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大陸を移動する猪
またもや誘拐
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話し合いという言葉を知らないのでしょうか?
問答無用で攫っていくのが世間の流行りなんですか?
とりあえず袋が臭いので洗浄する。
私物は全部インベントリに入っているから、村長の家には何も置いていないし忘れ物はないけれど、だからと言ってこんな立ち去り方は無いんじゃないかと思うわけです。
そもそも、連れ去り犯は誰なの?
村の中にいた人は浄化の効果で精神的に落ち着いている人が多いよね?
村の外の人?
午後から誰か来ていたの?
日が落ちて移動が難しくなったのか、目的地に着いたのか、一旦移動する音が止んだ。
またもや担がれて床にどさりと下ろされる。
痛いです。
生きている人間を扱うならもう少しそっと下ろしてほしいよ。
え?重たい?子供を重いと感じるなら攫わなきゃいいのに。
「袋を外すが騒ぐなよ。」
先ほどの男性と思われる声がした後、胴に巻きついていたものが外され、頭から胴体まであった袋が取られる。
ふぅ、すっきり。
通気性が良くても袋の中で呼吸をし続けるのって息苦しくて辛いよね。
薄暗い室内で目の前の人を見るけれど、よく分からない。
「あの村の道具類を作ったのはお前か?」
ん?何の道具?
首を傾げているとイラついたように男は続ける。
「あの不思議な道具だよ!道が出来上がっていたり、村が新しくなったり、汚れが落ちている道具だ。」
うーん・・・道は今朝、魔法の練習で出来たものだし、村は新しくなったわけでもなく皆の生活魔法だし、汚れに関してもそうだよね。
「意地でも言わないつもりかっ。」
考えていたらイラつき度が更に上がっているようなので口を開く事にした。
「あのぉ、道具ってむかーし教会の人が置いて行った道具の事ですか?」
「なんだと?」
「随分昔に教会の人が来て、その頃に置いて行った魔道具が使えなくなっていたから、使えるように村の皆が練習した話のことでしょうか?」
「はっ?」
私の言葉が予想外だったのか、目の前の男は絶句した。
男性が思考停止に陥っているようなので、とりあえず人も室内も全部洗浄する。
すると男性は口を開けて驚愕の表情になる。
ワンも痩せていたけれど、目の前の男性も痩せているような気配なので、バックからおにぎりを取り出して渡す。
目の前に差し出されたら素直に手を出すので『まずは食べてください。』と押し付ける。
周囲を見回しても何も見えないので、諦めてバックから木で作ったコップを出し、そこに水を入れて男性に渡す。
両手に持ったおにぎりとお湯と私の顔を何度も何度も視線で往復し、我慢できなくなったのかはぐはぐとおにぎりにかぶりつき、水をゴクゴクと飲む。
ぷはっと息をついたところでコップを返してもらい、洗浄をしてバックに仕舞う。
「お前が使う不思議なものは何だ?」
お腹に食べ物が入って少し落ち着いたのか男性が聞く。
「不思議な物?」
「水を出したり、この辺がすっきりした。」
「生活魔法ですか?皆さん使えますよ。」
「は?」
「あー、さっきまで居た村では魔法の使い方を失伝していたみたいで、暫く使える人がいなかったようですが、数日で皆さん使いこなしていましたよ。」
「なっ!・・・なんだって?本当か?」
私はゆっくりと頷いて『事実だ。』と伝えた。
村の中に教会が置いて行った魔道具が無いか聞いてみるが、分からないという。
運よく残っていれば復旧出来る事、魔道具が無くても村人が生活魔法を使えるようになる事、言葉や数字を覚えれば今後の役に立つと先ほどの村では勉強しなおしている事、ついでにトイレ事情についても言及したら、顎が外れるんじゃないかというくらいに驚いていた。
うん、この人も自覚が無かったみたい。
おそらく地域全体でこんな調子だから、ジョーカイでも気が付かないまま過ごして改善する余地が無かったんだろうね。
情報過多で頭を抱えている目の前の男性はチェンと名乗った。
私はまたもやヂューと名乗り、怪訝な顔をされる所までがセットだ。
とりあえずこのまま一緒に村まで行きますよと伝えれば、謝りつつも『頼む。』と言う。
この人がいる村も相当困っているんだろうなぁ。
明日は朝が早いというので、チェンはそのまま横になった。
私は文字伝達の魔道具を取り出し、颯達にメッセージを送信する。
『先ほど村に戻ったら、また別の人に誘拐されました。すでに話し合いが終わっているので、このままその人の村に一緒に行ってきます。無事なので心配しないでください。』
『うわっ、また攫われたのか。なんなんだよそっちの国は。』
『あの村が落ち着いたからそろそろ帰ってくると思っていたのに・・・気を付けてね。』
『何か食べたいものがあったらリクエストしてくださいね。』
翌朝は日が出てから出発した。
朝ご飯におにぎりとお湯を渡し、自分もおにぎりを食べてお湯を飲む。
バックから簡易個室を出して用を足せば、またもやチェンが目を剥いていた。
個室は私の身長に合わせて作っているから貸せませんよ?
