして仕上がるそうですよ。」
村の人から受け取った魔石に付与をして、それを渡す。
石材の形を作る事ができる人はいるけれど、魔石を埋め込める人がいない。
木材加工をしている人の中に誰かいないのか、一旦手を止めて確認してもらう事にした。
するとワンが『おっ。』と言った後、魔石が嵌め込まれた状態で出来上がっている。
そっと鑑定してみれば、無事に今度の魔道具が出来上がっていた。
『焜炉(こんろ)の魔道具:火の魔力を付与した魔石が使われている。魔石の魔力効率わずか。』
石材加工が得意な人には作成をそのまましてもらい、仕上げをワンにしてもらう事になった。
魔道具師になれる人材がいるとわかったので、女性達には腕に巻く布を準備してもらう。
洗浄魔法と修復魔法で布の消費に余裕が出来たからこそ頼める案件だ。
本当は下着類も充実させてほしいけれど、そこを今求めてもしょうがない。
潤沢に布があるわけではないので、ハチマキよりもちょっと短いくらいの布を村の人口分より多いくらいの数を準備してもらう。
私はせっせと村にあった魔石に付与をして、ワンに見本を見せる。
「付与魔石を布に付けて使う魔道具で、個人用の冷暖房として使えます。」
それを聞いて瞠目するワン。
「冬でも暖かく過ごせるという事か!」
うんうんと頷いた。
見本を手本にして布に魔石を付けていくワン。
今日一気に出来るわけではないからと、数本こなしてもらったところで鑑定魔法について伝える。
魔石がどんな状態か確認する事、付与されている魔法を確認する事、仕上がった魔道具の確認をする事、魔力の補充が出来ているか確認する事。
これが一通り鑑定できないと魔道具として出せないので、しっかり見極めて欲しいと伝えると、ごくりと喉を鳴らして真剣な顔で頷いていた。
そして、付与師の数は多くないので、ジョーカイあたりで付与をお願いした時はしっかり代金を支払うのだと言えば、お金がかかる事に驚かれる。
かかるんですよ。
私が今している付与も無料じゃないので、彩墨を頑張って増産して欲しいです。と報酬を提示した。
道具作りが得意な人は、後から魔道具師になれる人も出てくるかもしれないし、道具類は必要になるだろうから作って損は無いよと言えば、せっせと作成を続けてくれるようだ。
この村に来るまでの道中のトイレが改善されたらいいなぁ。
午前中に出来上がった新しいトイレを設置した家、コンロの魔道具を設置した家、個人用冷暖房の魔道具を付けた人全員がにこにこしていて、まだ手に入れていない人も手伝えることは無いかと声を掛け合っていた。
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以前から付与をして保管していた自分の魔石とこっそり入れ替えつつ、小さな箱に付与した効果を書いた木札を置き、それぞれ分けて入れる。
子供達がいたずらしないように村長の家の中に保管してもらい、ワンが必要な数だけ持ち出す事になった。
これだけあれば村の中は充実するんじゃないかなぁ?
塀が完成したので、道路の様子を見るために外に出る。
先ほどよりちょっとだけ綺麗な道が伸びていたけれど、今は誰もいない。
村の中が魔道具フィーバーになっているからね。
この先も同じように道を作るなら、ちょっと木が邪魔かな?
道路の両端にかかる樹木をひょいひょいとインベントリに収納していった。
道路の下準備をある程度こなしたところで、転移でハマのアパートに移動する。
栞の部屋でお風呂や食事を堪能し、今日の報告をしてエゾチの話を聞いたり、蓮の魔道具が売れている話を聞き、栞の料理見本をどうするかという話になる。
それを聞いて蓮が食品サンプルを作ろうかと言い出して盛り上がっていた。
食品サンプルって作っている様子を見るのが楽しいので、作る時には是非見せてくれとお願いした。
ワンの村に戻り、木材置き場にしている家の裏でインベントリから木材を出し枝を落とす。
ごろりと木材を何本も転がし、枝と葉も別の場所に分けて置く。
こうしておけば明日からの作業もしやすいだろう。
うんうんと満足して頷いていると、がばっと頭から袋をかぶせられた。
「えっ?何?」
「静かにしろっ!」
抑えた声だけれど、脅すような言い方の男性の声がする。
あれよあれよという間に胴体には紐か何かを巻かれ、担がれてどこかに移動する。
何かに乗せられてガタゴトと運ばれている気配。
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