個室は貸せないけれど、穴だけの共用トイレは全部洗浄しておいた。
道中は一緒に歩くのかと思ったら、隠れたままでいてくれというので、仕方なく頭だけ袋で覆って寝た。
攫ってきた事実を隠したいのかもしれない。
空腹すぎて冷静な判断が出来なかったかな?
道中、少しだけ魔法の練習をチェンにしてもらったお陰で、洗浄と照明それから水を出す生活魔法が使えるようになった。
自分で洗浄できるようになったチェンは今まで使えなかった事を心底悔やんでいたので、これからは率先して使うようになるだろう。
二日ほど移動して昼頃に到着した村は緑が広がっていた。
「え?もしかして茶畑ですか?」
「知っているのか?」
「実物は初めて見ましたが、もしかしてそうかなー?って思いました。」
一番茶を摘む季節だったりする?
ちょっとわくわくして来たぞ。
村の直前で荷台から降り、一緒に歩いて村の中に入る。
誘拐したと素直に言わなくてもいいから、魔法の指導員という形で紹介してもらう事にした。
子供だから侮られるだろうけれど、そんなの今更である。
チェンが村長に私を引き合わせ、生活魔法の失伝や魔道具の話をしてくれた。
そこで村長が村人に声を掛け、またもや魔石が付いた古い道具を集めてもらってデモンストレーションの開始だ。
最初は『こんな子供に何を教わるんだ。』と言っていた人々も、魔道具が使えるようになって、自分でも魔法が使える事を知ってからはとっても素直です。
村中の魔道具に魔力が補充されてからは以前と同じような状態になりました。
村が綺麗になって人々も清潔感が増していい感じです。
止めとばかりにチェンがジョーカイでのトイレ事情を伝えれば、大人が全員蒼褪めていました。
早速木材加工が得意な人たちが便器を作り始め、加工を習いたての若い人が遮蔽用の壁を作る。
今回も蝶番が無いので、棒に布をかける形で簡易ドアにするしかなかった。
説明を丸投げできるだけでも随分違うよね。
スムーズに事が運ぶので順調に進む。
そのまま加工が得意な人に魔石を渡して魔道具化出来る人がいるか確認したら、いましたよ一人。
その人に便器の魔石穴に嵌め込んでもらう事にして、村にある魔石に付与をした。
半日でトイレ改革まで出来たのが素晴らしい。
茶葉を作っているなら清潔は一番大事よ?
その茶葉なのだけれど、緑茶にして飲んでいたのでサンプルを少し貰う。
夜になってハマのアパートに移動し、栞と話をしていたら『以前の世界だったら三大紅茶の名産の一つじゃないか?』という話が出た。
こりゃいかん!このまま放置するよりさっさと商品価値を引き上げようじゃないか!
そんな話が持ち上がって、急遽颯と蓮も動員して紅茶用の茶葉を作る機械を作り上げてしまいました。
夜が明けたら旅人風に機械を持って颯と蓮が村を訪れる事が決定したのが、栞まで乗り気になってしまったのでアパートごと村の近くに移動し、その夜はそこで寝る事になった。
子供が話すよりも大人が交渉した方が良いものね。
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いいねとエールをありがとうございます。
とても嬉しく、励みになっています。
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私物は全部インベントリに入っているから、村長の家には何も置いていないし忘れ物はないけれど、だからと言ってこんな立ち去り方は無いんじゃないかと思うわけです。
そもそも、連れ去り犯は誰なの?
村の中にいた人は浄化の効果で精神的に落ち着いている人が多いよね?
村の外の人?
午後から誰か来ていたの?
日が落ちて移動が難しくなったのか、目的地に着いたのか、一旦移動する音が止んだ。
またもや担がれて床にどさりと下ろされる。
痛いです。
生きている人間を扱うならもう少しそっと下ろしてほしいよ。
え?重たい?子供を重いと感じるなら攫わなきゃいいのに。
「袋を外すが騒ぐなよ。」
先ほどの男性と思われる声がした後、胴に巻きついていたものが外され、頭から胴体まであった袋が取られる。
ふぅ、すっきり。
通気性が良くても袋の中で呼吸をし続けるのって息苦しくて辛いよね。
薄暗い室内で目の前の人を見るけれど、よく分からない。
「あの村の道具類を作ったのはお前か?」
ん?何の道具?
首を傾げているとイラついたように男は続ける。
「あの不思議な道具だよ!道が出来上がっていたり、村が新しくなったり、汚れが落ちている道具だ。」
うーん・・・道は今朝、魔法の練習で出来たものだし、村は新しくなったわけでもなく皆の生活魔法だし、汚れに関してもそうだよね。
「意地でも言わないつもりかっ。」
考えていたらイラつき度が更に上がっているようなので口を開く事にした。
「あのぉ、道具ってむかーし教会の人が置いて行った道具の事ですか?」
「なんだと?」
「随分昔に教会の人が来て、その頃に置いて行った魔道具が使えなくなっていたから、使えるように村の皆が練習した話のことでしょうか?」
「はっ?」
私の言葉が予想外だったのか、目の前の男は絶句した。
男性が思考停止に陥っているようなので、とりあえず人も室内も全部洗浄する。
すると男性は口を開けて驚愕の表情になる。
ワンも痩せていたけれど、目の前の男性も痩せているような気配なので、バックからおにぎりを取り出して渡す。
目の前に差し出されたら素直に手を出すので『まずは食べてください。』と押し付ける。
周囲を見回しても何も見えないので、諦めてバックから木で作ったコップを出し、そこに水を入れて男性に渡す。
両手に持ったおにぎりとお湯と私の顔を何度も何度も視線で往復し、我慢できなくなったのかはぐはぐとおにぎりにかぶりつき、水をゴクゴクと飲む。
ぷはっと息をついたところでコップを返してもらい、洗浄をしてバックに仕舞う。
「お前が使う不思議なものは何だ?」
お腹に食べ物が入って少し落ち着いたのか男性が聞く。
「不思議な物?」
「水を出したり、この辺がすっきりした。」
「生活魔法ですか?皆さん使えますよ。」
「は?」
「あー、さっきまで居た村では魔法の使い方を失伝していたみたいで、暫く使える人がいなかったようですが、数日で皆さん使いこなしていましたよ。」
「なっ!・・・なんだって?本当か?」
私はゆっくりと頷いて『事実だ。』と伝えた。
村の中に教会が置いて行った魔道具が無いか聞いてみるが、分からないという。
運よく残っていれば復旧出来る事、魔道具が無くても村人が生活魔法を使えるようになる事、言葉や数字を覚えれば今後の役に立つと先ほどの村では勉強しなおしている事、ついでにトイレ事情についても言及したら、顎が外れるんじゃないかというくらいに驚いていた。
うん、この人も自覚が無かったみたい。
おそらく地域全体でこんな調子だから、ジョーカイでも気が付かないまま過ごして改善する余地が無かったんだろうね。
情報過多で頭を抱えている目の前の男性はチェンと名乗った。
私はまたもやヂューと名乗り、怪訝な顔をされる所までがセットだ。
とりあえずこのまま一緒に村まで行きますよと伝えれば、謝りつつも『頼む。』と言う。
この人がいる村も相当困っているんだろうなぁ。
明日は朝が早いというので、チェンはそのまま横になった。
私は文字伝達の魔道具を取り出し、颯達にメッセージを送信する。
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『うわっ、また攫われたのか。なんなんだよそっちの国は。』
『あの村が落ち着いたからそろそろ帰ってくると思っていたのに・・・気を付けてね。』
『何か食べたいものがあったらリクエストしてくださいね。』
翌朝は日が出てから出発した。
朝ご飯におにぎりとお湯を渡し、自分もおにぎりを食べてお湯を飲む。
バックから簡易個室を出して用を足せば、またもやチェンが目を剥いていた。
個室は私の身長に合わせて作っているから貸せませんよ?
個室は貸せないけれど、穴だけの共用トイレは全部洗浄しておいた。
道中は一緒に歩くのかと思ったら、隠れたままでいてくれというので、仕方なく頭だけ袋で覆って寝た。
攫ってきた事実を隠したいのかもしれない。
空腹すぎて冷静な判断が出来なかったかな?
道中、少しだけ魔法の練習をチェンにしてもらったお陰で、洗浄と照明それから水を出す生活魔法が使えるようになった。
自分で洗浄できるようになったチェンは今まで使えなかった事を心底悔やんでいたので、これからは率先して使うようになるだろう。
二日ほど移動して昼頃に到着した村は緑が広がっていた。
「え?もしかして茶畑ですか?」
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早速木材加工が得意な人たちが便器を作り始め、加工を習いたての若い人が遮蔽用の壁を作る。
今回も蝶番が無いので、棒に布をかける形で簡易ドアにするしかなかった。
説明を丸投げできるだけでも随分違うよね。
スムーズに事が運ぶので順調に進む。
そのまま加工が得意な人に魔石を渡して魔道具化出来る人がいるか確認したら、いましたよ一人。
その人に便器の魔石穴に嵌め込んでもらう事にして、村にある魔石に付与をした。
半日でトイレ改革まで出来たのが素晴らしい。
茶葉を作っているなら清潔は一番大事よ?
その茶葉なのだけれど、緑茶にして飲んでいたのでサンプルを少し貰う。
夜になってハマのアパートに移動し、栞と話をしていたら『以前の世界だったら三大紅茶の名産の一つじゃないか?』という話が出た。
こりゃいかん!このまま放置するよりさっさと商品価値を引き上げようじゃないか!
そんな話が持ち上がって、急遽颯と蓮も動員して紅茶用の茶葉を作る機械を作り上げてしまいました。
夜が明けたら旅人風に機械を持って颯と蓮が村を訪れる事が決定したのが、栞まで乗り気になってしまったのでアパートごと村の近くに移動し、その夜はそこで寝る事になった。
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